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空ろの箱と零のマリア 4

あらすじ

「ああ・・・分かったよ。僕が──僕が、『王』になってやる」

クローズド・サークル『王降ろしの国』。
中世風の職業に就き、一度の面談を介し行われるそのゲームの勝利条件は、
他プレイヤーを殺して生き残ること―─。
つまりこれは、“殺し合い”にまみれた狂気のゲーム。

その“騙し合い”のゲームから、未だ抜け出せない星野一輝。
彼はついに、事態打開のため自ら“王” となるべく動き出す。

カギとなるのは、トリックスターである大嶺醍哉。
この空間を作り上げた“箱の所有者”はいったい誰なのか、
一輝はついにその真実へとたどり着くが・・・。

『王降ろしの国』完結編、登場!

感想

空ろの箱と零のマリアの4巻
3巻の続き。

『怠惰なる日常』という”箱”によって引き起こされた
『王降ろしの国』というゲームに巻き込まれた一輝麻理亜

”箱”の所有を一輝達に宣言し姿を消していた友人の醍哉
再会したのは『王降ろしの国』のゲーム内。

一輝は彼がこのゲームの開催者で『怠惰なる日常』の所有者だと確信するが
3巻からよく読むと彼はそれを拒否してる。

あくまで『所有者』である事を宣言してるだけ・・・

典型的な嘘をつかずに相手を騙す手法ですね・・・
まぁ私も怪しみながらも3巻の最後で自分がゲームの主催者だっぽい事を言ってた時は、
疑問に思いながらも納得してしまったんですが・・・

ゲーム自体は6人のメンバーによる殺し合い&騙しあいなんだけど
実質プレイヤーは1人で他の5人は本体のコピーであるNPCと判明。
ただし自分がプレイヤーの時に死ねば本体は死ぬ。

まぁ本体な訳ですから当然といえば当然なんでしょうけど・・・

キッツイゲームだ・・・

しかもこの”箱”の所有者にとっては退屈しのぎの意味の無い殺し合いに過ぎない・・・
なんていうか今までの”箱”以上に歪んでる感じがします。

明確な意思のない状態で使われたって感じですね。

一輝の変化・・・

このゲームで一番の弱者は人を殺す事のできない麻理亜
彼女がプレイヤーになれば必ず彼女は死ぬ。
たとえそれがわかっていても・・・

だからこそ今回は自分がプレイヤーである一輝はここでゲームを終わらせようと、
醍哉の言った事を信じてゲームに参戦。

いつもの彼らしくない言動がかなり見られます。
”王”となる為に、そしてゲーム内で他のプレイヤーの行動を支配する為に行動する一輝
麻理亜に頼る事なく、進んでいく彼はある意味で今までの彼とはまったく別物。

それが逆に麻理亜からの信頼を失ってしまう原因になり、
さらに彼の性質上、”王”を目指してもうまく行くはずなく、
結局は醍哉の手の上で踊らされた状態に。

2人の絆

そして醍哉の本当の狙い、真の所有者に一輝は気づき、
全てを敵となったはずの醍哉に託す事に。

一輝醍哉も立場が違ってしまってもお互いを信頼しあっている事がわかって良い感じ。
醍哉の行動は最終的に一輝を日常に戻す事に繋がるし、
一輝醍哉が最終的なところでは酷い事をしないと信じていた。
なんかこういう信頼関係っていいです。
敵味方になっても深いところで相手を信頼しているという・・・

最終的に醍哉の予定通りに事は進み”箱”は潰れ、所有者も・・・
醍哉はこれで引き返せない所へ行ってしまった感じもあります。

彼が自分の”箱”になにを願うのか・・・彼が何を考えているのか。
それは全て謎だけど、一輝醍哉の幼馴染でもある心音にも関係ありそう。

さらに”O”から醍哉だけが聞いた事だけど、
一輝が”日常”を大事にする原因となった2人の生存と居場所が判明・・・
この事もこれから色々と関わってきそう。

今回の一輝の”日常”をなにに変えても護るという行動が”麻理亜”を護る事に変化。
彼の中では”彼女が自分の近くにいる”という日常が形成されてしまっているよう。
今回の事件は最終的に麻理亜が記憶を残す事無く終了したけど、
これからこの2人がどうなっていくかもかなり気になる。

一輝にとって”音無 麻理亜”は護るべき者、
そして”音無 彩矢”は敵対すべき敵

1巻で起きた繰り返しの中で麻理亜が望んだ理想の自分である彩矢
”箱”として非日常を生き、”箱”を破壊する。

そんな風に自分を決め付ける彼女が許せず、彼女の存在こそが
一輝の変化によって彼が非日常から・・・”O”からの興味を失う事に対する恐怖を・・・
麻理亜が一輝と一緒にいる為の大義名分を失くす恐怖を彼女に与えている。

だからこそ”彩矢”一輝にとって最大の敵であるという事を
一輝ははっきりと明確に心に決めた。

この決断がどのようになっていくかもこれからの楽しみ。

そして前回、完全に関係が壊れてしまったかに見えた色葉悠里
お互いの事を本当はどう思っているか、そしてまだ2人には仲直りの余地がある事が
今回のゲーム中にわかったのは光明だった気がします。

ゲーム後、仲直りの記憶は消えてしまう。
そして最悪の裏切りを経験した状態の2人が残された。
でもNPC同士であったとしても、本心を伝え合い、仲直りできた2人は
きっと現実においても仲直りできるであろうという希望が残った。

2人の為に奔走し、さらにゲーム中に真摯に対応したせいなのか
悠里と思いっきりフラグを立ててしまった一輝がいたりするんですがね・・・

何気に策略を練るのがうまい悠里は色々とアタックを開始。
一輝・・・お前は・・・天然のタラシだったんだな・・・

さらにこの巻の最後では1巻で入院する事になっていた
クラスメイトである茂木 霞が復帰。

彼女もやっぱり一輝に好意を持っている・・・
まぁ今回の最後は微妙に彼女にとっては悲しい事になりましたが・・・
一輝はどうやら完全に麻理亜一筋・・・なんでしょうか?
一輝のそれが恋愛感情なのかもまだ明確ではない気がします。

この一輝を巡る女性関係もどうなるか気になるところですね。

最後に一文。

一輝のセリフ。
彼女が”音無 彩矢”を敵だと明確に定め、
本当の”音無 麻理亜”を幸せにして一緒にいると決めた一輝
この作品のタイトルの意味がやっとわかった気がしました。

一輝が救うべきは1巻で繰り返しの最初に転校してきた1回目の”麻理亜”ではなく
まだ”箱”になる前の・・・もっと普通の・・・・年下の少女であった彼女だと・・・
だからこそのセリフ。
1回目のではなく・・・

「ゼロのマリアに逢いに行く」

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