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落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)

あらすじ

魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い“魔導騎士”。
その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた“落第騎士”だ。

だがある日、異国の皇女にして“A級騎士”のステラから
『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ―勝ってしまう!

一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!

「なんでもいうことをきかせればいいじゃない!えっち!」

悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。

そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての“落第騎士”は
“無冠の剣王”としてすべての騎士からも注目され始める!

最底辺から並み居る強敵をなぎ倒して駆け上がる学園ソードアクション開幕!!

感想

GA文庫の7月の新刊

主人公は落ちこぼれ・・・だけどある一点だけは・・・っていうよくあるパターンの
作品なんですが・・・

この作品の落ちこぼれっぷりは凄い

と思わず唸ってしまいました・・・別に頭が悪いわけではない、むしろ良い
性格やルックスにも問題がなく騎士として剣術の腕は超一流・・・どころか
ちょっとお前異常だよ・・・ってくらいの完璧超人

ただしこの世界ではそれだけじゃ駄目

あらすじに

魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い“魔導騎士”

とあるようにこの世界における騎士の価値基準はあくまで魔導騎士・・・『伐刀者』であり
魔法を使える騎士でなければならず彼らが存在するだけで
国の存亡を左右する事すらあるゆえに貴重がられる存在

だけど主人公・・・一輝にはこの『伐刀者』としての才能が足りない

徹底的に足りない!

ちなみにもう1つ足りないものがあるんだが

家族運も徹底的にない

まぁ後者に関しては妹と曽祖父に関してだけは恵まれてるけど・・・
それでも酷いとしか言いようがない感じ。

実は強大な力を秘めているとかそういうのもない(1巻時点なので可能性は0じゃないが)
特別な武器も持っていなければ特異であったり特殊であったりする力があるわけでもない

彼にあるのは10年に1人の劣等生と呼ばれるくらいの『伐刀者』としての才能
生まれつき決まる総魔力量が平均の10分の1といういっそ哀れになるくらいのそれと
それとは正反対に・・・驚異的としか言いようがない剣術の腕・・・しかも自己流と
自己流にならざるをえなかったゆえに磨かれた全てを見切る目
そして色々な能力を持つといわれる『伐刀者』の能力の中でも
最低の能力と言われる『身体能力倍加』という力・・・それが彼の全て

剣術の腕と見切りのための目だけは超一流と言っても過言ではないけれど
『伐刀者』としての価値基準である魔力と能力が圧倒的に駄目
それゆえに『伐刀者』としては決して評価されない・・・それが彼

『身体能力倍加』って能力も倍になる・・・っていうと聞こえはいいけど
普通の『伐刀者』は能力を使わずとも魔力を操る事で5倍とかに加速したり
威力を上昇したりとできるので下位互換もいいところ

そして魔力に到ってはAクラスといわれる・・・10年に1人の逸材と呼ばれる
ヒロイン・・・某国の姫であるステラがほぼ無意識で展開している
魔力によるバリアすら渾身の刀による一撃でも通す事ができないほど・・・

学校のテストで考えるなら・・・平均が70点・・・とかだったら
一輝は7点って事だもんな・・・100点に太刀打ちできるわけがないって事なんだろうけど・・・

うわぁ・・・せつないわー

ってくらい才能がない・・・それが一輝

だけどこの主人公・・・努力しまくり・・・それでも才能が足りず・・・たどり着いた境地が
常に最強でいられないなら仕方ない・・・
努力しても才能の差はいかんともしがたいし・・・天才だって努力する
だからこそ差は広がる事はあっても縮まる事はない。
天才が努力しないなんてそれは相手に対する冒涜だ・・・
ならどうすればいいのか・・・

そうだ修羅になろう。1分間だけでも最強に!

って事で・・・色々と突き抜けてしまうことに・・・
自分の弱さも才能のなさも天才と呼ばれる存在の努力や力も全て認めた上で
足りないなら・・・たとえ制限があってもそこで最強に・・・という
凄まじいばかりの諦めの悪さ・・・それが一輝

その方法ってのが人間として外れてしまったというか生物として外れてしまったというか
生存本能による自己防衛本能を極度の集中によって外したった一分間だけ

”全力”で戦う

という凄くシンプルなもの・・・ただこの”全力”というのは文字通り・・・

全ての力

であり・・・本能の制限を外しているために本来なら・・・
全力疾走したところで疲れるだけのところを生きるために必要な力も全て
己のすべてをその一分間に使い尽くす・・・ってものであり1分過ぎれば
もはや戦うどころか意識を保っているのすら難しいという・・・凄まじいもの

これこそが一輝の奥の手・・・

『一刀修羅』

であり・・・これに全てをかけ・・・魔導騎士となるために戦う物語

かつて日本を守った魔導騎士を曽祖父に持ちながら落ちこぼれとして
家では外からカギがかかる部屋で育てられほとんどいないもの扱い
雪山で遭難しても誰も探しに来ない・・・という過酷な家庭生活の中
雪山で彼を助けに来てくれた曽祖父の言葉を胸に彼に憧れ騎士を目指し
家をでて1人で暮らし学園に通うも実家から落ちこぼれを世に出したくないからと
学園の運営に働きかけられて最初の1年は能力値が足りないからと実習に
参加すらさせてもらえず

クラスメイトからは彼に関わると学園上層部に睨まれるからと距離を置かれ
さらには上層部からの指示で同学年最強と言われた相手からは
嫌がらせのように攻撃を受け・・・反撃すれば退学の口実にされると
反撃もできず・・・そういう不遇の1年間を過ごし留年

学園の成績が芳しくないからと新しい学園長がやってきて
元世界ランキング3位の彼女にハンデ付とはいえ勝利して認められ
今年度からようやく騎士を目指せるようになったけど卒業する為の条件は
複数の騎士養成校が集まって戦う大会で優勝すること・・・という厳しいもの

学園長は彼に好意的だけど・・・流石に今の判断基準において
彼を騎士にするにはそれくらいの実績がないと無理・・・って事らしい

それでも道が開けたと感謝して努力を続ける一輝・・・

おまえ・・・どんだけだよ・・・

ただ今年は実力制で・・・試合に勝ち進めばOKらしく
今回の最後には↑で書いた前年度の同学年最強の・・・対人最強の能力を持つという相手と
戦い・・・本人が無自覚だった緊張・・・自分の努力が全部無駄だったのでは?という
無意識の恐れで苦戦し・・・そして観客である生徒達からも馬鹿にされ折れかけたけど
ステラの呼びかけで自分を取り戻し・・・そこから反撃

『完全掌握(パーフェクトヴィジョン)』

どんだけだよ!!!?

『一刀修羅』を使うだけじゃなくて・・・ステラとの戦いで使っていた
相手を見切る目・・・それによって相手の剣術などを完全に見切り
その上で相手の剣術の欠点を改良した剣を新たに生み出して対抗するという
彼の絶技である『模倣剣技(ブレードスティール)』

家の人間も誰も技術を教えてくれなかったから目で盗むしかなかったという
凄まじく悲哀にあふれた結果、身についた力なんですがね・・・

大抵の剣術なら1分、ランクAといわれる天才であるステラ
才能だけと言われたくないと努力した結果である剣術ですら
盗むのに2分、越えるのに30秒というふざけた技術なんですが
彼の真骨頂はさらに上・・・

相手の絶対価値観・・・アイデンティティーを戦闘中に観察することで暴きたて
相手がこの状況で何を考えどう動くのかを完全に掌握するという神技

自身の”考え”の根幹をなす部分を掌握されるために
いつもと違う戦法で・・・と考えるそれすらも掌握され
今回戦った相手は戦闘中、肉眼では決して見ることも出来る
攻撃すら当たるまでわからない・・・という相手だったにも関わらず
攻撃の方向や速度などから・・・さらに相手の性格なども踏まえた上で
掌握し・・・完全に位置を特定・・・こうなるともう相手は完全に詰んだ状態

どのように攻撃するか・どのように防御するか・逃げるか・迎撃するか
それら全ての考えを読まれてしまうために一輝に叶うわけもなく
そして『一刀修羅』状態の一輝は洒落にもならない・・・という事で無事勝利

これでもまだ偶々・・・とかいう人間はいるみたいだけど
一流であればあるほど・・・彼の力を認めざるをえない・・・って状況になったみたい。

留年前は同学年で・・・その学年で最強だった相手に勝利したことで
去年の自分の越えるべきものは一気に越えた一輝・・・公式に勝利したこともあり
自信も得られたみたいだし・・・

いや、マジで頑張れ

これしか言えん・・・主人公が色々と可哀想過ぎて妬んだりする気にもなれん・・・
なんかこう・・・幸せになれこの野郎って感じ

ただこの試合を見ていた生徒会執行部相手に解説をしていた有名な騎士である
寧音一輝なら生徒会長のライバルになれるって問いかけをしたんだけど
彼らはそれを一笑にふして・・・健気に頑張ってるんだからもっと大切にしてあげろ
と完全な強者視線からの言葉・・・

それほどまで執行部にとっては生徒会長である女性は高みにいるみたい
『とーか』と呼ばれる女性みたいだけど・・・なんか新ヒロインとかになりそうな予感

さて・・・ここまで男主人公のことに関してつらつら書いてきたわけですが
女性陣についても多少触れておこうかと・・・

まず妹である珠雫

彼女は数少ない・・・一輝を家族として扱う親族であり
彼に懐いていたんだけど、彼が家をでていって始めて兄が家で存在しないもの
として扱われていた・・・という状況を知りショックを受け
そんなほかの家族に失望

他の家族が一輝に愛情を与えないならば・・・

自分がその分、全部与えよう。兄さんLOVE!

となってしまった・・・ちょっと暴走気味な妹
一輝と違ってランクBと才能にも恵まれていて今年入学って事で
留年した一輝とは同学年に

再会そうそうにキスをするなど・・・かなりガチでちょっとヤンでる!?
って思ったんだけど・・・

めっちゃいい娘や・・・

兄を認めない周囲をとても嫌っていて・・・さらに家族までもがあんな感じなので
かなり重度の人間不信・・・そりゃ子をいないもの扱いする実親見りゃね・・・

だけどそんな中、ルームメイトであるアリス(本名・有栖院 凪(♂))だけは
体は男だけど心は乙女・・・というちょっと変わった相手であり
一輝のことも馬鹿にせず、兄が好き・・・という珠雫の気持ちも否定しないせいか
心を許しているみたい・・・アリスが冗談で一輝をいいかも・・・と言ったら
排除しなきゃ・・・とか言ってたけどね・・・ちょっと怖いぞ・・・

ただ天才と呼ばれるステラが決闘の結果、一輝に敗北し
その身を持って彼の力と努力を認め信頼しているのを見て
最初は邪魔者扱いだったけど・・・態度を多少軟化させ
さらに今回の戦いの際には観客からも見苦しいと罵声を浴びせられたり
馬鹿にされた一輝に対してただ1人、それを避難して一輝を応援し
立ち直らせたステラには感謝の念を抱いていたので・・・
融通が利かない子・・・ってわけではない・・・

試合後、昏倒した一輝を心配しつつも、後で後悔して愚痴ると思うけど・・・といいつつ
ステラと二人っきりにしてあげたりもしてましたしね。

この妹・・・兄が認められるのがめっちゃ嬉しいんですね・・・いい娘や・・・

そして完全無欠のメインヒロインであるステラ

最高クラスの才能ゆえの突出と最低クラスの才能のなさゆえの突出という
別ベクトルの突出性ゆえにルームメイトになったせいで最初は決闘に発展したけど
一輝の努力と研鑽、彼の過酷な環境などを聞かされてからは彼を認め
徐々に惹かれていっていて・・・決闘に負けたんだから隷属する・・・と言って
一生懸命に一輝の世話をしたりするスゲーかわいい娘なんだけど

無事、お付き合いすることになりました

あれ?1巻でカップル成立したぞ!?

一輝は試合後にステラに告白して・・・ステラも最初は素直になれなかったけど
きちんとそれを受け止めて・・・王女であったり身分の差はあるけど・・・
一輝にキスをして無事想いを通じ合うことに。

なんかめっちゃ可愛いんだが!?

しかもお互いに上を目指していつか・・・頂点を決める戦いで
もう一度、本気で戦おうと誓い合い今回は終了

普通なら爆発しろとか思うんだが・・・何故だろう・・・
一輝には幸せになって欲しいおって思いのほうが強いために
これくらいいいんじゃね?とか思ってしまう・・・

っていうか爆発すべきなのは曽祖父である龍馬珠雫以外の黒鉄家だな
もうこの3人以外いらないだろ・・・ぶっちゃけ・・・

兄とかいるみたいだけどでてきて一輝に惨めに敗北して去れとまで思う
こういう家族って・・・マジ嫌だな・・・

一輝はこんな感じでかなりの逆境の中、上っていくわけで
これからも大変そうだけど・・・2巻以降もどのように打倒していくか楽しみ
2巻はいつだろうか・・・

最後に一文。

一輝のセリフ

『一刀修羅』を発動する時に彼がいうセリフ
相手によって最後の部分が違うけど・・・これはステラ相手Ver

やっぱり・・・これでしょ!

         さいきょう
「僕の最弱を以って、君の最強を打ち破る──!」

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