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死線世界の追放者(リジェクター) 2

あらすじ

英雄に討伐されたはずが平和な世に甦ってしまった、
破戒王四天王のひとりウルズナ。

彼は、自分の復活のキッカケとなった少女シアリーと共に、
破戒王の遺物を探して各地を巡る。

畏光の都プロセア。闇を司る四天王ヴィーヴィルに因縁の深いこの街に、
求めるものがあると訪れたウルズナたち。
しかし到着早々―

「立ちはだかるというなら薙ぎ払って進むだけだ」

「出来ると思うの?守護者である私に、この禁戒地の中で」

光を食らう死線獣『硝亡』から街を守る少女カノンと諍いに。
更にはヴィーヴィルを名乗るモノまで現れる。

そして、破戒王すら滅ぼせなかった大いなる災厄が覚醒め―。

感想

死線世界の追放者の2巻

主人公とヒロインがかつて王国をどん底に陥れた『破戒王』参加の
『四天王』の一人であった『紅蓮』ウルズナ
『破戒王』が復活するための術がその身に宿ってしまい
あやうく『破戒王』となる所だった少女シアリーという・・・

ぶっちゃけ主人公側が悪

それがこの作品の特徴なわけで・・・前回のラストでは
ウルズナシアリーを救うために動き・・・まぁ自分の目的もあって
平和な世界で生きるよりは自分や『破戒王』を倒した女王ティーセリア
敗れて死ぬほうが・・・って感じで行動して
予想外のシアリーの行動に助けられて・・・

今の二人なら大丈夫だろう

ティーセリアに受け入れられた二人・・・シアリーが一時的にウルズナ
命がけの術を自らが成りかけた『破戒王』としての性質で受け継いだ事で
使えた魔導書の力でなんとかしたんだけどこの術を解くとウルズナは死ぬ
術式の一部がシアリーにも影響してウルズナが死ぬとシアリーも死ぬ

それをなんとかするためには不完全な魔導書を完成させないと駄目で
その魔導書の欠片が王国中の・・・かつての『四天王』『破戒王』
封印したような土地に散らばったので二人で集める旅に・・・
って感じで進んでいくと1巻読み終わって今後の展開を予想していたんですが・・・
うん・・・まさかそうくるとは・・・

破片を探して旅をする

これは予想通りだった・・・でも

相変わらずお尋ね者

これについては予想外でした・・・ってかティーセリアが認めてくれたのに
知ったことかと勝手に行動しているみたいで・・・追っ手がかかってます・・・普通に・・・
まぁ一応捕縛命令みたいなんで1巻の時のシアリーを捕まえて殺すってほど
殺伐とはしてないし・・・どっちかというとウルズナを野放しにしたくないって
感じの追っ手なんですけどね・・・

ウルズナ、自重しろ・・・

って気もするんですけど何気に・・・シアリーも別に止めないんですよね
もちろんむやみやたらな暴力は止めますけど・・・
しかもウルズナは本来の力のほとんどを失ってますし・・・

さて・・・その状況下で今回はウルズナと同じ『四天王』の一人

『死にたがり』ヴィーヴィル

がかつて『グラスルズ』という怪物を封じた『禁戒地』が舞台であり
そこを守る守護者である表紙のキャラ・・・カノンティアことカノン
話に大きく関わる話になってました。

今回は細かいことはザクッと省いて・・・このカノン
『死にたがり』ヴィーヴィルについての事と
ウルズナシアリーの決意についてをメインに感想を書くので
短くなります

その他の・・・まぁ戦闘部分についてはシアリーヴィーヴィルの教えを受けて
戦うための術を得た・・・って事と

ウルズナが大暴れ

って感じで概ね事件が解決しました・・・って感じでしたし
ただこの一件・・・

巨大な暴力が全てをなぎ払った

って結果もまた・・・今回のテーマに即してるのかもしれませんけど・・・

さてで、カノンなんですが今回の事件で・・・というか
10年前の『破戒王』が敗れた後から続く葛藤があってそれは

『四天王』が本当はいい人なのではないか?

という想いをずっと心のどこかで抱いてしまっていた事
カノンは子供の頃にこの舞台となった街が『グラスルズ』に襲われた時に死にかけ
そこに封じるために現れたヴィーヴィル『死線術式』で命を助けられ
そしてその場には一緒に来て『グラスルズ』と戦ったウルズナもいた

さらに彼女の家が元々ヴィーヴィルと同じ一族・・・カノン自身も

カノンティア・イルス・ヴィーヴィル

というフルネームであり・・・父親は彼の執事だったらしく
それもあって・・・子供の頃はずっと二人に憧れていたみたい
ただ『破戒王』が死んで・・・彼らがどうしようもない悪であり・・・
非道を行った事を知り・・・そしてそれが事実だとわかっていても・・・
それでもどこかで・・・助けてくれた記憶のせいで信じてしまっている
そんな葛藤を抱えたのがカノン

ヴィーヴィルを名乗る『レミングス』が現れ・・・そして最終的にそれが
『グラスルズ』の本体である『天使』を乗っ取って復活したヴィーヴィル
それについて聞いたらあっさり

きまぐれ

だと返され・・・ショックを受けるくらいには・・・やっぱり信じていたみたい
ただそんなカノンを助けたのもまたかつて彼女を救った”悪”である
ウルズナなんですよね・・・命の恩人として信じたかった二人
片方には裏切られ・・・片方には再び助けられた・・・複雑ですね

そして・・・

悪であろうが、間違いであろうが、敗者であろうが

自分達の存在は紛れもない真実だ!


ウルズナヴィーヴィル『破戒王』や他の『四天王』
どれもがみんな悪だと間違いだと・・・そして敗者だと思ってる

でも彼らの圧倒的な暴力があったからこそ止められた悲劇はあるし
政治の腐敗や緩やかな衰退なども彼らの存在があったから駆逐された
カノンのように彼らがいたからこそ回避できた悲劇も確かに存在する
そしてその

彼らの存在があったうえで今がある

それに気づいたからこそウルズナ『破戒王』の死を受け入れられず
そんな世界に意味はないと滅ぼそうとしたヴィーヴィルを再び滅ぼし
そしてシアリーと共にウルズナが望んだ平定された未来とはちょっと違う今の

平和な世界を破壊する

そう決意する事に・・・たとえ忘れたい過去だとしても・・・
辛い過去だとしても・・・今のティーセリアの治世のような
『破戒王』『四天王』たちの事をなるべく話題にださないようにして
徐々に風化させようとする行為は受け入れられないから・・・
ティーセリアが革命の担い手なら敵側であった彼らもそうだから

なかった事にも、忘れられるのも嫌だ

とそこについてはシアリーも同意で・・・ラストはティーセリア
その意思を宣戦布告して終了

安易に正義側に傾くのではなく・・・世間的にはどう考えても
悪である道を選ぶと言う・・・なんとも凄い展開に

まぁ善悪なんて立場で変わるわけなんですけど・・・
シアリーはなるべく被害は最小限に・・・と言いつつも
覚悟を決めているわけで・・・被害が0でない以上は
今の平和の世界で暮らす大勢の人々にとっては悪・・・ですよね

さて・・・これからどうなっていくのか・・・

すげー楽しみ

とりあえず『破戒王』の遺したものや部下や力を全て自分のものにって
感じのウルズナ・・・彼らが自分の存在をどうやって人々に刻むのか・・・何気に楽しみ

カノンに関しては出自もばれてしまって・・・悩んでいたんだけど

ウルズナが無自覚に落とした

何してるんだコイツ・・・居場所を失ってしまったカノンに対して
お前はもう自分達側の存在で、力についても守護者として街にいるよりは
力が落ちるだろうけど、能力は便利なので利用できるから来い・・・と
居場所を失ってる相手に居場所になってやると言っちゃったわけで・・・
そしてカノンは子供の頃の助けてくれた相手の事をどんな状況になっても
どこかで信じてしまってしまうくらいの女の子なので・・・
ヴィーヴィルはともかく今回も助けてくれたウルズナには・・・なんか弱いっぽい

まぁウルズナカノンにお礼を言われて

あれ?なんか反応おかしくね?

って感じだったのでまったく気づいてなかったけどね・・・
シアリーは拗ねてたんで気づいてるっぽいけど・・・ウルズナ・・・
こういうところは無駄にラノベ主人公してやがる・・・

結局、再び滅びたヴィーヴィルに関しては人を操る術式に目覚めたがゆえに
人を信じられず・・・10年前はそれで操られたふりをした相手に殺され
そして今回はかつての仲間と一族の人間によって討たれた
でも一番堪えたのは

あなたは力に振り回される子供だ

信じるという行為は自分の行為だ、他者に求めるものじゃない


というシアリーの言葉だった気がする・・・
まぁ子供っぽいと言えばすぐ癇癪を起こすウルズナもだけど・・・
『破戒王』・・・苦労しなかったんだろうか・・・

戦闘中にもシアリーに対してウルズナヴィーヴィル

こいつは『四天王』最弱だからな!

とお互いに言い合いつつ怒って激突してたし・・・子供の喧嘩か!?
って感じでしたし・・・でも憎みあうって言うよりは喧嘩友達の戦いであり
なんだかんだ言いつつも絆はあったみたいでしたけど・・・

そして最後は・・・自分を討っただけのティーセリアではなく
自分を諭し・・・そして超えたシアリーウルズナを認めて・・・
かつての仲間達に関しても信じてはいなかったけど

愛してはいた

とかれなりの言葉を残して逝った・・・うん、やっぱり根っからの悪ではないという
この作品のキャラらしい部分はやっぱり彼にもあったって事だよね・・・
だからと言ってやった事は許されないけど・・・
それでもやっぱり彼もまた時代を動かした立役者の一人だったんだな・・・って感じでした。

これからどうなっていくかわからないし・・・
バトルジャンキーなティーセリアは何気にシアリー達の宣戦布告を喜んでたし
さて・・・どうなっていくのかな?

最後に一文。

シアリーヴィーヴィルと・・・そして読者の叫び

シアリーヴィーヴィルへの糾弾とかティーセリアに対する宣戦布告
シアリーウルズナへの信頼の言葉に
カノンの叫びや感謝のセリフとか・・・ヴィーヴィルの言葉とか
選択肢はいっぱいあったんだけど・・・
このセリフほど作中のキャラと読者が一つになるセリフはないって事でコレで

精神干渉系の術で専用の術以外では干渉できないからこそ
ウルズナに防ぐ手段はないと思ってヴィーヴィルシアリーに放った術を
ウルズナがあっさり防いだ・・・精神にしか効かないなら
精神があるものを障害物として使えばいい・・・って事で
異世界から召喚された『魔人』ではあるけどウルズナシアリーを心配してくれる
テニス少年のトシギ・・・彼を盾に使ったウルズナに対しての
攻撃した当人であるヴィーヴィルと攻撃を受けそうになったシアリーのセリフ

そりゃそうだ!?

「こ・・・・・・この外道!」

「この外道っ!?」


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