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ビブリア古書堂の事件手帖 5 栞子さんと繋がりの時

あらすじ

静かにあたためてきた想い。
無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。

彼女の答えは―今はただ待ってほしい、

だった。

ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。

謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。
脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。

だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。
邂逅は必然―彼女は母を待っていたのか?

すべての答えの出る時が迫っていた。

感想

ビブリア古書堂の事件手帖の5巻

前回の話では

栞子の母・智恵子がついに登場!

大輔、栞子に告白

という重大な出来事があったわけだけどやっぱりというか・・・

智恵子の存在

これこそが大輔栞子の間でもっとも大きな不安要素として存在してるんですよね・・・
今回はその不安要素に栞子が正面から立ち向かう・・・って感じになってました。

なので基本的に今回は大輔栞子の視点に1つの話が別れていて
事件解決後に栞子だけが気づいた事についての行動・・・ってのが追加されたりしてました。

それと読んでて・・・

思いっきり騙された

って話でもありました・・・表面的な真相とその裏側の真相
ぶっちゃけ裏側のほうがほとんど栞子側の視点で気づくことになり

1個目の事件は恩があるからと実は智恵子にずっと家族の情報や大輔の事を
報告していた志田が関わっている事件であり
昔、会社のお金を横領した旦那さんを探す奥さんが旦那さんの本を
売っては買って・・・を繰り返していて・・・って事件であり
志田が最近知り合ったという老年の男性がもしかして・・・って感じであり
それを栞子は推理して・・・奥さんに話して旦那さんに伝えようか?と聞き
伝言だけを頼まれ・・・大輔はその後どうなったのか知らずじまいだったけど
栞子は老年の男性はこの件に関係なく

奥さんが探していた旦那 = 志田

ってのをばっちり見抜いていたみたい・・・全然気づかなかった・・・
志田が今のような生活をしてる背景がわかる話だったわけですが
まさか・・・そんな事情があったとは・・・って感じ

ラストは奥さんに電話できたのかどうかわからないけど・・・どうなんだろうか?
その後は今まで通りにお店に来てたみたいだし復縁とかって事にはなってないんだろうけど・・・

まぁ奥さんに志田の目撃情報を教えたのは智恵子だったわけですが・・・
どこまで読んでたんだ・・・あの人は・・・

2つ目の事件は栞子の親友であるリュウが依頼を持ってくる話

そういえば・・・初登場か?

何度も話題にはなってたんですが大輔と顔を合わせたのはこれが初
兄である蓮杖は古本屋をやってる事もあって何回か登場してたけど・・・

これは・・・死んだ母親とその死に目にあえなかった父親
その子供二人・・・姉と弟の弟が父親に反抗していた話で
彼が父親の本を奪った・・・って事でリュウ経由で依頼を受けたんですが・・・

ブラックジャックか・・・

色々なバージョンがあるのはこの作品が好きなので知ってたんですが
まさか刊行順とか収録作品すら違うとかまでは知らなかったですね・・・
大体アニメとかベストセレクションみたいなので読んだ記憶しかないので・・・
これを読んで気になってちょっと調べてみたんですが・・・なんかすごいこだわりよう
手塚先生はそういう部分でもすごかったって事なんだろうか・・・

この事件に関しては父親の母親が死ぬ直前の行動が趣味の本を手に入れるためじゃなくて
母親との思い出の品を手に入れてどうにかそれを奥さんに見せたいという
父親の本当の心を栞子が暴き弟に伝えたことで一件落着

事件の後、栞子リュウ智恵子と会っているのでは?と聞き
リュウはそれを認めるんだけど、どうやら彼女も智恵子をあまり好きではない人間みたい
まぁ・・・当然っちゃ当然ですが・・・

智恵子栞子の能力を測っている・・・って気づいたみたいだし大輔についても
あまり良く思ってないっぽいって感じたようだし・・・

ただリュウ智恵子から薦められた・・・という小沼 丹さん『黒いハンカチ』
ちょっとあらすじを読んでみたら読みたくなりましたね・・・探してみようかな・・・
本のチョイスはあいかわらず絶妙ですね・・・

リュウ個人は栞子の味方って感じだし大輔との仲も応援していていい人
このからくりについてはなんとなく気づいてましたが。

3つ目の事件は昔の店の常連の弟で相手も結構店に来ていた
栞子の両親の知り合いからの依頼

ぶっちゃけ

駄目だろコイツ

って感じのおっさんで・・・常連だった兄の本や他の店で万引きした本を
ビブリア古書堂に買い取りに持ってきていたみたいで一昨年の時点で出禁にされた男

家族内でも嫌われていたんだけど、長兄が死の間際に大切にしていた稀少本を
彼に譲ると電話していて・・・他の親族は当然そんなわけないと反応していて・・・って感じで
それについての相談・・・当然だけど智恵子経由であり智恵子に用事がある栞子
嫌々であっても受けざるを得ないという・・・追い込んできてますね・・・

まぁただ・・・結果を見てみると・・・このおっさん・・・

根っからの悪人ではない

って事がわかるんですよね・・・素行は悪かったけど悪党ではない。
長兄が彼に厳しかったのは智恵子が見つけてきてくれて・・・今回彼に譲ることにした
稀少本に挟まっていた作者の直筆の詩を子供のころに彼が消してしまったからだったんだけど
真相は・・・犯人が別にいて彼は白紙の紙だと思って絵を描いてしまっただけであり
長兄は病床で読んでいた本の一説でそれに思い当たって彼への謝罪のために
本を譲ることにした・・・ってのが真相

彼は譲られた本をすでに売る契約をしていてろくでもないな・・・って感じだったけど
それも大輔だけが知る事になったんですが作者の事についてを卒業論文に選んだ大学生に
本当に根っからのその作者のファンである女の子に

1000円

で売るためであり・・・本当にファンである人間が持っていたほうがいいと
心から思ってそうしたみたい

万引きとか兄の本を・・・ってのも恐らく父親が死んで大変な栞子を心配した結果
間違えてしまった・・・って事っぽいし・・・結局最後まで本人は自分はロクデナシだから・・・
って感じで姿を消したわけで・・・いい人ってわけではないけど・・・悪い人でもない
そんなキャラでしたね・・・

そして栞子側ではここでようやく智恵子
栞子は前回の大輔の告白を受けて母親に似ている自分がもしかしたらいつか
同じように姿を消してしまうんじゃないかと心配して・・・だからこそ
そんな母親と一緒になった父親との関係を詳しく聞きたくて大輔への返事を
5月の終わりまで待って・・・と言い智恵子への接触を図っていたみたい・・・

まぁ・・・あれだけ似てると言われればね・・・

当人も自覚してるから・・・大輔への想いがあるからこそ心配になったって事みたい。
なにせ母親に父親との馴れ初めを聞いたら

父親のほうから告白された

自分の性質を理解していたからこそ悩んで5月末まで待ってもらった

という行動がすでに丸かぶりでしたからね・・・
父親のほうはたとえ智恵子が消えたとしてもずっと待っていると伝え
智恵子はそれを聞いて結婚を決意したみたい。

結局、10年前に家をでていって・・・父親はずっと待っていたけど病気で他界
それでも智恵子は知識を追い求める旅をやめず・・・自分のパートナーになりうる
娘の力を見極めて連れて行こうとしているわけで・・・

駄目でしょ・・・この母親・・・

っていうかよしんば・・・栞子が付いていったとして・・・

次女の文子

はどうする気なんだろうか・・・姉もいなくなったら身内0だぞ・・・
絶対人間不信になるって・・・いや、もう母親に対してあまり帰ってこないようなら
そのうちどうでもよくなるって宣言している娘だし、姉よりしっかりしてるので
なんとかならなくもないのかもしれないけど・・・考えてるんだろうか・・・そこらへん・・・

栞子智恵子に色々言われて・・・どうせ置いていく事になるなら結婚しなければよかった
そうすれば好きな人をずっと待たせる必要なかった・・・って言っていたから
別に旦那のことは普通に愛していたっぽいのに・・・なんなんだろうね・・・この人

栞子は再び付いていきそうになったけど直前にした大輔とのちゃんと帰るって約束を思い出し
それでどうにか踏みとどまって、自分は母親のようにならない努力をしたいと伝え
家に帰った後、すぐに大輔に告白して無事付き合うことに

よかった・・・

というか・・・

大輔・・・カッケー・・・

ここは爆発しろ・・・とか言いたい気分だったんですが栞子が自分の不安を・・・
自分もいつか母親のように・・・って事を大輔に伝えた際に
大輔が彼女の不安を取り去ってしまうような一言を・・・まったくの素で返した・・・
この場面はもう・・・なんかすごく良かったです。

何気にこのラストを読むまでプロローグの話・・・
5/31にプロポーズの返事を聞く・・・って話が大輔栞子のものだと思っていたんですが
実際は智恵子・・・栞子の両親の話であり、栞子は5/31より前に返事をしてるんですよね・・・

叙述トリックだったわけですか・・・エピローグまで気づかなかったよ・・・

この時から栞子大輔への呼び方も”大輔さん”から”大輔くん”に変化したし・・・
今後の関係を期待したいですね

ただラストに・・・1巻で起きた事件の犯人・・・栞子に怪我を負わせた相手であり
大輔の祖母違いの従兄弟である田中 敏雄・・・彼が保釈され・・・
そして1巻のラストで栞子が燃やした『晩年』がレプリカであることに気づいている・・・
連絡しろ・・・という置手紙を割られた店のガラスと共に発見して今回は終了

ここにきて・・・ヤツか・・・

まだ裁判終わってないし問題起こしたら罪が重くなるだけなので
無茶はしないと思いたいけど・・・本のために栞子を階段から突き落とすような男だし
どうなるのか不安・・・智恵子もここに残るなら注意しろと言葉を残していたんだけど
多分この事に気づいていたんだと思うんだが・・・軽い助言じゃなくて
きっちり助言しとけよ・・・娘だろ・・・?って感じ・・・

彼女が彼にレプリカのことを教えた・・・とかは想像したくないしね・・・
何気に3つ目の事件が起こるきっかけとなった家族内でのちょっとした不和の
原因は智恵子自身であり、気づいていながら放置して問題が表面化したら
それを利用して娘の力を試したりするような人だから・・・ないとは言えなくて怖いんだよな・・・

さて・・・次はどうなるんだろうか・・・

最後に一文。

大輔のセリフ

栞子が返事をするのに時間がかかった理由を自分がいつか母親のように
大切な人を置いていってしまうのではないか?と不安だったからと説明された
大輔はその不安自体が理解できなかったみたいでなぜ?って感じ

なぜなら・・・大輔栞子の父親のように待っているというタイプじゃないから・・・
っていうかこの返しはもう・・・完全に殺し文句ですよね・・・

栞子がもしいつか大輔を置いてどこかへ旅立ってしまったら・・・って不安に思ってたのに
大輔は最初からずっと一緒にいるつもりだったとか・・・すげー格好いい・・・

栞子が自分は重い女で付き合うなら結婚を前提で・・・って言った時も
大輔は当然それもきちんと考えてると返したし・・・大輔さん、マジカッケー・・・

って事でこのセリフ
プロローグの栞子の両親の会話といい感じに対比になってたし・・・この場面はまじよかった

「いや、俺も一緒に行けばいいじゃないですか」

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「ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~」三上延

静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは―今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然―彼女は母を待っていたのか?すべて...

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ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと繋がりの時

繋がらない。どうしてもプロローグとエピローグの時間軸が5日もおかしいのです。
これは故意なのかミスなのか。。もやもやしています。

Re: ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと繋がりの時

コメントありがとうございます。

> 繋がらない。どうしてもプロローグとエピローグの時間軸が5日もおかしいのです。
> これは故意なのかミスなのか。。もやもやしています。

プロローグは智恵子と登の話
エピローグは栞と大輔の話

智恵子は登に告白されて待ってもらって5/31に返事をした

栞子は大輔に告白されて待ってもらって5/26に返事をした

ただそれだけです。プロローグとエピローグのあいだには20年以上の差があり
登場する人物も別々です。

No title

僕も、プロローグとエピローグの時間が矛盾してる…
と思ったらそういうことだったんですか(笑)
ビブリアシリーズはライトノベルの割に静かで、綺麗な感じのする本ですよね^^(いや、ガヤガヤというかドタバタ系も嫌いじゃないんだけど。)

いっしょに、夢を追いかけることって

いっしょに、夢を追いかけることって。
恋愛中、口にすることは簡単だけど
現実的には、難しいことだよね。子供ができてしまうと。
結婚すれば、寝るうんぬんは別にして、
一時的に、子供ほしくなる。
特に、大輔の生い立ちと若さを考えれば。
栞子(智恵子)さんだって、いくら本好きでも
妊娠した時の母性は、生物として抑えられない。
子育て一段落して、時だ経つと、また自分の夢を
追いかけたくなる。その時、良くも悪くも
子供は足枷になる。普通、誰しも子供が成人するまで
ある種の我慢を強いられる。
子供を残して両親失踪なんてできないし。
だけど、子供の成長を見ていて
自分もまた夢をおいかけたくなるのだけど、
子育てが足枷になるという自己矛盾に苦しみながら
人は人生を過ごすのかもしれない。
(あっしも、苦しんでる一人)
智恵子さんや男爵のような人は、いるのは
いるのでしょうが。歴史上、去勢により、
夢を実現した人もいるようにも思うが。
栞子さんに、子供ができたとしたら、
現実はそんなに甘くないよね。
小説では、そこまで書かずに逃げることは
簡単でしょうけど。

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