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無気力勇者と知りたがり魔王 3

あらすじ

ユーフェミアを助けのんびり生活に戻った勇者たち。

何事もなさすぎてかくれんぼなどして暇をつぶすのだが、
平穏はやはり束の間だった。

突如出現する『もう一人の魔王』、シィ。
彼女の存在が魔王城を混沌の渦に陥れていく。

「──今度はシィが、勇者の子供を産む」

「おい余の半身! いやもう貴様なんぞ半身ではない! 
 とにかく貴様だ貴様! 余の勇者から離れんか!」

「や」

かくして始まる黒魔王アイアリスvs白魔王シィ。

世界の命運、シィが出現した理由、あとついでに勇者の将来やいかに!?

無気力系勇者の魔王城ひきこもり型ファンタジー第三弾、開門!

感想

無気力勇者と知りたがり魔王の3巻

最終巻です!

結構好きなシリーズだったので残念ではありますけど・・・
まぁハッピーエンドでしたしこれはこれでよかったかな?

今回の話はアイアリスの半身ともいえる存在・・・
白い魔王シィアリス(以下シィ)が顕在化する事が全ての発端。

『魔王』なのに平和主義で・・・世界を滅ぼそうとする意思を常に抑え込んでいる
アイアリスのその抑圧された1面・・・世界を滅ぼすという機能そのものって感じ
ただしその機械的なその一面が自我を持ってしまい顕在化してしまったために
1人の個として定着してしまったためにややこしい事に・・・

シィ『素直になったアイアリス』みたいなもので
彼女が普段抑えているものをやろうとするんだけど
だからこそというか・・・勇者に対する想いとか行動もアイアリスより強い
なにせいきなりキスするくらいだし、世界を滅ぼす・・・という機能についても
勇者が止めるならやめるという・・・そこまでか・・・ってくらい素直
勇者に愛されたい・・・という想いが上位にあるみたいですね・・・
先代魔王への憧れとか・・・色々と重なってるみたいですけど。

ただ問題なのが自我ができてしまったせいで『自分が・・・』という想いがあり
アイアリスとは元は同じで半身だけど・・・『自分が・・・』って想いが
生まれてしまっていて一騒動って感じ

アイアリスシィが生まれた事で自分が『人類を滅ぼす』という闇に・・・
いつか呑まれてしまって世界を滅ぼそうとするかもしれない
それなら自分が死んで・・・機能として勇者に逆らえないシィが残ったほうが・・・
という・・・自分を信じられないゆえの発想にいっちゃって対立しちゃったわけで・・・

めんどいわー・・・この魔王、めんどいわー・・・

っていうかこの『魔王』・・・どんだけ世界平和考えてるんだよって感じ・・・
彼女が顕現してしまうほど世界を乱れさせ戦争してる人間よりよっぽどまともな『魔王』って
それマジで『魔王』って呼んでいいのかよって感じです

ただその状況をなんとかするのが・・・このシリーズの勇者
剣を持って戦うわけではなく・・・『魔王』を守ろうとするのが彼ですからね・・・

勇者を信じるから彼が言う事を聞くというレイラ
勇者と話し合い・・・彼が何をすべきかを伝えたミナギ

そんな仲間達と一緒に勇者アイアリスの元へ向かい・・・
難しい事を考えるなと・・・そして知りたことがあるなら自分に聞けと
そして自分はこの世界は嫌いだけどそこに住む人間には好きなやつもいる
同じように・・・世界を滅ぼすついでで失われて悲しい相手がいるならやめておけと
そして最後は・・・

勇者からアイアリスへキス

でとりあえずアイアリスの癇癪というか自分への疑念というかは・・・おさまる事に。
勇者なら自分が自分を見失っても目覚めさせてくれる、
そして勇者を死なせたくないから彼が住む世界を滅ぼさない・・・

なんていうか・・・勇者がマジ『勇者』・・・男って意味で『勇者』・・・
格好いいなオイ・・・基本無気力なのに・・・

この後はアイアリス勇者と2人きりのときだけは甘えたりするようになり
ネコみたいに『にゃーん』とかいってめっさ甘えてて・・・

なにこの魔王、ちょっと欲しいんですけど!?

とか思ったり思わなかったり・・・

そしてシィとも和解したアイアリスはいつも通りみんなで遊んだり
ミナギが裸エプロンで迫ったり、レイラがボール遊び大好きだったりと
ゆるーい魔王城の雰囲気に戻っていたんですけど・・・
それでも世界の状況は悪くなり、城壁が見て分かるくらいの異常を・・・
門以外からの進入を拒む結界を張る様になってしまい・・・
そしてついに人間の軍が『魔王』の復活を予見して攻めてくるという事態に・・・

これは・・・結構ヤバイ展開じゃね?

ってくらいヤバイ状況で・・・そしてギャグをはさみにくいシリアス展開に・・・

敵の狙いはアイアリスを殺す事でも封じることでもなく
城の中にある『地図』・・・地図上の好きな所を攻撃できる力を
アイアリスを捕らえる事で使用して戦争に利用する事。

だからこそアイアリスは自分を殺せと・・・利用されて世界に害をなすくらいなら
勇者が無理して傷つくくらいなら自分を・・・
なによりも今の幸せな気分のまま・・・勇者の手でならいいから・・・と言い
勇者は一晩時間をもらう事に・・・

まぁ・・・結論はすぐ出したみたいだけどね!

という訳で勇者が選んだ道・・・それは剣をとって戦う事
責めてきた人間の軍と・・・

考えるのが面倒くさいから・・・全部護る為に魔王城ごと護る
そして一番手っ取り早いのが戦う事

背後に魔王城を・・・彼に勇気を与えてくれる者達を背負って戦う者

普通に・・・普通に勇者してる!?

護る対象が『魔王』とその眷属とその居城だったりするけどね・・・

しかも勇者はこの時点でも相手を斬らずに・・・剣で打撃を与える事で
無効化する戦い方・・・ここまでくるとある意味で凄い・・・

『楽』『楽しい』は違う
そして今の『楽しい』生活を守る為にちょっとくらい大変でも頑張る

そういう考え方らしいけど・・・ちょっとくらいじゃないよね・・・コレ・・・

そしてぼろぼろになりながらも敵の指揮官を倒した勇者
だけどその部下達は結局止まらず・・・勇者はぼろぼろで動けず
城では爆発音がし・・・兵士たちは門へ・・・だけど・・・

『英雄』リー・コールマン
『王女』ユーフェミア・ペンドラゴン・アスツラピ


1巻・2巻と勇者が戦った彼の友人達・・・
この2人が駆けつけ事態は一気にこちら側へ

リーは残りの兵士達全てを相手にし、ユーフェミアは怪我をした勇者を連れ城の中へ
ここに来て勇者自身の絆が力になった感じですね・・・

勇者の人間としての友人と幼馴染・・・相手は自国の近衛隊で
王が倒れた隙に独断で動いていたのでユーフェミアが命令すれば引いたんだけど
リーが挑発したせいで戦いとか・・・ちょっとアレでしたけどね・・・

戦いそのものは一段落でこれで解決か・・・とも思ったんですけど
もう1戦・・・頑張らなくてはいけない事に・・・

アイアリス勇者を傷つけた人間達を見て一瞬だけ感じてしまった
人類に対する殺意・・・それは勇者の命令や先代魔王への想いすら一瞬凌駕し
それゆえに・・・『素直なアイアリス』でもあるシィ
人類殲滅に向けて動き出してしまい、アイアリスと再び対峙することに。

でも最後は・・・やっぱり勇者が魔王を”救う”

勇者シィとの戦いで空から落ちそうになったアイアリスを助けるけど
怪我で自分も落ちそうに・・・そんな彼をシィは助け・・・そしてアイアリスのことも助ける
結局は・・・人類を滅ぼす事よりも勇者勇者の願いが大事だから・・・

そしてアイアリスシィはお互いに話し合い・・・人類を滅ぼさないために
再び一つになる事に・・・自我を持っているがゆえにシィにとっては怖い事で
忘れられたら・・・という不安もあったみたいだけど・・・

勇者にとって『勇者』というのは『忘れない者』・・・
彼の祖父が・・・『勇者』であった祖父が敗者のことも、
救えなかった者達のことを決して忘れず後悔していた姿を見ていたから。

そんな彼を信じてシィアイアリスと1つになり
エピローグはもろもろの事情が片付き、いつもの魔王城で
勇者に遊びやお話をねだるアイアリスというシーンで終了

勇者が予想以上に『勇者』してたり
アイアリスがもはや『魔王』っておかしくね?
って感じではあったけど・・・いい感じの話でした。

ずっとぼかされて来た勇者アイアリスが昔であった件は
シィと一つになって記憶が蘇ったアイアリスがエピローグで言っていたんですけど
勇者の祖母・・・『勇者』であった祖父の奥さんが引き合わせたみたい。

何故なら彼女こそが先代魔王だったから・・・

つまり勇者先代勇者先代魔王の孫
凄まじい血統です・・・だからこそ魔族は通り抜けられない門を
彼も通る事ができなかったわけで・・・

先代勇者が晩年、奥さんが死んでから自分は剣でしか平和を・・・と
悔やんでいたのはそういう意味もあったからなのかな?

封印したとも言われていたし・・・そこらへんの秘密は未だに謎
そして『勇者』『魔王』聖剣を協力して生み出した戦うべき相手についても
結局は明かされなかったわけで・・・想像するなら色々な展開が思いつくけど・・・
シリーズは今回で終了・・・ここらへんはちょっと残念かな?

ただそこまでいくと逆にこの作品の雰囲気から離れちゃう気もするので
これはこれで・・・よかったのかな?

最後に一文。

勇者のセリフ

『楽』ではなく『楽しい』人生を送るために
そのための場所を、人を護る為にならちょっとくらい頑張れる

そんな勇者のセリフ

彼は無気力でめんどくさがりで駄目なやつだけど・・・
『勇者』なんだなやっぱり・・・と思ったのでこれで・・・

彼は最後まで・・信念がぶれませんでしたよね・・・
『魔王』を護る、『魔王城』も護る、そして世界も護る
だからこそ・・・『勇者』なんでしょうね・・・

「考えるのがめんどくさいから、俺は『魔王城』を護るよ」

「大事なのは『人』だけなのか、
 それとも『場所』もなのか・・・
 わかんねぇから、全部護る。
 そのために一番簡単だったのが、
 立ち向かうっていう選択だった。
 それだけだ」


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