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東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる

あらすじ

2年に進級した英太と東雲。

東雲との関係が公になったことで心なしか賑やかな学校生活になってきた英太とは対照的に、
東雲は初めてのスランプに陥っていた。

そんな折、演劇部の女子喜多川が、

「学園祭の舞台の脚本を東雲さんにお願いしたい」

と英太に頼み込んでくる。

その頼みを気分転換も兼ねて引き受けることにする東雲だが、
思うように筆の進まない東雲と、奔放な喜多川に振り回される英太は少しずつすれ違っていき・・・。

もどかしく苦い、第2章。

感想

東雲侑子は短編小説をあいしているの続編

あー・・・なんて書いたらいいんでしょうか・・・こう・・・読んでいて微笑ましくなっていくというか
英太、てめぇ爆発しろって気分になっていくって言うか・・・

ニヤニヤしつつ、ドキドキしつつ読めました・・・

物語的には前作の最後・・・正式に付き合う事になった英太侑子
この2人が高校2年に進学・・・その夏の物語

時間的には結構進んだ感じ

ただし・・・2人の関係の進展は・・・微妙・・・

優秀な兄に対するコンプレックスと初恋相手が兄の恋人だったという経験から
色々と無関心で・・・それでいて人に踏む込む事に臆病な感じがある英太
あまり感情や想いを表情にださない侑子というカップルなんだから
色々と問題はあるんですけどもね・・・・・・

それに侑子のスランプが重なって、彼女の負担になりたくない、
彼女に嫌われたくない、彼女に人の心がわからないと思われたくない・・・
と彼女への対応が徐々に消極的になっていってしまう英太

侑子の方はそれでも表面上は変わらないように見えるからますます不安に・・・
という悪循環に陥ってしまった感じ

そこに侑子が小説家だと知れ渡った事でクラスメイトの絵夢から
学園祭の舞台の脚本を頼まれ、話の繋ぎの為に英太絵夢に交流が生まれ
修学旅行中には彼女から

『あたしの方が三並の事、好きかも・・・って思っただけ』

というセリフが飛び出し、英太は否が応にも彼女を意識せざるをえなくなり
本心がわからない侑子とちょっと遠まわしとはいえ、ちゃんと言葉にして伝えた絵夢の間で
英太の心は揺れることに・・・

とりあえず・・・お前を殴らせてくれ・・・

って感じなんですけどね・・・
普通に読んでいる分には英太侑子が大好きだし、
侑子はなんだかんだで英太を気にしている感じはある・・・
その上でさらにクラスでも断トツの人気の誇る女の子から告白

しかも心が揺れる・・・ってのも英太の場合は楽な方に流される・・・というか
読んでいる方からしたら、告白を受けても侑子の事ばかり考えている時点で
答えは決まっているようなものって感じなのに侑子の事がわからないから・・・と悩んでしまう
そこに色々と・・・モヤモヤした感じを覚えましたね・・・

もどかしいんだよ、この野朗・・・

って感じで・・・

その状況で絵夢に映画に誘われて、自分で自分に『クラスメイトと映画に行くだけ』と言い訳して
彼女と一緒に出かけてしまう事に・・・

えっと・・・鈍感っていうか・・・馬鹿なの?

まずこう思う前提条件として↑で書いた兄・景介とその恋人である有美の喧嘩の理由
それは景介が大学のサークルの後輩(景介に好意有り)と一緒に映画に言ったのを
有美が目撃・・・問い詰めたけど景介は『何でもない』の一点張りで逆に怪しい・・・というもので
有美はその後輩が景介に好意を持っている事を知っていたからこそ不安になっていたけど
景介は詳しくは語らなかった・・・っていうのが拗れてしまった原因

実際に景介はその後輩から告白されたみたいだけど、しっかり断っていて
だけどそれをわざわざ伝えるような事をしなかったために変な感じになり
最終的に2人が付き合う切欠となった思い出のカレーを景介が作り
有美がそれを食べる事で『当時の想いを今も忘れていない』という事を伝えて解決したんですが
それすら本人は席を外していて英太が作った事にして呼んでいたわけで
景介景介で凄まじく不器用な男って感じでした・・・

そういう前提がある上で(この時点ではまだ解決していな状況で)自分に好意を持っているっぽい
絵夢から映画に誘われてそれに応えちゃったのは・・・駄目だよね!?
この兄弟・・・同じ事をしてるよね?
しかも英太は兄がそれをして恋人とかなり長期にわたってギクシャクしていたのを
身をもって感じていたんだよね?

なのに何故行った!? ∑(゚□゚;) おい

思わずツッコまずにはいられない行動でしたね・・・アホすぎる・・・
考えすぎてテンパッちゃってたんだろうけど・・・それでも・・・ねぇ?って感じです。

そして予想通りというかなんていうか・・・侑子に目撃されることになる2人
まぁ英太絵夢の気持ちを確認したうえで断ろうとしていたみたいだけど
傍から見たら・・・ねぇ?って感じ

結局、英太侑子にショックを与えてしまったことで自分の彼女への気持ちを再確認
振られて落ち込む絵夢を置き去りにして追いかけるけど見つけられず
数日後、脚本ができたからと彼女に呼び出され、それを絵夢に渡すように言われ、
さらに英太にも渡して必ず読むように言って去っていく

そしてその内容は・・・

『いとしくにくい』

その脚本の内容は物言えない男性が多くの人々から愛を語られる女性を見て
彼女の事が好きだけど、だけど自分以外の人を見る彼女が憎い・・・という
愛しいからこそ憎い・・・という感情を題材とした恋愛モノの話

この内容は章間で少しづつ挿入されていたんですけど
この物言わぬ男の感じている思いこそが侑子が感じていた思いであり、
2年になってクラスメイト達とも交流が生まれ、絵夢とも親しい感じだった英太
侑子がどういう思いを感じていたのかがダイレクトに描かれていた感じ。

これを呼んだ英太は彼女を傷つけていた・・・という悲しみと
彼女がどれだけ自分を気にかけてくれていたか・・・という喜びを同時に味わうことに

ってか下手なラブレターより凄いよね・・・さすが作家

絵夢も脚本を呼んで自分が英太に言った言葉を反省
脚本の最後・・・男が女の前から姿を消すって部分を読んでもし2人・・・と心配になる一方で
もしそうなったら・・・という希望も持っていた感じの彼女・・・
彼女は彼女で英太を慕う気持ちの大きさがわかるシーンだったけど
英太『別れない』とそして『もし・・・』という彼女の言葉を遮った

この時点で英太は色々と覚悟を決めた感じ。
脚本を読む前に景介かた仲直りの顛末を聞き出して、出来のいい兄も普通の人間だと感じ
自分の今まで感じていたコンプレックスを多少は払拭できたみたいだし、
侑子の事に関してはもう遠慮とかせずに・・・彼女の行動を待つのではなく
自分から行動することを決めて侑子の元へ・・・

お互いに想いを伝えて・・・キス

英太は脚本を読んでどう感じたかを侑子に伝え、『好きだ』とはっきりと伝える
侑子も自分がどんな風に思っていたのかを伝えて『好き』と伝えた。

それでもまだ悩んでいる感じの侑子が脚本のように消えてしまわないように英太は抱きしめ
どうすればいいかわからない彼女に『ずっと一緒にいる』と伝えてキスをし、
もう一度『好きだ』と伝えて2回目のキス

そこまですれば・・・想いは伝わるわな・・・・・間違いようもなくはっきりと・・・

ただエピローグの2人はこんな事があっても元通りの関係になっただけで
無駄にバカップル化したりはしていないみたいだし、そこはよかったかな?
それでも英太は今まで以上に侑子を理解しようと努力しているみたいだし
ちゃんと進展はしているみたいだからよかったのかな?

ここまでくると2人の関係はこれ以上、波乱は起きそうにないけど・・・
これ続くとしたらどうなるんだろうか・・・

やっぱり心のすれ違いじゃなくて家庭とか生活とか・・・そっちの問題による
2人の関係の危機とか・・・そういう事になっていくんだろうか・・・?

なにはともあれ・・・1巻の時にも書いたんですが2巻でも結局は

もどかしくて、初々しい話

って感じでしたね・・・2人とも長く付き合っていても・・・初々しく感じてしまう・・・
お互いに対する距離感とか・・・2巻の時点でも手探りって感じだったですからね・・・
さて今後シリーズは展開していくのか・・・それとも・・・
続くとしたら次も楽しみに待っていようかと。

一応、あとがきで次は春と書いてあるけどこのシリーズとは限らんし・・・悶々としそうです。

最後に一文。

侑子のセリフ

彼女は人を好きになるって事がわからなかった
だけど英太の声が好きで話しかけられたりすると落ち着いて
次第に彼が気になりだして、1巻のお願いを彼にした。

そして一緒に過ごす内に自分の気持ちに気づいて
さらに一度離れたことでより強くそれを感じた。

だけど改めて付き合いだして・・・やっぱり自分は本当に英太が好きなのか・・・
って不安は残っていて、そこに絵夢が現れて彼女を受け入れている心が乱された
それは絵夢が・・・ではなく、それを受け入れている英太を憎らしいという想い
だけど・・・どうしてそんなに憎らしいのか・・という理由を考えると
その理由はたった1つで・・・それが脚本のタイトルに現れた
そう言った時の彼女のセリフ

最後の付け加えが凶悪なまでに可愛かった・・・

「でも、それが、私の気持ち」

「どうしようもないくらい、憎らしいの・・・。
 そんな風に、私の心が乱されてしまうくらい・・・
 私は・・・」


「私は、三並君が、好き」

「・・・・・・です」


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