スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

名探偵は推理しない 2

あらすじ

「よし!今日こそは凶悪事件、お願いするわよ。理人、読んでみて」

生徒から凶悪事件を募集する投書箱には、いつもくだらない内容しかないが、その中に

『学園十七不思議の七番目
 壁に埋められた死体は実話だという噂が流れています。調査してください』

という投書があった。

興味を惹かれ、事件解明に乗り出す恋深だが・・・。

その他、公認同好会を目指して部員を勧誘したり、
一枚のラブレターから騒動が起こったりする『犯研』だが、裏に殺人鬼の影が──。

恋深の過去も明らかになる、急転直下のサスペンスストーリー第2弾!

感想

名探偵は推理しないの2巻

今回は短編集形式なので1章ごとの感想を・・・

○ 第一章 兄弟姉妹

エドガー・アラン・ポーの小説である『黒猫』のオマージュ

死体が壁に埋められている・・・という学園の不思議を調べる事になった
『犯研』のメンバーである恋深理人

恋深は翌日には犯人の名前を断定
ただ何処に死体が・・・というのが特定できないから放課後に調べて
ピッケルで壁を壊そう・・・という事に

あいかわらず真相が先にわかるらしい恋深の能力は凄い・・・

ってか反則だけどね!?

だけどこの短編は叙述トリックが使われていて
物語の時間軸とキャラクターの視点が切り替わる事によって
読んでいる人間がミスリードするようになってて面白かった

っていうか恋深以上に先に起きることが全てわかるらしい彼の兄・祟深の能力の方が
恐ろしい・・・という事がわかる話でもある・・・

壁に埋められた死体・・・その事件発生当時に理人の名前で犯人と接触し
埋めた場所を変更するように提案して場所を移させた

そして2年後、犯人の妹が『犯研』に投書をし、妹である恋深が犯人の名前を特定
さらに死体を埋めた壁もドンピシャで当てて死体を発見する事に・・・

だけどこれ・・・移動してなかったら失敗してたし・・・
どうして2年後に理人恋深が一緒にいるのを知っていたのか
さらには犯人の妹が彼らに依頼するのがわかったのか・・・とか
最早予知レベルの力を発揮してますね・・・

その力を利用して・・・犯罪を発生させてるんだから・・・そりゃ怖いわ・・・
ってか恋深以外は対抗できないんじゃないか・・・これ・・・

なんか変だな・・・とは思いつつも流石に理人の名前を2年前の時点で騙るなんて
発想がなかったので終盤まで叙述トリックのネタに気づかなかった・・・

○ 第二章 部員勧誘

理人が非公認同好会である『犯研』をせめて公認のものに・・・と部員勧誘をする事に
ただし『他人の痛みが理解できない』という性質を発揮してしまったために
クラス内で未だに友人もいない理人にまともに勧誘なんてできるはずもなく・・・

と思ったら向こうから来たよ!?

安芸津川 士(つかさ)という名前の1年生
ミステリー小説を書く参考にしたいと名探偵がいるという『犯研』にやってきた下級生

理人の反応が・・・変・・・?

なぜかと距離を置こうとし、あまり話しかけもしないという状況に
だけどの方は妙に懐いてくる・・・

恋深はその理由をすぐに察したみたいだけど・・・

ってまたか!?また叙述トリックか!

1章の事があったからずっと疑って読んでいたおけげで比較的序盤で
予測はできたんですけどね・・・が自分を『俺』と言ったり『男』と言ったセリフがあり

あれ?間違った?

って思ったんですけど・・・結局は予想通りに・・・

士は女の子

という事が判明。

理人が彼女と距離を置いていたのは・・・苦手だったのは1巻の事件の犯人
理人に想いを寄せていた後輩である裕稀と似た性格だからこそ
彼女との思い出がある分だけ認める事ができなかった模様

この話では2人が恋深の家に訪れる話でもあるんだけど
方法が・・・ストーキングだったりしますけどね・・・オイオイ・・・

そこで理人恋深から兄である祟深の事を・・・
彼が恋深の両親を彼女の目の前で殺した事・・・
そして彼が天災的な犯罪の才能を持っていることを聞く事に・・・

一国を滅ぼせるって・・・どんだけだよ・・・

最終的に『犯研』に入会・・・理人も正式に入会する事でこの話は終了

うーん・・・でも・・・理人に懐いてるな・・・マジで・・・何故だ?

○ 第三章 交錯

理人にラブレターが!?
ストーカー・・・そんなの許せない(by ) オマエガイウナ!
理人に・・・ようやく友達が・・・!

という感じの話・・・

うん・・・なんかこう・・・理人くんの不憫さがよくわかるね・・・うん・・・

理人にラブレター・・・の一件は相手の女の子が
ロッカーを1つ隣と間違えたという事が判明

痛みは理解できなくても・・・こういう面はちゃんと反応するんだよね・・・理人・・・
そして恋深にこれ見よがしにラブレターをアピールして反応を引き出そうとしたり・・・
うん・・・必死だな・・・お前・・・

さらに『犯研』の友人の女の子からストーカー被害を訴えられ調査する事に
相手は理人のクラスメイト・・・

クラスでハブられているけど彼に話しかける理人だけど
思いのほかいい奴で・・・ストーカーっぽくなく・・・なんかいい感じの友人みたいに・・・

結果・・・依頼者の女の子が彼の事を好きだった

用心深い性格の女の子が自分の想いを受入れてもらう為に
相手の弱みを探ってもらおうとしていた・・・というのが真相で
ラブレターを間違えて理人のロッカーに入れたのも彼女

ってか怖いよ、この娘!?

万が一のために弱みを握ってから告白・・・とか・・・怖いよね?
まぁ結果的に普通に告白・・・両想いだった為にめでたしめでたし・・・

人に感謝される事があまりないと・・・

『自分は善行ができない』
『善いことをする才能がない』


と言っていた恋深が2人から感謝されて照れていたりと・・・珍しい光景が

ちなみにこの話の最後のオチは・・・

この2人が殺された

というものなんですけどね・・・・・・Σ(゚д゚;)

○ 第四章 善意の効能

脱走した殺人犯によって殺されたと思われる前述の2人

理人はその状況下で犯人を名乗る相手に遭遇し襲われるけど
持ち前の痛覚がないのをいかして反撃・・・追い払う事に成功

ただし相手が自分を捕まえるのに情報を提供した恋深を探していて
知り合いである2人を殺した・・・と思った理人は彼女を守るために
彼女の部屋の前で見張りを続ける事に・・・

はそんな危険な事・・・と止めるけど理人は自分の体質の事を話し
無理しなくていいと伝えるけど彼女は協力してくれる事に・・・

いい娘だよね・・・この娘・・・

恋深恋深で死んだ2人の事を気にしているみたいで
理人に自分が『善行ができない』という理由を・・・

自分が人を助けようとすると何故か後でその相手が不幸になる事があり
その事を気にしていて、今回の事にも責任を感じていた・・・

その状況でも理人は彼女を守るために部屋の前で番を・・・

そして恋深は自分ひとりでは犯人と接触しないと理人と約束していたけど
相手が自分が情報を伝えたせいで捕まり脱走した脱走犯ではなく
兄の祟深の変装である事に気づき、自らの手で事態を収めようとする事に・・・

理人が彼に襲われた事も知らずに・・・

恋深祟深と対峙するけど彼に理人を何故連れてこなかったのかと問われ、
情が移ったのかと問われる事に・・・彼は恋深にとっての武器なのに・・・と・・・

さらに両親が死んだのは恋深が望んだからだと・・・
母親に暴力をふるい重傷を負わせ父を見て『お母さんを助けて』と言った彼女のために
祟深は父親を殺した・・・さらに母親はその時の怪我で結局亡くなった・・・

さらに恋深が善行をしたら相手が不幸になる・・・
それは全て彼が裏で手をまわした結果である事も伝えられる事に・・・

うわぁ・・・最悪だコイツ・・・

そしてそれが何故なのか・・・問いただす恋深に彼の答えは・・・

恋深が苦しむ姿が一番綺麗で愛おしいから

うわぁ・・・完全に狂ってる・・・もう駄目駄目だコイツ・・・
さらに理人を襲った事も伝えられ恋深はさらに追い詰められる事に・・・

おいおい・・・これ完全に詰んでるんじゃ・・・って思ったけど
理人が怪我をおしてかけてきた電話・・・そして彼の想いと彼がした事を理解した恋深は反撃開始
形勢は一気に逆転する事に・・・なぜなら・・・

祟深はすでに怪我を負っているから・・・

流石は彼から武器扱いされるだけはある理人・・・
不意打ちで襲われ怪我を負いながらもきっちり反撃をして祟深に傷を負わせていて
恋深と対峙し彼女の攻撃を防いだので実はいっぱいいっぱいだった祟深

恋深がそれに気づいて攻撃さえすれば容易に倒せるほどすでに弱っていた・・・
流石に犯罪の天才とも言える彼でも痛みを気にせず反撃する相手への対処は
わからなかった模様・・・結果がわかると言う彼ら兄妹の能力も完全ではないと言う事ですね。

結局、祟深には逃げられてしまったけど彼の思惑の上を・・・
彼は恋深が色々な事を知らされた時点で諦めると読んでいたのにその上を行った
彼女の勝ち・・・って事ですね。

まぁ理人という稀有なパートナーがいてこその勝利ですが・・・
祟深曰く、実質殺す方法がない・・・とまで言ってましたからね・・・彼の事を・・・

近接で殺そうとするなら相打ち覚悟の攻撃を受ける可能性があるし
相手は痛みを無視して動けるぶん、攻撃側が危険
遠距離攻撃は武器を使用する分・・・証拠が残ってしまって完全犯罪を目指す
彼には選択肢として選択できない・・・との事・・・

実は何気に凄いな理人・・・彼が偽善とは言え人に優しくしたりしようという人格であって
よかったって事ですね・・・きちんと倫理観を教えた両親は偉い・・・
彼が犯罪上等になったら・・・怖いなんてもんじゃない・・・

展開としては真犯人が逃げてしまったので・・・決着は次回以降へ・・・
祟深がいるかぎり・・・平穏はなさそうですけどね・・・

とりあえず2ヶ月連続刊行だったこのシリーズ・・・3巻はでるのかな?
でるなら楽しみに待っていようかと・・・

そういえば・・・4章も結局叙述トリックだったんだよな・・・
今回はそれがテーマだったのかな?

最後に一文。

理人のセリフ

怪我をしながらも恋深に電話し、こんな状況でも恋深を恨んでいない事
それどころか彼女と会えてよかったと思っている事

を伝えたセリフ・・・

恋深はここからさらに彼が言いかけていた事を・・・
犯人に怪我を負わせた事まで理解して反撃にまわった・・・

彼の言葉が折れかけていた恋深を支えたって感じですね・・・
離れていても・・・パートナーって感じですね・・・この2人は・・・
なのでこのセリフ。

「恋深と知り合って・・・一ヶ月ちょっとで・・・
 ぼくは二回も殺されそうになった・・・」


「けど・・・恋深と知り合って・・・運が悪かったとは思ってない・・・
 絶対に、思わない」


「前にも・・・言っただろ。
 ぼくは恋深のことを・・・気に入ってるんだ・・・
 殺人事件マニアの変な女で・・・
 ぼくのことを偽善者だと見抜いて・・・
 そのうえ一緒にいるとひどい事件に巻き込まれて・・・
 それでも、ぼくは・・・恋深のことが好きなんだ」


にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。
名探偵は推理しない〈2〉 (創芸社クリア文庫)名探偵は推理しない〈2〉
(創芸社クリア文庫)

(2012/04/16)
村田 治

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
08 ≪│2017/03│≫ 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。