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織田信奈の野望 外伝 邪気眼竜政宗

あらすじ

米沢の当主である伊達輝宗の子、梵天丸。

彼女は出生にまつわるコンプレックスゆえの孤独を抱えながらも、
一方で天下盗りの野望を胸に宿らせつつあった。

その梵天丸の周囲には、野心家の最上義光、
合戦の天才である上杉謙信が派遣した俊才・直江兼続などの
油断のならない人物たちが続々と現れる。

梵天丸は小姓の片倉小十郎やいとこの伊達成実、妹の愛姫たちと協力して、
この難局を切り抜けられるのか?
そして、そこから彼女がつかみとるものとは何か?

大人気シリーズ「織田信奈の野望」初の外伝がついに登場!

感想

織田信奈の野望の外伝
主人公はタイトルどおり邪気眼竜政宗・・・伊達 政宗です。

うん、邪気眼竜がもはやデフォなんだ・・・

物語的には正宗・・・梵天丸良晴に出会う前

南蛮人の血を引くことで伊達家で居場所を見つけられず
母親からも疎まれて・・・ってうじうじしていた頃の話

フロイス良晴との出会いによって自分を見つける話

最後は奥州の覇者となる話

って感じになってますね・・・

母親に疎まれてる・・・って点は本編の信奈と一緒だけど
7巻でその母親が梵天丸の為に兄である最上 義光を足止めしていると聞いて
武田を攻めていたのに奥州に戻るって話があって

仲の修復は可能な感じなのかな?って思ってたんだけど・・・
信奈と違って仲直りできれば・・・とか思ってたんだけど・・・

母親、娘大好きじゃん!?

これは・・・ちょっと予想してませんでした・・・
なんかこの作品、親が鬼門で片親は愛してくれるけど・・・とか
家の為に息子や娘の自由を・・・とかシビアなのが多かったから
確執はあるんだろうな・・・って思ってたんだけど正宗の場合は
まさに溢れんばかりの愛情を注がれていましたね・・・
本人がそれに気付いていなかっただけで。

梵天丸は母親である義姫が南蛮人の商人との間に作った子供
だけど大騒ぎになって父親の方は追い出され、義姫伊達家に押し付けられた。

伊達家の頭領である伊達 輝宗はそれを文句も言わずに受け入れ
生まれた梵天丸伊達家の嫡男として愛した。
だけど伊達家の血を引かない梵天丸義姫が可愛がりすぎると
家臣からの不満が生まれるから厳しい態度を取り、
伊達家の当主としてちゃんと生きれるようにと色々と鍛えた

ただ当人がそれを愛されていない・・・と勘違いしただけ。
後から生まれた弟は普通に育てられているってのもあるんでしょうけどね・・・

早熟の天才で・・・頭はいいからこそ自分の容姿から血の繋がりの事や知り
考えすぎてしまった結果・・・なんでしょうけど悲しいすれ違いですね。

ただ・・・それでも曲がらず育ったのは母親に好かれたいという子供らしい想いと
それ以上に・・・明らかに実の娘ではないのにそれ以上の・・・
ちょっとそれ・・・凄すぎだよ・・・ってレベルの愛情を彼女に注いだ輝宗
つねに梵天丸の傍にいた男装の美少女である小十郎
そして従妹である成実や妹である愛姫のおかげかも。

早熟の天才である彼女を守るように上杉 謙信から言われて訪れた直江 兼続
しばらく一緒に暮らし、さらに眼帯を手に入れてコンプレックスであった
オッドアイを隠せた事もあって義光の企みを退けたりして少しだけ強くなり
さらなる飛躍のためにと・・・義姫から旅にでるように言われる事に。

まぁ・・・母親から追い出された・・・ってまた勘違いしちゃうんですけどね・・・

ただこの旅で南蛮文化が入ってきてる堺で自分の容貌が目立たない事
同じく二の血を引くひくフロイスとの出会いと
梵天丸がめっちゃ気に入った黙示録の話
そして最後に良晴と出会って自分の存在を肯定され未来の言葉である
邪気眼って言葉を知りそれを自分の名乗りに使うことにして
さらに自分と同じように世界に目を向けている信奈の事を知って奥州に戻る事に

ここら辺は本編のリンクと・・・そして梵天丸が完全に厨ニ病を発病するに至った
原因となっているのでちょっと面白かった。
シスターであるフロイスと話してガンガン悪魔崇拝とか黙示録の獣とかに
興味を持っていっちゃってフロイスも困ってたしね・・・

ただ自分を認められたことでコンプレックスだったオッドアイも受け入れ
それを利用できるようになったのでこれはこれで・・・良かったのかな?

ただ・・・諸手を上げて喜ぶべきものではなかったのかも・・・
奥州に帰ってから梵天丸は奥州を手に入れるために迷信深い奥州の民を脅かす為に
黙示録の内容をばらまいたり、オッドアイで脅かしたりして恐怖をあおって
相手を集結され一網打尽に・・・って考えて自分が黙示録の獣だ・・・魔王だ・・・
と名乗って色々とするんだけど魔王だったら倒さないと・・・と謙信に言われ
様子を見に来て兼続にはそれが無理してるように思えたみたい。

確かに自分が周りとは違う事を前面に出して相手を恐怖させて・・・ってのは
自分で自分が異端の存在である事を受け入れてしまってるって事だから
悲しい事では・・・あるのかも。

そうじゃなきゃ梵天丸は自分を認められないってのもあったんだろけどね・・・
最終的に西洋の暦を利用して日食まで利用して敵軍をビビらせて怯えさせ
それによって人的被害をほとんど出さずに奥州を平定

ここまでして始めて家臣達は梵天丸伊達家の跡取りと認めついていくようになったみたい。
ただ・・・平定したにしても恐怖を元にした・・・ってのがなんともね・・・
まだまだ子供の彼女が恐れられる事で・・・ってのは悲しい気もしますね・・・

まぁ家臣団は梵天丸の美少女っぷりに心酔しているちょっと危ない奴らもいるし
家族は基本的に梵天丸大好きだから・・・大丈夫かな?
ただやっぱりお互い素直になれない母娘のせいで・・・まだわかりあえてないんだけどね。

梵天丸は奥州を平定して、これで母親に認められるって思っていたけど
その過程で父親である輝宗が死を装う事で敵を攻める口実にしろと
梵天丸の為に自分の存在すらも捧げたんだけど義姫にはそれが信じられなかったこと。

さらに梵天丸が平定に安心して怠けようとしていた事に
義光梵天丸に毒を盛った事を利用して彼女に発破をかけて関東に出立させる事に。

この毒の件ではかつて良晴を失ったと思った信奈が第六天魔王になりかけたように
梵天丸が魔王として・・・母親にすら刀を抜き、さらには弟にまで・・・って状況になったけど
梵天丸はやっぱりまだ幼くて・・・最後の最後で母親への思慕が上まって
魔王化はせずに・・・事態は集結して周りを安心させた

ここら辺は・・・マジでよかった・・・

義光はゲス野郎だったけどね

ただ彼は妹である義姫が自分以上の器量を持っていていずれ彼女が奥州を・・・
と望んでいたのに南蛮人との間に子供を作った事
さらにその娘が自分の思惑を超えて奥州を平定した事が気に入らないらしく
梵天丸にとっては・・・まだ安心できる存在じゃないみたい。

義光義姫を溺愛していて法が許すなら結婚も考えていたくらいのシスコンで
義姫には手を出さないだろうけど・・・妹に生き写しだけど南蛮人に形質を受け継ぎ
結果的に義姫の将来を閉ざした梵天丸はどうしても許せない模様

兄妹の仲は良好だけど・・・でも義姫の存在を通して決定的に対立している
そんな義光梵天丸の関係が今後どうなるのかが・・・気になるところ。

ただ義姫への想いが実の親や兄弟を敵に回してでも・・・ってくらい強い義光だから
一度梵天丸が認められることになれば頼もしい味方になってくれるかも。

物語の最後に話をする義光義姫の前にお遍路となった輝宗が現れて
梵天丸が救われた事、そして梵天丸義姫義光の夢がいずれ重なる時を祈ると
言い残していたから・・・可能性はありそう。

激しい憎しみは激しい愛情の裏返しだからこそ・・・って事で
義光梵天丸への想いがあるって事なのかな?

そうなるなら・・・梵天丸はたとえ天下を取れなくても・・・幸せになれそうですね。

表立って見せられなくても深い愛情を持っている母親
もはや凄いって言葉しか思い浮かばない愛情を持ってる父親

すでにこれでもかってくらい愛情を注がれ
さらに小十郎成実愛姫などからも慕われている・・・
梵天丸はまだ気付いてないだけで、このシリーズの登場人物では珍しい
深い愛情を受けている武将なんですね・・・

ってか輝宗がすげー、凄すぎる・・・

戦国時代には似つかわしくないくらいのお人よしで
義光に人質にされても死を恐れず受け入れ・・・
梵天丸に対しての人質にされた時は自分が邪魔になると自害しようとし
最後には自分を死んだ事にして彼女にその出来事を利用させた

これで・・・血がつながってないんだから脱帽
しかも親馬鹿で行動が突飛ではなくただただ深い愛があるだけ。
もちろん他の子供も愛してるけど・・・それでも自分の跡継ぎは梵天丸ってのは
揺るがせなかった超人間ができている人でしたね・・・

小十郎を男装させて娘につけたのが唯一親馬鹿っぽい部分ですけど
それも娘の近くに味方を・・・って意味もあったんだと思われるし
この人・・・いい人すぎですね・・・

これもこのシリーズに共通というか・・・子供を深く愛してる親世代は
時に自分を省みないくらいの行動をしますね・・・

同じように血の繋がらない娘に・・・娘と思って接していた信奈の為に
命をかけた道三や久秀もそうでしたしね・・・親の愛がマジで凄い

まぁ逆に愛情が薄い親は・・・ちょっと酷いんですけどね・・・
信奈の母親なんかはコレ無理じゃね?ってレベルだしね

アレ・・・どうにかなるのかなぁ・・・

さて・・・あとは今回登場の新キャラ・・・

直江 兼続は基本的に真面目な女の子って感じ
謙信に認められ出世したみたいだけど元は孤児で家族の温もりを知らなかったけど
梵天丸達としばらくくらしてその温もりを知り
さらに小十郎が男装の美少女と知らず惚れ、愛姫の愛らしさにやられ
最初は『義』だった兜の飾りが最終的に『愛』になってた・・・

『愛』『めご』とも読めて『愛姫(めごひめ)』に通じるからだろう・・・

妹萌えキャラか!?

なんかこの作品って・・・変な方向に偏った性癖のキャラ多いよね・・・
比較的ロリコンが多い気がするけど・・・

そしてもう1人が・・・まだ本編で登場していなかった戦国武将

上杉 謙信

彼女もやっぱり姫武将であり・・・アルビノで白髪紅眼の美少女
ただ父親が犯した罪を償う為に現世に降り立った毘沙門天であると
梵天丸とは逆ベクトルで自分をそう信じているみたいで
この世に害をなす存在を裁く正義の使者って感じみたい。

梵天丸も神童であるなら守り、魔王となるなら討つって感じだったみたいだけど
理不尽で押し付けたりするわけではなく兼続から話を聞いて
梵天丸は危険ではないと判断する冷静さもあるみたい。

悪を倒して最後は天に・・・って考えているみたいで
その相手として・・・信奈を選んだけどっぽい・・・さて・・・

なんとなく良晴がなんとかしそうな気もするんですけどね・・・今までの事から・・・
基本的に自分は毘沙門天の化身だから恋をしたら死んでしまう。
だから不犯を貫くって言ってたけど・・・そこでなんとかなりそうなのがこの作品だからね。
悪い娘じゃないし・・・最終的には味方になりそうだけど・・・どうなるのかな?

このまま本編に繋がるみたいだし10巻が楽しみ。
こういう外伝はこれからも挟むのかな?
元康の話とかも読んでみたいんだけど・・・さてどうだろ?

最後に一文。

梵天丸のセリフ

義姫に毒を盛られたと思い怒りのあまり刀を抜いた
そして母親や小十郎の違うという言葉も信じられず振り下ろそうとしたけど
出来ず・・・それなら自分とは違って愛されている弟を・・・と思ったけど
無邪気に自分に笑いかける弟にも・・・やっぱりできず
結局最後は・・・自分の素直な気持ちを吐露した

梵天丸が魔王になるかならないかの一線を決定付けたシーンだったのでコレで。

「梵天丸は、母上をお慕いしています」

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