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インテリビレッジの座敷童

あらすじ

田園風景と最新鋭テクノロジーのコラボエリア。
それが『インテリビレッジ』だ。

ここは、あまりに『田舎』演出が完璧すぎて、“妖怪”すら呼び寄せた。
棲みやすい『環境』を求めてやってきた彼らは、当然俺ン家にも居る。

3D用ゴーグルとワイヤレスコントローラで優雅にゲームをやってる巨乳の座敷童が・・・。

おい、胸がでかいだけで役に立たない座敷童さんよ、ちょっとは助けてくれ頼むから。

電撃文庫MAGAZINEのイラスト企画『Illust×story』から生まれた作品!

鎌池和馬の世界を第17回電撃イラスト大賞<金賞>受賞者・真早が描くオカルトコメディ登場!

感想

イラスト企画から生まれた電撃文庫2012年5月の新刊
『とある魔術の禁書目録』鎌池 和馬さんの作品

表紙の絶世の美女が題名にある座敷童です。

座敷・・・”童”?

うん・・・まぁ・・・そこは気にしちゃ駄目なんだよね・・・きっと・・・

人工的に作られたブランドとしての『田舎』を舞台に、そのあまりにリアルな『田舎』っぷりに
都会が苦手な妖怪が集まり、さらにあくまでブランドなので物価などが高いために
セキュリティは最先端科学だったりと最先端とレトロが交じり合った場所で起きる
妖怪を利用しようとする人間と、それに巻き込まれるキャラ達を描く物語

ぶっちゃけ・・・凄惨です・・・

あらすじからはまったく読み取れませんけど・・・死屍累々です・・・
めっさ人が死にますし・・・主要人物がサクッと相手を殺したりします

全部で4章あり最初から3章までは別々の主人公の視点で描かれ
それら全員が揃って事件に巻き込まれる4章に繋がる感じなので
章ごとの感想を書いていこうかと・・・

第一章 陣内 忍の場合

主人公は陣内 忍でパートナーは座敷童(ゆかり)・・・
ではなくクラスメイトの問題児で株取引で大金持ちな惑歌かな?

インテリビレッジの座敷童・・・役に立ってねぇ!?

『サナトリウム』と言われる施設にアトラクションとして入院体験していた
惑歌の様子を見にいった時に雪女と遭遇

『致命誘発体』と呼ばれる妖怪に分類され、その性質上・・・

人間と『約束』をしてその後『結婚』『約束』を破ったら姿を消す
というのが雪女だけど彼女は男を凍死させる逸話もある危険な個体

さらに『サナトリウム』ではきな臭い話を惑歌に聞かされ
帰り道に再び雪女に遭遇・・・さらに謎のグループに命を狙われる事に・・・

いやいや・・・なにその唐突な展開!?

どうやら『パッケージ』と呼ばれる妖怪の性質を組み込む事で
妖怪の力を利用して色々と利益を得る人間達の企みに
は気づいてしまいかねない立場に立ってしまったらしく、その組織から命を狙われる事に。

いや・・・でもお前・・・なんか慣れてね?

は恐怖を感じつつも惑歌に連絡を取って情報を収集
相手がどのような『パッケージ』を組んでいるか・・・そして自分がであった雪女
それに組み込まれている事を考え打開策を練ることに・・・

相手の『パッケージ』を逆利用・・・乗っ取り

組織側の方法は『サナトリウム』の特定の部屋にある簡易の部屋の利用規約に
たとえ読んでいなくても部屋の使用者はそれに同意した・・・という前提になるそれに
雪女(書面上にははっきりと明記してないけど)と『約束』しそれを受諾した事にさせ
それにより自動的に雪女の性質を発動させる・・・というもの。
もちろん雪女本人はそんな事、つゆも知らず・・・って感じ。
勝手に雪女がセミを嫌いとする・・・って項目も盛り込んで制御するための弱点も作ったりと
妖怪すら利用する人間の悪辣さがでていたんですがはさらにその上を・・・

規約に書かれている文章に線を引き、さらに印鑑で訂正印を押して訂正を正規な手続きとし
さらにそこに雪女が自分を守るという項目・・・に悪意を持って害する存在を察知したら
たとえ相手がまだ攻撃してきていなくても先制で撃退する・・・という項目を追加

これによりを銃で襲おうとしていたグループは雪女に襲撃され散々な目に・・・
っていうか指とか腕とか・・・凍傷で取れたりボロボロになったり・・・

なにせ相手は妖怪ですからね・・・人間なら悪意や害意を直接目にせず確認するのは困難
だけど性質に沿ってそれを履行する存在である妖怪はそういうのを全て飛び越えて
行動しますからね・・・これは怖い・・・

相手の組織は勝てるはずもない・・・という事で退却する事に

これで一件落着・・・な訳がない!

は規約の効力が時間がきたら切れる・・・という項目も追加して
雪女による守護に時間制限を付けて彼女を解放するようにしていたけど
やられた敵組織が最後の抵抗みたいな感じで『雪女は持ち主の元へ帰る』という
項目を追加した規約をの家に放り込み雪女の元へ

妖怪が人間みたいな感情を持つかわからない・・・と考えていたみたいだけど
は第一印象が良かった上に、自分を『パッケージ』から救ってくれたの元だからこそ
帰ってきて・・・そして『結婚』を迫っていると考えた様子

ってかこの雪女・・・最初からマジで『結婚』してくれって迫ってばかりだった・・・
相手が妖怪とはいえ・・・いきなり美少女に求婚されるとか・・・コイツまじラノベ主人公・・・

第二章 内幕 隼の場合

主人公は内幕 隼でパートナーは菱神 艶美

の叔父にあたる刑事
妖怪に嫌われる性質らしく、本人も苦手

まぁ子供のころから家にがいて色々とされた記憶もあるんでしょうけどね・・・

嫌われる・・という割りに『濡れ女』に抱きつかれてましたけどね・・・
『致命誘発体』で水底に引っ張り込まれる可能性がありましたけど

艶美の方は殺人事件の現場にしょっちゅう顔を出しとも顔見知りな中学生の女の子
推理マニアで達警察が気づかない事に容易に気づいてしまう女の子

ドラム缶に人が詰められて死亡した状態で『インテリビレッジ』であるある島に漂着・・・
という事件を捜査するとその事件現場に現れる艶美

結局これも『パッケージ』関係でありこの話では『舟幽霊』

『船を襲い、船の上の人間を消す』というのが性質

この話では島の人間全員がそれに関わっており、犯罪組織などに
人間を証拠も残さず消す・・・それが死体だろうと・・・という利用価値を提供していたみたいだけど
島そのものを船に見立て、さらに『舟幽霊』が船を沈める『手』『道具』
それぞれ『島民』『猟銃』を対応させ『島民』が対象を襲い殺し
その死体は誰の目からも見えなくする・・・というかなり残虐なもの

艶美はそれに気づき追求しようとしたけど逆に襲われ
と一緒に来た刑事や捜査関係者は全滅
2人も追い詰められ・・・は見えなくなっていた死体の山の前で
撃たれることになる・・・

え?なにこれ・・・積んでね?

ってくらい絶望的な状況なんですが・・・やっぱりここにきて逆転に繋がるのは
妖怪に関する知識・・・そして相手が『パッケージ』に組み込んだ条件を・・・
妖怪の性質を逆に利用した手段という事に・・・

『舟幽霊』『底が抜けたひしゃくを渡されると船を沈められず船員は助かる』という
性質を持った妖怪でもあり、逆に言えばその条件を満たせば上記の性質を守るために
『ひしゃく』を渡した相手とその一員は必ず助かる・・・という事になる。
は所持していた拳銃の弾を抜いて『手』にあたる『島民』に投げつける事で

『ひしゃく』 = 『猟銃』
『底の抜けたひしゃく』 = 『弾が入っていない拳銃』


と解釈させることで自分達の命が保障される条件を満たし
島民達は艶美に手出しする事ができなくなり2人は無事脱出

あとは本土から捜査の手が・・・って感じで終わるかと思ったら
あまりにも大きな・・・『パッケージ』と呼ぶにしてもあまりに膨大な被害をだしたために
『百鬼夜行』を名乗る女性が現れ、島民を皆殺しにして終了

え?・・・皆殺し・・・え?

島民がしてきた事も凄惨の一言でおそらく被害は凄まじいものだったと思われる
だけどそんな彼らですら・・・それ以上の力によって・・・
うーん・・・この作品・・・この話だけで数百人単位で死んでるよね・・・

第三章 菱神 舞の場合

主人公は菱神 でパートナーはすねこすり

艶美の姉であり・・・そして第二章の最後に現れた『百鬼夜行』を名乗った女

すねこすりは相手のすねに体をこすりつける・・・というだけの妖怪であり
見た目も小型犬という・・・なんとも可愛らしい和む存在

可愛いわー・・・すねこすり、可愛いわー

と和むのとは裏腹にが・・・が・・・

サクっと人、殺しすぎだろ!?

って感じで人を殺します・・・別に殺人狂って訳ではなく
『百鬼夜行』と呼ばれる裏の組織の外部協力者として
依頼を受けて別勢力がやろうとしている『パッケージ』の組み込みを
調べるために現場に向かい、そこで別の組織の荒事担当が名乗る
偽名を名乗る男を見つけて・・・とりあえず殺害
理由は事態を動かして、相手に尻尾をださせるため・・・

いやいやいや・・・軽いよ!?

その後も、結構簡単に敵を殺していく
彼女は『死出の竜姫』と呼ばれるくらい知られている存在で
彼女本人はそれは自分が使役する式神の名前だ・・・と困っている様子

そりゃ異名がつくわな・・・こんだけサックリ相手を殺していけば・・・

一方的に相手を殲滅していって追い詰め・・・黒幕が動いたところで罠にかけ
誘い出す事にしたけど相手も準備万端・・・兵隊をばせているという状況になるけど・・・

事前確認は基本だし、地均しも基本

事前に待ち合わせ場所を調べ、黒幕がばせていた兵隊も全て処理ずみ・・・
まじ鬼だ・・・この人・・・

ただ黒幕は通常の手段では殺す事ができない妖怪を殺す手段を持っており
相手はそれを切り札として発動・・・が持っていた『死出の竜姫』・・・
竜宮城の乙姫を『心地良く海底へ沈める者』として使う彼女の式神の媒体を破壊

超常の力を失ったに銃口を向けて・・・全てが終わる事に・・・

だって舞・・・『死出の竜姫』より強いから・・・

最悪ですこの女・・・『死出の竜姫』は彼女にとって基盤となる存在
『死出の竜姫』に勝てるように自分の体を色々と弄繰り回し強化したのが今の
『死出の竜姫』を持っていたのは自分の基盤にしたものだから
自分の体をメンテナンスするときの調整用というだけの物で
荒事には一切使わない・・・だって自分のほうが強いから・・・

なので黒幕さんがどうなったかは・・・まぁ押して知るべし・・・成仏しろよ・・・おっさん・・・

第四章 皆殺しの場合

全員集合!って怖いわ!?

という訳でこの話では艶美が友人である惑歌を誘い
彼女がを誘い、さらにがペット扱いという事で同行
艶人はすねこすりも一緒)と一緒にも誘い・・・豪華ホテルへ・・・

いやいや・・・それ事件フラグだから・・・

こんな巻き込まれ体質な人間ばっかりを一箇所に集めちゃ駄目だよね・・・
しかも『パッケージ』関係に巻き込まれたメンツばかりを・・・

まぁそれが敵の・・・『百鬼夜行』の目的であり
元々、『百鬼夜行』にいたらしい『パッケージ』に組み込み
組織の再興とかを考えたいた模様

ただし内紛だったらしく、が懇意にしている『百鬼夜行』の当主は
今回の企みに関与しておらず、達は唐突な展開にそれぞれ対処していく事に・・・

まぁがまたサクっと偽名を名乗った同業者っぽい相手をの前で倒し
を危険な相手と認識してしまったために最初はすれ違いが生じて
うまく連携が取れなくなったけど、座敷童『家人に起きる不幸を予知として見せる』
という性質が現在の家人であるに発現して惑歌艶美の死んでる予知を見て
さらにみんなと合流した事で冷静になって事態に対処していく事に

途中、『百鬼夜行』の当主であるを名乗る偽者と連絡するやり取りもあったけど
流石肝が据わっているというか・・・はそれが偽者と看破して事態の収拾にかかる事に。
今回も座敷童の性質を利用した事件だったのでは相手が用意したそれを・・・
座敷童が住む家の見取り図を上書きしていく事で彼女の住む家を移し、
それでも影響が残っているがゆえに見取り図が破損した場合、その見取り図の家に
不幸が訪れるという性質を利用・・・さらに不吉な予知でえた情報も加えた上で
ホテルで直接攻撃を仕掛けていた敵の術者から見取り図を奪い
それをスマートフォンで撮影・・・それを見取り図の上に重ねた上で破壊
という方法で敵の本拠地に不幸を招いて勝利・・・これにて一件落着・・・ではないだと!?

菱神姉妹を排除せよ!!

警察の機動隊がホテルを取り囲んでいて、自分たちが解決できない事件を解決する2人を・・・
推理によって先を行く艶美と暴力によって駆逐するを・・・
決して認める事はできないと思った勢力が彼女達を排除するために今回の事件を利用
最後の最後・・・妖怪やそれによる『パッケージ』ではなく・・・人間のエゴが
忍達を襲うことに・・・

人間って・・・怖いわー

『パッケージ』も人間が作るものですからね・・・妖怪より人間が怖い・・・

ただ『百鬼夜行』が本物のの指揮下に戻ったのでは彼女に助力を頼み
機動隊を排除してもらう事で今度こそ事件は一件落着

排除か・・・きっとまた多くの被害が・・・

いやマジで・・・この作品・・・ちょっと人死にすぎじゃね・・・?
しかも妖怪関係の事件は法整備もされていないらしいし・・・
これで共存できているんだから・・・凄いよな・・・

っていうか人を死に誘う『致命誘発体』ですら商売に利用しようとする人間がいる訳で
人間の欲望というか考えというか・・・怖い・・・
何が怖いって・・・本当に妖怪がこの世界のように存在した場合に
『パッケージ』を考える現実の人間が必ずいるって思えるところが怖い・・・

エピローグではの元に『百鬼夜行』を分裂させた勢力の生き残りというか・・・
黒幕というか・・・西洋の魔物であるサキュバス(やっぱり美女)が訪れ
今回の事件の関係者で一番緩そうだから・・・という事で匿って貰いに来て
を『ご主人様』扱い・・・ただでさえ知ったらまずい『百鬼夜行』の事を知ってしまったのに
その敵対者が家に来てしまった・・・いやいや・・・これどうすんだ・・・

ただでさえ雪女は居候状態だし、『致命誘発体』である猫又もちゃっかり住み着き
さらにサキュバスまで・・・の状況はすでに致命一歩手前なんじゃないだろうか・・・
続きがあるならここからどう展開するのか・・・楽しみではある

恋愛事情に関してはに気がありそうな感じだし
雪女にかなり本気

艶美が好きな事を自覚しているし、もそれは気づいている

こちら側は・・・さてどうなるんだろうか・・・
内容があまりにハードすぎて・・・恋愛云々してる暇がない感じがする・・・
だってこの作品・・・油断した瞬間に死にそうだもん・・・

最後に一文。

セリフではなく・・・本文の一節でもなく・・・あとがきの一節

読んでて・・あぁ・・・うん・・・そうだね・・・って納得してしまい
凄く印象に残った一文だったのでこれで・・・

二冊目も書けたらいいなぁとも言ってるしマジ続編に期待

「巨乳の座敷童って時点ですでに実験作です」

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