スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アルジャン・カレール ~革命の英雄、或いは女王の菓子職人~ 〈下〉

あらすじ

若き女王ロクサーヌの治める平和なフロリア。
王都の片隅の小さな菓子屋には、今日も劇作家がやっかいごととともに駆け込んでくる。

そんな平和な日々が、不 意に揺らぎ始めた。
フロリアの守護神、バルトレオン将軍の遠征失敗によって。

フロリアは再び混沌に呑まれるのか―。
その行く末は、国際会議の席でのロク サーヌの外交、
そしてその席で供されるアルジャンの菓子の力に委ねられた!!

“菓聖”の伝説を綴るヒストリカル・ファンタジー、緊迫の下巻!!

感想

アルジャン・カレール ~革命の英雄、或いは女王の菓子職人~

表紙が上巻とは対称になってる感じですね。

フロリア王国の若き女王ロクサーヌ
その菓子職人である銀髪の菓子職人・・・アルジャン

そしてこの二人を取り巻く人々の話。
今回も短編ごとの感想を・・・

・第五話 菓子職人と伯爵令嬢の許されない恋の真許されない恋実

エルブランシュの白百合と呼ばれるほど美しい伯爵令嬢シュゼット
アルジャンの関係を描く話

シュゼットロクサーヌの養女となりシーザリオ公国という国の大公妃になる女性であり
ロクサーヌが冒頭でいきなり

私、子供ができたの

ってセリフから始まるのでちょっと驚きましたね・・・ええ・・・

女王のお茶会でのアルジャンシュゼットのやりとりがぎこちなかったり
オーギュストアルジャンの店の前にいるシュゼットを見かけたりと

あれ?この二人の関係って何?

って感じであり、オーギュストに言われてアルジャンも動揺したりと
怪しい感じでした・・・さらにオーギュストが上巻でもちらっと語られた
アルジャンが軍人だった時の伝説の一つにバルトレオン将軍に逆らい
1人で突入して結果的に奇跡的な逆転に導いた戦いがあり
それがシュゼットがいたエルブランシュ城を護る為の戦いだったりして
オーギュストが色々妄想して・・・ニノンもそれに付き合って色めき立ってしまい・・・
気を利かせて二人をくっつけようとラブレターを勝手に贈ったりするわけなんですが

予想以上に許されない恋だった!?

ってか許されないってそっち!?

という真相が・・・まぁサクッと言っちゃうとアルジャンが実はエルブランシュ伯爵
つまりシュゼットの父親の息子・・・一般人の女性との間に作った子供であり
アルジャンには兄とかいたみたいだから・・・ちゃんとした関係でもなかった模様

つまりシュゼットアルジャンは腹違いの兄妹であり
さらにシュゼットは子供の頃にそれを知って会いに来ていて
従者とはぐれたところを偶然アルジャンに助けられ・・・それっきりだったけど
次に出会ったのは自分たちが危機に陥った時だったわけだけど
父親はアルジャンを自分の息子と言うわけにはいかないと言い
公にできなかった事もあって色々と罪悪感があるけど
感謝の念やらなにやらで毎日夢に見るようになってしまい
これはもはや恋だ・・・とシュゼットは自覚してしまって・・・でも兄妹で・・・
ってわけで・・・シュゼット側が主にギクシャクしていた原因みたい

しかも3回目の再会は兄であるアルジャンが普通に女王の菓子職人として
菓子を作って振舞ってたわけで・・・

そりゃ動揺するよ!?

って感じですね・・・アルジャン側は妹であるときちんと理解していて
命令違反して戦ったのも父親と妹を助けるためだったみたいであり
父親も嫌っているわけではないみたいだし・・・複雑な親子兄妹関係です。

今回の話ではずっとシュゼットに想いを寄せていた貴族が彼女を攫い
外国に嫁ぐのを阻止しようとしたんだけどオーギュストがそれを偶然見かけ
アルジャンに伝えた事で彼が動き・・・あっさり救出

オーギュストは連絡を聞いてきたエルブランシュ伯爵の容姿と・・・
そしてシュゼットアルジャンの3人を同時に見てようやく3人の秘められた
関係性に気づいたみたい

アルジャンが初めてオーギュストの名前を呼んで素直に感謝したり
色々あり・・・シュゼットは結局嫁に行くわけなんですけど

アルジャンに想う人がいるのか?って質問してが
アルジャン

自分の心臓のように想う相手ならいる

その答えを聞いて

最後にアルジャンから菓子を贈られ・・・それが子供の頃に出会った時の
思い出を表現する菓子であり・・・色々と吹っ切れたみたい

その後、オーギュストは二人の関係を見た上でハッピーエンドになる劇を書き上げ
せめて空想くらいでは幸せな顛末があっても・・・ってので締め

許されない恋・・・ってのはシュゼットが兄であるアルジャン
そしてアルジャンが女王であるロクサーヌに・・・っていう二つを示してたんですね・・・

そういえばアルジャンにさらに

貴族の庶子

って属性が追加・・・どこまでスペック上昇するんだコイツ・・・

・第六話 無駄がお嫌いな将軍閣下と菓子職人のこぼれ話

ずっと話題にでていたバルトレオン将軍の話
一応、上巻4話で登場してたけど人となりがわからない感じだったんですが・・・

真逆だ・・・この人・・・真逆だ・・・

ロクサーヌはみんなが無駄を楽しめる国を作りたい、
そしてアルジャンは別に必要ではない・・・まさに無駄ともいえる菓子職人になったわけだけど
この人は何事にも無駄が嫌いであり食事すらすぐ食べられる冷めたものを
簡単に食べられるものを・・・って言った感じで
たとえ彼を祝うものだとしても時間や行動する方を優先する人であり

アルジャンが菓子職人とか無駄

という・・・アルジャンの価値を兵士としての能力で大きく買っている分だけ
今のアルジャンの仕事には否定的な人

しかもこの人には出世欲とか名誉欲とか一切なく・・・ただひたすらフロリア王国のために
戦い・・・さらに戦い・・・戦い・・・と唯一の欠点が

征服欲

できるなら世界地図を全てフロリア王国で埋めたい・・・って感じで
ひたすら侵略を繰り広げる・・・そういう人

ただこの話では彼のあまり良いとは言えない出自をバカにされ
さらにその頃にずっと食べていた栗についてはもう沢山だ・・・って事を言ってたんだけど
アルジャンが会議中などにも摘める栗の菓子を考案して渡した事で
それを気に入ったらしく・・・次の遠征物資にその名前があったりして
素直に・・・アルジャンの菓子職人としての腕は認めたみたい。

ただ認めただけで、最後まで彼に兵士に戻って欲しいと思っていたけどね・・・

多分、この人のモデルはナポレオンなんだろうけど・・・
アルジャン達とは本当に真逆で・・・極端な人だな・・・うん・・・

ってかこんな人にずっと惜しいと思われるアルジャンって・・・

・第七話 おしゃべりな劇作家が無口な菓子職人に名前を呼んでほしいだけの小話

オーギュストが5話でアルジャンに名前を呼ばれた事で
どうにかそれを普通にしてもらおうと・・・ちゃんと友達だと認めてもらおうと奮闘する話

暴走しすぎてなんか口説いているみたいになってそこをソフィーに目撃されて
変な勘違いをされたりと・・・

相変わらずコイツは面白い

って感じ・・・アルジャンオーギュストの舌については認めているみたいだし
根性や優しさについてもちゃんと認めているみたいで
ニノンを通して新作の試食を頼んだりしたわけだけど、その菓子の名前に

友情(アミティエ)

と付けたりと・・・いやアルジャン・・・ちょっと気障すぎですよ・・・

・第八話 クライスラー会議の踊る菓子職人

最後の話。
バルトレオン将軍が環境と奇襲によって敗北
なんとか戻ったけどまだ戦いに赴こうとするんだけど
弱っている時に叩け・・・とばかりに他国が色々と干渉してきて
バルトレオンはいい機会だからそれらを全部返り討ちに・・・と物騒な事を

いや、あんたどんだけ戦うの好きなんだよ

ロクサーヌはそれに対して話し合いで解決する事を決めて
それぞれの国の代表を集めて会議を開く事にして
その会議の切り札として

女王の菓子職人 アルジャン・カレール

の力を大いに借りる事にするわけなんですが・・・

アルジャン・・・外国でも有名なのね・・・

参加者である各国の重鎮はバルトレオン将軍の元で兵士をしていた
アルジャンの名前を当然のように知っていて
中にはアルジャンに煮え湯を飲まされた帝国の姫がいたりと
最初から波乱万丈・・・って感じだったんですけど・・・

アルジャンの菓子スゲー!?

会議でフロリア王国が不利になりそうになるたびにロクサーヌは休憩をいれて
アルジャンの菓子を振舞って会議の参加メンバーがその味に舌鼓をうち
そうやって和やかになった隙を付いて話を流したり逸らしたり・・・と
見事に相手の味覚に訴える事で会議を順調に進めてましたからね・・・

アルジャンも凄いけど彼とその菓子に絶大な信頼を寄せる
ロクサーヌも凄いですね・・・

ただまぁ・・・一波乱はありましたけどね・・・
ロクサーヌがかつて身を寄せていた国・・・そしてフロリア王国の保護者的な
立場を気取る国の人間が料理に毒を盛り・・・アルジャンがそれに気づいて破棄
その後、アルジャンは追いかけてきたオーギュストとの会話で
犯人に辿りついたんだけど腕を傷つけられてしまい、さらに塗られた毒で倒れてしまう事に
だけど・・・・

そんなもの・・・夢とロクサーヌの為なら!!

って事でなんとか動きだし別の・・・犯人の国の有名な菓子職人が
菓子を提供して会議を主導し・・・さらにバルトレオン将軍まで開戦するいい機会だと
会議に来てしまってピンチの会場にアルジャンが颯爽と現れ・・・そして・・・

アルジャンの夢・・・お菓子の城

別の菓子職人のお家芸とも言える装飾菓子・・・それが平面に絵を書くようにするのに
対してアルジャンのそれは立体・・・きちんとした建物の形をしたお菓子であり
それを菓子で描いた地図とセットにして色々な演出を凝らす事で
もし戦争が続いたら・・・フロリア王国がなくなったらどうなるのかを見せ付けて
会議の参加メンバーにもう一度、平和について考えさせ・・・そして意見をまとめた・・・

アルジャン・・・ちょっと凄すぎ

この物語の延長線上・・・アルジャン

菓聖

と呼ばれるほどの人物になるそうだけど・・・彼のその第一歩って感じですね。
かつてロクサーヌと約束した夢についてもきっちり叶え
そしてロクサーヌの窮地を救った・・・ってかもう・・・

お前ら結婚しちゃえよ!!

って感じです・・・ええ・・・嫌、無理なんでしょうけどね・・・
この後、フロリア王国ロクサーヌバルトレオンの関係の決裂や
求婚騒ぎなど・・・色々あったみたいだけど平和に統治され
ロクサーヌは最後まで独身を貫いた模様

でも・・・別荘で銀髪の子供を養育していた・・・って逸話もあるらしく・・・

いや、それ息子だろ!?

とかツッコミたいところだけど・・・こういう思わせぶりで・・・断定してない
情報で色々と考えさせるって話の作りは結構好き・・・




登場メンバーのその後とかこの後の騒動とかも読みたいところだけど
まぁ・・・多分無理・・・かなぁ?

架空の世界・架空の国であり登場人物も全て想像の産物
ライトノベルだけどファンタジーではない・・・だけどこれはこれで・・・

面白かったです。

うーん・・・それにしても・・・やっぱりアルジャンのスペックが完全にチートだ

最後に一文。

アルジャンのセリフ

ロクサーヌアルジャンと出会った時に女王になるのが1番の夢
でも2番目はお花屋さんの奥さんになって幸せに暮らす事だった。

だけど今回の話でそれをアルジャンに言われた時は
冗談めかして・・・でも本心で

今はお菓子屋さんの奥さんが2番目

と言って・・・ロクサーヌアルジャンがいつも通り流すと思っていたんだけど
予想外にこのセリフ・・・

アルジャン・・・あんた格好良すぎるよ・・・

「なら、女王を退位したら、俺のところへ来ればいい」

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。
アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉 (ファミ通文庫)アルジャン・カレール
-革命の英雄、或いは
女王の菓子職人-〈下〉
(ファミ通文庫)

(2014/10/30)
野村 美月

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。