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飛べない蝶と空の鯱~たゆたう島の郵便箱~ 2

あらすじ

風を読むことが苦手で、翼舟の操縦が下手な少年・ウィルと、
過去に負った傷から空を飛ぶことが怖くなってしまった少女・ジェシカ。

お互いの欠点を補わないと飛べない二人は、
未だ誰も見ぬ空の果てを目指すという夢とともに、
空飛ぶ郵便屋「蝶と鯱」を経営していた。

ある日、謎の男からの依頼で持ち込まれた封書を届けると・・・
誰もいない廃墟に唯一残されたトランクの中には、冷たくなった裸の少女が!

二人は世界の創世記の伝承「七つの鍵」の秘密に巻き込まれることに!!

空の上を駆ける爽快冒険ファンタジー、待望の第二弾。

感想

飛べない蝶と空の鯱~たゆたう島の郵便箱~の2巻

表紙はヒロインであるジェシカと今回登場のレン

あぁ・・・やっぱり絵の感じが良い!!

前回の表紙もそうだったんですけど・・・この絵の感じがたまらなく好きです・・・

さて・・・今回の話ではいきなり主人公であるウィルジェシカが営む
『武装郵便屋』・・・『渡り鳥』と呼ばれる空を飛んで手紙を届ける
事務所が・・・ピンチになります。

経営はカツカツだけど何とか・・・って感じだけど
『渡り鳥』の決まり・・・安全のために基本的にバディを組んで・・・
二人一組による二機編成で飛ばなければいけないのに彼らは
1機に二人乗りですからね・・・

ウィルはまだまだ風を読むのが苦手で
ジェシカの飛行技術は段違いだけど・・・事故による墜落で高所恐怖症に・・・
なのでお互いがお互いに支えあって飛んでいる二人
そういう事情なら・・・ってのもあるんですが・・・

規定違反だからね・・・仕事だしね・・・資格いるしね・・・

柔軟な対応を・・・って感じなくもないんですが大人になると
決まりを守る事の大切さも理解できるようになりますからね・・・
みんながみんな勝手にやってたらそりゃ危ない・・・
ただでさえ彼らが飛ぶ『蒼界』の下には『雲界』があり
そこには『霧妖』と呼ばれる存在がいて襲ってきますからね

人から預かって人に届けるものを扱う以上は
一定以上の安定性がないと職業としてなりたたないもんね・・・

ウィルはそれをジェシカに話せず悩み・・・
ジェシカは凹んでいるウィルを彼女なりに元気付けたりと
いい感じのシーンはあったんだけど、同じ『渡り鳥』で同じ軍学校に通っている
ケイトと出会い、規約違反の疑いで査問会に呼ばれた事について言われ
ジェシカに気付かれないように話し、ジェシカケイトには興味を持たない。

基本的にウィル以外の人間に興味を持たず、
それどころか怖がっているジェシカなんだけどケイトには興味がない

好きの反対は無関心

それを地でいっている感じなんですが・・・流石にケイトも気になって
彼女に食って掛かるけど・・・

ケイトが驕っていて成長してないから

ケイトは個人ではまともに飛べないウィルを叱ったり
ウィルジェシカの夢・・・空の果てを見に行く事についても馬鹿にしている。
だけどジェシカからしたらウィルケイトより上。
今の自分が1人では飛べない事もジェシカは受け入れているけど
ケイトは色々な事を受け入れられていない・・・ってのが理由

無価値だ興味がない・・・そう言われて返す言葉がないケイト
泣きながら去ることに・・・

ジェシカさん、容赦ねー・・・

ケイトは実はその性格から性質の悪い相手に絡まれた時に
ウィルに助けられていて・・・その時の彼の動きを純粋に凄いと思ってた。
だけど学校で再会したのに覚えてないし、『翼船』の操作は微妙だしと
もっとちゃんとしろ・・・と気になっているからこそちょっかいをかけていて
めっちゃ意識していて・・・なのに彼のパートナーである女性から
無価値だの、興味ないだの言われたら・・・そりゃ凹むわ・・・

さて・・・そんな状況でウィルジェシカ・・・『武装郵便屋・蝶と鯱』の二人は
謎の男・フェイから『訳あり』の依頼を受けて『封書』を・・・
その人の想いや記憶を伝えられる特殊な手紙の配達を頼まれて向かう事になり
その先でトランクの中で冷凍保存?されていたっぽい少女・レンと出会う事に。

彼女こそがフェイが手紙を届ける相手・・・レンカであると
記憶喪失ながら名前だけは覚えていた彼女から聞き・・・
『封書』を読んでもなお記憶を思い出せない彼女を意外な事に心配した
ジェシカの行動もあって連れて帰り、記憶の件も面倒を見ることに。

うん・・・?怪しい・・・

何がって・・・基本的にウィル以外には心を開かないジェシカ
レンに優しいってのが怪しい・・・
さらにはレンが入っていたトランクに入っていた別の『封書』が入っていて
往復便だった事もあって依頼主の元へそれと・・・そして知り合いであるような
レンを連れて行く事になるんだけど・・・

フェイは襲われ・・・殺される事に・・・

うーん・・・なんかこの人の雰囲気って言うか正確って言うか・・・
不真面目でやる気がないって感じだけど・・・実は・・・っていう感じのキャラ
好きだったからもったいないなぁ・・・って感じです。

彼を襲ったのは配達の途中・・・レンがいた島で出会った男で
彼の狙いは『フェンリル』と呼ばれるこの世界で使われている『霧鍵式』と呼ばれる
技術のオリジナル・・・『七つの鍵』と呼ばれるものの1つであるそれを
狙っているらしく、フェイレンはそれと関わっている・・・って事みたい。

流石・・・主人公補正・・・

前回も『七つの鍵』のデッドコピーだった『エインヘリヤル』と戦い
さらにそのさらに根源・・・『絶対言語』の力も目の辺りにしたけど
今回は『七つの鍵』のオリジナル。
さらにフェイを殺した男・・・ザックスの持っている槍も『七つの鍵』の設計図を元に
新生した『レーヴァティン』を持って至りと・・・
明らかに世界そのものの根幹を成すものに関わりすぎです・・・こいつら・・・

まぁ最初に襲われた時は監査って事でケイトが派遣されていて
ウィルが一時しのぎに・・・と常連客で高名な『霧鍵士』であるヒルダ
バディとして連れてきていて、ザックスが彼女を見た目に反して年齢が・・・
とか言っちゃったせいで逆鱗に触れて前回登場した色々と残念な犯人の父親と
ザックスを一蹴したんですけどね・・・

『逃げろお前、死ぬぞ!』

ウィルが敵であるザックスに思わずこう叫んだシーンはちょっと笑えましたしね・・・
ヒルダにババアって言っちゃアカン・・・空気をプラズマ化して放射してくるぞ・・・

どんな力だ!?ってかなんかチートくさいぞ!?

前回のジェシカの力もかなり絶対的だったけど、これもかなり凄い・・・
何気にウィルと一緒に飛ぶことは彼女も嫌じゃないみたいだし・・・
軽くフラグは立っているのか・・・使用人の人曰くウィルとであって
前回の事件の後からは笑うようになったらしいし・・・大分年上だけどね・・・
ただこの一件と相談もせずに自分の代わりを連れてきたウィルジェシカ
怒っていた事もあって・・・配達には同行しない事に・・・
問題が解決した後なら・・・と言ってたからまだ仲間になる可能性はあるな・・・

そして事務所の危機を離さなかったこと・・・
そして無断で自分の代わりを用意した事で怒って一人でもう1機の『翼船』に乗り
レンを後ろに乗せてウィルは飛ぶ事になり、ケイトとあわせて三機編成

ウィル・・・お前、どんだけ・・・


ウィル・・・この時点でかなり不安になってますね・・・
なんで俺の後ろにジェシカが乗ってないんだ・・・
レンじゃなくてジェシカが乗るべきだろ・・・とか考えちゃって
実際の飛行でもいつもみたいに『霧妖』の攻撃を避けたり撃破したりできない

離れてみて初めて気付く大切さ・・・

定番ちゃ定番ですが・・・そんな感じですね。
これで途中レンザックスに連れ去られ、空を飛ぶ謎の黒狼に襲われ・・・と
散々な結果になるわけで・・・そりゃキツイわ・・・

ただ・・・ここからが本番!

ジェシカは高い所に1人ではいられず
ウィルは1人ではまともに飛べない

だけど2人なら・・・そしてお互いに逃げていた事から立ち向かう事にし
ジェシカが操縦・・・ウィル黒狼の迎撃という・・・
考えてみれば一番いい役割分担に・・・

ウィルが抱きしめてくれているから恐怖を感じても『翼船』を操縦そ
その圧倒的な技術で黒狼を翻弄し、相手の攻撃を避けるジェシカ

その圧倒的な操縦でめまぐるしく視界が変わる中でも
圧倒的技術で攻撃を黒狼にヒットさせ続けるウィル

『本当に、飛べるの?』

その二人の圧倒的技術の複合の前に二人の夢を馬鹿にして信じないケイトにすら
二人の本気を・・・そしてこの二人ならいつか・・・という思いを抱いてしまうほどの飛行
いい感じでしたね・・・二人乗りだからこその技術でもありましたし・・・

そして舞台は最終局面へ・・・

レンの正体がとても切なく・・・そして意外なものであったり
ザックスが所属する『七つの鍵』と呼ばれる組織・・・同じ名前である『七つの鍵』
集めその力で成そうとしている事が・・・ぶっちゃけ非常識だったり・・・
大変です・・・

でも自分の正体と・・・フェイの想い等から暴走してしまったレン
同じ・・・人ではない存在であるジェシカが止め

レンの力を・・・『フェンリル』を狙うザックスについては
ウィルが・・・足止めし戦いそれぞれ勝利をおさめることに。

まぁジェシカは勝利っていうよりもレンを正気に戻す事だし
彼女を正気に戻したのは最後の舞台となった研究所に・・・
『フェンリル』を研究し、それを封印する役割を持っていた少女・レンカ
救う為に集まり、最後の実験の前にそれぞれの想いを『封書』に残していた
フェイレンカの仲間たちの想いが『封書』と共に『フェンリル』となった
レンに働きかけたからでしたけどね・・・

破壊しようと思いながらも誰も『フェンリル』憎んでいたわけではなく
皆・・・自分の目的と・・・そしてレンカを救おうとしていた。
レンカ自身も『フェンリル』を恨んでおらず、そしての暴走でみんなが死んでしまい
『フェンリル』に自身も取り込まれたフェイはその化身とも言うべきレンに対してすら
まるで父親のような愛情を持っていた・・・みんないい人だった・・・
だからこそ今のレンがあるって事なんでしょうけど・・・切ない・・・

ザックスの方は・・・『レーヴァティン』の能力でウィルを追い詰めたけど
空の鯱・・・ザックスが砕いた破片を空中で蹴って飛び跳ねるという荒業で
ザックスと間合いを詰めたウィルの勝利

この二人はお互いに譲れないものがあるけど・・・それは万人に認められないもの

って共通点があってザックスウィル達の夢も馬鹿にせず
本気で目指しているからこそ尊敬しているとは言っていたけど
この2人は・・・絶対に相容れない感じ

なにせ『七つの鍵』の目的は・・・

全ての島を雲界に墜とす

というとんでもないもので・・・ザックス自身の嗜好は
人間は死にかけると必死になり・・・その姿はどんなものであれ美しいという
凄まじく歪んだもの・・・完全に壊れてるわ・・・こいつ・・・

同じように人でない存在でありながら・・・お互いを肯定できた
レンジェシカに対してこの2人は・・・無理っぽいですね・・・

最終的にジェシカレンに自害できる可能性も残して選択を彼女にまかせ
レンウィル達に付いて来ることを選択。

彼女の後を追いかけてウィル達と戦った黒狼に宿っていた意識は消えたけど
その力を自在に使えるようになったレンならウィルジェシカに・・・
空の果てについていく事も可能だし・・・いい仲間になりそう。

ただ彼女が『フェンリル』である事は変わらず

フェイ『蝶と鯱』を薦めた謎の男の正体が・・・
ウィルに敗北したザックスを回収した男であり、
それがビルギッド・・・元々ウィル達の事務所の持ち主であった男で
彼はジェシカについて一言残して姿を消したりと・・・
不安要素は色々と増えた感じですね・・・

ウィルジェシカの絆は強くなって、事務所の問題も
バディに相応しい相手がいなければ?という疑問を協会で提示した
ケイトのおかげで査問会もとりあえず突破という事で
日常は・・・問題が色々となくなったんだけどね・・・
今後どうなっていくのか・・・楽しみ。

最後に一文。

ウィルのセリフ

1人で『翼船』を操り黒狼の追撃から逃れる途中
ウィル『雲界』に潜り『霧妖』を巻き込んで戦わせて
時間を稼ごうとしたけど・・・黒狼の前に『霧妖』がやられているのを見て
複雑な気持ちに・・・

人類にとって恐ろしい存在で『渡り鳥』であるウィルにとっても脅威
だけどそれと同じくらい・・・惹かれ目標とする同じ空を舞う存在

ウィル『霧妖』に感じている本心からの言葉

「ああ、そうか・・・」

「俺、空から霧妖がいなくなればいいとか、
 一度も思ったこと、ないんだ・・・」


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