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クロックワーク・プラネット Ⅲ

あらすじ

―全部、全て、何もかも、壊れた。

死んだ地球のすべてが、時計仕掛けで再現・再構築された世界―“巨大兵器”が放った電磁場が、
あらゆる時計仕掛けを否定する。

自動人形も、全身義体も、区画・秋葉原さえも帯磁し静止する中、
ただ人だけは一〇〇〇年前から変わらず、変われず、蠢き続ける。

保身、欺瞞、虚偽、理想―空転する閣議と、国家非常事態宣言。
“人々の総意”による破滅を前に、ナオトは嘲笑う。

「行こうぜマリー、邪魔する奴は全部ブッ潰せばいい―!」

現実は空想を超える!今一度、あの奇跡を証明しろ―!
榎宮祐×暇奈椿×茨乃が紡ぐオーバーホール・ファンタジー第三弾!

感想

クロックワーク・プラネットの3巻

表紙は誰?と思ったけど実はアンクルだったりします。

前回、無事リューズの妹であるアンクルを敵の支配から取り戻し
さらに自由意志も取り戻させたナオトたち

だけどラストに・・・敵の超巨大兵器による電磁攻撃を受けてしまい・・・
ってところで終わったわけですが今回はその電磁攻撃を受けた直後から
始まるわけですが・・・

大人たちが・・・色々と酷い

政府とか軍とか完全に後手に回って責任逃れしようとするし
そのためには秋葉原・・・巨大兵器が現れたそこを街ごとパージしようとか
さらっと言い出すし・・・なんかもうマジで駄目でした・・・

総理大臣すら責任逃れの為に自分から真実を公表して対応を頼んだと
国連的な組織に衛星攻撃を頼んだりと・・・なんかもう最悪でした

軍は軍でそんな政府が信用ならない・・・自分たちがなんとかしないと国が・・・
と考え自体はまだ良いけど方法が皇族の住む住居を軍で囲んで
皇族の力・・・権威と自分達の力でどうにかしようとしたりと・・・マジ駄目でした

そんな中で電磁攻撃でリューズアンクルが停止し、完全に義体化したサイボーグである
ハルターも停止してしまった中で絶望するマリー・・・そして目を覚ましたナオトの行動は・・・

ガチギレして反撃開始!

ってかコイツ怖い・・・というかやっぱり行動理念が普通とは違う・・・
電磁攻撃のせいでこの世界・・・歯車で構成されている『クロックワーク・プラネット』においての
基盤となっている技術が全て使用不可能・・・って状況でその異常な才能ゆえに
アンクルの無事とリューズが動かないのも電磁攻撃から致命傷を防ぐための
防衛措置のせいだと感知して冷静に行動しているようであっても

街ごと釜茹にしてやる!

と・・・アンクルリューズが電磁攻撃を防ぐために自ら高熱を発して
部品を融解させつつも磁力を抜いたのを感じ取ったのか・・・無自覚なのか
磁力を加熱によって抜くってのを見抜いて・・・一貫して反撃することしか
考えてませんでしたからね・・・そして色々と制限されている中で
それができないとは決して考えてなく前だけを向いていた・・・

リューズという嫁とアンクルって娘を傷つけられた怒りを凄く正常に
現して行動に結び付けていただけなんですけど・・・それはそれで
異常って思える行動だったんですけどね・・・

そしてコレこそが・・・

諦めてしまった人間が恐れる怪物・・・Y

今回の事件を引き起こした老人が憎悪を向けるナオトの性質だったわけですね・・・
そして絶望に沈みかけていたマリーは今回の話で何度も諦めようとしてしまい

「─わたしは、何かが不可能だとは絶対に考えない女だわ!!」

という彼女の信念が折れそうになるわけなんですが一貫して反撃のための
行動をするナオトにひっぱられる形で先に進み・・・そして・・・

もう1人のYが覚醒、そしてナオトの目覚め

ナオトは老人たちが禁じられた電磁兵器を出現させることで
政府を内部分裂させて勝手に自滅させる気でその後は何もせず
力を貯めていただけだったんだけであり先にテロ予告をしていた
ナオトたちに政府は罪をなすりつけようとしたりしていたんだけど
ナオトはそれを逆利用

自分たちで皇居を占拠

して事件の真犯人だと人々に思わせることで逆に混乱を沈め
さらにテロの一環ってことで兵器によって電磁攻撃を受けた
秋葉原を皇居のシステムを使って熱して磁力を抜く事にするわけで
マリーの凄まじい集中力の結果、修理され復活したリューズ
アンクルの圧倒的な力で周囲にいた軍をTVカメラの前でぶっ飛ばし
さらに自分たちが犯人だと名乗って周知させる・・・って事まで・・・もはや

テロリスト扱いがどうした!

って感じです・・・怖いものなさすぎです・・・
マリーの真の才能はこの戦闘中にずっと停止していたハルターの脳を
兵器に繫ぐことで彼を目覚めさせて戦力にするって作戦で
たった十数秒での処置を完璧にこなした時点で蓋が開きつつあり
皇族の姫・・・蓬子マリーと同じ学校に通っていた友人だった事もあり
国の危機だからとマリーの作戦を聞いて協力してくれたけど
その皇居すら・・・敵の攻撃で半壊してシステムを使えなくされ
時間がさらになくなり・・・と追い詰められて再び絶望しそうになり
アンクルが自分の命を賭して隠された力を使って兵器を破壊しようと・・・
ナオトが止めても聞かず出撃して・・・そしてナオトに怒られ・・・
ようやく元のマリーに戻り・・・そして自分が認めたくなかったことを認め
受け入れた結果が・・・

二つの覚醒

に繋がったわけで・・・ある意味で二人の出逢いからして運命的なものを感じますね
この状況下では魔法のような聴覚を持つナオトだけでは技術が足りず
ナオトが天才だと断言する技術は持っているけどそれだけなマリーでは奇跡を起こせない
二つの才能が分断されていて効率が悪いから・・・

だから教えろ、自分も教えるから!!

マリーナオトの時計職人としての腕が悪いのは・・・教本を理解できないのは
彼がその耳で聞き取っている真実と教本に載っている技術が矛盾しているからと見抜き

みんなが信じてる基盤となる技術が間違えてる

と認めたうえで最初から答えを読み取っているナオトに対して

答えを分解して逆にたどれ

とアドバイス・・・一流の時計職人でありながら自分が今まで誇ってきた技術を
ナオトが矛盾を感じている以上は間違えだと決め付け
ナオトがわかりやすいようにアドバイス

そしてマリーは・・・ナオトとは逆さま・・・どんな些細な状況でも
バラバラな状況でもそれを組み立て結果にする・・・という才能を持っていて
だからこそ・・・ナオトが感じた結果の羅列を聞き・・・

理解できないけど理解する

というなんかもう凄い事になり・・・

情報を『色』として受け取る

ナオト『音』として聴覚で真理を理解するなら
マリー『色』として視覚で真理を理解する。

本来ならありえない・・・リューズの虚数時間やアンクルの永久機関についても
ナオトマリーが垣間見る世界においては自然なもの・・・かつてナオトが言っていた

そういうものなんだよ

ってごとく理解して・・・半壊した皇居のシステムを無理やり復旧させ
アンクルが最終手段・・・彼女だけがもつ2つ目の固有機能である

全力で永遠に動く『終焉機動(スティール・ウェイト)』

正確には自分の体が耐え切れなくなって壊れるまで動き続ける・・・
ほぼ暴走状態に近い力で・・・表紙の絵のように
成長した姿になってまでナオトマリーを救うために無理をして
手や足を失ってまで頑張って作った時間と
妹のその覚悟を見守り、ついでに援護していたリューズの攻撃によって生まれた時間が
ナオト達の時間を稼ぎ・・・

事件解決!

って事でめでたしめでたし・・・

にはならんかったなぁ・・・

いちおうと老人はリューズが捕獲して・・・マリーアンクルをきちんと
娘として見れるようになって・・・
さらにアンクルは自分の存在意義が壊すことであり悪い子だ・・・って思っていたのを
ナオトから違うと・・・自分の意思と知性、そして行動によってもたらされる
どうしても必要な破壊のための力・・・留める力という意味がアンクル
『碇』を意味する名前に込められていると教えられて喜んだり
ハルターも・・・前回は敵だったけど今回は手伝ってくれたベルモット
マリーの元同僚であるコンラッドとかも人の枠を越えた感じのナオトマリーを見て
かつて自分が描いていた夢をもう1度目指そうとしたりと
良い事も多かったんですけど・・・

まだまだ黒幕の手のひらの上

って感じであり今回の事件はどっちに転んでも・・・
ナオト達が破壊したのに黒幕が新兵器によって壊したとメディアの前で見せかけ
さらに異質な才能を持つらしいナオトの才能を確かめるって部分もあったみたいで
黒幕に利用されていた部分もあるみたいで・・・不完全燃焼って感じ

一応、アンクルと合流できたことは相手にも痛手だったみたいだけど
『Ω』と名乗り・・・『セカンド・イプシロン』・・・『Y』の再来と今回の事件で言われるようになった
ナオト達の同業者を名乗る敵・・・なんか一気に敵が強大になった感じがありますね・・・

蓬子とはもう会えないだろう・・・とマリーは思っていて
離れていても友人だ・・・って感じで彼女達らしく別れたんだけど
今回限りってのはもったいないほど・・・聡いキャラだったし・・・今後も出番あるといいなぁ
リューズを言い含めるほど凄いキャラだし

そしてリューズアンクルの間の2体いるであろう『initial-Yシリーズ』
かつてコンラッドが20代のころ母国の女王から極秘裏に修理を依頼された見たという
動かない自動人形・・・『Y. [BezEL]』という刻印があった機体・・・関係ありそうですが
さて・・・ここらへんはどうなってるのかな?

それとあれだ・・・

もうちょいリューズ分多目で!!

今回はちょっと少ない感じでしたからね・・・アンクルナオトとデートしたと聞いて
めっちゃイラついてたり・・・ナオトから手作りの指輪貰って喜んだりと

リューズさん、マジリューズ!!

でしたけどね・・・さて・・・とりあえずナオトが技術を
マリーが感性を手に入れてアンクルを直すためにもってことで
マリーが自分の家の工房を襲おうと企画して・・・舞台が世界に広がるみたいですが・・・

自分の家・・・襲うんだ・・・

とかもう些細な気もするけど・・・わかってくれるやつはわかってくれる感じで
これからも突き進んでいくんだろうなぁ・・・コイツラは・・・

それでもまぁ・・・蓬子に言われて素直でないながらもリューズマリーを認めはじめたりも
してるんで・・・仲間内の関係はより深まってる感じなんで良いのですが。

そして今回の色々ツッコミタイム・・・

コンラッド 男だw

女性型自動人形・・・いかがわしい店むけのそれをチューンして配置していて
その店の地下に工房持ってたりとかマリーが色々ショック受けてたけど

あれ?これ股間にアレがあるんだけど?

マリーに首だけになっていたからとその人形に無理やり繋げられたベルモット
言っていてマリー嫌ぁぁぁとなったりと・・・この人が実はめっちゃ面白い事が判明

『initial-Yシリーズ』に挑むって夢を持ってるみたいで・・・それはまともなんだけど
用途がもしできたらそれすらもそっち方面で・・・って感じらしくて
色々と・・・今までの人物感を変えさせてくれたおっさんでしたね・・・

あんた男だよ・・・色々とアレだけどな!

最後に二文。

ナオトマリーのセリフ

今回の事件を引き起こした老人に人間は諦める生き物であり
諦めず前に進んでいくならそれは人外の化物か神だ・・・
そして『Y』はそれであり諦めないナオトも同じだから・・・と敵意むき出しで
事件を引き起こしたわけですが・・・

マリーもラストで同じことを言われて・・・・『Y』は二人だったかと
納得して敗北を受け入れて・・・それでも憎悪を忘れてなかったけど
同じものを・・・神の御技と言える技術を目の前にして
自分の挑むべき夢を思い出し再び挑戦しようというコンラッドベルモットがいる。
明らかに・・・老人が間違えてる感じなんですけどね・・・
そんな相手に自分のような存在が人間なんだ・・・と言われたら
そりゃこう返したくなるよね・・・ってことでコレで

「主語がデケぇんだよジジイ。
 何様のつもりで”人類”を代弁してんだ」


「主語がデカいのよ
 ──誰に断って”人間”を代弁してるわけ!?」


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