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再生のパラダイムシフト リ・ユニオン

あらすじ

未曾有の大災害によって一度、崩壊した世界。

大陸は海に沈み、人類は潜水都市で暮らし、
残留体という謎の敵の脅威にさらされながらも生き延びていた。

過去の事件によって、普通の高校生として当たり前の日常を過ごすことを拒絶する少年、風峰橙矢。

想像を現実のものとする奇跡の力―思考昇華を振るい、
残留体との戦いに救いを見いだそうとする壊れた少年。

「あたしを拾ってくれてありがとう」

そして記憶喪失の無垢な少女。
二人の出会いが、世界を再生させる!

第24回ファンタジア大賞“大賞”&“読者賞”受賞作。

感想

第24回ファンタジア大賞にて大賞、読者賞を受賞した作品

世界が一度壊滅して・・・それを生き残った人々は潜水都市と呼ばれる海の中を
潜行する都市で暮らし、定期的に『花瞳』と呼ばれる『涙晶』という
動力源が取れる塔と接続してそれを採掘しながら生きている世界の物語

この『涙晶』『残留体』と呼ばれる人を襲う怪物から取れるので
それを駆除して手に入れなければならず主人公である橙矢はその『残留体』と戦う
武装研究員である少年

そしてヒロインであるほのみは彼が見つけた記憶喪失の少女であり
この2人の出会いから始まる物語

思考昇華(パラダイムシフト)・・・だと!?

この世界では『思考昇華』という脳内で考えたものを物質化する事ができる技術があり
それを『駆動銃』と呼ばれる銃で生み出した武器などで『残留体』と戦うのが橙矢の仕事

どんな敵でも切り裂けるナイフを銃から生み出すとか・・・

銃から近接武器だすのかよ!?

ってツッコミを入れたくなるようなものからお腹がすいたほのみの為に

お菓子をだしたり

と結構なんでもOKみたいですね・・・これ・・・

どんだけだよ!?

まぁ使える人は3人に1人くらいで、さらに生み出すものをしっかりと想像できるだけの
知識とかがないと暴発を引き起こしてしまうって事なので・・・両刃の剣みたいですけどね。
一応エネルギー源として『涙晶』を使ってるのでエネルギー切れはあるみたいだけど
便利だよね・・・これ・・・

ただ彼の場合はあらすじにもある過去の事件・・・自分を守るために姉が傷つき
後遺症が残ってしまったという事実がいまだに自分を許せず
自身が負った後遺症・・・『涙晶』が頭部に埋め込まれてしまった事による
自身の肉体の『思考昇華による再生』を駆使して
まるで傷つく事を望むかのような戦い方をしていて
罰を受けるために生きている・・・って感じになってるのがなんともね・・・

それに『残留体』に対しての態度は軽く狂気じみてるところもあり
自分が傷つくのを厭わず・・・そして『残留体』を殲滅するのも厭わない・・・
姉であるハルは傷を負ったけど彼の場合は心に深い傷を負ってしまった感じでしたね。
実際頭の中の『涙晶』は彼の思考を読み取りなにか明確に想像すると
体内に物質を生み出して拒絶反応を起こして肉体を破損させてしまうらしく
『残留体』を前にすると敵意や憎しみに過剰反応して『思考昇華』の暴発をおこして・・・
と凄く痛々しい主人公になってます。

この状態だと近くにいたほのみ『駆動銃』の整備を担当する非戦闘員であるノボル
忘れてただ敵を倒す事に熱中して・・・2人の姿が近くになって後になって気づいた挙句
2人を窮地に追い込んでしまったりと・・・駄目駄目って感じです。
最前線で怪我を気にせず凄まじい戦いをできてはいても・・・明らかに防御を考えてない
だからこそ仲間を守れないって感じですね・・・攻撃特化しすぎて他が駄目すぎる・・・

そんな彼に変化をもたらしたのが記憶喪失ながら明るく元気に生きるほのみであり
彼女とのふれあいを通して幼なじみであるつばさも驚くくらい良い影響を与えていて
橙矢の過去の話を聞いた上で自分の行動が罪悪感から逃れるためだけの
無意味な行動だと言う橙矢に対してそんな事ないと・・・無駄ではないと・・・
戦い続けた橙矢は格好いいと断言し、そして自分を拾ってくれてありがとうと
感謝したほのみの言葉は・・・彼にとって救いだったみたい

うーん・・・お前らもう付き合っちゃえよ!

この一件が橙矢にもたらした効果は読んでて凄まじいとしか言えませんでしたからね・・・
上司である美陽『残留体』の・・・それも橙矢の姉であるハルを傷つけた強力な個体である
背に『涙晶』の羽根を持つ『』の話をしても前はムカムカしたらしいのに
楽に・・・平穏な心で話を聞けるくらいに・・・

お前、どんだけ自分を追い詰めてたの!?

優秀な武装研究員だった姉を自分のせいで引退に追い込み
自分が代わりに・・・と『再生』を駆使して武装研究員に
それに対してお前のせいで姉が・・・とか、無理するな・・・とか
可哀想に・・・とかお前に責任はない・・・とか言われたみたいだけど
どれも自分を許す要因にはならなかったみたいだけど
ほのみから言われた『感謝』だけは・・・彼が正統に受けるべき想いであり
だからこそ彼を救ったって感じですね。

そしてここまで2人の関係をいい感じにしておいて・・・ここから一度落とす
って展開に発展・・・
ほのみが人間とほとんど変らないレベルまで進化した『残留体』であり
人格を得てしまったからこそ、それ以前の『残留体』としての意識がなくなり
自分を人間と思い込んだ状態で記憶がまっさらだった・・・って事が
都市に侵入していた『残留体』との戦闘の最中、橙矢を守るために
その力を解放した事で判明

さすがに・・・橙矢は驚いて何もいえなかったけど・・・
ほのみは彼がどれだけ『残留体』を嫌っているか・・・そして何も言ってくれない事から
彼の元を去ることになるんだけど・・・

なんかもう、関係ない!

橙矢にとって許せなかったのは、憎かったのは姉を守れず傷を負わせてしまった自分であり
自分がやるべき事は謝る事じゃなくて感謝する事だったと気づき、
そしてほのみ『残留体』と知ってもなお、彼女への想いは変らないと気づき
単身彼女を迎えに行く事に・・・

お前らもう付き合っちゃえよ!

そして今度は逆転・・・自分は人間じゃないからと悲しむほのみに対して
橙矢は彼女が『可愛い』と・・・人間じゃなかろうと『残留体』だろうと
『可愛い』んだから関係ないと告白して彼女を連れ戻す事に成功・・・

なんだ・・・このバカップル・・・

その後、今回の都市襲撃を企んだ『残留体』・・・ほのみが母親と認識したいた
ほのみほどではないけど人間にほぼ近い域まで進化した『残留体』
ほのみの援護を受けながらなんとか倒し・・・それで致命傷を負ったほのみを・・・
今までは自分の肉体にしか使わなかった『再生』を彼女に使う事で
彼女の命を救い・・・めでたしめでたし・・・

ただこのシーンの説明がエピローグであって、今のほのみ
橙矢『思考昇華』で作り出した『人間の体』を持っていて
すでに『残留体』ではない・・・ただし『涙晶』の欠片は少し頭に残っているから
橙矢と同じような感じ・・・って話なんですけど

どんだけ!?いや・・・どんだけ!?

『思考昇華』はかなりはっきりとイメージしないと駄目だから
わかりきった自分の肉体でも結構大変だったみたいだけど
他人であるほのみの肉体を完璧に再現した橙矢
実はむっつり何じゃないだろうか・・・コイツ・・・
どんだけ鮮明に彼女の肉体を思い描いたんだ・・・?
っていうかそれもはや自分の理想の女性の・・・って感じなのでは・・・

爆発してしまえ!?

ってしまった!?コイツ、体内から破裂したりしてたし
再生するんだった!?

まぁなにはともあれ・・・よかったかな?

橙矢は肉体の再生はできたけど心の傷は癒せなかった。
だけどほのみとの出会いでその傷を『再生』する事が出来た
今まではただ憎しみで戦っていた橙矢がこれからどうするのか・・・楽しみなところです

2巻の感想は明日アップ予定

最後に一文。

橙矢のセリフ

ほのみに対してのセリフや親友であるノボルへのセリフとか
ほのみとの出会いで自分を犠牲にする事をやめようと決意した彼のセリフは
色々と琴線に触れるのが多かったんだけど・・・

幼なじみであり橙矢が武装研究員をしている事を知らないつばさ
彼女は橙矢がひたすら武装研究員の仕事に没頭し普通の生活を犠牲にして
誰とも関わろうとしていなかった時も傍にいて彼に話しかけてくれた女の子

ほのみのおかげで橙矢が自然に笑うようになって嬉しいけどちょっと悔しいと
言っていた彼女に対して橙矢つばさがいたからこそ・・・今の自分は生きていると・・・
彼女の存在があったから本当の最後の一線を・・・自分の死を選択せずにすんだって事を
その感謝の気持ちを伝えた言葉。

あれですよね・・・

『○○をさせてしまったごめんなさい』

よりは

『○○をしてくれてありがとう』

の方が前向きな感じがするので・・・やっぱりこういう心境の変化を見ても
ほのみの影響は大きい感じですが・・・さてつばさの想いは今後どうなるのかな?

「ありがとう。つばさ」

「つばさのおかげで、僕は今、生きています」


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お久しぶりです

と書きつつ、スマホでけっこー訪問しているので個人的に久しぶり感は無いのですが。このレヴューを書こうとして、あれ?オチってどんなだったけ?とあやふやになっていたところ、……そうだったwどんでもだったわwwと記憶回復させて頂きましたので、そのお礼をば。しかし、kenkenMk2さんの更新比率は本当、凄まじいですわ。
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