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明日も彼女は恋をする

あらすじ

『過去の改変』から戻ったわたしに待っていたのは、彼の消失だった。
そして、もうひとつ。わたしの歩けなかった足が、元通りになっていた。

歩いている。
わたしが、進んでいる。 
自分の足で。

わたしが歩き回る姿に、島の住人は誰も驚いていない。
慣れきっている。

この世界の『現在』では、彼は九年前に死んでいた。
その蔓延する常識が、わたしを苛み、蝕んでいく。

わたしが歩ける毎日。
それは彼が死んだ現代。

まるで別の星へ飛んできてしまったようだった。

決めた。
わたしは必ず取り返す。
わたしと彼がいた世界を。
必ず。

『昨日は彼女も恋してた』と上下巻構成。

感想

昨日は彼女も恋してたの続編にあたる物語

表紙を見て思ったことは、誰だコイツら・・・前回の2人と全然違うじゃん・・・だったんですが・・・

なん・・・だと・・・!?

っていうかコレは・・・コレは・・・どうしたもんだろうか・・・

めっちゃ騙された!そしてめっちゃ面白かった!

読み終わったあとに前巻を持ってきて並べながら読む羽目になるとは思いませんでした・・・

これぞ叙述トリック!

って感じです・・・これは小説じゃなきゃできませんからね・・・
絵がある漫画やアニメでも・・・声があるドラマCDなどでも駄目・・・
文字だからこそ読者を欺ける・・・そういう類の話でしたね・・・

ある意味でこの上下巻の表紙が最初のヒントになってるわけですね・・・マジ驚いた・・・

それとアレですね・・・前巻の感想を消したくなったのもこれがはじめて・・・
こっちを読んでから感想を読み直すと

なに言ってんだ?この馬鹿・・・(*゚Д゚)・:∴ブハッ

って自分で思えるくらいの感想になってしまっている・・・だって仕方ないじゃない・・・
前作だけだとああいう感想になってしまうんだから・・・
これ、下巻を読む前に気づいた人とかいたら凄いよなぁ・・・尊敬するレベル・・・

ここまで書いておいてなんだけどこれの感想はちょっと詳しく書きたくないなぁ・・・
興味を持った人には上下巻を順番どおりに読んでもらってこの驚きを味わってほしい感じ

なので感想は短めに・・・そして核心にはあまり触れずに今回はいこうかと・・・

基本的には上巻でのタイムスリップによって起きてしまった現代の変化に対して
登場人物達がそれぞれ対応していくって感じ

大切な人のために・・・ただそれだけを願って再び時を越える事を望み
そして重大な決意をする事になる・・・

ニアが決めた・・・大切な女性を守る・・・そのための決意
特にそれはかなり大きな覚悟が必要で・・・それでも彼は迷わなかった

それが自分が死ぬ・・・という事であっても

そしてそれを受けて・・・現代では歩けるようになった彼女は
自分で歩く喜びも、自転車で加速する喜びも感じることが出来るようになったけど
それでもその喜びを拒絶してでも・・・たとえ自分の足が再び動かなくなり
車椅子になろうとも彼を取り戻すと・・・たとえどれだけ時間がかかっても
どれだけの知識が必要でも・・・それを為してみせると決意した

彼女が決めた妄執ともいえる決意
そしてこの物語のもう1人の主人公が選んだ選択

それは相反する結果を呼び込むものであり、
下手すれば互いが互いの行動をつねに打ち消しあうという時間のループを生み出しかねない

そういうちょっと怖い未来を予測させるエピローグが付け加えられて物語は終了
章題が『D.S.』という・・・特定の位置まで戻るという音楽用語だったのも
色々と考えさせられる部分でした・・・

物語の結果的にニアの望んだとおりの未来・・・現代は生まれ
そしてその中でマチは足を怪我することもなく暮らすことができた。

だけどある側面においては事態はまったく解決しておらず
いずれこの現代ではない・・・ニアが望まず、マチが失う・・・
そんな時間が再び生まれてしまう可能性が残っているあたり・・・ちょっと怖い終わり方でした。

時間を題材として作品は個人的に結構好きで、この作品の中でも言及される
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は3作品とも好きな作品

この本の時間の考え方も結構わかりやすかったし、前述の叙述トリック
そしてゾクッっとさせる・・・ちょっとした恐怖を覚えさせる終わり方・・・

読んだあとに、コレは凄いな・・・と思ってしまう作品でした。
個人的には文句なしに・・・面白かったです。

なるべく色々とボカして書いたんですが・・・凄くわかりずらくなってるかも・・・
いや本当に・・・もし感想を読んで興味を抱いた方がいらっしゃったら読んでみてください。

それにしてもこの作品・・・上巻だけを見ればあの感想でもいいけど
上下巻をセットで読んでから感想を書いたら絶対にあの感想は書けない
まさに作者の手法にひっかかって書かされたって感じでした。
なのでまぁ・・・実際のところは間違いだらけの感想である上巻のものも
そのままの形で残しておこうかと。

それにしても・・・コレ・・・結果的に主人公達の恋は叶っていない・・・
ハッピーエンドではなく・・・そして決してバッドエンドではない・・・
ただ片方は覚悟した上でそれを受け入れ、片方は受け入れない・・・
ずいぶんとややこしい状況ですね・・・

ある意味でマチだけが・・・この時間のアレコレとは無関係に・・・
幸せといえる現状を手に入れることが出来た感じ・・・
しかも本人は無自覚という・・・本当にややこしいなぁ・・・

最後に一文。

ニアのセリフ

これは結構決めるのに苦労しました・・・
なにせ途中に色々とわかった時の驚きのインパクトが凄すぎてセリフとか・・・ねぇ?
って感じで吹っ飛んでいたので・・・

それでも思い起こして、一番最初に浮かんだのがこのセリフだったんでコレで・・・

その後、自分がどうなるのか・・・それがわかっていても
このセリフを言った・・・それだけ彼の本心を表す言葉だったんでしょうけど・・・
色々と切ない感じもする・・・

かつてニアを助けたヒーローは今度は助けられなかった
だけどそれはニアが望んだ未来を・・・現代を発生させるのには必要不可欠なもの。
だからこそニアは再び過去を変えて自分を助けてほしいと頼まなかった。
自分の存在こそが大切な彼女から足を奪ってしまう原因になるから。

それでも彼と出会えた事が嬉しいと言える・・・だからこそ間違いなくニアの本心なんだと思う。

次点はニアが彼女への伝言として頼んだセリフかな・・・謝罪と感謝のセリフ
こっちもよかったんだけど・・・内容が伝わりにくい気がするので・・・こっちで。

「嬉しかったです。またヒーローに会えたから」

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No title

こんにちは。
この間上下巻読み終わりまして、上巻のレビューを書いたときには、まさかこんな展開になるとは思ってなかったです・・・。
私も上巻での能天気なレビューを消したくなりました。

しかしこういう叙述トリックを駆使したライトノベルは、もっと増えてもいい気がしますね。 入間先生にはラノベ界の異端児として頑張って欲しいです。
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