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東雲侑子は全ての小説をあいしつづける

あらすじ

3年生になり、卒業後の進路の事を考えなくてはならない英太。
東雲はやはり進学するという。

特別優れているわけでも劣っているわけでもない自分も、
ひとまずそう考えるべきなのだろうと思いながら、
自分のやりたい事が分からずに迷う。

小説家という夢を既に実現してしまっている東雲と自分を比べて、
漠然とした焦燥に駆られる英太だが、
東雲と過ごしてきた時間が、彼の望む未来をほのかに照らし始める・・・。

もどかしく苦いラブストーリー、決心の先へ。

感想

東雲侑子シリーズの3巻

完結です・・・!

短編小説をあいしている
恋愛小説をあいしはじめる


に続く今回は

全ての小説をあいしつづける

どんどん種類が増えてますね・・・1巻では短編小説だけを・・・・
そして独特の世界観で執筆する作家だった彼女が
主人公である英太に恋し、恋人になり、そして付き合いの中で色々なものを得て
どんどん変わっていき・・・そしてその影響で作品のほうも変っていく

侑子の成長がそのまま小説家としての作品の幅の拡大に繋がってるんですね・・・

作中で英太が独特な感覚が薄れたけど、決して悪い事ではなくむしろ読みやすい
と言っていたけど・・・まぁこれに関しては受け手の感覚ですからね。
英太自身も兄である景介は不満かも・・・と考えていましたしね。

さて・・・今回は完結という事でどんな物語が展開するのかと楽しみにしていたんですが
英太侑子の恋愛事情に関しての波乱は前回やったので今回は大丈夫かな?
親子関係とか仕事との兼ね合いとかが問題に・・・とか思っていたんですが・・・

そう来たか・・・ぐぅの音もでない・・・

英太侑子からの手紙を読むシーン
英太はカナダに住んでる
英太侑子の為になるからと離れる事にした
今2人は一緒にいない・・・

って感じでこの3巻の作中時間よりちょっと先の時間の英太を冒頭部分に
持ってきて読者の不安を煽っている感じ・・・

え?まさか・・・別れたの?

って一瞬、心配になりますね・・・あの状況からなぜ?
侑子の為って事は仕事関係のトラブル?
と色々考えつつ本編に入るんですが・・・

イチャイチャだな・・・おい・・・

まさにこれの一言です・・・こいつ等・・・前回の一件で絆が深まり
さらにキスもしちゃったせいかちょっと歯止めが聞かなくなってる・・・

お互いの想いへの信頼も深まっているから相手に気を使いすぎてた前回よりも
もっと気軽な・・・ちょっとした不満とかも口に出せる状況になっていて
不満以上に・・・相手への好意が全快に現されている感じ

甘いよ・・・めっちゃ甘いよ・・・

そして・・・そんな恋人がいて幸せそうだからなのか・・・2人には恋愛相談の話が
舞い込む事に・・・

この恋愛相談がちょっと先の未来で侑子が執筆して
手紙とともに英太に送った新刊の小説の内容とリンクしていて
作中で恋愛小説のネタにする許可を相談してきた相手に取ってるって形になっていて
ちょっと面白いかも・・・

先に小説の文が章の間にあって・・・その後に相談って形や
先に相談があって・・・その後にそれを小説にしたもの

って感じで2通りあっていい感じでした。

前回、英太に失恋した絵夢は教育実習生から告白され・・・
自分の英太への気持ちが残っているかを確認し、
残っていないと・・・彼への想いが芽生えていると確信して彼の気持ちを受け入れる事に

司書である椎名は最近お気に入りのパン屋があって・・・
最終的にそれがパン屋の店主への恋心だと気づいた様子

後輩であるユカについては英太が友人から好きな人を聞いてくれと頼まれたが
彼女からは後輩の男の子が気になると相談され・・・結局そっちとうまくいく事に。
まぁ・・・全てがうまくいくわけじゃないからな・・・

英太の友人である有賀は前回の話で交流するようになった律子と付き合うようになってたけど
もう1人の友人である上田も進路が似ている事などから最近一緒に行動した事で
律子に想いを寄せるようになり、律子も彼と有賀の間に揺れ動いていたんだけど
結果は・・・

友情・・・だと・・・!?

律子は有賀と別れる事にしたんだけど、上田は付き合うことはできないと・・・
律子の事は好きだけど、それ以上に有賀とは昔からの友人であり
その関係を壊したくないからと・・・

なんじゃそりゃ!?

いや・・・律子に責任がないわけじゃないけどさ・・・
素で友情を取っちゃうとか・・・ある意味で凄いな・・・おい・・・

って感じでちょっと予想外の結果

そして最後・・・終盤にユカから侑子が小説のネタを探していて
ユカにその恋愛の体験談を小説にする許可を取っていると聞いた友人の子の・・・
女の子なのに女の子が好き・・・いずれ変るかもしれないけど
今この時のこの想いは確かなものだから残して欲しいという話

この5つの恋愛の話と英太侑子の話
それらが掲載された短編連作という1つの本が侑子英太に送った本の内容

一番気になる2人の話は

離れる決意と約束

ですね・・・

英太は進路に悩み・・・何がしたいかを考え・・・そして結論をだした。
その上で侑子を誘って2人きりでの大阪旅行へ・・・

何もしない・・・何もしない・・・

必死に自分に言い聞かせる事で自制していた英太はある意味凄いですけどね・・・
ホテルもツインだったし・・・押さえ切れなくてキスまではしちゃったけど・・・
それでも英太は一線を越える事はなかった・・・侑子が拒まなくても・・・

なぜならそうしてしまったら・・・離れる事ができなくなるから・・・

英太が決めた進路はアメリカに行くこと・・・そこで英語を学び
侑子の本を翻訳して世界中の人に見てもらう事。

この決意は英太が劣等感を抱いていた兄・景介すら羨ましいと思える決意であり
景介にそう言ってもらえた事も英太には自身になったかも。

でもその為には最低でも4年は・・・離れ離れになる
だからこそ一線を越えてしまえば決意が鈍る

ってのが真相だったみたい・・・

やりたい事 = 侑子の為になる事

しか思い浮かばなかったという英太の想いの強さも・・・凄いな・・・

侑子も話を聞かされた時は動揺し・・・悲しみ・・・涙を見せていたけど
その理由が自分のためだと聞かされ、このまま一緒にいても甘えてしまうからと
胸を張って彼女の隣にいるためだと聞かされ納得する事に。

でもそれまでの間は・・・ずっと一緒にいてという約束をして・・・

うーわー・・・これは・・・なんていったらいいか・・・

お互いどんだけ好きなんだよ・・・ってかこんだけ想いあってて
よく英太は同じ部屋で2人きりでいて自制できたな・・・って感じです。
それくらい覚悟が強いんだろうけど・・・それでも凄いな・・・

英太は留学する際に戻ったら・・・とある約束をして
アメリカに留学する前に語学学校に入るためにカナダへ行き
二人は離れ離れに・・・でも想いは・・・今まで以上に深くなった感じ。

約束の言葉はまさにお約束って感じですけど・・・

『大学卒業して、日本に戻ったら、さ・・・』

『結婚しよう』

うーん・・・王道だ・・・だがこの場面にはこれだよね・・・って言葉でもある
ちゃんと先も見据えているし・・・いい感じ

プロローグで離れ離れになったと提示し不安にさせ
本編でイチャイチャぶりと・・・離れ離れになった理由を描き
そしてエピローグでその後の2人を描く

なんか完全に乗せられた感じだけど・・・良かったです。

エピローグでの手紙から伝わる侑子が今感じている想い
それを英太がどう感じているか
そして2人の絆が今も確かである感じ・・・それを読んで凄く安心しましたしね。

やっぱりハッピーエンドですよね・・・

好きなシリーズだったので終わるのは残念なんですけど・・・
この終わり方では・・・文句のつけようがない・・・面白かった・・・それだけです。

最後に二文。

この作品の冒頭と終盤
そして侑子英太に送った新刊の冒頭と終わりに記されていた言葉

この言葉が誰に向けられたものなのかは・・・まぁ書くのは無粋ですね。

”私の一番大切な人に、この本を捧げます。”

”──出会ってくれて、ありがとう。”


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