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ぼくのゆうしゃ 4

あらすじ

私はセシリア・シヴィル。女神教会の騎士であり、
現在は勇者ミカミ・トオルとともに旅をしている。

トオルからは師匠などと呼ばれていて・・・恥ずかしいが、光栄でもあるかな。

さて、魔人ゲインの襲撃により重傷を負い、
“先端医療開発特区・ナルス”に担ぎ込まれた私たち。

気がつけばカプセルのようなものに寝かされていて、
外に出てみれば私のことを探しに来たトオルに裸を見られてしまって、
そして、ファルディオとルウがテロリストとして追われていると聞かされ・・・。

これから語られるのは、ナルス史上最悪の事件の顛末と、
そして―私、セシリア・シヴィルの、最後の一週間の物語。

感想

ぼくのゆうしゃの4巻

表紙がセシリア押し・・・って事で

セシリア回

し・・・師匠ォォォォォォォ!!

って思わず叫びたくなる内容でした・・・ってか

これは切ない

でも根本的な部分でとても大切で・・・主人公であるトオルにとっては
とても大事な経験になったんじゃないかなぁ・・・って話でした。

前回の話で『魔人』であるゲインによって重傷をおってしまったセシリア
急いで医療都市と呼ばれるナルスに運び込まれ・・・
今回は主に彼女視点で描かれることに・・・

セシリアの・・・最後の一週間が・・・

目覚めた・・・裸で・・・それをトオルに見られて悲鳴・・・とか女の子らしいイベントをしつつ
傷はなくなったものの体調の悪さがあって本調子ではないながらも
ファルディオルゥセシリアの治療をしたらしい医者・・・アヤの研究資料を
盗み出そうとしたフギンという助手に協力して指名手配されている・・・という

お前ら仲間が瀕死なのになにしてんの!?

的な状況でもあって・・・あいかわらず色々とツッコミどころ満載の話だったんですけどね

ただ・・・そういうのは全部ほっぽっといて・・・事件の根幹は

切なくて悲惨で哀しい

そんな物語になってましたね・・・主人公であるトオルが抱える闇
彼の家族関係のアレコレやそのせいで彼の年不相応な精神性など
重い部分はあったわけなんですが・・・今回のコレは
ついにその暗くて重い部分がこの異世界においても現出したって感じですね。

そもそも・・・セシリアは一応貴族の家の子供だけど本来は孤児であり
『シヴィル家』にある神工物によって選出された武に愛された子供として養子にされ
ただただ・・・家の箔を上げるための騎士団最強の騎士を生み出すために
育てられた剣である・・・って過去自体が・・・

ブルータス、お前もか!?

って感じでついにヒロインも暗い過去がでてきたんだけど・・・
まぁその点についてはセシリアはそれほど気にしておらず
それどころか感謝して・・・そして教会への信仰心も凄い感じだったんだけど
皮肉にも・・・教会が求めるような理想の勇者・・・

自分より他者を優先して、私利私欲で動くことなく
力が足りないことをきちんと理解したならそれを努力で補おうとする
そして人々を助けようと行動する

トオルには全部当てはまるそれなのに・・・トオルを見て接して
仲良くなる事で

本当にコレでいいのか?

と教会の考えに対しても疑念を抱くようになってきてしまったのが
なんとも・・・って感じですけどね

ショタコン >>> 信仰

とか言っちゃうと・・・なんかアレですが・・・それでも彼女はトオルとの出逢いで
価値観が変わりつつあり・・・どっちかと言うとそっちの方が健全っぽいので
よかったのではないか・・・と思えるんですが・・・
流石に今回のこの話は・・・ウルっときてしまいました・・・

正直細かいところは今回は省いていきます・・・ただ
今回の事件の黒幕はアヤであり・・・彼女は医者の医者と呼ばれるくらい
凄腕の医者であり、先端医療の開発者であったけど・・・
いつしかそれが歪んでしまっていて

魔物のクローンを作り出しそれを自在に操れるようになり
さらにクローンから臓器提供を受けたオリジナルもある程度意思を操作できる

そして町の医者たちに同じ処置をして医療関係を牛耳っていて・・・
技術だけを見るなら・・・魔物であろうと人であろうとクローンを作り
そこからオリジナルに臓器提供することで拒絶反応をなくす
この技術は画期的と言ってもいいだろうけど・・・倫理的にはどうなの?
って感じであり・・・しかもクローンは調整しなければ1週間で死亡してしまう
さらに色覚に異常があり赤が緑に見えてしまう・・・などの欠落が存在し
トオルにとっては・・・病弱でいつ死ぬともわからない兄を持つ彼にとっては

地雷

だったわけで・・・すげー怖い顔して頭にくる・・・とキレてたんですが・・・
まさか・・・この4巻の9割以上に登場するセシリアが・・・
そのクローンであり、本体は未だに生死の境目をさまよっていて
ファルディオ達は教会の諜報員だったフギンからそれを聞いて
このクローンセシリアから輸血で助けようと考え、
すでにアヤに操られているだろうという考えから襲撃を実行したらしいけど
予想外に自分の意思を未だに持っていたので・・・どうしたもんか・・・って事になったみたい

これは・・・切ない

しかもそれを戦闘中に・・・1000の魔物を操り、1000の魔物の力をその身に宿す
異形となったアヤだったんだけど戦闘技術が未熟ゆえに倒せなくはなかったけど
一週間というリミットが間近になって衰弱したクローンセシリア
その事実を知ってしまい・・・自分が仲間達にとって
本物を治すための血袋にすぎないとして・・・動けなくなってしまうことに

そりゃ・・・そうだ・・・

記憶は当人のものと変わらないのに・・・自分は偽者という
アイデンティティの喪失ですね・・・ただ・・・

あんたは偽者じぇねーよ

こういってあげたいですね・・・その茫然自失な状況でありながら
トオルを襲おうとしたアヤの攻撃に際してとっさに注意の声をあげ・・・
トオルから

やっぱり師匠は師匠だ

と言われ・・・吹っ切れることに・・・
自分は偽者かもしれない・・・本物の治療のための血袋かもしれない
だけどトオルを・・・仲間を心配し、人々を助けたいと願い
そして仲間だからこそトオルファルディオの動きや行動を予測し
そしてなにより

セシリア・シヴィルだから

アヤを倒してみんなを救うために・・・彼女は最後の力を振り絞って動き
そしてアヤを倒して・・・そして彼女が生み出したクローンたちは消滅することに

もちろん・・・彼女も・・・
そしてそんな彼女がトオルに残したもの・・・それが

誰かのために命を犠牲にした自分の姿

それを最後まできちんと見届けた上で自分のこれからの行動を考えろと・・・
あまりに容易に人のために命を賭けようとしてしまうトオルを心配していたからこその
まごうことなき・・・彼の師匠としての役目を果たし・・・彼の腕の中で息絶えた

やめろよぉ・・・涙腺刺激すんじゃねぇよぉ・・・

って感じです・・・ええ・・・こんちくしょうめ
ただこの経験は危うい部分があるトオルの今後に大きく影響しそうで
いい方向にいってほしいものです・・・

ただ・・・希望と言えるのはエピローグで無事目を覚まして元気になった
オリジナルのセシリアの存在でしょうか・・・

トオルたちはクローンとの1週間があるから何も知らずにいる
彼女との会話の端々で色々と・・・思い出してしまって辛い感じなのですが
最後に・・・教会の人間が戦闘があった場所で見つかった落し物を届けに来て
それはトオルクローンセシリアが一緒に町をまわったときに
トオルがプレゼントした月の髪飾り
それを見たセシリア

それは私のものだ

と大事そうに受け取り・・・トオルたちは困惑
セシリア自体も指摘されて困惑するけど・・・何故か自分のモノだっていう
確信があるみたいで・・・そして片目から涙を流しつつそれを見ていた
クローンから血液提供を受けた影響なのか・・・それともキセキなのか・・・
それでも

全て消え去ったわけではない

最後までこっちの涙腺を刺激する話でした・・・

でも綺麗だけで終わらないのがこの作品・・・
トオルたち・・・特にファルディオとは仲良くなった感じのフギン
彼の正体はミュートという女の子の姿の『魔人』であり
人を壊すのが楽しいらしく・・・アヤの事も追い詰めることで凶行に走らせていたみたい。
彼女の狙いがファルディオになったみたいで今後が怖いところ

ファルディオは数mだけど空間転移できる禁忌魔法を新しく取得し
ヘルファイアの威力もかなり強くなったりと成長著しい感じなんだけど
まだ・・・彼自身の過去とか謎は多いしね・・・

そしてミュートが勇者であるトオルたちに関わる事にした理由が誰かに推されたからで・・・
その相手の名前は

ヒロキ君

というらしい・・・

トオルの兄さんじゃん!?

やっぱりというかなんというか・・・彼もこっちの世界に関わってる感じ
『魔人』と交流あるとか・・・やっぱり『魔王』と呼ばれていたヨルがそうなのかな?
それとも別口なのか・・・わからないけど不安点もまた増大した感じでした。

最後に一文。

セシリアのセリフ

クローンであり過去も現在も未来もあやふやな存在で
敵の手によって生み出された仮初の存在

それでも教会の剣として無辜の民の楯として、シヴィル家の剣として
さらにトオルの師匠として自分の身に何があろうと気高くある
そしてアヤをその剣で止めた

なぜなら彼女の心だけは本物だったから・・・なんでしょうね
ってことでコレ

「そんな正義馬鹿女騎士こそが、この私──」

「──セシリア・シヴィルなのだから」

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