スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

しずるさんと偏屈な死者たち The Eccentric Dead In White Sickroom

あらすじ

「ねえ、よーちゃん―この世界には不条理としか思えない謎がいくつもあるわね?」

しずるさんはそう言うけれど、私には彼女こそ、この世で一番謎めいてみえる
―何年も病床にありながら、とても綺麗で、この世の誰よりも聡明で
―どんな不可解なおぞましい殺人事件の数々も、
彼女の前では只のごまかしになってしまう―
妖怪化したり、宇宙人に狙われたり、幽霊犬に襲われたり、
吊られたりする死体の謎を病室から外に出られない少女の推理が解き明かす、
これはすこし不気味で、かなり奇妙で、ちょっと切なげな、
少女たちの不思議な冒険をめぐる物語です。

感想

平成15年にでた作品なのですが久しぶりに読んだので感想でも。

短編形式で書かれていて1話で1つの事件の話。
入院している少女・しずるさんと彼女とお見舞いに来る少女・よーちゃんの話。

2人ともフルネームはわからずよーちゃんに至っては渾名のみで名前もわからない。
不思議なことに興味を持つしずるさんよーちゃんが最近起きた不思議な事件、
主に殺人事件などの『死』にまつわる事件の情報を集め話す形で物語は進む。

しずるさんは入院しているので病院から一歩も出ることなく基本的に病室にいる。
よーちゃんから聞いた情報だけで事件の真実を理解する。
よーちゃんがその情報を警察に伝えることで事件が解決していく。
しずるさん本人は解決にはさほど興味がないような感じです。

安楽椅子探偵(ベッド・ディテクティヴ)呼ばれる形式でしょうか?


よーちゃんのほうは警察の人間が顔を見ただけで畏まってしまう少女。
名前を出すだけで捜査に影響を与えられるってどういうことだろ?
普通の少女のようなのですが・・・・謎です。

第1章『しずるさんと唐傘小僧』

山中で右足と両腕が切断されその両腕の手が鷲掴みのように頭部に喰い込み
その指が片目を潰し苦悶のせいか舌を外に出した状態。

つまり唐傘小僧のような格好をした死体が見つかった事件。

この情報と死体の生活反応や現場の状況を聞いたしずるさんの一言。

「・・・・・・かみなり、かな」

この言葉がこの事件の全てを表してます。
これだけの情報でここまで理解した彼女は凄いです。

ちなみに死因は感電死ではありません。

っていうか事件よりも集中治療室に入るのが珍しくないらしいしずるさん。
こんな話を普通にしてていいんだろうか?

第2章『しずるさんと宇宙怪物』

都市近郊で大規模な電波異常が起きた夜、胸に穴が開き心臓がない
死体が見つかり、さらに被害者の同居人が現場のマンションから
100mも離れた所で墜落死していた事件。

キャトル・ミューティレーションでは?と騒がれるが・・・・・

しずるさんミステリーサークルキャトル・ミューティレーション
科学的な説明をあっさりとします。その上で関係ないと。

最初から事件の真実がわかっていた彼女は容疑者が捕まったと聞いてしかたなく
解決することに。
彼女にとってはあまり興味がある事件ではなかったようで。
この話の間、彼女が気にしていたのは他の星座とのバランスが気に入っていた
人工衛星の光が消えてしまわないかだったし。

ヒントはガイガー・カウンター

いや、わからないって!

普通ガイガー・カウンターっ言われて分かる人いないよね。
もし知っていてもそれを無くなった心臓に結び付けるのは無理っぽい。

どんだけ知識があるんだろう。謎の少女・しずるさん

第3章『しずるさんと幽霊犬』

喉部を切り裂かれそこに飼い犬の唾液が付着した死体が発見された事件。
飼い犬が飼い主を噛み殺したのでは?という事件に。

この話を聞いたしずるさんの結論は

「警察が手を抜いている」

なんかいきなり凄いことを言います。
まぁ犬を疑っているあたりでもうなんかダメダメな気がします。
なにせ犬種はコーギー。小型な牧羊犬。

途中途中にこの犬の心情が書かれているのがちょっと面白かった。

第4章『しずるさんと吊られた男』

マジックの途中で大量の血痕を残して消えた奇術師の話。

今回はよーちゃんが解いて欲しそうだからという理由で事件に挑むしずるさん
大量の血痕を残して死を偽造したり別の所に気を引いて死角で行動する。
トリックの基本といえば基本ですね。それぞれミステリとマジックのですが。
まぁ自身の本物の血痕だったわけですが・・・・・。

今回はしずるさんのちょっと怖い面が見れます。
よーちゃんに危害を加える”可能性”がある人間を事前に、一通のメールで
黙らせた。
ちょっと怖かったです。

はりねずみチクタのぼうけん その1~4

よーちゃんが子供の頃もっていたお腹に時計を持つ
ハリネズミのぬいぐるみ・チクタ
よーちゃんしずるさんが考える彼を主人公とした冒険の話。

章の間と本の最後に掲載されている話。

事件の話などの血生臭い所はなく2人の少女がほのぼのと物語を考える話。
チクタのイラストはいいかんじに可愛いです。

一冊を通してしずるさんよーちゃんの仲の良さはいい感じです。
なんかもう百合とかじゃなくほのぼのとしていて。

全3冊なので機会があったら残りの2冊の感想も載せようかな?

最後に一文。しずるさんよーちゃんへのセリフ。その通りだと思う。

「正しいと思うことをできる。
      あなたみたいな人はほんとうに貴重だわ」


にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。

しずるさんと偏屈な死者たち (富士見ミステリー文庫)しずるさんと偏屈な死者たち
(富士見ミステリー文庫)
(2003/06)
上遠野 浩平

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。