スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト) 5

あらすじ

数々の“災厄の数”を生み出してきた集団、“クリフォト”。

奴らが雪名を攫った。

奴らの目的は、雪名の中の“無限の災厄の数”の解放―それが意味するのは、雪名の死だった。

攫われた雪名は“クリフォト”に攻撃を受けていた。

ただし、肉体への攻撃ではなく、精神への。

雪名の精神が死ぬとき、最凶の“災厄の数”が蘇る
―それを倒すには雪名の肉体ごと殺さねばならないという。

雪名の死を何としてでも阻止するために、
俺は明津、アンデレ、タデウスとともに敵のアジトに向かう。

“数”の異能力アクション、第5弾!

感想

アンチリテラルの数秘術師の5巻

表紙は毎度おなじみの雪名
笑顔で・・・そして鎖が砕けている・・・いい感じです。

そして・・・

最終巻・・・だと・・・!?

これはちょっと予想外でした・・・まぁあらすじの内容がそれっぽかったんですけどね・・・
それでもちょっと・・・

今回の話は最終巻・・・そして雪名の不死身の原因である
『無限の災厄の数』が・・・その原因である『無限(アイン・ソフ)』
全ての数の法則を無視しルールすら創造する『法則無視(アンチリテラル)』の戦い

まず雪名が不死になったのが『変革の石』のせいではなく
『高貴なる血族』がその体に封じ続けてきた『災厄の数の王』とも言え、
世界を4度滅ぼしたとされる『無限(アイン・ソフ)』のせいである事が判明

日本政府の特殊部隊『内閣情報管理室(ベリナーズ)』雪名の情報を・・・
先端科学機構(ネメシス)の生き残りであり、『高貴なる血族』である彼女の事を
『背徳の救世団(クリフォト)』から知らされ強引に拉致

彼女の力をクリーンなエネルギー資源として利用しようとした・・という
凄まじく非人道的な話なんですけどね・・・
存在が危険だから・・・とかならともかくエネルギー資源って・・・

物扱いやん・・・

さらに『無限(アイン・ソフ)』に唯一対抗できる可能性を持つ
『法則無視(アンチリテラル)』として
誠一も狙われるけど、覚醒した彼の力が無意識に彼を守り脱出
憲剛と・・・そして杏子と合流

雪名『背徳の救世団(クリフォト)』の手に落ちるという状況は
『教団』にとって・・・いつか滅ぼす対象である雪名がその状況にあるのは
彼女が普通に生きている事よりもまずい・・・と執行者であるタデウスも協力

彼から雪名の中にいる『無限(アイン・ソフ)』の説明
そして誠一の目覚めた力・・・すでに人間ではなく半分神に等しい力を得た
『法則無視(アンチリテラル)』の説明を受ける事に・・・

世界を4度も滅ぼした無限の力を持つ存在
法則にとらわれず、それどころか自身で法則を創造できる存在

どっちもチートだよ!?

前回発現した誠一の力も十分凄かったが、本質はとんでもなかったようです・・・
そりゃ無敵だよ・・・

でも皮肉な話・・・もし万が一、雪名の意識が消え『無限(アイン・ソフ)』は覚醒した場合は
彼女を殺すことができるのはただ1人・・・『法則無視(アンチリテラル)』である誠一だけ
という事も同時に知らされることに・・・

1巻で不死身であり、それで苦しんでいる彼女を少しでも楽にするために
自分が殺す・・・と雪名に約束した誠一

彼女を少しでも楽にするためにした嘘の約束だったそれを叶えるための力を
手に入れてしまったわけです・・・しかも世界を救うという理由つきで・・・

そりゃ・・・きっついわー

そして最近一緒に行動する事も多かった新米執行者アンデレの協力も得て
雪名を助けに行くわけですけど・・・妨害されそれを突破するも
誠一を好敵手と認めたカラスが立ちふさがり戦闘に

『法則無視(アンチリテラル)』の力で体感時間をゆっくりにする力を
どうにか自分で制御できるようになっただけの誠一では彼の相手は難しく
追い込まれる事になり、かつて兄妹として暮らしたアンデレ
カラス『零』の力で空間に貼り付けにされて動けなくされてしまうことに。
でも突如爆発が起きて戦闘は中断・・・そして・・・

カラスは動けないアンデレその身で庇い・・・海へ・・・

強くなくてはなにも得られない・・・だから強い誠一を倒せば自分も何かを得られる・・・
ただそれだけを思い誠一に挑んだカラス

強さのために自分を育ててくれた前任のアンデレを殺し、妹的存在であったアンデレも捨て
そして時には彼女を殺そうとすらした・・・
それでも極限状況で・・・アンデレが動けない状況で危機的状況に陥った時に
彼がとった行動は誠一への攻撃でも身を守るための防御でもなく
妹を守るという行動だった・・・

これは・・・色々やりきれないなぁ・・・

アンデレ『お兄ちゃんが助けてくれた・・・』と頑なに呼ばなかった呼称でカラスを呼び
彼が姿を消した海を呆然と見詰めることになった訳ですけど
結局のところ、カラスが欲しいものは最初から近くにあって・・・
だけど彼はそれに気づけなかったって事なのかな?

全てを捨てて・・・行動していた彼が結局捨てられなかったアンデレへの想いが
こういう形で現れるのは・・・悲しいですよね・・・
まぁ生死不明なので希望はあるんですけどね・・・

そして爆発の原因・・・精神を衰弱させれら、自分の存在がクラスメイトを危機に陥らせ
誠一の幸せの邪魔になると言われた事によって精神が消耗・・・『無限(アイン・ソフ)』が復活
誠一は選択を迫られることに。

守ろうとした存在を殺せるのは自分だけ

『無限(アイン・ソフ)』にとっても自分を害せるのは『法則無視(アンチリテラル)』だけと知っていて
だけど誠一が器である雪名を想うがゆえに攻撃できないことを知り蔑むと同時に
面白いと思ったらしく世界を滅ぼす制限時間を区切ってその場から去ることに

これは・・・本当にどうしろと・・・って感じなんですけど・・・

『数の支配を打ち破るもの(アンチリテラル)』

やっぱりというかなんていうか・・・この作品の『アンチリテラル』って言葉に相応しいのは
『法則無視』よりもこっちのような気がしますね・・・

雪名を殺すことはできない・・・だから『無限(アイン・ソフ)』も倒せない
でもそうすると世界は滅びてしまう・・・どうしようもない・・・
そんな風に落ち込んでしまった誠一に対して憲剛アンデレは彼を偽者だと叱咤

いつもの誠一ならどんな絶望的な状況でも決して諦めず
そしてどんな無茶な事も必ず実現させてきた・・・

諦めない・・・それがウルトラマン”冴上誠一”だ!

この言葉で自身を取り戻し・・・雪名の精神が死んでもう戻らないという事を聞かされても
彼女の事を諦めることはしないし、そして『無限(アイン・ソフ)』を倒す事も諦めない
急に手に入れてしまった巨大な力のせいで・・・ずっと雪名の後ろで守ってもらう立場に
鬱屈としていたからこそ力を手に入れたことで調子を崩していたって感じでしょうか・・・
ようやく冴上誠一の正常運転が開始・・・

ただ自分を信じ・・・ハッタリで敵を撃破!

うーん・・・やっぱりこの展開がこのシリーズっぽくていいですね・・・
雪名の精神が眠っているだけで消滅していないと信じ呼びかけ続け彼女を目覚めさせ
そして目覚めても『無限(アイン・ソフ)』が消えないと知っても諦めず
『無限(アイン・ソフ)』自身が語った言葉の中に見つけた違和感を頼りに
ほとんど賭けとしか言い様がない攻撃を・・・
『法則無視(アンチリテラル)』の力を全快にし、自分の存在が保てなくなるほどの出力で特攻
『無限(アイン・ソフ)』誠一雪名を殺せるはずがないと思いつつも
彼の気迫・・・そして体の持ち主である雪名がそれを受けている事に恐怖
彼女の体から抜け出し・・・その瞬間を誠一は見逃さずに攻撃・・・って戦法

まさにハッタリですね・・・『無限(アイン・ソフ)』雪名『器』と呼び、
『この体にいる限りは攻撃できない』・・・というセリフから『無限(アイン・ソフ)』
体から抜け出せるのでは・・・と推測し、『無限(アイン・ソフ)』が抜け出さざるを得ない状況を作るために
雪名を約束どおり殺すと言い、雪名誠一なら『生きたい』と願った自分を必ず助けてくれると信じ
事前の打ち合わせなしのこの芝居を成功させたんだから凄い信頼関係ですね・・・

エピローグは学校で保護者参加可能なお花見の場面
そして誠一雪名キスで締め

ハッピーエンドって感じでよかったです。

誠一の妹である愛架が同じ高校に入学したり
愛架がアンデレ誠一への想いに気づいたり
誠一に想いを寄せる加苗の存在

など恋愛方面で波乱の火種はまだ残っているし

実は自分に『無限(アイン・ソフ)』を入れる事で
誠一が躊躇わず殺せるように・・・と考えていたらしい
『背徳の救世団(クリフォト)』ニコラ=テスラ博士の事が
今回の話で書かれた雪名の両親と誠一の父親の話・・・

妻と娘の為に・・・『無限(アイン・ソフ)』をどうにかする為に
犠牲を承知の上で実験に手を染めていた雪名の父親と
それを知って彼の事をただ単純に『悪』だと断じる事ができなくなって
そして妻の仇である二人に娘を託される事になった誠一の父親

『一体、悪者はだれだったんだろうな』

って言葉どおりに・・・ニコラ=テスラ博士も世界を救おうとしていて
その為に・・・誠一の覚醒を促すために彼に『災厄の数』を仕向けていた
って事と重なっていて・・・結局彼も生き残ったし物語はまだまだ続けそうだけど
今回で終了。

そこらへんはやっぱり残念だけど・・・終わり方としてはいい感じでした。
色々と希望が持てる終わり方は好き

最後に一文。

雪名のセリフ

彼女の不死は母親から受け継いだ『無限(アイン・ソフ)』のせいであり
『変革の石』の効果ではない・・・

ならどんな効果が・・・どんな願いを最適化したのかとエピローグで誠一に問われ
雪名が答えたセリフ・・・このセリフと共に彼女は誠一キス

まぁ確かに・・・願いは叶っているって事なんでしょうね・・・
おそらく彼女が彼と出会った瞬間に・・・

それにしても・・・今回も読んでいる限りだと誠一雪名への想いを自覚してなかったっぽい
いや・・・もうなぜ気づかないの?ってくらい雪名の事ばかり考えていたけど
はっきりと表現したのが雪名の方が先って・・・どんだけ鈍感なんだよ・・・
しかも自分の想いに対してとか・・・

「・・・生きて幸せになりたい。その思いを最適化されたんだと思う」

「・・・なるほどな。なら、その願いは叶ったのか?」

「願い・・・もうとっくに叶ってるよ」

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。
アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈5〉 (電撃文庫)アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈5〉
(電撃文庫)

(2012/03/10)
兎月 山羊

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。