スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

しずるさんと無言の姫君たち The Silemt Princess In The Unorincipled Tales

あらすじ

「よーちゃん、人は死ぬものよ。

 それはたとえ、どんなに綺麗なお姫様であっても例外ではない。

 そして死んだ者は、もう何も語ることはないのよ」

しずるさんが静かにそう語るとき、どんなに不思議な事件でも、
それはもう解決している—でも彼女がほんとうに知りたいことは何なのか、
私なんかにはよくわからなくて・・・
白い病室の中で少女たちが話し合うのは惨たらしい四つの殺人事件の話です。
それらはとても変わった事件で、被害者はなんだか、お伽噺の姫君のような有様なのでした。
白雪姫に人魚姫、眠り姫にかぐや姫みたいな奇妙な死者たち—
物言わぬその人たちの代わりのように、少女たちは大いに語ります。
ねじれた謎を解くために、
そして言葉にならなかった出来事をもう一度、はっきりと語り直すために。
奇抜で不思議で突拍子もない、ちょっと意地悪なしずるさんの推理は、今回も容赦ありません。
上遠野浩平が描く、安楽椅子探偵ミステリー、第3弾。

感想

しずるさんシリーズの3冊目。
といっても出版されたのはもう3年近く前です・・・
今回は”姫君”に関する不思議な事件をしずるさんよーちゃん
推理していくお話。
基本的に事件の現場には行かない安楽椅子探偵もの。

第1章 しずるさんと白雪姫

雪山の中で雪山には相応しくない格好で凍傷の痕もない死体が発見される事件。

そんなことよりなによりこの事件を捜査している人物に雨宮という女性が出てくる。
どうやらブギーポップシリーズにでてきた人造人間である雨宮美津子のようです。
別レーベルの作品ですが同じ作者さんだからこそのクロスオーバー・・・

不審な死に方をした事からMLPS(超能力者)の仕業の可能性を考えてでてきたんでしょうか?

事件の方は結構拍子抜けの結果に。
消去法による推理は最後に残ったのがどんなものでも・・・って事でしょうか。

第2章 しずるさんと人魚姫

下半身がない人間の遺体が海から流れ着いた話。
これも不思議ではあるけど真実はすごく単純なことだった。

事件そのものよりもやっぱり2人の会話の方が深い気がした。
2人がお互いの事を本当に大事に想っているのがわかるような気がします。
この話の中で病院の先生がよーちゃんに言っていた事がちょっと気になる。
しずるさんの思考についていけるよーちゃんはある意味で・・・

第3章 しずるさんと眠り姫

お店に来た人が急に涙を流しその直後いびきをかいて眠り。
気づくと死んでいた事件。

これはとても不思議な結果だった気がします。
そしてとても切ない話だった。

”餓死”

この事件で使われたしずるさんのこの言葉は的を射ていた気がしました。
とても哀しい事件だったと思う。

第4章 しずるさんと赫夜姫

竹林で竹に体を貫かれた人間が発見されるが警察が到着したとき
死体はどこにもなかった・・・

結果はよくある展開だったけどまったく思いつかなかった。
しずるさんの思考レベルの高さにビックリ。

そしてこの話でもやっぱりしずるさんよーちゃん
お互いをどれだけ強く想っているかがわかる話。

はりねずみチクタ、空をとぶ

チクタの目的である時計を直してくれる職人を発見するが
彼は謎の黒ずくめに連れ去られ・・・

急展開です!

このあとどうなるかが気になる・・・

--------------------
なんていうかあいかわらずこの2人は・・・

ラブラブだ!!!

実際に事件の最中で捜査をしているわけではないので全体的に2人のシーンは
ほんわかしていて安心する。
しずるさんが病院にいる理由やよーちゃんの家など謎はまだまだあるが・・・

このシリーズ再開してくれないかなぁ?
一応このまえ単行本ででたんですがそっちでもいいから続かないかなぁ?

最後に一文。
しずるさんよーちゃんに言ったセリフ。
しずるさんにとってよーちゃんはここまで大きい存在なんですね・・・

「私の前にいる、私の生きている意味が、

 そのことを決めてくれると思うの、きっとね」


にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。

しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales (富士見ミステリー文庫)しずるさんと無言の姫君たち―
The Silent Princess In
The Unprincipled Tales
(富士見ミステリー文庫)
(2006/12)
上遠野 浩平

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World

あらすじ

「ねえしずるさん、密室ってなんなのかしら?」

「そうね、よーちゃん、それはきっと、

どんなものでもごまかせると思い込んだ人間の、つまらない錯覚なんでしょうね—」

白い病院にずっと入院中の少女と、その友人のこの二人は、
今日も今日とて退屈しのぎに不思議な事件を追いかけています。
それは人の血を吸ってミイラにしてしまう吸血植物の謎とか、
七人の一家を皆殺しにしたという七枚のカードに秘められた呪いの秘密とか、
死んだはずの人が祭りの中で同時に別々の場所で目撃される怪奇とか、
鳥のように空飛ぶ怪人の話とか、奇妙奇天烈な怪事件ばかりです。
しかもそれらは、全部“密室”の事件なのです—扉も壁も鍵も、
部屋そのものさえないのに“密室”って?
これらの不可思議な事件を、彼女たちはどうやって解き明かすのでしょうか—
ひとりは病室から一歩も出ないのに。

感想

2人の少女が奇妙な事件の謎を解き明かすミステリー第二弾。
今回はタイトル通りに”密室”に焦点を当てた作品。

1巻は章の間にあったはりねずみチクタが最初にあってびっくりした。

第1章 しずるさんと吸血植物


数時間前に目撃された人物が花に生まれてミイラ化していた事件。

よーちゃんはは白い花に囲まれた密室の謎をがんばって解こうとします。
しずるさんは最初から真相に気づいていたのですが。


第2章 しずるさんと七倍の呪い


ハウス・オブ・メディチクラフトと呼ばれる七種類のカードを使ったゲーム
が登場し、そのカードを作った人物の一家に起きた惨劇の話。

7人の被害者のうち6人の首が刎ねられ、最後の一人も両腕を切断されている。
そして現場は完全な密室だった。

今回の事件は過去のものなので当時の事件の真相として扱われたもの、
そして今回しずるさんが推理したもの。
どちらとも真実だとはわかりません。
周りの思い込みで物事がそのまま定着していってしまうということは、
現実でも結構あることなのではないかな?

この中ででてきたカードゲームはシンプルなルールで結構好きになった。
ネット上で検索したらフリーソフトがあったのでDLしてみました。

第3章 しずるさんと影法師

自分と同じ姿のそれを目撃したら死んでしまうと言うドッペルゲンガー。
祭りの会場で死んだ被害者を複数の人が同じ時間に違う場所で
目撃した事件。
一応、”密室”のような状況だった。

事件そのものはとても浅はかな理由のものだったが、
しずるさんよーちゃんのやりとりがいい感じでした。

よーちゃんが病室から帰るのが遅くなるから

「雨が好き」

と言うしずるさん
この2人は本当にお互いを大切に思ってますね。

第4章 しずるさんと凍結鳥人

空から凍った人間が落ちてきた事件。

空から落ちてきたのにやっぱり”密室”だと言うしずるさん
しずるさんと話していてあまりにも簡単すぎる理由で逆に皆気づかない
ということに気づいたよーちゃん
でも、彼女の推理はぶっちゃけ私にはまったく推測できませんでした。
以外にすごいぞ、よーちゃん

はりねずみチクタの冒険

事件とは関わりなく2人で物語を紡いでいくほのぼの感がいい感じです。

最後に一文。
しずるさんのセリフ。まぁ真理といえば真理なのかな?

「世界には2種類のものがあるわ。

     それはごまかしが利くものと

             ごまかしが利かないもの──」

にほんブログ<br /><br />村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。

しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World (富士見ミステリー文庫)しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World (富士見ミステリー文庫)
(2004/12/09)
上遠野 浩平

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

SHI-NO-シノ-アリスの子守唄

あらすじ

「じゃあ、帰ろうか」

週に一度の銭湯の帰り。
志乃ちゃんは、無言で僕の隣に並ぶ。自然に。
ごく、当たり前に。他者との接触を恐れているわけでは無いのに、
他者との接触を求めていない―
そんな彼女が、どうして僕の傍に居続けているのか―。
聞いてみたい気もする。
でも、聞いてはいけない気もする。
どちらが正解なのかは分からない。
だから今は待とうと思う。
彼女がそれを語ってくれるその日まで。

支倉志乃。

無口な小学五年生。
僕の妹―みたいな、大切な存在。
願わくば、君の見る夢が、この世で最も美しいものでありますように―。
猟奇事件に興味を示す、
ダークでクールな小学生の志乃ちゃんと大学生の僕との
純愛系ミステリー第二弾。

感想

ダークな雰囲気と凛とした感じがする純愛ミステリー。
なんか矛盾している気がするが・・・・・・・。

今回も承前を含めた4章構成。

承前

”僕”の独白。今回は志乃ちゃんと行った銭湯の帰り道。
はたからみると怪しい気もするが大丈夫なのかな?

悪夢-Bad Days,Good Bye! 1
断罪-Bad Days,Good Bye! 2


志乃ちゃんが通う学校の怪談、『惨殺アリス』にまつわる事件。
この怪談の元になった過去の事件と
現在、この怪談で苦しんでいる少女。

学校という閉ざされた世界で起きた悲劇の連鎖ですね。
詳しくは書きませんが現実でも実際にこういう問題が起きています。
今回、志乃ちゃんは能動的に事件に関わってます。
彼女にとってはほとんど興味を持てない事件のようです。

微笑-I Know everything(*^▽^*)

『惨殺アリス』の事件の合間に入っている短編。
この事件の解決はまさに一瞬といっていいかもしれない。
なぜかはよくわからないが本筋である『惨殺アリス』の事件より
深く印象に残っている。

--------------------------------------
感想の羅列です。
1回、まとめてみたら支離滅裂になったので。

志乃ちゃんの学校生活が少し描かれているが、
彼女がどれだけ他人に興味がないかわかる巻。
その分、”僕”が彼女にとって特別だということがわかる。

彼の言葉に微かに動く彼女の感情がかわいい。

頭がいいのに『ブルマ』を知らず、真顔で何か聞いたり、
あとでちゃっかりネットで調べてたりと結構おちゃめ。

何故、彼女が”異常なもの”に興味を抱くのか?
この本を読んでいるとこの謎そのものが
意味がないように思えるときがある。

最後に一文。
『微笑』の被害者の女性が犯人によく言っていたセリフ。
犯人が彼女がどういう考えでその言葉を言っていたか知った時、
犯人は本当の”死”の意味と自らが受けた”罰”を知る。

「ほらね!」

にほんブログ<br /><br />村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。

SHINO ―シノ― アリスの子守唄 (富士見ミステリー文庫)SHINO ―シノ― アリスの子守唄 (富士見ミステリー文庫)
(2006/05/10)
上月 雨音

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

SHI-NO-シノ-黒き魂の少女

あらすじ

「・・・おじゃまします」

僕のアパートのドアをノックも無しに開け、
当然のように無言で部屋に上がり込む彼女─支倉志乃ちゃん。
彼女は小学五年生。
僕は大学一年だけど、志乃ちゃんがまだ小さなころから知っている。
いわゆる幼なじみというやつなのだ。
彼女はグリンピースが嫌いなこと以外、おとなしくて全く手のかからない良い子だ。
だけど、僕には一つだけ心配な事がある。
志乃ちゃんは猟奇的な事件や怪事件にだけ異常に興味を示すのだ。
僕は、志乃ちゃんにはワガママでもいいから普通の小学生でいて欲しいのに。
けれど、そんな僕の気持ちな んかおかまいなしに、
彼女は一人で危ない事件の謎に近づいていたんだ。
大学生の僕とクールな小学生の志乃ちゃんが贈る純愛系ミステリー、登場

感想

大学生のと小学生(5年生)の志乃ちゃんの純愛ミステリー。

ちょっとまて!まずくないかそれは!

明らかにこの本はこの2人が主人公とヒロイン。純愛っていうのも納得はできる。
でも大学1年と小学5年はなんていうか・・・・だめじゃないか?
志乃ちゃんが20歳のとき”僕”は28歳。
これなら納得できるのに不思議だが。

話は承前を含めて4章構成。

承前

何気ない会話が繰り広げられる導入部分。

日常会話は何気ないが楽しい。

僕「志乃ちゃんは、何が食べたい?」

志乃「グリンピース以外」



めっちゃ普通の小学生っぽいです。

有限-Dead End Complex 1-

デッドエンドコンプレックス

それは・・・・・生からの乖離

7人の男女がカオラケボックスに入りしばらくすると死んでいた事件。
彼らは入店する前から自らを傷つけ緩やかに死ぬのを待っていた。

”僕”の先輩であるキララが関わった集団自殺を装った婦女暴行事件。
しかし生きていることが異常で死んでいることが正常だと考える少女によって
犯人達はその命を奪われる。

志乃ちゃんは1つ目の事件。警察が気づかなかったその真相に気づき、
彼等の死の危機を知りながらそれを見逃した店員にその理由を聞きに行く。

全ての生物に必ず訪れる”死”という終わり。
どんな人生を送ろうと必ず終わりが来るのになぜ生きるのか。
生きていることが異常で死んでいるのが正常なのか。
異常は淘汰され最後には正常な状態になる。
だから”死”が正常なのか。

怖い考え方だと思います。

吸血-Dracula Syndrome-

誘拐した相手の血を抜き取り殺害しその後、遺棄する事件。
犯人の視点で話が進み彼の心情、動機、さらには殺害方法まで
生々しく書かれている。

でも犯人自身が考えていた動機や理由は犯人自身も気づいていない
性質によるもの。
本人すら気づかなかったそれに気づき犯人に会いに行った志乃ちゃん

理由もなにもなく人を殺したいと思う。

指摘されるまで自分がそのような思考に陥っていることすらわからなかった犯人。
それをまったくの他人でありながらも”同類”として理解した志乃ちゃん
ある意味悲しい。

事件そのものは一体どのように犯人を割り出したかが書いてなく
唐突に終わった感がある。
しかも、休みを使ってわざわざ犯人に会いに行った志乃ちゃんの感想は

「・・・・・・あんまり」

落胆してます。
期待したほどではなかったということでしょうか?

一体、どんな人物なら期待通りだったのか・・・・・ちょっと怖いです。

無限-Dead End Complex 2-

普通の人間が否定してしまうような”異常”をあたりまえに肯定してしまう
志乃ちゃん

そして生と死の絶対矛盾・デッドエンドコンプレックス

この章の犯人はこの言葉を真の意味で理解していなかった人間。
『有限』の話で自殺した人達も、
"志乃ちゃんも気づいていた"それ"に気づかなかった人間。
最後の犯人にしては小者ですね。

ある意味において”正常”な人間だったのかもしれない。
たとえ殺人者だったとしても・・・・・

そしてデッドエンドコンプレックスの本当の意味

・・・・・・・・・・・・・・・・・

どういうものかはわかったのでが共感はたぶんできない。あくまで私は。
こういうのは人それぞれだと思うのだが・・・・・・どうなんだろう?

-------------------------------------------------------

上の文は書いていて自分でもよく分からない所多かった気が・・・・・。謎だ。
”死”をテーマとする暗い話なんですが冬の空気のようなピンとした雰囲気の作品。

でもどんな異常や受け入れがたいことも否定しない志乃ちゃん”僕”にだけは
気を使っているのがかわいい。
眠っている”僕”の鼻と口を塞いで起こしたりとか微妙な行動だけどかわいい。

そしてあきらかの正常とはいえない思考の志乃ちゃん
踏み込んではいけない場所にその思考が届こうとする時、彼女の内で聞こえる声

彼女を止めるのは”僕”の声

無意識に”僕”に止めてもらうことを望んでいるのでしょうか?
だとしたらまだ彼女は”こちら側”で生きていけると思います。

ちなみに”僕”の名前は最新刊でもでてきてないです。

最後に一文。

死にたくないとは思う。でも必ずそれは起きる。
”死”に向かって”生”きる。これは全ての生物にある矛盾だと思う。
誰の言葉かは忘れたが”次に繋げる為に生きる”という意見を私は信じたいかな。
意志や想いが次に繋がればそれは終わりではないと思うから。
でもさっさと結果を求めるために生を捨てるのもどうかと思う。
子供が生まれその子供が自らの意志を継いでくれたからといって
終わりにする理由にはならない。
だからこの言葉も間違ってはいないのかもしれない。

”生きたいという人間の意志は、
         しかし、死によってのみ完結される”


にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。

SHINO ―シノ― 黒き魂の少女 (富士見ミステリー文庫)SHINO ―シノ― 黒き魂の少女
(富士見ミステリー文庫)
(2006/02/10)
上月 雨音

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

しずるさんと偏屈な死者たち The Eccentric Dead In White Sickroom

あらすじ

「ねえ、よーちゃん―この世界には不条理としか思えない謎がいくつもあるわね?」

しずるさんはそう言うけれど、私には彼女こそ、この世で一番謎めいてみえる
―何年も病床にありながら、とても綺麗で、この世の誰よりも聡明で
―どんな不可解なおぞましい殺人事件の数々も、
彼女の前では只のごまかしになってしまう―
妖怪化したり、宇宙人に狙われたり、幽霊犬に襲われたり、
吊られたりする死体の謎を病室から外に出られない少女の推理が解き明かす、
これはすこし不気味で、かなり奇妙で、ちょっと切なげな、
少女たちの不思議な冒険をめぐる物語です。

感想

平成15年にでた作品なのですが久しぶりに読んだので感想でも。

短編形式で書かれていて1話で1つの事件の話。
入院している少女・しずるさんと彼女とお見舞いに来る少女・よーちゃんの話。

2人ともフルネームはわからずよーちゃんに至っては渾名のみで名前もわからない。
不思議なことに興味を持つしずるさんよーちゃんが最近起きた不思議な事件、
主に殺人事件などの『死』にまつわる事件の情報を集め話す形で物語は進む。

しずるさんは入院しているので病院から一歩も出ることなく基本的に病室にいる。
よーちゃんから聞いた情報だけで事件の真実を理解する。
よーちゃんがその情報を警察に伝えることで事件が解決していく。
しずるさん本人は解決にはさほど興味がないような感じです。

安楽椅子探偵(ベッド・ディテクティヴ)呼ばれる形式でしょうか?


よーちゃんのほうは警察の人間が顔を見ただけで畏まってしまう少女。
名前を出すだけで捜査に影響を与えられるってどういうことだろ?
普通の少女のようなのですが・・・・謎です。

第1章『しずるさんと唐傘小僧』

山中で右足と両腕が切断されその両腕の手が鷲掴みのように頭部に喰い込み
その指が片目を潰し苦悶のせいか舌を外に出した状態。

つまり唐傘小僧のような格好をした死体が見つかった事件。

この情報と死体の生活反応や現場の状況を聞いたしずるさんの一言。

「・・・・・・かみなり、かな」

この言葉がこの事件の全てを表してます。
これだけの情報でここまで理解した彼女は凄いです。

ちなみに死因は感電死ではありません。

っていうか事件よりも集中治療室に入るのが珍しくないらしいしずるさん。
こんな話を普通にしてていいんだろうか?

第2章『しずるさんと宇宙怪物』

都市近郊で大規模な電波異常が起きた夜、胸に穴が開き心臓がない
死体が見つかり、さらに被害者の同居人が現場のマンションから
100mも離れた所で墜落死していた事件。

キャトル・ミューティレーションでは?と騒がれるが・・・・・

しずるさんミステリーサークルキャトル・ミューティレーション
科学的な説明をあっさりとします。その上で関係ないと。

最初から事件の真実がわかっていた彼女は容疑者が捕まったと聞いてしかたなく
解決することに。
彼女にとってはあまり興味がある事件ではなかったようで。
この話の間、彼女が気にしていたのは他の星座とのバランスが気に入っていた
人工衛星の光が消えてしまわないかだったし。

ヒントはガイガー・カウンター

いや、わからないって!

普通ガイガー・カウンターっ言われて分かる人いないよね。
もし知っていてもそれを無くなった心臓に結び付けるのは無理っぽい。

どんだけ知識があるんだろう。謎の少女・しずるさん

第3章『しずるさんと幽霊犬』

喉部を切り裂かれそこに飼い犬の唾液が付着した死体が発見された事件。
飼い犬が飼い主を噛み殺したのでは?という事件に。

この話を聞いたしずるさんの結論は

「警察が手を抜いている」

なんかいきなり凄いことを言います。
まぁ犬を疑っているあたりでもうなんかダメダメな気がします。
なにせ犬種はコーギー。小型な牧羊犬。

途中途中にこの犬の心情が書かれているのがちょっと面白かった。

第4章『しずるさんと吊られた男』

マジックの途中で大量の血痕を残して消えた奇術師の話。

今回はよーちゃんが解いて欲しそうだからという理由で事件に挑むしずるさん
大量の血痕を残して死を偽造したり別の所に気を引いて死角で行動する。
トリックの基本といえば基本ですね。それぞれミステリとマジックのですが。
まぁ自身の本物の血痕だったわけですが・・・・・。

今回はしずるさんのちょっと怖い面が見れます。
よーちゃんに危害を加える”可能性”がある人間を事前に、一通のメールで
黙らせた。
ちょっと怖かったです。

はりねずみチクタのぼうけん その1~4

よーちゃんが子供の頃もっていたお腹に時計を持つ
ハリネズミのぬいぐるみ・チクタ
よーちゃんしずるさんが考える彼を主人公とした冒険の話。

章の間と本の最後に掲載されている話。

事件の話などの血生臭い所はなく2人の少女がほのぼのと物語を考える話。
チクタのイラストはいいかんじに可愛いです。

一冊を通してしずるさんよーちゃんの仲の良さはいい感じです。
なんかもう百合とかじゃなくほのぼのとしていて。

全3冊なので機会があったら残りの2冊の感想も載せようかな?

最後に一文。しずるさんよーちゃんへのセリフ。その通りだと思う。

「正しいと思うことをできる。
      あなたみたいな人はほんとうに貴重だわ」


にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。

しずるさんと偏屈な死者たち (富士見ミステリー文庫)しずるさんと偏屈な死者たち
(富士見ミステリー文庫)
(2003/06)
上遠野 浩平

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

カレンダー(月別)
03 ≪│2017/04│≫ 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。