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自称分析官ヴィルヘルムの迷推理

あらすじ

ふんわりと可憐な容姿に似合わず、
日常のどんなものでも分析しなければ気が済まない残念な女子大生、葵子。

バイト先で、ふと訪れた喫茶店で、大学の研究室で。
葵子は今日もどこからか、日常に隠れた分析の種を見つける。

くすりと笑う彼女の唇から転がり出す、冗談めかした分析。
それはつまらない日常の色をがらりと変える魔法みたいで

―くだらなくって可笑しくて、けれどちょっぴり温かい。
軽妙に二転三転する論理が楽しい、おもちゃ箱みたいな日常分析ミステリ。

感想

『赤村崎葵子の分析はデタラメ』の3巻・・・ではなく続編と言うべきかな?
レーベルが変わり主人公である十希男とヒロインである葵子の2人も
高校生から大学生になってますね。

しかも大学生になったことで葵子も多少は周りを気にするようになったみたいで
ファッションとかは常に帽子かぶったりはしなくなった模様

ただし

帽子好きと分析好きは変わらない!

けどね・・・一応は短編形式なので短編ごとの感想って形で書いていきます。

・分析1 アマい言葉

バイトを探す十希男葵子が凄い割のいいバイトの話を持ってくる事から始まる
リサーチ会社でのペアでのバイトの話

研究や分析の専門家

が依頼主である時点で葵子がどういう目的で選んだのか透けて見えるな・・・うん・・・
ただこれくらいの可愛い無邪気なわがままならいっか・・・とか考えちゃってる十希男

いや・・・お前・・・それって・・・

そしてバイト内容がリサーチ会社の社員とターゲットの人物を自然な形で
知り合わせるために2人は対象がいるお店で騒ぎを起こすって役割であり
これだけで1人1万円・・・

怪しいよ!?コレ、めっちゃ怪しいよ!?

そして依頼主の会社の人が考えた作戦名

ラブ☆ラブな嵐がやってきた!~ヤマトなメニューと失恋のかおり~

うん・・・あれだ・・・

馬鹿だ!?この人・・・

ちなみにバイトは無事終了で何故か2人で2万円ずつ貰えることに
騒ぎを起こしたんだけどその内容が恋人同士の痴話げんかであり
葵子が会話の流れを変な感じにしちゃったせいでいいムードが形成されそうになってた

葵子さん・・・それ実は本心なんじゃ・・・

ちなみにバイト代が増えた理由の葵子の分析は・・・笑った。
ただ本命のバイトで騒ぎを起こした理由は・・・完全にはわからなかったなぁ・・・

・分析2 優しさの塔

に彼氏ができたって事でひやかしに行く話

なん・・・だと・・・!?

と気になる話なんだけど背が高くて純真で素直でちょっと残念な彼女
考えてみたら・・・

彼氏になるのってむっちゃ大変

なのかもしれないと思わされた話でもありましたね・・・
彼氏であるあゆむは背が小さいのがちょっとコンプレックスぎみっぽい
まさに凸凹カップルなんですが一方でとても優秀な人っぽいですね。

ちょっと詩人っぽい部分もありますが頭はいいみたいだし
病院の跡取り息子って事で家柄も悪くないみたい

十希男葵子の前では恥ずかしがってトイレに隠した
あゆみへのプレゼントを

不審物だ!

と騒ぎ立てて分析しはじめた葵子だけど実際はあゆみ
見定めようとしていたっぽいみたいだしね・・・

まぁ結果はあゆみもラブラブだな・・・って事でしたが。

跡取りとして育てられて以下に誰かを引き摺り下ろすか・・・って世界で生きてきた
あゆみにとってなんでもすぐに信じて割りをくうを最初は馬鹿にしていたみたいだけど
実際はは優しい世界を・・・誰もが救われる世界だけを見ていて
たとえ騙されて悲しんでも善意を信じて進む・・・そんな部分にあゆみはやられてしまったみたい

サブタイトルである『優しさの塔』ってのはあゆむがの事を
優しさだけを積み上げてできた塔・・・って表現したところからきてるみたいだし
ガチ惚れしてるな・・・コイツ・・・

・分析3 マナー違反

2人が通う大学の研究室で誰もいないはずなのに壷が割れる事件が発生し
葵子がその事件の分析をする話

事件が起きた時に葵子と彼女の知り合いである立花はその場にいて
十希男は講義中に呼び出された形になってます・・・何故なら・・・

葵子は立花が怖いから

立花葵子をことさら気に入っているらしくて義妹にしたい・・・と抱きついたりするキャラで
彼女がいるからその場にいたくない・・・だけど事件の分析はしたい・・・という事で
助けを呼んだ模様・・・

そこまで分析したいのか・・・

まぁ・・・立花の言動見てると確かに・・・身の危険を感じるけどね・・・
なにせ

葵子が自分は十希男のものだから立花のものになれないと主張



十希男、話を合わせて葵子は終身名誉義理の兄貴だと主張



立花、なら十希男と結婚すれば葵子は私の妹に?


だからね・・・思わず十希男は気持ち悪いって素で口にしてましたからね・・・

事件は二転三転しつつ・・・テーブルに置いてあった乾電池の上に
誰かが壷を置いてしまい、バランス悪い状況であったのが
たまたま立花たちが来たときに落ちて割れた・・・って事で終了

途中出てきた教授とかが気になる事を言ってたんだけど・・・

ただラストの十希男と『ヴィルヘルム』・・・葵子とのチャットでは十希男
事件の真相に・・・葵子立花が共犯であり、研究室に忍び込んで調べ物をしていて
立花がノックなしで部屋に入ってきたのに驚いて落としてしまったのでは?
自分を呼んだのは葵子が分析を称してあの場にいるのを自然にみせるためで・・・と推理

おおぅ・・・凄いぞ十希男!


事件を調べていた他の人が研究室の鍵を借りた人間の中に
怪しい人間の名前がなかった・・・ってセリフがあるんだけど
確かに読み直してみると・・・

葵子はいつものように”テル”と名乗っただけ

であり・・・貸し出し帳にはそりゃ本名である『赤村崎葵子』って書いてあるわけで
その人には目の前にいる人物が鍵を開けられた人間だとはわからんよね・・・

・分析4 名も無き花

これまでの総括的な内容になってる話

葵子に呼び出され立花から研究室に忍び込んだ事情を聞かされることになるんだけど
そこから彼女の元に届けられた謎の手紙とメッセージ

そしてそれの調査に協力する葵子・・・立花の不安
って感じで話が進むわけなんですが・・・

そういえばこの作品って意外と重いんだよな

ってのが読み進めるごとに思い出されていく話でもありましたね・・・
葵子は相変わらずデタラメな分析を披露したりするわけなんだけど
それにはきちんと理由があり・・・

人間関係って複雑だけど・・・これは・・・


って感じの結末でしたからね・・・
でもそんな複雑でいて・・・実際のところは事件に関わる

立花とあゆみ

の2人が実際に顔を合わせた上で話し合いさえすれば
意外となんとかなっちゃうもんなんだろうけど・・・

知は戦略を生み、無知は恐怖を生む

って作中で葵子が言っていた通りにお互いの存在を知っているんだけど
内面や状況は深く知らないために会うのが怖い・・・だから色々と策を練って
相手を知ろうとする・・・それが変に空回りしてる事件でしたね。

葵子はそれに気づいた上でその策を外し・・・さらにあゆみにもきちんと
言い含めるような感じで話していて・・・その上で深く事情を聞かずにスルーした

全ては巡のために

つまり今回の一連の葵子の行動は立花あゆみのイザコザに
大切な友人であるが巻き込まれて悲しんだり苦しんだりしないように立ち回ったって
感じみたいですね

そして十希男十希男葵子の分析が知による戦略でも
無知による恐怖からでもなく関心から・・・

最初は困ってる感じだった立花を助けたいと思ったことや
が不幸にならないようにしようと思ったこと
相手を信じてるからこそ知らない事に恐怖してしまう優しさに
きっちり気づいたりもしてるし・・・何気にいいコンビ

何気に葵子に負けず劣らず、たとえデタラメだったとしても
明るく救いのある分析を口にするよね・・・基本的に・・・
それでいて変なところで鈍かったり・・・

十希男がバイトを探すのは彼女が原因でクビになったって事もあり
それを彼女が気にしないようにするために早急に探してたって事実に
気づかずに

私との結婚資金を稼ぐために!

とか自分が望む結果を口にしたりしてたからね・・・



こんな感じでした。
成長したことではっちゃけ感はちょっと減った感じだけど
十希男葵子の関係が近づいている感じがでててとてもよかった

そうだ・・・あと2つ書いておきたい事があった・・・
1つ・・・今回の十希男葵子を見ていて思ったんだが

お前らまだ付き合ってないの?

なんか抱きついたりお互いを気遣いあったりすげー自然にしてるけど
これで付き合ってないっぽいんだが・・・お前ら高校生活あのあともあのままだったのか・・・?
ってか付き合っちゃえよもう・・・

そしてもう1つは・・・

ツインラビットゲフンゲフン、三雫さんは?

次がでればもしかしたら登場するのかもしれないが・・・でてこないと
逆に気になるな・・・うん・・・・十美乃とかなつみ、かなみなどがどうなったのかとかも
気になるしなぁ・・・

最後に一文。

葵子のセリフ

十希男『知は戦略を生み、無知は恐怖を生む』って言葉に関して
それは対象に関心があって初めて成り立つんだって言われて
自分の分析ぐせが無差別ではなく・・・なにか基準があるのかな?と疑問に思って
口にしたセリフ

彼女自身が気づいてない自分の中の名も無き花・・・って事みたい
何気に十希男あゆみに劣らず詩人してたね・・・ええ・・・

「私は、闇雲に分析しているだけ
 ・・・・・・・・・じゃないのかなぁ?」


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