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ぼくのゆうしゃ 7

あらすじ

ボクはヨル。

勇者の敵であり、
魔物を統べる者―ありていに言えば“魔王”ってことになるのかな。

ついにボクら魔王陣営と勇者陣営の全面対決が勃発!

―したのだけれど、その最中暴走した魔人スーリムの凶行により、
ルウ君を死なせてしまう。

一触即発の状況の中―

「ぼくは、人類の味方をやめるよ」

トオル君は仲間を見捨てて、突然スーリム側につくと宣言する。

人類、魔王、勇者。

三つ巴の最終決戦の始まり―まではまだ少し猶予があるから、
ここはボクの考えた爆笑小話で時間を潰そうか。

…って魔人の皆、どうして目を逸らすのさ?

感想

ぼくのゆうしゃの7巻

勇者が闇落ち!?

と思いきや・・・

悲痛なまでの覚悟で突っ走ってしまった

ってのが今回の内容でしょうか・・・感想は短くいきます。

前回、サポートとしてついていた魔物ルゥ『勇者』である
トオルの兄・ヒロキの魂を宿した存在であり
その聡明さから弟が自分の命と引き換えに死にかけている自分を
そして病弱な自分を助けるために行動していると察して
なんとかして・・・たとえこの異世界でトオルを殺すことになっても
それによってもとの世界に強制送還されるだけなのだからと
弟のためにスパイ行為をずっとしていた・・・と判明し
だけど最後の最後で・・・『魔王』ヨルの仲間であったはずの『魔人』スーリム
ヨル達すらも裏切り・・・そしてトオルの現実世界の肉体が
事故の影響で死に掛けていて、このタイミングで戻すのはまずい状況が重なり
スーリムの攻撃からトオルを守ってヒロキは散り・・・
ルゥ本来の精神も心にもない悪態をつきながら満足そうに消えていった
それをあざ笑うスーリム勇者パーティー魔王パーティーも嫌悪と怒りを向け

理性をなくして本能だけの獣になれば人も魔物も平等だ

という提案をするスーリムに殺意すら向かうなかで・・・

トオルが冷静にその案について検討してる

というなんとも恐ろしい状況にファルディオだけが気づいて戦々恐々と
していたのが前回のラストだったわけですが・・・

トオル、スーリム側へ!

という予想通りの展開に・・・いや、マジでどうすんだよ・・・って感じでした。
まぁ実際はヒロキの死と自分に対する想いをこれでもかと感じた事で
その場の激情とか自分のわがままとかを全部封じ込めて
ただ冷静になって・・・自分の目的を十全と果たすために動いていただけであり
それが結果的に・・・レイアはおそらく狙って・・・と言ってましたが
セシリアファルディオを救う事になっていたわけでまさに・・・

歪んだまま完成してしまった

という感じでトオルは子供らしいさを捨て『勇者』として最強に完成を向かえ
この状況の心のありようゆえに・・・魂だけの存在であるトオル
一気に強化もされたみたいなんだけど・・・彼は一貫して

兄を助ける、自分の命と引き換えに

これだけを目指して行動を開始し・・・セシリアファルディオの安全は考えつつも
スーリム側にいたほうが二人が自分を救おうとするという邪魔をされないと考え
ヒロキの想いを汲みそうなヨル達側にも付かない・・・という状況に

最初は意気消沈していたセシリアファルディオレイアから推測を聞き
なんとか持ち直して・・・

たとえ殺してでもトオルを止める

という・・・これまた悲壮な決意を・・・でもこっちの世界で殺せば
現実世界で目を覚ます事を知っているからこその手段を選択し
教会を襲撃して得られるだけの情報を得て、さらにかつて倒したイグニール
解放する事で協力させる・・・という行動に

こいつらも完全にテロリストだよこれ!?

『勇者』が世界の敵にまわり、そのパーティーもこの世界では善の象徴である
教会を見限って攻撃しちゃってるからね・・・
まぁ教会上層部が屑なだけで騎士団は・・・

すげーいい人ばっか

って感じでありセシリアの上官だった隊長は最初は対峙するけど
イグニールの能力で操られた・・・ってていで協力してくれ
他の同僚達や部下達も普通に

セシリアの行動が正しい、ってか教会駄目だろ

と協力してくれていたわけで・・・なんていうかこの世界が
こんなになってしまった元凶である人類の・・・その善性は

確かにここにある

そんな感じでしたね・・・ただメインで動くのはセシリアファルディオレイアの3人
3人がかりでも『魔人』1体に苦戦するであろうという最弱の勢力
それでもなお・・・世界を敵に回すかもしれなくてもトオルを助けるために
行動開始したあたり・・・

いい奴らばっかじゃねーか

って感じですが・・・マジ前回の過去の話とか今の教会のやってきた事とか
権力や利益に憑りつかれた奴等はロクなことをしないな・・・
まぁこの3人はこの3人で

ただ一人もまともな奴がいない

ってメンバーなんですけどね・・・自分が信じた道を突っ走っちゃう
そんな人達ばっかだもんね・・・

そして『魔王』勢・・・

ヨルはまぁあの世界の自然を操れるって凄いチートキャラなんだけど・・・

あれ?マザコン・・・?ってか飼い主大好き!?

なんか『魔王』『魔人』は今回微妙に可愛かった感じ。
ヨルトオルたちを待つ間に昔話をしたりして
犬っぽい見た目だった時の残念エピソードとか
アウルを・・・めちゃ好きだった事がよくわかりつつ
笑える小話を・・・僕が考えた『こんな異世界は嫌だ』って話とか

まて、大丈夫かこの魔王!?

って感じだったり、あとは

『魔人』ってマジ自分の興味本位

っていうか・・・ゲインは忠誠心とセシリアと戦いたいという気持ち
ミュートはどっちかというとファルディオへの興味
って感じで動いていて・・・仲間・・・ってか家族っぽい繋がりに
感じました・・・

で最終的にセシリアゲインと激突
ゲインは前にセシリアの一部を捕食して騎士道精神を会得したのか
セシリアの記憶から鍛錬をして剣術を会得していて強くなっていて
セシリアはそれが嬉しいような感じもして・・・って感じで戦い

これで私”達”は、お前を越えられる

セシリアの記憶にない・・・だけど自分のものだと思う髪飾りを付け
そして死の間際で

私は、私を諦めない

と怪我をして動かなかった左腕がまるで誰かに導かれるように勝手に動き
それによって作ったゲインの隙をついて・・・見事勝利

これは・・・セシリアの中に残っていた『もう1人のセシリアの・・・
かつて生みだされトオルを守って散った彼女の想いが残っていた・・・って感じですね
ゲインも誇りをもってそのまま消滅・・・ある意味で一番

正々堂々な戦い

はこの二人の戦いでしたね。

ファルディオミュートに襲われるも逃げ回るしかなかったんだけど

やっぱ天才だよね・・・コイツ・・・

って感じで色々と作戦を考えた上で・・・ミュートファルディオ
侮った瞬間に狙い済ましたかのように手札を切って・・・っていう

頭脳戦

でしたね・・・こっちの戦いは最終的にファルディオミュートの想定を越え
ミュートの攻撃を封殺して逃げ切った時点でミュートが負けを認めてしまい
ファルディオはその先へ・・・ほとんど無傷だし・・・

何気にすげーよねコイツ

そして・・・『勇者』

スーリムと一緒に残りの条件・・・主要都市を周るってのをやって・・・
そしてその中でスーリムが協力者でありながらも怖い・・・トオルを抑えるために
サクヤを探し出してサクヤを人質にしようとしたんだけど

あ、私ってスーリムの命綱ですよね♪

と自分の首にナイフを突き立てようとしてスーリムに止めさせる事でそれに気づき
自分が死んだらそれこそスーリムが困るよねーっとちゃっかり共犯者って立場に

いや、この娘・・・凄すぎだろ!?

というかスーリムトオルサクヤ・・・およそ子供らしからぬ二人と一緒に
行動しなきゃいけないという・・・微妙に悲惨な事に・・・
まぁトオルの本体が死に掛けて不調になったりもしたけど
スーリムに自分の甘さを排除する仕掛けを・・・
もしセシリア達がトオルを止めるために何かをしようとしたら
本人の意思を無視して攻撃するようにしていたりと・・・

完全に覚悟を決めちゃってる!

そんな感じでしたね・・・トオルは彼なりに世界の事を考えてるけど
それ以上にヒロキを・・・兄を助けたいと思っている感じですね

最終的にヨルと二人で最後の遺跡の最奥を目指し・・・ファルディオも加わって
三竦み状態になりファルディオの成長力ゆえの健闘も凄かったけど
最後は3人横並びで願いを言って・・・

叶えられたのはトオルのもの

ヨル『世界をあるべき姿に』ってのはまだいいんですけど
ファルディオ『金と名誉と女』は・・・

コイツ、やっぱり駄目だ!?

って感じでしたが・・・さて・・・これからどうなるのか・・・
そして今回の話は実は

ミユキ回

ヒロキの母親でトオルの義母
彼女はトオルを疎んでいたわけだけど・・・彼女が発見したトオルの真意

両親との幸せを思い起こさせてくれたミユキトオルは大好きだって事。
そしてミユキトオルが嫌いで・・・でも怒ってる時が一番元気だからこそ
優秀な子供がいるけど二人とも病弱で、そのうえ片方を失っている彼女が
自分を嫌う事で・・・怒る事で元気を湧き出させようとしていた・・・って事実を知り
そしてさらに前回・・・ヒロキがなんとか最後の力で彼女に伝えた情景を・・・
トオルヒロキや自分のために命をささげようとしている・・・って事を知り
そして最後の最後に・・・

トオルが死亡する

その段階まできて・・・その横で今までにないくらい生命力があふれた状態で
目を覚ましたヒロキがいるにも関らず・・・ただただ

トオルへの謝罪をしていた

ここにきてようやく・・・死ぬことで始めてトオルミユキから家族として
もう手遅れの段階で・・・受け入れられてしまった・・・ってのがまた・・・

今更かよ・・・って感じもあるんですけど・・・これは・・・
前のミユキならヒロキが助かればそれで大丈夫だったかもしれないけど
この状況じゃ・・・結局、2人の息子を亡くした母親って状態なわけで
さて・・・どうなるんでしょうか・・・

ここからの展開に・・・次回の最終巻の展開が色々と気になるところです。

あと何気にスーリムと対峙する事になったレイアがどうなったのかが描かれてないので
そこらへんも気になるところですね。

惚れた男の信念を通そうとする駄目女

として戦いに参加した・・・と思いっきり叫んでましたし・・・そっちの行方も気になるところ
ってかファルディオレイア・・・さっさとくっつけばいいのに・・・

ただ・・・うーん・・・ハッピーエンドで終わるかどうかが本当にわからない作品ですよね
何気に今回のあとがきで作者さんが書いてるんですが

幸せに手を伸ばす物語

のつもりで作品を書いていて・・・そしてハッピーエンドが好きらしい
だけどそのハッピーエンドの定義が

主人公が当初の目的を見事に達成する物語

らしいんですよね・・・そういえば『マテリアルゴースト』『生徒会の一存』
その通りになった感じですし・・・この作品もそうなるわけか・・・
でも当初の目的って

自分の命と引き換えにヒロキを元気にする

ってものだったわけで・・・それは今回達成されたわけで・・・
いや、おい・・・マジでどうなるんだよ・・・って感じです。
特に『マテリアルゴースト』は幸せではあっただろうけど
切ない終わり方でしたからねぇ・・・そこらへんかなり不安・・・さて、どうなるのかな?

何気にあとがきの『こんなぼくのゆうしゃは嫌だ』ネタが
ほとんどそのまんまこの作品で笑えた・・・本編シリアスすぎたんで
あとがきはいい意味で笑えたかもしれないんだけど
このハッピーエンドの定義に関してはちょっと考えさせられちゃったですね

最後に一文。

サクヤのセリフ

自分を庇って亡くなった両親
自分を庇ったヒロキ
そして自分の存在のせいで苦しめたミユキ

だからこそトオルは自分の命の評価が・・・
存在理由が見出せなかったみたいだけど
トオルが何をしようとしているのか全部聴いた上で受け入れて
そしてこういったサクヤ・・・何気に凄い娘だよね・・・ってことでコレ

「トオル。貴方は、間違っていない」

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