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赤村崎葵子の分析はデタラメ

あらすじ

分析部―それは部長たる赤村崎葵子がありとあらゆる事象を(勝手に)分析し、
余人には甚だ想像もつかない驚きの(偏見含む)道筋によって
(たいていはどーでもいい)結論を導く部活である。

そう、彼女にかかれば結論はいつも薮の中。

マトモに見える時はだいたい間違ってて、
明らかに間違ってるように見える時は意外と・・・やっぱり間違ってる?

無駄にこんがらがった分析の先にかの美少女が導く驚愕と脱力の結論を、
キミは把握できるか!?

っていうかむしろ許せるのかコレ!?

ひらめきと口から出任せと、
ほんのちょっとのサービスででっちあげちゃう新感覚日常分析系ストーリー!

感想

電撃文庫の5月の新刊

表紙はこの作品のヒロインである赤村崎 葵子で自称・テル

どこからテル!?

ってのが最初のツッコミどころでしたね・・・
まぁそこはちゃんと説明あったんですが・・・

この作品の概要はタイトルがそのまんま当てはまる感じで
分析部(自称、本当は将棋部)である葵子と校内で起こる色々な事に対して
分析を開始・・・それに対して部員であり主人公でもある十希男が付き合い・・・
破天荒な分析結果を叩き出す葵子のそれにツッコミを入れたりする・・・という話

ただ・・・軽い感じのノリの話だと思って読み始めたら実は・・・
裏で信仰していたらしい事態は妙に・・・重かったりして・・・ちょっとびっくり・・・

短編形式なので各話ごとに感想を書いてみます。

・ラブレターを分析する

十希男の学校の下駄箱に入っていたラブレターを分析する話。
妹である十美乃が占いの結果、身内に甘えるのが吉というのを信じてい
彼女も甘えるよう腕を組んで付いてきて・・・約束の屋上には誰もいない

っていた!?

ってわけでここで葵子が初登場。
ただしラブレターを送ったのは彼女ではなく自分なりに気になった事を検証していた
って事みたい・・・長い黒髪と白い肌は男性受けがいい・・・ってのを検証するために
異常に長い髪のかつらと生来の肌の白さがあいまって死体扱いされてたけど・・・

残念だ!?

ここからラブレターの分析を開始するんだけど・・・彼女の分析は
多少無理はあるけど・・・あーなるほど・・・って思える部分を付いている時がある
あれ?結構いけるじゃん・・・そう思っていたんですけどね・・・結論は
彼が屋上に来たのを遠くから見て笑いものに・・・というからかいだろう
というもの。

あー・・・残念

でも分析成功しとるがな・・・と思ったらラストではどんでん返し・・・

十希男がチャットしている相手・・・『ヴィルヘイム』はその話を聞いて
推理・・・この話のところどころにあった違和感を回収する答えを導き出す事に・・・

この一件で分かった事は・・・人の影響を受けまくり言われた事をすぐ信じ込んじゃう
十希男が可愛がる1つ年下の妹・十美乃はそういう部分とは別に
かなり計算高い娘だったんだな・・・って事でしょうか・・・

・ドネーションを分析する

街で募金にお金を入れる人の分析をする話
病気の少女のために・・・という写真を十美乃のものを使って
完全に詐欺(貰ったら事情を説明して返すみたいだけど)っぽいけどね・・・

何してんねん!?

なんか葵子はあれだね・・・十希男のツッコミ待ちっぽい感じ・・・

今回はこれで1万円を募金してくれたおじさんを葵子が怪しみ
彼を尾行して彼を分析する・・・って話に変り
葵子達に自分を印象付け、アリバイを作っている犯罪を行おうとしている男では
という分析へ・・・

無理ない!?それマジで・・・無理ない!?

まぁ・・・結果は・・・普通に出張帰りの家族想いのいい父親だったんですけどね・・・
『ヴィルヘイム』の分析では彼は海外赴任していて小銭も海外のものだけしかなく
募金しようと財布を開いてしまった手前、後に引けなくなって
1枚だけあった1万円札を入れた・・・って事に

あー・・・なるほど・・・

確かに募金しようとして財布を開いて小銭がない・・・となって
そのまま帰るのは・・・気まずいね・・・
しかも該当で募金箱を持って立っている女の子と病気の女の子の兄の前からじゃ
余計に・・・

でも『ヴィルヘイム』曰く、葵子は彼がお金を全部使い切って
自殺してしまうのでは・・・と思ったのでは?とも分析していて
この時点では・・・うーんどうだろ・・・って感じだったんですけど
この『ヴィルヘイム』の分析と葵子の行動は・・・最後まで読むと
一気に信憑性が増すんですよね・・・これが・・・

・ディテクティブを分析する

そのまんま・・・探偵を分析する・・・そして・・・

計算高い妹・・・再び・・・

影響を受けやすく、素直すぎる十美乃・・・
だけどなんかここまで読むと・・・結構色々考えていて
実は騙されたりはしないんじゃないかなぁ・・・って思えるようになる・・・

しかも人と人が変な風にならないように気を使って動いている感じもあって
基本的にのほほんとしている明らかにシスコンな兄に比べたら全然しっかりしてる・・・

この話では十美乃の財布が盗まれ、犯人を・・・と放課後にクラスで談義している所に
葵子十希男が呼ばれて分析する事になり、何気に表向きはしっかりしているような
分析結果を話す葵子は初対面での印象では十美乃のクラスメイトの信頼を得た感じ

ただ途中から葵子の友人である葵子が面白そうな事をしているからと対抗して作った
探偵部を率いて登場して・・・

あぁ・・・うん・・・アホな娘だ

探偵部の面々は十希男葵子の方がマシだ!?となるくらい駄目駄目で
結局、葵子まかせになり・・・トンデモ推理が炸裂

葵子もアホな娘だ!?

同じアホな娘でもはなんか生暖かい目で『頑張って考えたね・・・間違ってるけど偉いぞ』
って感じになるんだけど葵子に対しては『アホか!?』って感じになる・・・これいかに・・・

ちなみに事件はが連れてきたメンバーの一人
文芸部であり葵子の親友である三雫十希男を連れて情報を集めて
財布を発見。葵子はデタラメな推理だ・・・って事で追い掛け回される事に。

何気に最初の事件とリンクしていて最初のラブレターは十美乃が自分宛に届いたものを
断るために兄と仲の良い恋人のような姿を見せて校内を歩く事で
直接言わずに断ろうとしたんだけど・・・相手は全然諦めておらず
財布を盗んでそれで十美乃を呼び出そうとした

だけど十美乃が財布の中に好きな男の子の写真を隠していて
それに気づいた犯人は怒り・・・その財布を好きな男の子のバックに入るようにし
彼に十美乃が自分の写真を持っていると知らせて何か起こる前にギクシャクさせようとし
さらに男の子が放課後までバックの中に気づかなかったために
今度は彼を犯人ってことにしようとクラスで討論させていた・・・という
なんとも執念深く・・・怖い事態

三雫との会話で葵子も途中で気づいてその場の生徒を適当な推理で別の場所に移動させ
その間に三雫十希男に財布を回収させたという・・・コンビプレイ
お互いに直接何も言わずに動いたあたり・・・親友ですね。
でも移動させるにしてもアホすぎる推理はどうにかならんかったのか・・・

そして十美乃は犯人が誰なのか・・・何が目的かも気づいていたけど
問題を大きくせずに解決する方法が思い浮かばずに2人を呼んだって事みたい

ちなみに本当の犯人については・・・触れられる終了
一応、作中で『十美乃葵子ではなく兄を頼った』と一人だけ思い込んでいた相手
って葵子は言及してるんで・・・よく読めばわかるんですけどね。

うーん・・・ガチなのか・・・あのキャラは・・・

ちなみにこの話では『ヴィルヘイム』との会話はなし。

ここでようやく十希男は自分がチャットで話している相手が
いつも自分を『ヴィルヘイム』とも名乗り
『ヴィルヘイムが囁いている』を口癖にする葵子ではなく
彼女のルームメイトである三雫であったという勘違いに気づく事に・・・

・ヴィルヘイムを分析する

ラストエピソード・・・この話で分析されるのは

十希男・葵子・三雫

の3人・・・って事になるのかな?

この話で十希男三雫『ヴィルヘイム』の件を確認
さらに彼女から彼女の兄・・・『ヴィルヘイム』を名乗っていた美術部員
そして葵子が尊敬する先輩でも会った輝明の話を聞くことに・・・

ただ・・・彼の存在こそが・・・この3人にとっては色々なネックになってしまった感じですね。
途中まで明記はされてないんですがなんとなく雰囲気で亡くなった事はわかり
いまだに三雫と・・・そして葵子は彼の死に縛られているという・・・

そしてこれに十希男がかかわり・・・彼がある行動をした事によって
事態は変な方向に展開して・・・最終的に葵子十希男を分析するって事になる。
あくまで三雫はこの2人のためのカンフル剤みたいな感じでしたね・・・

二羽の仔ウサギ!?

とか凄く気になゲフンゲフン
とにかく彼女の存在が基点になりつつも話はこの2人が中心

まぁ三雫の場合はいまだに兄の死を引きずっていて・・・って事であって
何かがある・・・ってわけではないんですけどね・・・
彼女がようやく見つけた兄のアトリエで一人で何をしていたか・・・
それは彼女の名前が表しているって巻末のコーナーで紹介されてましたけど
ああ・・・なるほど・・・って感じででしたし

兄は自殺だったみたいで大切にしていた帽子を・・・今は葵子が被っているそれを
ずっと駄目と言っていたのに自殺した日に葵子に渡して・・・そのまま命を絶った
だからこそ葵子だけがその異常に気づけた可能性があった・・・って悔やみがあり
このせいで・・・親友である2人の関係は微妙な感じになっているみたい。
ルームメイトだし普通に話はするみたいだけど・・・なんかちょっと変

そしてこの件があったからこそ『ドネーションを分析する』での
葵子三雫はその可能性を頭に描いていたってことなんでしょうね・・・

さて・・・で問題の2人なんですが・・・

赤村崎葵子の分析はデタラメ

なるほど・・・って感じでしたね・・・
どちらかというとこの作品では葵子の方がラノベ主人公らしい鈍感さを発揮してる感じ

彼女は今までの会話やこの話の十希男三雫とチャットをしていた事。
最近まで相手が自分と勘違いしていた事。
三雫を大切に思っていること
人の痛みがわかる人間だと口癖のように言うのは本章が攻撃的だから
葵子の事を特になんとも思っておらず傍にいたのも勘違い

これが彼女がだした分析結果だったわけですが・・・

あー・・・これはイラつくわー

これもまたはっきりと明記されているわけではなく読者の受け取り次第なんでしょうけど
実際はこれやっぱりデタラメな分析ってことなんでしょうね・・・

十希男はこの分析について何も答えなかったけど内心では
自分が葵子の傍にいる理由すら見抜けないくせに・・・って思っていたし
葵子の言動や行動が輝明を模したものであるとも知ったわけで・・・余計イラっときてたんでしょうね

これ単純に好きな女の子が別の男を忘れられずにその男の真似をしたあげく
自分の気持ちに気づきもせずに見当違いの推論を言ってるって感じだよね・・・

正直、最初から読んでいる側からすると十希男は何だかんだいって彼女に付き合い
過剰なスキンシップも受け入れて・・・トンでも行動も文句を言いつつ手伝う

こいつら明らかに相思相愛だよね!?

って感じなんですけどね・・・実際、三雫は2人が付き合っていると思ったみたいだし・・・
うーん・・・微妙に面倒くさい2人だったというわけですね・・・

ただそれでも・・・上辺だけじゃなくてこれからはちゃんと知っていこうと・・・
分析をしたなら今度はそれを検証しようって考えになっていったのは・・・進展なのかな?
最後は結局、葵子が笑顔で抱きついてお好み焼きを食べにいこうと誘い
十希男はそれを普通に了承していたわけですしね・・・

・トミノの裏分析コーナー

色々と明確に描写されない事に関してのヒントって感じのコーナー

って自分にツッコミか!?

自分が書いた作品のツッコミどころを自分で説明しているんだよね・・・これ・・・
一応は十美乃が解説してるわけだけど書いてるのは作者な訳で
作者が作者が描いた作品の内容にツッコミを・・・

まぁ面白かったからいいか!

実はあの部分が後々の伏線に・・・ってのが実は偶然だったとか
『ドネーションを分析する』葵子は・・・実は自殺の可能性に気づいてなかった?とか
モブキャラのちょっとした描写の真相とか
十美乃のクラス担任の先生の言動のおかしいところとか
財布が盗まれた本当の理由?とか
十希男の本当に大切な人や行動に対しての事とか

ぶっちゃけそれが真相だ・・・ってのじゃなくてこうも取れるんだぜ!
的な感じになっていて逆に悩みそうにもなる感じ。
まぁそこらへんは・・・後は読者の感じ方しだいってことなのかな?

ぶっちゃけた話、十希男葵子が相思相愛ってのもあくまで私が
そう感じただけって話ですしね

それにしても・・・

応えられない相手からのラブレターの穏便な断り方
もしかしたら自殺するかもしれない男の尾行
ラブレターを送った相手が諦めずにさらなる強引な手段に!?
親友の兄であり自分の先輩が自殺・・・いまだに引きずってる

暗い部分だけを書くと・・・やっぱり読む前に感じた作品とは全然違うな・・・
面白かったんで続いて欲しいきもするんだけど・・・単発かなぁ・・・

最後に一文。

のセリフ

彼女がどれだけ・・・残念で可愛い子かわかるセリフ
え?馬鹿じゃないかって?

それが可愛いんだよ!

愛でるって意味で!

十美乃の机に書いてあった『あ』という落書きを見てダイイングメッセージだと叫び
そしてそのメッセージから犯人を断定したセリフなんだけど・・・
まず十美乃、死んでないよね・・・

「『あ』と言ったら、五十音で『い』の上じゃないかぁ!!
 『い』の上、井上が犯人だと示す証拠だ!
 これは犯人を直接示す最重要な手がかりだったんだよ!」


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