スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

インテリビレッジの座敷童 2

あらすじ

子供用プールに入って涼むスク水姿の雪女。

天井裏で優雅なプライベートスペースを構築するマイクロビキニ着用のサキュバス。

人様のクレジットカードで購入した電動スティックボードを駆って、
庭でドリフトを堪能しまくる座敷童。 

・・・・・・つーかさぁ。

美少女だったりエロ娘だったり美人だったりする妖怪達は、
なんで俺ん家にばっか棲みつくんだよ!? 

たしかにここは居心地良い『インテリビレッジ』かも知らねえが、
勝手に人の物を使い倒すんじゃねえ!! 

・・・・・・なんていう日常のやりとりを繰り広げていたら、
今度も妖怪にまつわる奇妙な事件が勃発した。
にもかかわらず、この居候さんはあいかわらず頼りにならねえし! 

・・・・・・ったく、おい妖怪さん達よ、アンタら、人を驚かすのが仕事だろ? 
なんで俺を遅れてきた正義のヒーローみたいな目でみてんだよ!

感想

インテリビレッジの座敷童の2巻

『田舎』がブランドとなって意図的に『田舎』を演出する事で
そこから産出される商品もブランド価値が高騰し、さらにあまりにも『田舎』っぽくて
都会で居場所が少なくなった妖怪も呼び寄せ人と共存する『インテリビレッジ』

そんな場所が普通に存在する世界を舞台とした人と妖怪の話
ラノベっぽく美少女・美女な妖怪がいっぱいでてくるし、人間の女の子も・・・
なんだけどこの作品のキモはそんな所ではなく・・・

無慈悲なまでの凄惨さ

だという・・・なんとも凄まじい作品

もちろん主人公達と妖怪や美少女とのアレコレって要素も多少はあるんですが・・・
うん・・・まじ多少って感じ。

短編形式でそれぞれ主人公と舞台が変わるので前回と同じように
それぞれごとの感想を・・・

第一章 陣内 忍@歯車の違う時計

『インテリビレッジ』に家を持つが主人公

ずっと昔から家に座敷童である縁(ゆかり)が住む彼だけど
前回の話で雪女猫又サキュバスが住まうようにもなったという・・・
妖怪に好かれる体質の少年。

今回の事件も『パッケージ』・・・妖怪の性質を組み込む事で
妖怪の力を利用して色々と利益を得る人間達の企みが関係していて

『妖怪になりたい』

という・・・妖怪と共存する『インテリビレッジ』に住む人間だからこそ
考える事があるその思考を利用したもので今回の『パッケージ』に利用されたのは
『七人ミサキ』と呼ばれる妖怪

家に『唐傘お化け』『提灯お化け』がいる少年にネットを通して
彼の不安・・・友人である妖怪達と同じ時間を・・・寿命ゆえに過ごせないという不安を付き
それを利用して『パッケージ』が仕掛けられ、はその少年を助ける為に動き
命がけでそれを防いだ・・・人工的なものである『パッケージ』ゆえの盲点を付く事で
それを突破して少年を救う事に成功

それを仕掛けたらしい謎の男・・・妖怪画を書く画家と言っていた『北条』が犯人だけど
その時にすでに彼は村を出ていて・・・結局根本的な解決にならずに終了。

他の場所から抽選のような形で『インテリビレッジ』に来た人間はともかく
先祖代々『インテリビレッジ』となった土地に住んでいる人々にとっては
妖怪がいる事が自然であるが故のジレンマってのが題材になっていて面白かった。

も子供の頃に書初めで『妖怪になりたい』と書いて笑われた事があるからこそ
少年の気持ちがわかり、そして成長しているからこそ・・・
たとえずっと一緒に居られなくてもそんなのお互いにとっては
関係ない事だと諭した・・・はいいやつですね。

『致命誘発体』・・・出会ってしまったらその時点で死が確定するような妖怪である
雪女を家に住まわし、『七人ミサキ』に対しても『パッケージ』から解き放たれた事で
存在が消えそうになっていたのを救うという条件で少年や自分にもう手をださないようにと
提案したりと彼の場合は人間、妖怪に関わらず相手を救おうとしてますしね。

で子供の頃のように一緒に寝てくれないとスネたりしてる場面があったりして
彼女は彼女でが大切みたい・・・カップルってのとはちょっと違う感じだけどね。

まぁの好みの女性像が思いっきりだったりするんですけどね。

それでいてクラスメイトである惑歌が宿題を手伝ってくれるなら
プールの授業で水分を吸ったスクール水着でレクチャーを・・・とか言われて
嬉々として宿題を見てあげていたりと・・・このむっつりが・・・

第二章 菱神 舞@転写される悪意

最強の式神を持ち、その式神の名前である『死出の竜姫』と呼ばれる
荒事担当のエージェントって感じのが主役の話。

前回の話で『死出の竜姫』は彼女が肉体を改造するに当たって基盤にしたもので
彼女はそれに勝てるように体を弄っているからぶっちゃけ式神よりも強く
彼女が『死出の竜姫』を使うような・・・自分より弱い存在に頼る状況は
すでにほぼ負けが確定している場合だけ・・・っていう反則のような女性

今回は京都を舞台に『パッケージ』を展開しているらしい組織を潰す依頼で動き
前回戦った『病魔の使役者』と協力しながら、小さい女の子に懐かれつつ
その女の子の血筋に宿る縁を利用した『パッケージ』を展開していた相手との戦い

凄いコテコテの殴り合いって感じで戦うだけど、事前準備や情報収集は欠かさず
人心掌握というか・・・必要なら相手に気に入られて気を許すように誘導するすべまで持ってる
おそろしいまでのプロフェッショナルでしたね・・・

『パッケージ』の基点となる少女と仲良くなる過程は
見ていたすねこすり『病魔の使役者』がツッコミを入れるくらい自然体だったし・・・

凄く自然に・・・普通に・・・破壊工作の準備をしている

そんな感じがなんとも怖い女性です。

ちなみに潰そうと思っていた組織は組織内の若手が反旗を翻していて
すでに壊滅状態・・・その若手の1人・・・1章で登場した『北条』『インテリビレッジ』で描いた
雪女の絵を利用してに挑んだけど・・・少女の縁から呼ばれた彼女の先祖の霊の集合体が
少女に害をなすものとして『北条』を敵対相手と選んでと共闘
はっきりと書かれてないけど・・・

ご愁傷様です

そんな感じですね。
何気に若手は『北条』だけではない事、1章の事件も2章の事件も
大きな流れの1つでありその目的が妖怪ではなく『神』と呼ばれる存在を使役する方法の獲得
だって事がわかる話でもある。

妖怪は神と呼ばれる場合もあり、それを利用して『パッケージ』で神を・・・って事らしい

人間の発想って・・・怖いわー

って事でやっぱり事件は完全な解決をみずに↓へ・・・

第三章 内幕 隼@シブヤの少女A

の叔父であり、捜査一課の刑事であるが主人公
ヒロインとして登場するのはの妹である艶美

主人公とパートナーが人間同士というこの作品では唯一のコンビ

でも刑事と推理マニアの二人であるがゆえに・・・巻き起こるのは
完全に刑事事件と言って差支えがないレベルの悪意なんですがね・・・

この話で話題になるのは『人面瘡』

嘘をついた人間の体に浮かび上がる人間の顔のような形の痣ですね・・・
これが使われる舞台が学校で・・・自由に生徒に『人面瘡』を浮かび上がらせる事で
その生徒を周囲から孤立させ苦しめ、それを脅しとして親を強請る・・・
ってのが当初の目的だった模様・・・

屑の発想ですね・・・

まぁそれで孤立してしまうような学校のシステムもアレなんでしょうけど・・・
確かに『人面瘡』なんか浮かび上がったら引いちゃう気持ちもわからなくはない。

艶美から話を聞いて調べ始め、自分が解決したSNSを利用した事件とも関わりがある事も知り
さらに艶美の友人であるが隣家の友人に『人面瘡』が浮かび彼女が姿を消した事を
調べていて・・・と事態は進行していって・・・最終的にはとんでもない事に・・・

は少年達に襲われて怪我をして・・・それでも調べていたら警視庁ないでも襲われ
襲った相手は同僚・・・どうにか反撃したけど銃を撃った事で捕まり。
どうにか上司に事情を話して指名手配をかけられつつも脱出して事件解決へ・・・
という・・・

いや、もうそれ劇場版とかレベルだよ!?

ってくらいの凄い事に・・・お前はどこの青島だ・・・

まぁを襲った刑事がの離婚して別居する父親で、
父親に頼んでいたのに捜査が進展してなかったので彼女は警察不信で
だけど実はその父親・・・『東条』は名前が同じだったからという理由で
入れ替わられていたまったくの別人で・・・『北条』の仲間だったという・・・
なんとも悲惨な結果に・・・の父親は娘から頼まれて賢明に調べ
さらに一警察官としてもきっちりと調べ・・・あまりに調べすぎて消され利用される事に
なったわけで・・・なんとも後味が悪い結果に。

まぁ入れ替わっていた『東条』が無事撃退
『人面瘡』の方も何とかなったみたいだけど・・・そこら辺は描かれてないんだよね・・・

嫌っていながらもどこかで信じていた父親の死を知らされたの事とか
『人面瘡』の発生源だったの友人の少女のその後とは・・・まったくわからんかった・・・

今後の展開的には何故か警察上層部の・・・警視長から呼び出されて一緒に飲み
言葉をかけられるくらいには気に入られたらしいがどうなるかってのも気になるところ。

独断専行しても結果をだすなら庇う・・・だせないなら見捨てる
そんな人だけど・・・結果さえ出せば・・・って感じの警視長と繋ぎが出来てしまった
面倒ごとにさらに巻き込まれそうな予感

あと物語と全然関係ないところでちょっと面白かった点を・・・

は実家から・・・つまりが住む家から野菜とか色々と送ってもらってるみたいなんだけど
『インテリビレッジ』産ってのはブドウ一房3万円とかってレベルらしいから実は・・・
さらに上で書いた警視長と飲んだ超高級な看板すら出ていない飲み屋で
超高級な日本酒のカクテルとかを飲んでいたんだけど、その店の棚の置くに並んでいるのが
彼の実家・・・彼の兄にしての父親が作っている日本酒だってのがかなり笑えた。

警視長が飲む超高級ってお酒のさらに上・・・最高レベルの日本酒がの家には
家族からの仕送りって形でダンボールで送られてくるらしい・・・
こんな店で飲めるほどのステータスだぜ・・・って演出なんだろうけどさ・・・
普段飲んでいるもののレベルよりはからしたら低いという・・・変な状況になってて笑った。

第四章 ???@神を塗り潰す者

前回同様に全てが収束して、全ての登場人物が集う最終章

に敗れた『北条』に敗れた『東条』に続く2人・・・
『西条』『南条』が登場して妖怪を利用して『神』を操る方法を
模索する彼らとの最終決戦・・・

南条さん、グシャ

アレ・・・?開始早々敵が減った・・・
という訳で敵は『西条』・・・西条 藍ただ1人に・・・

組織が最適化され適切な人間が残るなら幹部2人いらないよねーという
の考えで『南条』はあっさりグシャ・・・ひでー

こいつはどんな手を・・・って思っていたら
『北条』との戦いで傷ついたを捉えてさらに術で使役
『絡新婦(じょろうぐも)』を使った『パッケージ』艶美を巻き込み・・・

ズボァ!!!!!!・・・またか!?

実は黒幕を一網打尽にする為に演技してただけの
『パッケージ』に巻き込まれた3人も全員一度心臓を止めてから蘇生する
という荒業で効果から抜けさせていて最後の幹部であるをしとめたって感じ

なにこれ・・・敵の幹部とか・・・神を操るとか・・・大仰な事を言ってくる敵が・・・

まるで使い捨てのようにポンポン死んでいくよ!!

同じ作者の作品である『とある魔術の禁書目録』だとあまり死なない感じだけど
その反動かなんかなんだろうか・・・敵キャラが普通に死ぬ・・・生産に死ぬ
意味もなく、あっさりと、無慈悲に死ぬ・・・怖いわー

でも事件はそれで終了じゃなくて・・・さらなる黒幕・・・
『神』を操る技術を手に入れてそれを自国で生かそうとするオーストラリアの魔女が登場

彼女は『神』を操る技術よりももっと身近な・・・本式の悪魔であるサキュバスがいる事を知り
彼女と契約するために現契約者であるを襲い・・・

ギャアァァァァ━━━━(|||゚Д゚)━━━━!!!!!!

ですよねー・・・なんかもうこの作品はあれだね・・・敵が出てきたら
彼らがどんな風に破滅していくかを楽しむ方がいいのかもしれない・・・

サキュバス魔女の誘いに乗るふりをして、を刺し
さらにに自分の真名が書いてある友人の悪魔からの手紙を魔女に見せ
契約のために使わせたけど・・・実は事前に打ち合わせしてあって
あて先と送り手の名前を入れ替えていて・・・魔女サキュバスの友人の悪魔と・・・
7つの大罪に惜しくもランクインできないレベルの悪魔と契約の儀式をさせられ
アボーン・・・です・・・契約してその力を受け入れられる器がないという・・・
まさに悪魔的作戦で抹殺されましたね・・・最後の最後にでてきた黒幕も・・・

元は組織の長レベルだったサキュバスなのに、魔女と契約するよりも
といる方が何かと都合がいいらしいです・・・

忍の人外に好かれるスキル・・・マジパネェっす・・・

この魔女を騙して魔女『え?』って感じのシーンでは
の挿絵があるんですけど笑みを浮かべて相手を見下している感じがなんともまた・・・
って感じですね・・・

このシリーズを読んでいて感じるんですが・・・
妖怪って普通に友達づきあいとか・・・人間と変わらぬ対応をする相手には
人間と同じように接してくれる感じがありますね・・・
でも『パッケージ』のように・・・利用しようとする人間に対しては欠片も容赦がない。
自業自得とはいえ・・・マジ容赦がないですよね・・・

座敷童といえば家人に幸福を与える妖怪ですけど・・・まぁ家人以外で
さらに家人に危害を加えるような相手には容赦しないんでしょうね・・・
なにせ幸福の妨げになるし・・・そう考えると怖いかも・・・

---------------------------------------------------------

さて・・・一通り読んで思ったんですが・・・やっぱりアレですよね・・・

怖いよ!?この世界めっちゃ怖いよ!?

って感想しかでてこないですね・・・

話そのものは面白いんですが・・・こんな世界に住みたいとかまったく浮かんでこない
それどころかこんな世界は嫌だ・・・レベルですね・・・

『致命誘発体』が特に駄目すぎる・・・こんなの対処がしようがないレベル・・・
出会ってしまったらもう駄目っていう・・・難度が高すぎるくせに
人間の悪意で『パッケージ』として組み込まれて利用されるとかマジ勘弁
都会は妖怪が少ないんだろうけど『パッケージ』のせいでかなり怖いですからね。

裏家業の人達とかガンガン人を殺すし、相手の作戦を止める為に
村一つを滅ぼそうとしたり、前回の話では島民皆殺し・・・
オイオイって世界です・・・

表紙にしても女の子が男の子に・・・って風にみるならいいけど
雪女だからね・・・相手を氷漬けにして連れ帰る妖怪だからね・・・
笑顔で一緒とかすげーよ・・・一緒に住んでるし・・・慣れってすげぇ・・・

いや、話は面白いし凄く好きなシリーズなんだけどね・・・

最後に一文。

のセリフ

1章で妖怪になりたいと言った少年に自分もかつてそうだったと明かし
少年からなぜ諦められたのか?と問われた時の返答

命の長さがどれだけであっても・・・人間は全力でその時間を生きていい。
そしてどれだけ長く生きるとしても妖怪と友達になってもいい。

だって『友達になる』って行動に・・・『一緒にいる』という意志に
お互いの寿命の長さなんて関係ないんだから・・・

素でそう考えられるこいつは・・・格好いいよね。
って事でこのセリフ

「必要ないからだ」

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。
インテリビレッジの座敷童(2) (電撃文庫)インテリビレッジの座敷童(2)
(電撃文庫)

(2012/11/09)
鎌池和馬

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。