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赫竜王〈イグニス〉の盟約騎士

あらすじ

どこからともなく現れた竜の群れに襲われたアルキミア王国は、
竜を斬るほど強くなる竜剣を創り、竜剣の使い手を養成する学園を開き対抗した。

それから数年、竜との戦争が続くアルキミアに、
竜と王家に対する復讐を願う少年ジルと咲夜が現れ、
指揮統率の才覚を持つ竜剣使いのティナと出会う。

ティナの理想とジルの現実、二人の想いがぶつかりあうとき、新たな歴史が始まる!

感想

一迅社文庫の2014年6月の新刊で新シリーズ
『剣刻の銀乙女』の作者さんの新作ですね。

イラストレーターさんも同じコンビの作品になってます
ってこれ『聖煉の剣姫と墜ちた竜の帝国』と同じだ・・・そして何気に『竜』が設定の中心に来てるのも同じ
意識して似せてあるんだろうか・・・そこらへんどうなんだろう・・・

さて・・・この作品は10年前に『竜』が突然人間を襲い始めて
5年前にそれに対抗する手段が発見され
そして3年前にその対抗手段・・・『竜星石』と呼ばれる石が嵌められ
『屠竜式』と呼ばれる力が使える『竜剣』を使う『竜狩り』を養成する学園が創られ
そこが舞台となった物語であり・・・一応学園ものになるのかな・・・と思ったんだけど・・・

殺伐としてるなオイ・・・

基本的に学園に来てる生徒は『竜』によって全てを失い

竜が憎い・戻る場所もない

という状態であり、『竜剣』『竜』を倒してその核を吸収させる事で
強力になっていく・・・つまり

憎い敵を殺せば殺すほど強くなる

という武器であるためになかなか・・・和気藹々って感じにはなりずらい生活
もちろん中にはその力をみなのために・・・とか言う奴もいるんだけど
そういう奴にかぎって早死にしてしまうという・・・かなりキツイ世界

主人公であるジルはそこらへん完全に達観していて、甘い事を言う奴は
冷めた目で見て・・・ただ『竜』を殺す事と自分の目的を果たす事が最優先って感じ

パートナーである咲夜もそこらへんは一緒で・・・色々と達観しちゃってます。

ただそんな中でメインヒロイン・・・になるのかな?
今回の表紙であるティナはまだまだそこまで達観・・・ある意味で壊れてはいなくて
そんな彼女の存在が2人に・・・特にジルの本来の性質を引き出していくって感じは
ちょっといい感じでした。

ただ・・・

ジルとティナの関係はキツイ

ジル『竜』との対話による平和を語っていた上級貴族の父親を持っていて
だけど5年前・・・父親は『竜』との交渉もうまくいっていたはずなのに
家は『竜』に襲われ・・・妹のエレと一緒になんとか逃げた街では何故か
王国の騎士に捕まり・・・目の前でエレ『竜』に食い殺されるはめになり
『竜』への憎しみと・・・王家への呪いを持った

その後、『イグニス』を名乗る男に連れられて、咲夜と・・・
『竜』の住処に近い東の国で最強の『竜』・・・『長老竜アルゲンティウム』によってその国を
滅ぼされ姉を殺された彼女と出会い・・・巨大な『支配式』と呼ばれる力が使えるけど
呪いによって代償として人の血を吸わないと駄目になった彼女と共に行動する事になり

王家への復讐とその王家と協力関係に・・・『竜』ともっとも激しく戦う事を主張するものと
最強の『竜』が通じていることを知ってお互いの復讐の為に一緒にいる

ティナは実は王族・・・今回の内容的にはおそらく妾腹であり・・・母親は庶民だけれど
それでも王女の1人でありジルが命を狙う標的の1人と判明し
実際にジルは強さ的にはあれだけど・・・ってくらいには思っていたのに
あっさり殺しに行くくらい王族への呪いが深かったんだけど・・・ここでおかしな事に

ティナ = ジルの幼馴染

という・・・ジルにとっては予想外の事が起きて・・・激しく葛藤する事になっちゃうんですよね
ティナのフルネームは

ヴァレンティナ・ジルダ・アルキミア

子供の頃はアルキミアって王族の姓はなく、さらに少女誘拐を防ぐために男装をしていて
ジルダってミドルネームから『ジル』という愛称で呼ばれていて
その頃にジルと出会い、同じ名前だ・・・って事でジルの妹であるエレ共々仲良くなり
最終的には大切にしていたペンダントを渡すくらいの関係になっていて
ティナはそれをずっと大切に持っていたからこそ証明できたわけで・・・

ジルは復讐を目指す自分が会いに行くわけには・・・と思っていた幼馴染が
実は女の子であり、さらに殺そうと思っていた王族だった・・・ってだけでも混乱するのに
彼女が王城を抜けて学園に入った理由がジルの家に王家が・・・父親がした事を知って飛び出し
その上でジルの父親が目指した夢を・・・

竜と人との共存

を目指すために『竜狩り』を目指した事が判明して・・・ジルにとっては
この上なくやっかいな相手になってしまってますね・・・

共存とか甘い考えだけど夢を見ちゃっているわけではなく実際にジルの父親は
対話に成功していたって事例を元に・・・ただ話し合いをって思ってるわけでもなく
話をするためには認めさせるだけの力が必要だから『竜』を狩って力をつける
矛盾しているようでも・・・夢を実現させるためにきちんと考えた上で
今の自分の生きる道をひた走っているわけでして・・・

これは・・・殺せないだろ・・・

当然・・・ジルも激しい葛藤をする事になるわけで・・・いや、この2人が今後どうなっていくのか
楽しみなような・・・怖いような・・・って感じですね。

最終的にジルは王家を呪うことをやめる事はできない・・・だけど
自分に殺されるならいい・・・なんていうティナをそのまま殺すのは癪なので
ティナが夢を諦めるまで彼女を護り、彼女が夢に敗れて絶望した時に殺すことに

ああ・・・嫌なのね・・・

ジルはどうしても呪い・・・王家への深い憎しみを捨てることはできない
だけどティナは・・・親友は・・・そして父親の遺志を継ごうとしてくれる彼女は
殺したくないって思っている・・・って事でしょうね。

ティナが幼馴染だと知る前は殺したくないとは思ってはいても
殺そうと行動することを止めようとは思ってなかったし・・・

ティナティナでもし自分の夢の前にジルが立ちはだかるのならば
ジルを倒してでも進む覚悟があると宣言していたし何気に・・・

めっちゃ強い娘

なんですね・・・この娘・・・基本ドジっこなんですけどね・・・
ただ彼女を国王である父親の元へ連れて行ったらしい真っ赤なローブを着た
綺麗な女性と思われる声が危機に陥った時とかに聞こえて
その声が少し先の出来事を教えてくれるとか・・・特殊な能力を持ってるみたい
そしてなにより・・・王家への復讐を止める気がないジル

別に止める気がない

ってのも・・・ちょっと凄いですよね・・・作中では学園長であったティナの兄で
『竜剣』が発見されてからの5年間で1000を超える『竜』を狩り巨大な力を持った
6人の『剣聖』の1人でもあるカスパルジルは戦うことになり

カスパルカスパル『竜』じゃなくてそれ以外の力を持つ相手を
殺すことで能力を得る実験をしていて、ジルティナ咲夜と同じチームになった
フルフルという亜人の少女の一族を殺しまくってその魔法を得たりしていて
今度は咲夜の『支配式』を彼女を殺すことで得ようとしていて
そのために策をめぐらせて・・・最終的にはじかに襲い掛かってきたので
落ち度は明らかにカスパルにあるんだけど・・・それでも・・・

ティナがジル達を指揮して戦った

ってのは・・・ちょっと凄い・・・というか彼女もある意味で壊れ気味な気がする
ティナ的にはほとんど兄妹であるという実感も無く、大切な友人を死に追いやろうとする
相手なんだけど・・・それでも・・・結果的にジルカスパルを殺しても特になにも言わなかった。

『老竜』と呼ばれる『竜』ジルと共に戦い倒したときは、夢の為に『竜』を殺す矛盾を抱えつつも
絶対に無駄にしないからと名前を覚えるよう心がけていたんだけど
兄が死んだことに対しては盛大にスルー・・・

これはこれで・・・やっぱぶっ飛んでるなぁ・・・

カスパルが話をしていた白いローブの人物が・・・露骨に『長老竜アルゲンティウム』の化身ぽかったり
ティナを導いた赤いローブの女性、ジル咲夜に力を与えたロープの人物など
謎の存在も多いのでそこらへんはこれからって事になるのかな?

王家はろくでもない

って感じしかしないが・・・何気に学園の教師で実は『剣聖』の1人であったソフィアとか
カスパルを殺したこと・・・6人の『剣聖』がいたからこそ均衡が取れていた世界で
1人減ったって重大な出来事を前にそれを咎めずただ

竜を殺せ

と言い切ったりしてたから・・・彼女の『竜』への感情も凄まじいものがありそう
まぁジルを罪に問わなかったのはもう1つ理由があって

赫剣のイグニス

そう呼ばれる『剣聖』こそがジルであり・・・彼を咎めて何かあったりすると
さらに『剣聖』が減ると・・・どうやら事件があった5年前から『イグニス』に貰った剣で
ずっと『竜』を狩りまくった結果・・・1000を超える数を狩っていたらしいです

すでに最強の一角かよ!?

ちなみにこの時に使う『竜剣カエルム・イグニス』は咲夜の胸から取り出します

世界を革命する力を!

ってそれは作品違うがな・・・咲夜咲夜で『支配式』がトンデモ威力だし
フルフルは魔術とか優秀・・・ティナは実力は微妙だけど上記の特殊能力で
事前に敵の攻撃が読める事もあって指揮をまかせると頼もしい・・・と

なんか凄いチームができたわけだが・・・今後どうなるんだろうか・・・

フルフルは今回の一件でジルが一族の仇を討ってくれたこともあって
これからはジルを手伝うみたいだけど・・・さて・・・どうなるのか・・・
なにはともあれ女性メンバーと全員フラグが立っている感じのジル

今回倒した『老竜』から本質は誰かを護る事だと諭されていたし・・・
自分でも思ってるほど非情になりきれてないってわかってはいるみたいだけど
何はともあれ今後の成長に期待

恋愛面では・・・やっぱり現状は咲夜がリードって感じなんだろうか?
ジルのほうにその気があるかがわかりずらいんだけどね・・・

まぁなんにせよこのメンバーが今後どうなるのか
どういう風に考え方が変わっていくのか・・・それとも変わらないのか
関係はどう変化していくのか・・・などなど楽しみにしてようかと

さて・・・こんな感じで感想はひとまず終わりで置いておいて・・・ちょっと一言

もったいねーよ!!!

ジルたちと同じクラスの生徒でジルが序盤の戦いで助けたことで彼に好意を持った
フィーネという少女。

実力的に厳しいからと同じチームにはジルがいれず
でも強くなったら考える・・・と言い、ジル達が『竜』を狩る任務を受けたとき
狩り場が騒ぎを起こした問題児たちへの懲罰的なもののはずなのに
かなりおいしい狩場を与えられたって事もあってジルが強くなりたいと思ってるからと
フィーネの所属するチームに譲ったんだけど結果は

全滅

当然フィーネを死にました・・・ポニーな美少女が死にました
文章見て挿絵もあって

お、このキャラいいじゃん

と思ったら結構最初のほうでサクッとお亡くなりになりました・・・

どういうことだよ!?

いや、前作でも結構簡単に名前付きキャラが死んだような気がするんだけど
考えてみるとほとんど男だった気がするんだが・・・まさかサブヒロイン枠くらいには
入りそうなキャラをこんな簡単に殺してしまうなんて・・・なんて恐ろしい世界・・・

ってかやっぱり・・・

もったいないよー

って感じです・・・ウウウ・・・気にいってたのに・・・

最後に一文。

ジルの問いかけとそれに対するティナの返答

殺すものと殺されるものが複雑に絡み合っちゃってるわけだけど
さて・・・ティナはこの言葉をどこまで貫けるのかな?

「王家を滅ぼしたい俺の前から、
 お前はどうやって生き延びるつもりだ?」


「わたしには力はないのかもしれない。
 でも、覚悟ならある。
 あなたを倒してでも、わたしは生きてみせる」


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