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魔王殺しと偽りの勇者 2

あらすじ

“勇者候補”も残すところ、不死身と噂される“傭兵”と、
かつて王宮に勤めていた“大魔導師”の二人。

この中に魔王を倒した真の勇者がいる―すぐに行動を起こしたいエレインだったが、
相も変わらずユーサーの腰は重い。

そんな態度にしびれをきらしたエレインは、一人で“傭兵”ダリオンに会いに行くのだが・・・。

各人の思惑が錯綜する中、すべての事柄はひとつに繋がり、
隠された真相が浮かび上がる―。

疑惑のミステリアス・ファンタジー、第2巻!

感想

魔王殺しと偽りの勇者の2巻

一応ミステリーなので事件の真実関係は書かない感じでいきます。
事件の裏で起きていた事情については書きますけどね・・・
『大魔王』を殺した犯人が誰であったか知りたい場合は・・・買ってください。

勇者が『大魔王』を倒しそして王になり・・・その後も何度も復活した『大魔王』
勇者の子孫が倒す・・・という歴史がある国において
再び復活した『大魔王』・・・だけどそれは再び討伐された・・・

だけど・・・誰が倒したかわからない

『大魔王』の討伐を4人の人物にした占い師・・・その占い師は姿を消し
依頼された4人が4人とも

自分が魔王を倒した

と言っていて・・・どういう事だ?って事でそれを調べるために
王族でありながら『魔族』に堕ちたと呼ばれるユーサーをアドバイザーとして
調査を命じられた現在の王・・・ウェインとは幼馴染でもある王宮戦士エレインの物語

前回の話では4人のうちの2人

聖剣に選ばれた高潔なる騎士 レデリック

清廉なる乙女 聖女 ジュセル

の2人に会って話を聞いた結果・・・2人とも発言に嘘がある事がわかり
特にジュセルの場合は魔王討伐に赴いたのが彼女が属する教団の
戦士たちだった・・・って事で候補から外れる事になり
今回は残りの2人・・・

猛烈なる戦士 傭兵 ダリオン

老練なる魔術師 大魔導師 ガタフ

に話を聞きにいったわけですが・・・

ダリオンは粗暴な傭兵って印象であり・・・態度も悪くて
どうにも・・・勇者って感じではない・・・

ガタフは魔王が倒されたって事に興味ないというかかかわりたくないって感じで
しかも当人で自分は討伐に行ってないという始末・・・
まぁ話を聞いていた彼の養女・・・年齢的には孫といってもいいリーン
ガタフが凄いって所を証明するために独断で討伐に行ったらしいのですが・・・

なに、この天才アホっ子・・・

魔術の実力はユーサーが驚嘆するレベルであり、
ガダフ自ら自分が使える魔術なら娘も使える・・・と言わせるレベル
しかも全部・・・ガタフが使ってるのを見て覚えたという天才っぷり
ただしあくまで魔術を使う事ができるだけで魔術師としては・・・
魔術の本質を理解して扱うって感じでなく・・・
あくまで『魔術使い』って感じのアホっ子・・・

彼女は素直すぎて状況的菜嘘はついていないっぽいんだけど
倒した魔王が変身した・・・あたりの嘘が・・・まぁ・・・アホな娘でした・・・

ダリオンは・・・なんかもう王国のためっていうよりは
完全に小物って感じで・・・まじで候補者なのかよ?って感じでしたが
なんか露骨なくらい彼の部下の態度とかが真相を示唆していて

リーンは・・・自分がやった事を深く理解していなかったという・・・
ただガタフは凄いんだぞって知ってほしかったという子供らしい考え

ぶっちゃけ1巻で調査した見るからに騎士・・・って感じのレデリック
聖女で穏やか・・・そして平和を願うジュセルとはかなり・・・異色な物を感じましたね

そんな中でエレインユーサーを通じて『魔族』という存在を知っていき
この舞台となった島の価値観

魔族 = 悪

を完全に翻す事になり・・・そして今回の調査の裏側・・・もユーサーから聞かされることに
まぁこのあたり・・・ユーサーは早々に気づいて話そうとしなかったけど
エレインの一途さに負けたって感じでしたね・・・
ユーサーの考え方を元に自分で色々考えて・・・ってあたりが生徒みたいで
ユーサーからしたらよかったのかもしれないし・・・素直で馬鹿だけど
真っ直ぐであるところはエレインのいいところですしね・・・

まぁだからこそ命じられた

って事だったわけですが・・・前回の感想で

殺魔王事件

って書いたんですがまさにその通りだったわけですね・・・真相は・・・
ユーサー曰く、『魔族』は複数の部族による合議制であり『魔王』はその議長のようなもの
とりあえず命令する権利はあるけどそれも各部族ごとの持ち回りで任命される

そして殺された『大魔王タラニス』は・・・人間との和平を望む部族の出身であり
ユーサーも元々は和平の使者として国に戻ってきた

さらに奇しくも今は『仁君』と名高いウェインが国王であり彼もそれに同意
『魔族』と人間の双方の王が和平を望むという絶好の機会だったわけで・・・
だけどタラニスが何者かに殺され・・・その道が絶たれかけた

だからこそ・・・王国側は

犯人の独断だからこっちで捕まえて引き渡す

という形で誠意を見せることで和平の道が途絶える事を防ごうとした
つまりは・・・

隣国の国王を殺した殺人犯候補が4人いる
全員犯人と言い張っているけどそれじゃあ困る
だから調査して犯人を突き止めろ
犯人がわかったら引き渡すのでご自由に


という・・・まぁ現実と対して変わらない・・・これこそが今回の調査の真相

ユーサーはそれに気づいたから犯人の名前を教える事で
国の思惑通りに動かされるのを嫌い・・・エレインはそれでも無理に聞いて
犯人を知ってしまったことで・・・悩む事に

ここらへんが・・・いい所だよね・・・

エレインだからこそここで悩むわけですしね・・・『魔族』との
和平についてもユーサーを知り・・・『魔族』について知ったからこそ
不可能ではないとわかり、それが国の恒久的な平和に繋がる
だけど・・・自分が調べた結果、犯人が犯罪者として突き出される
その平和の礎として・・・

それはなんか嫌だ

そう考えられるからこそ・・・彼女が選ばれたって可能性もあるみたいですが。
ウェイン『仁君』で平和を望むからこそ和平を成したい・・・
だけど国民の声も蔑ろにしたくない・・・だからエレインを試金石にした・・・って感じで
これはあくまでエレインの考えだけどあながち間違いではないと思うんですよね
信頼できてウェイン個人が知っていて裏切らなそうな相手・・・といっても
きっとエレインよりも忠実な相手はいたと思うし
そういう意味でウェインはほんとうに『仁君』なのかも・・・
優しいだけではない・・・だけど横暴でもない・・・ある意味で理想の王様っぽかったですね。

こっちについてはエレイン『魔族』についてユーサーにただの名前である事を確認
さらに『魔族』に近い魔術師であるガタフからも色々と話を聞き・・・
そして旅の間のユーサーの言動と候補者4人の発言の齟齬

これらを総合してだした結論が

大魔王を殺した犯人は存在しえない

というもの・・・何故なら彼は殺害現場となった場所で・・・
朔の日に即位・退位・禅譲・・・王位に関するどれかの儀式が行なわれる
そして『魔族』にとっての朔の日・・・新月の日が別の意味であり

片や月のでない日が新月の日
片や↑の次の日が新月の日


という事に気づいてすでに儀式が終わっていて・・・
どの儀式が行なわれたとしてもタラニスは・・・人間と和平を考える『魔族』
長が襲名するその名前の人間はその時点ですでに『魔王』ではなくなっていた
だから殺されたのはただの『魔族』であり・・・今回の事件は成り立たないという屁理屈

それでも犯人は捕まる事はなくなり・・・エレインもその報告で許されたみたい

そしてエレインが知ったっもう1つの事実・・・それはユーサーも知らず
最後にそれのおかげでエレインユーサーから一本取れたわけで・・・
何気にスカッとしたかも。

基本スカしぎみの嫌なやつですからね・・・ユーサー・・・
まぁ知り合いがやられたって話を聞いてイライラしたりと普通の人間っぽいところを
今回はより見せていて・・・親近感は湧きましたけど。

さてこのシリーズ、一応シリーズとしては続く予定みたいですがした
このタイトルとしては今回で終わり・・・まぁ真相が判明するわけですので
当然といえば当然なのですが・・・

違うタイトルでエレインユーサーが事件に挑むって感じで
構想はある・・・って感じみたい。
ぜひどんな感じになるか読んで見たい・・・

『魔族』は人間となんらかわらぬ存在

『大魔王タラニス』は殺されるために人間に復活・・・
新しく『魔王』の役割が族長に周ってきたのを知らせ
人間に彼を殺させる事で平和になった・・・と誤認させて
『魔族』同士の戦いに集中させるのが役目だとか

4人の戦士にタラニスの討伐を依頼した占い師は別の部族の『魔族』であり
王国上層部はそれを知っていた・・・とか

色々とこの国を取り巻く環境は不安定であるみたいだし
どういう展開になっていくか・・・これから楽しみ

特に・・・ユーサーの立場がどうなっていくのかが特に・・・

最後に一文。

エレインのセリフ

今回の本編の最後を飾るセリフで
”誰”に向かって言ったかは・・・まぁ秘密になってないけど秘密で・・・

「ありがとう。あなたのお陰だ、大魔王タラニス」

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