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サムライブラッド ~天守無双~

あらすじ

戦国の風雲児・織田信長が陰陽道の力で天下統一して三百年余。

太平の世が続く中、浅井道場の一人娘・花鳥は、
御前試験に向けた夫候補探しに奔走していた。

奇髪異相の容姿のため夫探しが難航する中、花鳥は盲目の少年・竜に出会い、
その秘めた能力に驚嘆するが・・・。

“武資”と呼ばれる一騎当千の強者達が繰り広げる和風魔法バトルファンタジー、開幕。
第6回HJ文庫大賞金賞受賞作。

感想

衝動買いの1冊・・・そして何気にこれがHJ文庫初の感想に・・・
そういえば書いてなかっな・・・このレーベル・・・

主人公は・・・誰になるんだろうか・・・
表紙で一番目立ってる花鳥か・・・次に目立ってる信雪か・・・
はたまた一番奥にいる美少女・・・もとい美少年であるか・・・悩むところ・・・

多分・・・花鳥のどっちかなんだろうけど・・・どっちだろ!?
最初は花鳥っぽいんだけど・・・途中から明らかに視点で話が動くしね・・・

一番格好よくて男らしいヒーローっぽさでいうと断然信雪なわけなんですが・・・

とりあえず本編の感想を・・・

世界観は織田信長陰陽術を使って天下統一
天守幕府を設立して・・・300年というのがこの世界

信長さん、なにしてんすっか・・・

という訳で日本の歴史は大分変わっている感じです・・・

基本的に実力で身分が決まる制度になっていて
18歳までは基本的に『無記』と呼ばれる身分に統一

それまでに試験などを受けて資格を取得すれば
それに応じた身分を得て公務員なら『資』
職人や商人などの手に職を持った人間は『任』にあり
それらも職種によって種類がある

そして資格を持たずに18歳を迎えると『民』となって
一生農作をやって過ごす事になる・・・という
なんとも厳しくも公平に見える制度

頑張ればちゃんと生活できるけど頑張らないと農民
でもどっちにしろ生活はできるという・・・いい感じの制度なのかな?

家業の後継についても子供が親と同じ身分なら
継がせられるという事らしいので・・・公平・・・かな?

ただ自分の後を子供に継がせたい・・・って時に
特殊な職業や技術が必要な身分であり
子供に親と同じ身分になるだけの才能がなかった場合なんかは
残念な事になり・・・そしてそれがこの世界・・・この国での
問題となって降りかかる・・・って感じではありますね・・・

しかも織田家だけは世襲だし・・・
まぁ理由がありそうな気もしますけどね・・・

基本的にこの作品で中心になるのは『武士』ならぬ『武資』
呼ばれる身分の者

刀を振るい、陰陽術を使うものが『武資』
あれだね・・・西洋だと魔法戦士だね・・・そりゃ強い・・・

そんな中で将軍家指南役である浅井家・・・浅井長政の子孫に当たる家で
当主であった父をなくし、女性であるがゆえに得られる『武資』としての
階級が道場を継げる段階まで得られない花鳥
自分の代わりに『武資』で・・・そして男で跡継ぎになれる
婿を探す所から始まり彼女が『待人』と呼ばれる
五感の一部や肉体の一部を失った人間の芸を見せる集団の中で
盲目で・・・そして美少女にしか見えない少年・と出会う事で
物語は展開していく感じ・・・

花鳥自身は将軍家指南役で名門でもある家柄で美人ではあるんだけど
母親が日本人でないがゆえのその容貌のせいで人から避けられて
婿探しもまともにいかないんだけど、はそもそも盲目で見えず

さらに自分が女に見えるってのが嫌らしくて
男らしくなるために体を鍛えているせいで体術がまず尋常じゃない
さらに目が見えないせいか他の感覚が鋭く・・・
驚いた事に陰陽術の才能すら花鳥を驚かせるほどという・・・超天才

なにそれ・・・チートじゃん・・・

まぁ流石に初対面では彼を婿に・・・とは思わなかったけど
自分の容姿を見てもなんとも言わない(そもそも目で見た経験がないんだけど)
さらに『金剛体』という鍛えれば鍛えるだけ筋肉が凝縮され強くなり
見た目は変わらないというその性質、さらには陰陽術の才能を
育てる事で彼を『武資』として最終的に自分の婿にしようと
婿探しがうまくいかなかった花鳥は最後の賭けとばかりにそれに賭け

で自分だけで稼ぎ暮らせる『武資』になれる可能性があるのなら・・・
花鳥の提案を受ける事に・・・
ただし婿の話は教えてもらえず弟子を育成する能力を・・・と
はぐらかされるんだけどね・・・

なんていうか・・・最初は打算で始まった関係だけど
の彼女への感謝と思慕は本物であり、花鳥自身も徐々に彼に惹かれていく過程は
読んでいていい感じでした

まぁ・・・『武資』となるには結構厳しい条件・・・
正確には浅井家が将軍指南役に相応しいのか・・・という事で
『一級武資』と呼ばれる相手3人と戦ってその結果で決めるという・・・無茶振り
ちなみに花鳥は三級・・・二級でも通じるらしいけど一級だと・・・ってレベル

しかも『五行』と呼ばれる陰陽術の属性に関するイメージが想像できず
術をただの光としてしか発揮できないという欠陥も判明する事に・・・

土・水・木・火・金とある五種類の氣
だけどそれに伴う色を・・・彼は認識した事がない・・・
だからうまく扱えないという・・・盲目だからこその超感覚と
盲目だからこそ自分の体を考えたとおりに動かせるという利点があった彼に
最後の最後で・・・自らの生まれつきのそれが祟る事に・・・

これは・・・厳しいよね・・・希望が見えてきたのに・・・

だけどは諦めずに試験に挑む事に・・・
この試験なら戦って結果をだしさえすれば『武資』になれる。
だけど通常の試験の場合は座学が・・・盲目である彼にはどうしようもないものがある。
だから自分の夢のためにも・・・これが最後の機会だからと・・・

男らしいねー・・・美少女にしかみえないけど・・・

しかも服は用意した相手がを女と間違えたので女性ものの着物だったし・・・

そして試験・・・1試合目はの事を聞いて怒り、お酒を飲んで
やる気が見られない山辺旺正

彼は実力でのし上がった人間であり、ある意味でとても公平・・・
実際に戦っての凄まじいまでの才能と力を感じ取り
最終的にふざけて試験に挑んだ自分を恥じて手加減して負けることに。

手加減といってもが十分すぎるほど『一級武資』としての
資格と資質があると認められるほどの力を見せるほど追い詰めた上でだけど・・・

実力でのし上がった人間だけに実力のあるを気に入り
自分のまだ幼い(1歳)孫の婿に・・・とか言っていたくらい・・・
悪い人ではないんですよね・・・まぁ・・・

見た目美少女で盲目な少年が将軍家指南役の家の婿候補です・・・
最上級の力を持つ『一級武資』と戦って試験を受けます・・・

なんて話をされたらナメてんのか?コラ・・・って思われても
しかたないからね・・・

ただ彼がに婿の一件をばらしてしまったので
ちょっと騒ぎになったけど・・・この頃には花鳥もまんざらじゃない感じだったしね。

そして次が田柿一郎

えっと・・・ここで反乱だと・・・!?

どうやら彼は織田家だけが世襲である事が不満で
国の真の王である皇神による君主制、そして全ての人間が世襲制を・・・
という倒幕の考えを持った人間だった模様・・・

人選間違ってるよ!?ってかコイツ・・・アホだ・・

田柿の祖父は『民』
だから彼が言う世襲制だったらそもそも彼は『武資』じゃない
だけど自分の息子に槍の才能がなくて家の道場を継がせられなかったから・・・
なので世襲だったなら・・・というのが根本の理由だったらしいんだけど
アホだよね・・・めっちゃアホだよね・・・

それはそれ、これはこれ・・・お前はガキか!?

この人、見た目結構な老人なんだぜ・・・ないわー・・・

だけど用意周到さだけは万全・・・
試験官である残り2人は能力を封じ
見守っていた次期将軍である信雪の暗殺を決行

信雪は防いだけど・・・結局、花鳥と共に彼と戦う事に
だけど勝てる事はできず・・・花鳥信雪を庇って毒を塗った槍をくらい
死にかけることに・・・

竜登場・・・そして覚醒・・・

花鳥の危機に現れ田柿と交戦
だけど手はばれているし五行が使えないは苦戦

その中で花鳥を助けるための力が欲しいと・・願い・・・
彼は自分でも感じる事ができるものに・・・風に氣を注ぎ込み
そしてそれこそが陰陽術の祖と呼ばれる安部清明ただ1人が使えたと言われ
この時代では机上の空論とまで言われる伝説の陰陽術

天位五行

この時代の『武資』が使う陰陽術『地位五行』と呼ばれ
土を中心に火・水・金・木がある。

だけどが使うのは風と雷など・・・まだ全てが明らかになっていない力
その力は盲目の彼に輪郭だけとはいえ周りの状況を『視る』事を可能とし
さらに毒に倒れた花鳥の解毒すらこなすという・・・とんでもないもの・・・

陰陽術もチートだったか!この野郎!

って感じです・・・田柿との戦いはの圧倒的な斬撃が彼を切り裂き
試合用の身代わり人形のせいで田柿は無事だったけど
本人が一度死んだと気づかないほどの斬撃だった為に
田柿は自分にはまだ身代わりがあると調子に乗り、
力を封じられていた最後の試験官・・・柴田憲和に斬られ捕らえられる事に。

捕まった時点でに対して敗北と、彼が『一級武資』に相応しいという
試験結果を伝えて言ったので・・・彼は彼で認めたって事なんでしょうね・・・
まぁ・・・認めざるを得ないというか・・・体感してますからね・・・

アホのくせに・・・この場面はちょっと潔かったかな?

この一件では無事『仮一級武資』に合格
この『仮一級』は暫定・・・という訳ではなく一級と二級の間という意味らしく
彼は十台の少年で『一級武資』の資格を得るにしてはちょっと・・・最年少すぎる・・・
って意見からそうなった模様・・・でも彼はこれで晴れて『武資』である事は変わらず
無事浅井家の婿に・・・花鳥の婿としても認められることに。

2人の関係はちょっともどかしいし・・・まだまだって感じもあるけど
お互いに想いあってはいるみたいだし・・・いい感じかな?

ただ彼らの・・・特に浅井家を取り巻く状況は・・・そう簡単にはいかなそう・・・

浅井家は織田家にとって『本命的殺の縁』と呼ばれる繋がりがあり
さらに血統同士の結びつきのせいでそれが子孫にまで及び
浅井家が没落すると、それが織田幕府の没落に繋がるという・・・
織田幕府にとっては何を持っても守らなくてはいけない家であって
だからこそ花鳥が婿を探す事に関しては実は織田家ぐるみで協力してたくらい・・・

信雪の妻となった花鳥の2人の親友である利理小鈴もそれを嫁入りして知り
全力でサポートしていたし・・・なんとも大変な関係・・・

しかも花鳥にはそれは知らされていないという・・・
まぁ次期将軍である信雪は将軍家指南役である浅井家の娘である花鳥とは幼馴染で
お互い嫌いあってはいないんだろうけど、結ばれても『縁』が消えてしまって
幕府が滅ぶという・・・なんとも危ない状況

花鳥・・・本人知らない所で全力で守られてる・・・

実はこの国で一番守りが必要なのが彼女という・・・かなりややこしい状況
女性が一定以上の階級の資格を取れない・・・って法律すら
花鳥が単身で道場を継げるようにと1ヶ月後なら変える予定だったみたいだし
存在するだけで自分の有利に法律が変わるとか・・・

どんだけだよ!?

ちなみに花鳥信雪を庇って毒を・・・ってのは最悪の展開だったんですけどね。
正直、信雪が喰らったほうがまだマシだったっていうくらい・・・

花鳥 >>> 次期将軍

どんな状況だ!?

ただ『天位五行』を発動させたが彼女の婿・・・という事になったので
『天位五行』の研究をしてさらに陰陽術を発展させる・・・という名目で
幕府から彼に対して護衛を送る事ができる・・・
それを隠れ蓑に花鳥をおおっぴらに守れるという利点ができたんで
で・・・無自覚で彼女を守ることになったわけで・・・
まさに知らないのは花鳥だけという・・・

これ知った時の彼女のショックが心配だけどね・・・
それに敵に知られた時には彼女は第一目標になるからね・・・
なにせ彼女を殺せば自然と幕府が滅びるわけだから・・・なんとも怖い設定

基本的に織田家の人間だけしか知らされず、嫁であっても
秘密を話したりされないように自害すら強要できる術式をこなした上で
話されるほどの秘密であり現状知ってるのは織田家の人間(利理小鈴も追加)
そして花鳥の父親と現将軍と共に過去に起きた事件で事情を知った柴田憲和
さらには自ら術式を施される事を望み信雪から直接話を聞いた
浅井門下の人間であり『資野尾』でもある慶福だけ・・・らしい

続くとして・・・今後そのあたりも問題になっていきそうな感じ
続き・・・でるといいなぁ・・・

この作品・・・はいきなり美人の嫁ができていい感じだけど
盲目だったり苦労したりとあまりイラッと来ない・・・だけど・・・

信雪・・・お前は駄目だ!爆発しろ・・・

さらっと美少女2人を嫁にした挙句、織田家の人間は氣が強くて
体も強い・・特に彼は10日に2時間寝ればいいというくらい強靭

そんな彼が・・・まぁ・・・あれだ・・・夜の生活も頑張っちゃって
利理小鈴を寝込ませるとか・・・爆発しろ・・・って感じ

うーん・・・コイツこそが一般的な主人公気質の持ち主なんだけどね・・・
特別な血筋で能力も高く、嫁はきちんと自分に惚れていて
出会いは彼が2人の命を救った事で、2人はそれからずっと
彼の嫁になる努力をしてて・・・さらに次期将軍・・・リア充爆発しろ・・・

最後に一文。

のセリフ

彼が語った夢・・・凄く平凡なもの・・・
だけど彼には望むべくもないものだった・・・ってのがなんとも・・・

最終的にその第一歩・・・どころか二歩も三歩も進んだ気がするけど・・・
それでもこれからも大変そうなのでこれで

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(HJ文庫)

(2012/07/30)
松時ノ介

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ジャンル : 小説・文学

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最高のレヴューでした

それこそ今日、これをレヴューしたのですが、本当、しょうもなかったですわ。良かった、たまたまだったんでしょうけど、見回ったところの評価、そんなに悪くなかったので、マジかよ……と孤独感にさいなまれてました。
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