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犬とハサミは使いよう 10

あらすじ

鈴菜の策略により俺が死んだと思い込んだ夏野は、
マンションに籠もって原稿を書いているという。

『大罪シリーズ』最終巻、『色欲』。

その一冊が読みたくて犬として生き返った俺、春海和人は、
それを読むと未練を失い、死んでしまうのか。
読者を殺すその本を、夏野は―秋山忍は、書くのだろうか。

編集者・柊鈴菜の企みを乗り越えて、読者と作者が辿り着く答えとは・・・!?
全国の活字中毒者に贈るミステリ風不条理コメディ、衝撃のクライマックス!!

感想

犬とハサミは使いようの10巻

表紙は1巻とそっくりだけど微妙に違う感じ
感想は短め

ついに最終巻です!!

というわけで前回・・・副編集長である菜沙の作戦である
新人作家3人と戦わせることによる既存の作家3人の成長を促し
さらに新人側の成長も・・・という作戦はおおむねうまく行き
最後の最後・・・肝心要の『秋山 忍』こと霧姫雷火の勝負だけは
人知れず行われて霧姫がどうにか勝利したみたいだけど・・・

なんで『色欲』を書かない?

という・・・本当は大ファンである雷火の切なる問いかけを
暴力で黙らせただけという・・・どっちかというと勝負に負けてる感じであり
その原因が・・・

『色欲』を読んだら和人が消えるかもしれない

という作家としてではなく霧姫個人からくる感情のせいだったために
和人からも問われ・・・そうと思ったら霧姫の担当編集である鈴菜
『色欲』を書くための障害だからと霧姫の目の前で和人の首をかっきり
殺すことで憂いをなくさせようとした・・・ってのが前回

正確にはそう見せておいて血糊を使ったお芝居であり
気絶から回復した和人は何故か言葉が通じる雷火と共に
引きこもってしまったらしい霧姫の元を目指す・・・ってのが前回のラスト
今回はそのまま続き・・・

なんかこれだけ見ると普通のラブコメっぽいが・・・この作品読んでる人にとっては
周知の事実なわけだけど・・・一応書いておくけど・・・

和人・・・ミニチュアダックスフントだから!

そして・・・緊迫の展開であり・・・雷火がちょっとあれなくらい
『秋山 忍』のファンだったりする事がわかって・・・霧姫に会いに行ったら

マンション閉鎖

セキュリティの誤認で隔壁が・・・とかって事で・・・まぁ作為的だったわけで
どうしたもんか・・・ってなったり
霧姫が何故か和人との思い出の場所を廻って、最後は彼の住んでいたアパートの部屋に
『大罪シリーズ』の既刊を全部置いていって・・・

何かのメッセージ?

って感じで雷火とそこで一晩過ごしたりしつつ・・・霧姫に会うための
手段とかを模索・・・って感じの雰囲気だったのに・・・

温泉回になりました

ヾ(・ε・。)ォィォィ

いや・・・蓋を開けてみたら・・・登場した若手作家たち(1名を除き女性)が全員集まって
作家として目指すところを・・・

もし自分の作品が誰かを傷つけたら?

って事に関して自分の意見を言っていって・・・自分がどう考えているか
作家としてどうしていきたいかを語る決意表明の場となり
それが・・・もし『色欲』を読んでしまったら、昏睡してしまった九朗のように
自分もまた・・・成仏してしまうのでは?という思いを抱いていた和人
霧姫に何を伝えればいいのかを決意させたわけで・・・うん・・・必要だったとは思う

でも温泉・・・である必要はあったの!?

とツッコミをいれたい気分でした・・・凄いぶっちゃけた話

『色欲』を読んだら和人が成仏してしまうかもしれない

だから霧姫はなかなか書けない

そして結局、霧姫が書いて・・・和人が読んで・・・

最後は・・・

和人はきっと成仏しないだろう

って感じで・・・結構前の時点で結末自体は予想できていたわけなんですよ・・・
成仏しない理由もおそらくそうだろうなぁ・・・って思っていた通りでしたし実際・・・
この作品を読んでればなんとなく・・・結構な数の人が辿り着く結論だったんじゃ
ないかなぁ・・・ってくらい王道というかそういう終わり方ではあったんですけどね

温泉回は予想の斜め上どころじゃなかったよ!?

あまりに予想外の展開に色々と驚きましたね・・・ええ・・・
ちなみにそれぞれの決意表明は

雷火『覚悟』

未来においてはじめて存在し完成し終わる作家
沢山のペンネームで色々な作品を書いて人々を傷つけるかもしれなくても
最後に・・・自分の本名でだす最高で最後の1冊のために書き続ける少女


真秀『期待』

本から得た知識から本を書いてそれがまた・・・と繋げていく作家
そのために本を集め図書館を作りまくる少女

紅葉『理解』

自分の内面の世界を表現する作家。
自分の変化と共にそれも変化するけどそれら全てを
失うものも得るものも全部受け入れた上で書く少女

ステラ『共感』

誰かの作風を真似て自分らしい作品を生み出す作家。
真似るという事は相手を知ること、だからいいたい事があるなら
伝えて・・・そして分かり合おうとする青年

マキシ『未来』

アイドルでひたすら輝く作家。
全てはファンでもある読者のためにただただ先へ向かい
可能性を示し続ける少女

映見『勇気』

とても優しい作家。
作家ではあるけど・・・誰かを傷つけるなら書きたくても
書かないという選択ができる少女。

それぞれが手紙・・・と称して霧姫に対して作品を書いてきていて
それを和人に託して・・・全員で協力して和人霧姫の元へ送り出すことに。

ここにきて映見和人の声を聞こえるようになり・・・『秋山 忍』への
思いが共通しているほど意思疎通が可能である・・・って感じみたいですね。
映見和人が消えてしまうのではないか?と予想していたけど
それでもなお彼女は和人を行かせた・・・
止まらないってわかっていたし、そうしたかったから・・・
ある意味で一番和人を理解して、そして強かったのは彼女かも。

その後は・・・まぁいつもの・・・

とんでもバトル

などがあって・・・九朗が全てのミニチュアダックスフントを駆逐するための
罠が残っていて作動したり・・・まぁ色々あったんだけど・・・

ラスボスは鈴菜

ってことで・・・彼女との問答
まぁ・・・霧姫『色欲』を書き始めたから・・・って事で部屋の前で
ずっと待っていて・・・食事すらしてなかったので憔悴していたんだけど
霧姫に書いてもらうためなら・・・という執念は流石・・・というか

もう怖いくらい

それでも作品に対する・・・『秋山 忍』への想いは本物であり
だからこその凶行だったわけなんだけど・・・

自分の意思で書かなきゃ意味がない

霧姫の今の状況は鈴菜によって『色欲』を書かざるをえない状況に
追い込まれたからこそであり・・・自分の意思で書き始めたのではないなら
それは中途半端なものにしかならない・・・と和人は堂々と語り
鈴菜も納得してしまうことに・・・

こいつらの本に対する想いってすげーよ・・・

って感じなんですけどね・・・
そして最後・・・

霧姫 VS 和人

『秋山 忍』ではなく霧姫・・・なんですよね・・・
和人霧姫鈴菜の計画もなにもかも察していて
それを利用して不完全な『色欲』を書かされるように装うことで
不完全なそれでは絶対に納得しないであろう和人を成仏させないまま
鈴菜とかを納得させようとしていた・・・という・・・
引きこもっていたのも様子がおかしかったのも全部芝居

和人をまた死なせたくない

という作家としてではなく彼女個人の目的のために動いていて
全部計算通りだった・・・

自分が真正の作家であり和人が真正の読者

ただそれだけが盲点だったけどね・・・
霧姫にはそもそもの話・・・

手加減したり不完全な作品を書く

って事が無理であり・・・書いてはいたけど当人が辛いだけというものであり
そして彼女の読者たる和人はそんな彼女の心情を
表向きは和人を死なせたくないって想いに隠された
完全な作品を書きたいというどうしようもない作家としての本心を
見抜いていて・・・そして6人の作家達の手紙を受け取って・・・

霧姫、復活!ついでにハサミもね!

ってことでいつもの雰囲気に。
そして

霧姫は書き 和人は読む

そんないつもの二人に戻って・・・1ヶ月後についに『色欲』完成
和人は本になる前に原稿の状態で読ませてもらって・・・感想を伝え
そして・・・霧姫のひざの上で静かに・・・静かに・・・

ここ1ヶ月の新刊を買ってない!とテンションMAXに

だよねー

『色欲』を楽しみにしていて執筆に付き合ってずっと部屋の中で
本を読んでいた和人はその間に発売された数多の本を読みたいと思い
さらに

これからも本を書くんだよな?

って霧姫に・・・うん・・・そりゃそうだよね・・・ここまで読書バカが・・・
いくら楽しみにしていたからといって・・・

これから発売される本

を読みたいという欲求を抑えられるわけがない・・・
私でも無理・・・ってか読書好きとしてはすげー共感できる理由で
成仏しませんでしたね・・・ええ・・・
なんとなくこうなる気はしていたんですけどね・・・

これにて二人の物語は終了・・・最後もやっぱりハサミによる
お仕置きがまってたり、霧姫が相変わらずガチで和人と結ばれようとしてたりと
いつもの雰囲気で終了。

他の作家たちもそれぞれの道を歩いている・・・って感じで完了。
唯一、どうなるのか気になっていた九朗

紅葉に近寄るゴミを駆除する!

という新しい使命と共に舞い戻ってきたみたい・・・
確かに・・・うん・・・あのシスコンが成長したからといって
気にならんわけないもんね・・・

なにはともあれ・・・最後まで執筆バカと読書バカの二人の物語
そして最後までいつもの雰囲気でぶっとんでました・・・面白かったです。

シリーズとしては短編集が1冊ともう1冊でるみたいですね。
そっちも楽しみです。

短編集には今回ほとんど出番がなかった和人の妹である円香
活躍する話もあるみたいですし・・・楽しみ。

新シリーズも考えているみたいですし・・・そっちも待っていようかと。

最後に一文。

和人のセリフ

『色欲』を読み、霧姫に感想を求められたうえでの言葉
シンプルだけど・・・きっと本当にこれなんだろうな・・・ってことでコレ。

『面白かった』

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ラノベ初心者なのでここの感想を読んでから
いつも買って読んだりしています
これからも楽しみにしてますので頑張ってください
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