スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

簡単なモニターです

あらすじ

いらっしゃいませ、アトラクションランドへ。

皆様には、この世界的に有名な遊園地で、
破格の報酬を約束された『あること』にご協力いただきます。

やっていただくのは簡単なモニターです。
今から皆様に試作型『アトラクション』の概要書と、イメージ映像を提供します。

そうですね。
最低でも、各『アトラクション』につき改善点を三つぐらいは記入してほしいものです。

無記入、無回答はなしです。
どんなに小さなものでも構いません。

それでは、これよりモニターを開始します。

感想

『簡単なアンケートです』の続きというか同類というか・・・そんな感じの作品
世界観的に繋がっていて前作のキャラも少し出ているんだけど
謎が多すぎてちょと理解が難しかった・・・っていうか登場キャラが多すぎて
前作のキャラの名前とか覚えてなくて読み返したよ・・・

結構ページ数もあって470ページくらい
最初の200ページくらいが

『アトラクションのモニター』

として登場人物たちが見せられている映像・・・って体で進む短編集で
残りの後半部分がその登場人物達が異なる『アトラクション』
巻き込まれて・・・といった感じの長編になってますね・・・

前半部の『アトラクション』ってのは前作のアンケート作品とは違い
さらには普通に遊園地などのそれとも違い悪意に満ちた・・・

命がけのゲーム

とも呼ばれるものであり、大金が必要な相手を対象に・・・
正確には大金がなければもう人生が積んでいる参加者を相手に
命を失う可能性があるゲームをやらせて・・・というもので
その『アトラクション』の司会進行役が表紙のバニーガール

基本、そんなゲームをハイテンションで進めていく不気味なキャラ。

ただ『アトラクション』のルールは厳格みたいで命は助かっても
失敗したら殺されたりする事もあるけど、敗者復活にまわされる事もあり
勝者にはちゃんと賞金が渡されるらしくそこらへんは公正なのかな・・・

まぁ勝者になるような人間はどこかアレだけど

自分が勝つって事は相手が負ける事であり、時には自分以外を皆殺しにって
『アトラクション』もあるので・・・問題ありまくりなんですけどね。
『アトラクション』そのものもかなり意地が悪く、正攻法では勝てないようになってて
柔軟というか・・・ちょっとアレな考え方をできると勝てるって感じで・・・

あれ・・・?俺もやばくね?

ってちょっと読んでて思った・・・『アトラクション02:ギャンブルかくれんぼ』
の内容で主人公となっていたキャラが追い詰められて末に思いついた必勝法・・・
ルール説明の時点で思いついちゃった自分にちょっと落ち込んだ・・・大丈夫か俺・・・
それともみんな普通に考え付くんだろうか・・・ちょっと友達に聞いてみよう・・・
でもこれでひかれたらちょっと嫌だな・・・まさに『不条理』だ!?

前半部の『アトラクション』では

04:サドンデスオールドメイド

06:グランドスラムホーマー

09:誰も死なない推理で誰か殺す


あたりの話が個人的には面白かったですね。

04の主人公が考えついた裏技ともいえる手段は『オー!?』って感じでしたし
06は途中で主人公の狙いに気づいて『なるほど!』ってなり
09はゲームそのものが好きなタイプのものだったからなんですけどね。ヌ

09はヌメロンに近いですね・・・あの番組、結構好きなんですよ。
ゲーム自体はハイ&ローって感じのを小学生の頃に友達とよくやりましたね。
厳密にはルール違いますけど・・・数字当てって楽しいです。

今回はアンケートと違ってモニターで『アトラクション』
改善点をそれぞれ3つくらい・・・って言われるんですけど
ぶっちゃけどれもよくできていてあまり思いつかなかったですね。
正確には不備や改善点はあるけど、それを埋めるとさらに逃げ場がなくなって
なんかもう救いのないゲームになっちゃうんじゃないかって感じなんですが・・・

うわぁ・・・こう使われるのか・・・

って感じでその改善点を逆手に取った状況が後半部の最後の最後にでてきて
なんて悪意あるモニターなんだって思いましたね・・・
この圧倒的な黒さは『とある魔術の禁書目録』よりも『インテリビレッジの座敷童』に
通じるものがある残酷さって感じです。

前作である『簡単なアンケートです』はまだ救いがあるというか・・・
残酷って感じではあまりなかったですからね・・・

最初の『プレイヤー1』と呼ばれた5人のキャラクター

彼らはモニターで来ていたのにいつのまにか
『アトラクション』に参加させられお互い初対面で・・・
全員で極限状態で生き残ろうと主人公である東川は必死に5人のバランスを取ろうとしていたけど
それは実際解決になっていなくて・・・主催者側の思惑で徐々に関係に亀裂が生じていて

せっかく外に・・・主催者が悪いと怒りの矛先を外に向けたのに
彼らが主催者だと思っていたのは『プレイヤー2』・・・彼らと同じく『アトラクション』
参加させられ、『プレイヤー1』を管理するように言われていた別の5人

こっちはなんと前作の安西と女子大生4人のグループであり・・・本当の敵はもっと外
って展開が二重の意味で・・・最悪な状況

そんな中でさらに10人で『アトラクション』に参加させられ・・・
色々な事から自分の生きる目がないと達観してしまった東川の決意と
その決意によって冷静に・・・正気に戻れた残りの9人の決断によって完全勝利

と思わせておいて東川以外を全滅させる罠

って感じでまさに『不条理』の連続で最悪な展開でした。

ただここら辺から内容が『とある魔術の禁書目録』よりにというか・・・
『不条理』なできごとに関わったゆえに『不条理』な力を手に入れたバニーガール
彼が序盤にした人を助けるための行動が他のメンバーとの違いを生み出しその偏りが
『不条理』を生み、彼自身にも『不条理』な力が芽生え、ようやくここで彼は敵と拮抗

最後の最後の『アトラクション』

自分が改善した『アトラクション』の必勝法

を答えろという・・・自分自身の思考によって埋めた問題点を突破しろという
ふざけた設問だったわけだけど・・・東川はそれすら突破

自分が死ぬから残りの9人は生き残ってくれと自分の命を犠牲にしようとした自分を
助けるために死の可能性がある選択を9人全員がしてくれたという・・・
『不条理』によって得た力とは違う・・・もっと尊いなにかを知っていたからこそ
モニターをしていた時の自分とは違う次元で考える事ができた・・・この流れはかなりよかった

この部分の展開は『不条理』って言うよりも正義は必ず勝つって感じの
王道的展開だったわけだけど、考えてみたら敵からしたらそれは『不条理』であり
『不条理』を発生させる事で前回も登場していた『白い少女』を・・・

オブジェクティブ=アリス

という『不条理』に呼応する存在を呼び出そうとしていて・・・結果オーライだったという
なんとも・・・『不条理』な結果

そしてバニーガールの・・・そして主催者達の最後は・・・破滅であり
それを成したのは『オブジェクティブ=アリス』

東川も残りの9人も助かったけど・・・東川だけは最後の最後に・・・どうなったのかが
わからない感じに描写されていて・・・ちょっと気になるかな?

そしてオチは・・・『オブジェクティブ=アリス』と呼ばれる少女を
消滅させた『白い少女』のシーン・・・

あれ?別人だったの?ふ・・・不条理だ!?

うーん、なんだろ・・・最後の最後に主催者の目的とかはわかったんだけど
『オブジェクティブ=アリス』『白い少女』については謎が深まった感じ

途中にあった留守番電話への『此方』と自分をいう少女・・・おそらく『白い少女』から
誰かへの電話は東山へっぽく見せておいて、おそらくは隣の家に前は住んでいたと思われる
安西宛だった・・・って感じのミスリードがあったりしたから・・・他にもなんかあるのかも

『白い少女』が最後に語りかけた

『エミュレーター』

って存在については全然判らないしね・・・なんなんだろう・・・
留守番電話の口調と『白い少女』の口調もなんか違う感じもあるから別人?とか
安西の前だけあんなキャラ?とか・・・逆に色々と考えちゃう感じ

ちなみに一番『不条理』だって思った事は『簡単なアンケートです』では
アンケート結果によって4人の女子大生それぞれと別の話に巻き込まれた話に分岐したけど
何気に・・・どのルートを通ったかわからないのに全員といまだに付き合いがあって
この事件に巻き込まれるまでも色々オあったもよう・・・

なに、このリア充!?不条理じゃね!?

って事だった・・・異論は認めます・・・

最後に2文

1つはバニーガールのセリフ

10人に『黒』と『赤』を選ばせて

『赤』なら生存、ただし全員が『赤』なら全員死亡
『黒』なら殺害、ただし全員が『黒』なら全員生存


って『アトラクション』をやらせて東川の行動で全員の心が一致し
自分は死ぬとあきらめていた東川すら驚く全員が『黒』って結果になり
主催者側の思惑を突破した・・・って思ったときに彼女が言った『不条理』な言葉
うわぁ・・・最悪だコイツ・・・って思って印象深いのでコレで

「東川さん。
あなたの出しているのは『とても濃い茶色』じゃないですか」


もう1つはバニーガールに東山が全部で10個のモニターした『アトラクション』の・・・
しかも自身が書いた改善点を踏まえたうえでの必勝法を書けという
凄まじく『不条理』な最終設問を課せられた時の彼の言葉

これ、バニーガールからしたらとても『不条理』な言葉になるんでしょうけど・・・
なんかめっちゃ格好よかったのでコレで

あの状況下でこの言葉があっさりでてきた・・・そりゃ驚くわ・・・

「・・・それをクリアすれば、
マスターキーは手に入るんだな?」


にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。
簡単なモニターです (電撃文庫) 簡単なモニターです
(電撃文庫)

(2013/03/09)
鎌池和馬

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
03 ≪│2017/04│≫ 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。