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ヴァンダル画廊街の奇跡 2

あらすじ

父の遺志を継ぎ『誰かの心の中の絵』を描くため、世界を旅するエナたち『ヴァンダル』一行。

しかしそんな彼らをあざ笑うかのように、過激派の反政府組織『DEST』が
絵を用いたテロ活動を実行に移し始める。

絵を単なる政治闘争の道具にする彼らを許せないエナたちは、
それを妨害するために奔走するが・・・

突如として彼らの前に現われた、殺されたはずの『DEST』の指導者UMAを名乗る少年は・・・
エナと似て非なる光を宿した、赤い『眼』を持っていた―!!

第16回電撃小説大賞“金賞” 受賞作第2弾、努濤の新展開。

感想

ヴァンダル画廊街の奇跡の2巻。
結構早く続きがでたので嬉しい限り。

とりあえず表紙のエナが可愛い。

やっぱり正面から見た絵が一番好きかもしれない。

『プロパガンダ撤廃法』という法律によって一部の名画や音楽が封印された世界。
そんな世界で人々の心の中にある絵を描き展示するアートテロリストの話。

テロリストといっても彼女たちの行動は民衆にとって決して嫌悪する類のものではない。
まぁ政府の政策に真っ向から反対した上にそれを展示するわけだから犯罪ではありそうだけど。

今回はエナ達の活動に平行してかつて多くの事件を起こした
テロ組織『DEST』の影が見られるようになってる。

今回登場した赤い瞳の少年『アンノウン』もそのメンバー。
彼もどうやら見たものを記憶する特別な目を持っているみたいで、
これからエナ達”敵”として争う事になりそう。

彼等の登場で『ヴァンダル』『DEST』『インターポール』の3すくみのような関係に。

これはこれで面白いかも・・・

エナ達、そしてインターポールゲティスバーグカッツェ
明らかに『DEST』を警戒してる状態。
今回の話でもエナ達インターポールの力を借りるためにカッツェを人質にして
警官隊の誘導とかしてるしこの2組は逮捕される側とする側だけど協力できるみたい。

そもそもエナはこの2人の事を特に嫌っている訳でもないみたいだし。
昆虫みたいなおじさん警官綺麗な婦人警官さんって思ってるみたい。
いいのか・・・それで?

でも『DEST』側は何故か『ヴァンダル』であるエナ達にのみ予告状を送ったり、
テロの方法もエナ達と同じ方法で行った。

さらに前回の話で最後まで謎のままだったエナの母親が『DEST』に関わっている事が
提示された感じです。

明らかに作中の世界でもオーバーテクノロジーと言えるエナの母親・イソラの技術
そしてその意志を継ぐのは自分だと宣言した『アンノウン』

エナと彼との間にもなにかしらの因縁がありそう。
そこら辺がこれからの命題になっていくのかな?
楽しみだ。

大筋ではないが印象に残った話が2つ。

ハルクの過去の話はちょっと良い感じだった。
ピアノの皇帝とそれを弾く少女との出会い。
そして別れ際にした彼女との約束。
そして長い年月を経て2人の運命が再び交わる。
こういう話はやっぱり好き。

2人は結局、直接再会する事はなかったけど、
最後にハルクが弾いたピアノはきちんと彼女に伝わったと感じられる話だった。

そしてもう1つの彫り師の話。
エナの父親と親交があり、さらにかつて『DEST』に所属していた人物の弟子の話。
挿絵を見る限りだとどう考えても乱暴なヤンキーである赤羽

何気に真面目だったり優しかったりと凄い意外に感じた。
とくに挿絵で彼の姿を確認してからは姿と行動に対するギャップが激しすぎた。

『プロパガンダ撤廃法』によって規制された絵を背中に彫られている赤羽
この話の最後を考えるとまた登場するような予感。
その時はエナ達の敵なのか、はたまた味方なのか・・・
期待しておきたいです。
このままフェードアウトって事だけはやめて欲しいかも。

最後に一文。

ハルクがかつて出逢ったピアノ弾きの少女・ヴィベット
彼女は皆の為にお金持ちである出資者と結婚して町を出て行く事が決まっていた。
ハルクは彼女自身はそれを望んでいない事に気づいていた。
そして別れ際に、もしどこにも行かずこの町に残っているなら、
必ず迎えに来ると伝えた。
でも彼女から帰ってきた言葉は拒絶。
その理由となった言葉。
それが本当に本当の本心だったかどうかは誰にもわからない。

          インペリアル
「私は──皇帝の花嫁だから」

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(2010/05/10)
美奈川 護

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美奈川護 ヴァンダル画廊街の奇跡2

 これは新人賞受賞作から続くシリーズ物全てに言えることですが、受賞作は多少続く予感を残しつつ物語をまとめなくてはならない事情から、2巻以降に続く場合は2巻目でシリーズとしての世界観をどう広げていくかに作者の技量が問われます。

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