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櫻子さんの足下には死体が埋まっている

あらすじ

北海道、旭川。

平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。
けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。

なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。

骨を組み立てる標本士である一方、
彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。
そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。

そして僕は、今日も彼女に振り回されて・・・。

エンタメ界期待の新人が放つ、最強キャラ×ライトミステリ。

感想

他に色々アップしたいのがあるなか急遽アップの1冊
なんとなく買って面白かったので・・・

骨好きの女性・・・櫻子と彼女に巻き込まれて色々な事件に巻き込まれる
普通を愛する少年・正太郎の物語

基本的にはミステリなんでしょうけど・・・

あれ?巻き込んでるのは正太郎?

って感じもありますね・・・基本的に櫻子は骨が大好きで骨の採取とかに
正太郎をつき合わせて・・・そこで事件に遭遇って事になったり
骨が関わりそうな事を察知して付いてきたり・・・って感じなんだけど
彼女は本当に・・・

骨にしか興味がない!

って感じなので事件が起きてても死体の状態や骨がどうなのかが全てであり
事件の解決とかには全然興味がない・・・たとえ骨の状況などから
警察がまだ気づいてないことに気づいていても・・・
それを正太郎が気になるから・・・と巻き込んで解決させているって側面もあるので
どっちが・・・ってわけでもないかな?

とりあえず1話ごとの感想を・・・


・第壱骨 美しい人

話じゃなくて骨かよ!?

というのは置いておいて・・・正太郎の母親が大家のアパートで起きた事件の話
被害者は正太郎が憧れていた薬剤師のお姉さん

うわぁ・・・ドロドロだ・・・

密室で部屋があらされ苦しんで死んだ様子の被害者に正太郎は悲しみ憤り
犯人を見つけたい・・・と願うんだけど

いや、これ自殺だぞ

とあっさり櫻子に言われ・・・納得できず・・・結局色々説明させることに・・・
まぁ被害者の妹と被害者の婚約者がただならぬ関係っぽい・・・とか匂わせてたし
部屋に鍵だけじゃなくてチェーンまでかけてあったからね・・・自殺の可能性は高い

そもそも部屋荒れてるのに密室にする意味もないし・・・と正論・・・

あれ・・・これミステリじゃないの?

って読んでて思ってしまった・・・
でもこの話で櫻子が語った殺人犯がもっとも最初に考えること・・・
そして実際にはトリックとか・・・早々ないって発言には納得してしまいましたが・・・

殺人を犯すってすでに正常な判断ができない人間が用意周到にトリックを用意して・・・
とか確かに・・・ちょっと現実ではあまりなさそうですもんね・・・
苦し紛れや、聞きかじった知識で工作を行うくらいが現実なんだろうか・・・

この話では櫻子の他人への関心のなさと・・・正太郎の子供っぽいけど善良さを信じる
やさしさがわかる話でもあったかな?
まぁ櫻子の場合は人間を信用してなくて・・・だからこそなんだろうけど。

信用してる相手には・・・少なくとも正太郎に付き合って真相を解いてくれるくらいは
付き合ってくれるんですけどね・・・文句いいつつも・・・

・第弐骨 頭(こうべ)

海に骨を探しに行った二人が遭遇した事件の話
お嬢様な年上女性と海に・・・なのに・・・

まったく心躍らんな・・・

っていうか正太郎櫻子の出会いとかが描かれていないのでイマイチ関係がわからない
気に入られてるのは確かで正太郎は食べるのが好きなんでよく食べ物に釣られてるけど
それとは別に櫻子に好意を寄せているのは確か・・・恋愛的ではないと思うんだけど

そんな二人が人骨を発見して警察を呼び・・・櫻子の叔父が有名な法医学者だった事で
骨については警察が調べてくれる事に・・・当人は持って帰ろうとしたんだけど
正太郎が当然止めたので・・・

そりゃアカンだろ・・・

その後、近くであった心中事件の現場を櫻子が興味を持って向かい
それ自体はすぐに終わったんだけど彼女はその時点で心中じゃないと気づき
案内してくれていた警官はそれを聞いて・・・色々とへこむ事に・・・

この人は・・・いい警官だ・・・

なんていうか1話もそうだったけど・・・人間嫌いなせいか櫻子の考えは結構辛辣
警察は心中っぽければ検死もせずにそれで処理しちゃう・・・とかズケズケ言ってて・・・
これを聞いたこの警官・・・山路はかなりまじめな人で自分達のなぁなぁっぷりを反省して
上層部にきちんと話して事件を進展させると約束・・・帰りの昼食もおごってくれたりと
めっちゃいい人でした・・・

ってか実際には事件に関わってないなコレ・・・
マジで・・・これ推理小説って感じではないな・・・

1話目は妹と婚約者の不倫による服毒自殺
2話目は心中を装った殺人


って感じだけど・・・何気に犯人との接触は一切ないという・・・
1話目は被害者=犯人で検死をしたけど生前に会ってないからね・・・櫻子・・・

ただこの話ではその後も山路と正太郎は交流を続けていて
特産品とか送ってもらったりしていたけどその中に

櫻子が受け取れなくなった後は

って未来についての描写が・・・どういう事だろうか・・・?

・第参骨 薔薇の木の下

うぉ・・・これもまた・・・キツイ・・・

ミステリで事件を解き明かす時って犯人の動機とかにもよるし
勘違いとかによるものだってある・・・それでも事件が解決すれば
犯人の自死などがあったとしても・・・何かしら残るものはあると思ってたんですが
これは・・・正義の暴走・・・というか嫉妬で何もかも壊してしまったという・・・
なんともやるせない結果になってますね・・・

薔子という櫻子の知人の女性と知り合いになり・・・その旺盛な食欲とかから
子供がいないらしい事もあって気に入られた正太郎

だけどこの事件で・・・事故だと思われていて薔子の夫は殺害された・・・と判明し
さらに彼の表向きに出来ない性癖が暴露され・・・
その性癖の関係者が犯人を糾弾しようとして策を練ったんだけど
櫻子がそれを台無しにして止め・・・薔子は夫が自分を女性として意識はしてなかったけど
女性を愛せないながらも家族として誰よりも愛してくれた事を知り
もしかしたら嫌われていたかも・・・という懸念を払拭できた・・・

ここで終わってれば切ないけどハッピーエンド

でもここで終わらず・・・犯人を糾弾しようとした人間は
薔子が夫の尊厳と・・・犯人が本当に殺したのか定かではなく立件は無理っぽい事
夫も彼女もその犯人にはとても恩がある事。
そしてその犯人が舞台である北海道の経済においてとても重要な役割にある事

犯人が夫が死んだときにその場にいて言い争いをしていた映像の他にも
夫が借りていたマンションで隠し撮りしていた映像が多数存在して
そこには経営者として有能だった夫のあまり表向きに出来ない事も記録されていて
そこには夫が色々と世話をした相手や世話になった相手の問題も映っている・・・

だからこそ薔子は夫の本心が知れた事で満足し、夫は復讐を望んでないとして
事件を表沙汰にしないでおこう・・・と決めた

これは結構すごい事

って感じで・・・まぁ犯人(映像に犯行シーンはないんだけど)はそのままでいいのか?
という思いもあるけど・・・薔子が決めたらなそれはそれで・・・って感じだったんだけど
糾弾しようとしていた相手はそれに納得できずに・・・

警察に証拠を持っていき、マスコミにもリーク

って最終手段にでて・・・犯人は逮捕され・・・立件は無理だったけど立場を失い
本当に殺したかどうかはわからないけど・・・謝罪の言葉だけを残して自殺

映像に映っていた事から問題が発覚して知りあい達も失脚したり表で活動できなくなったり
薔子も好奇の視線に晒されたり取材がきたりして体調を崩してしまった・・・

いや・・・なにこれ・・・

ここにきて櫻子が事件にそれほど深く関わらないって事が
逆に救いになるって事がわかったような気もしますね・・・真実が救いになるとも限らず
それを解明する事がいい事だとは限らないって・・・
普通によく見かける推理小説とかとはかなり違う感じですね・・・

私がよく読む『浅見光彦シリーズ』でも主人公の探偵は事件の終結を
犯人その人にゆだねて・・・後日その相手は・・・って場面がありますが
あれはこういう事態を防ぐための犯人の周りの人への配慮でもあるわけで・・・
なんでもかんでも真実を暴露すればいいってわけではないんでしょうね・・・

唯一の救いは薔子は体調を崩しつつも正太郎には笑顔を見せてたし
最悪の事態にはならなそうって事かな?


とりあえず・・・続きも買わんと・・・
櫻子の婚約者で公安に勤める在原とか・・・婆やさん・・・お沢さんの話とかも気になるからね

そして財布が軽くなっていくんだな・・・うん・・・
満足だけど・・・うん・・・orz

あ、それと表紙見ると思うんだが・・・

櫻子さん・・・ガッシリしてんな・・・

長髪男性って言われてもこれだと違和感があまりない・・・
それにしても・・・ミステリだけど起こった事件そのものの解決は常に曖昧
基本的にあとは他の人が・・・って感じになってて不完全な感じだけど
考えてみたら・・・こっちが普通ですよね・・・一般人ですし・・・
貴重な情報を提供してあとは警察やら関係者がどうにかするっていうのが・・・

それと何気に旭川とか北海道のおいしい食べ物の紹介が結構あって面白い
っていうか食べてみたくなるな・・・

それと感想とは関係ないけど・・・『落第騎士の英雄譚』の3巻の感想がなかなか書けない・・・
主人公の父親とその関係者関連がどうもこう・・・消化しきれないというか
もやもやするというか・・・消えろよこの屑ども・・・って感じがうまく処理できない・・・
どうしたもんかコレ・・・待ってる人いたらごめんなさい・・・もうちょいかかるかと・・・
2章までの話は・・・まぁいいし・・・ラストも最高に燃えたんだけどね・・・どうしたもんか・・・

最後に一文。

薔子のセリフ

↑で書いた・・・正義のためにと言いつつ・・・愛する人の復讐のために
犯人を糾弾しようとしていた相手に彼女が言ったセリフ

どうしても犯人を・・・という相手に対して薔子は夫がそれを望むはずがないと
相手の本心はただ愛した相手が殺されて復讐したいだけであり
夫の事を考えているのではなく自分が楽になりたいだけだと・・・
夫に愛されていた犯人への嫉妬もあると逆に糾弾された上に
このセリフ・・・この婦人・・・マジいい人だ・・・

まぁそれでも相手は・・・結局最悪の一手を選んじゃったんですがね・・・

「──でも、明人さんの妻は私よ。貴方じゃない」

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