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白夢(スノーミスト) 4 雲壁の彼方へ

あらすじ

雲の壁に包まれ、閉ざされた東京。

この中に、きっと雪姫はいる。

僕と神楽は雪姫を助けるために、東京へと乗り込んだ。
壁を突破できたのは、操霧量百万以上の霧使いである僕たちだけ・・・。

真相を追って共について来たかすみが、僕たちに追る危機を告げる。

「そう遠くない未来に、この東京は、異界と同化するでしょう」

街中では、“はぐれ”たちが徘徊し、人々を襲っている。
いったい誰が、この非常事態を引き起こしたのだろう。
これも、白雲山での一連の事件の真犯人の仕業なんだろうか?

真犯人を追っていった雪姫。
今度は、僕たちが彼女を助ける―─。

学園ミスティック・ファンタジー、クライマックス!

感想

白夢(スノーミスト)の4巻。
最終巻です。

今回は舞台は白雲山を離れ・・・東京へ

前回の事件でシラクモヒメが亡くなり、
その際に最後の力を貰い結界の外にでられるようになった神楽

彼女と共に榮一雪姫がいるという謎の雲壁に包まれた東京へ・・・

あれ?この作品のメインヒロインって神楽だっけ?

なんか2巻の頃からいい感じな雰囲気の榮一神楽
恋愛関係というよりも兄妹って感じですけど何気に雪姫よりも榮一と接してる気がする。

念願だった白雲山の外にも出れるようになったせいなのか、
前より頑なな感じも無くなったし、今回の事件で色々とショックな事実を知った榮一
彼女の発言や考え方はとても救いになったような気がする。

あまり人に感情移入しない榮一だけど今回は普通に人間らしく泣いたり、怒ったりしてた。
彼も徐々に人間らしくなってきたって事かな?

まぁとくになんとも思っていない敵がどうなろうと知った事ではないという態度は
やっぱりどこか歪んでいる気がしましたが・・・
明らかに正義の主人公って感じではないですね・・・基本へタレなのに・・・

そして次にヒロインっぽかったのがかすみ

自分の当たり前にようにしていた行動が
実は今回のピンチに繋がった事に責任を感じてたみたいだけど
正直、彼女が悪いとは思えない。
定期的にデータを上司に送るのは当たり前といえば当たり前。
怪しいと思いながらも、上司を信じてしまったのも悪いとは言えなくもない。

彼女も12歳のわりに色々考えていて、ある意味榮一よりも大人っぽい。
今回はほとんどずっと榮一にくっついていて、
本当に誰がメインヒロインだよって感じだった。
ロープで体を榮一と結んだりと決して色気がある事ではなかったけどね・・・

そして全てを企んだもの・・・
榮一が4年前に記憶を失った事、『コー威醒種』の襲撃とそれに協力した者・・・
そして榮一の両親の事故死・・・その全ての黒幕である雪姫の兄・ケイ

かすみは兄と違い『霧使い』の力を持たなかった為に、兄に対して劣等感を抱いていた。

だからこそ同じように白雲家の長男として生まれながらも
女系の巫女の家系であるが故に、シラクモヒメに会う事もできずに
研究班に回された彼の劣等感がわかると言っていたけど、
越えてはいけない一線を越えてしまったケイ
何処まで行っても人の命を大切にするかすみでは全然違う感じ。

まぁ劣等感を感じ、さらにシラクモヒメを憎む同種族の『アトゥラ』と手を組んで
榮一を巻き込む事を拒んだ彼の義父母を暗殺し、
さらに色々て手を回して『コー威醒種』に協力し
シラクモヒメエイリが死ぬ原因を作った男・・・

ここまでやる悪人・・・だけどシスコン

ちょっと意外だったのですが、ここまで色々と手を回すどうしようもない悪人なんですが
妹である雪姫を劣等感を感じてはいても大切に思っていたのは確かなよう。

彼女に暴言を吐いた『アトゥラ』を騙して封印したり、
世界を呪い、榮一達を呪いながら死んでいったけど、
世界が滅んでしまえばいいと思っていたけど・・・
妹である雪姫だけは幸せにという想いを最後まで持っていた・・・
なんていうか雪姫の事をここまで想っているならそんな事件起こすなよ!って感じでした。

彼女が困る事に・・・そして望んでいないかもしれない事をわかっていながらも
行動せずにいられなかったとしたらそれはそれで可哀想な奴なのかもしれない。

そしてメインヒロイン(?)である雪姫

全ての敵を倒した後半でようやく救出できて登場。
最終巻でメインヒロインっぽいのに登場がかなり遅く感じた。
本当に彼女がメインヒロインって事でいいんだろうか?

まぁ榮一神楽も優先順位の1位が彼女だというのは間違いないけど

彼女は最終巻にしてようやくずっと望んできた異界への壁を踏破し、
そして榮一神楽と共に異界に行く事に・・・

これは・・・俺達の旅はこれからだEND?

シラクモヒメの後継者として『彼方のもの』に会う事、
異界にいる『アトゥラ』の説得、
そして『彼方のもの』に残る想いからエイリを復活させられる可能性、
色々目的はあるけど一番の目的が・・・

異世界が楽しそうだから・・・

なんていうか最後まで元気いっぱいで自分らしい雪姫を見てて
ほんわかしてしまった・・・

1年後のエピローグ
ニューヨークに発生した雲壁や、東京に現れたスノーミストの反応など
色々と先を想像させられる感じで終わってしまいましたが、
これはこれできちんと終わった感じがしたのでよかったかな・

何気のこの作者さんの作品は全て買っているので次も楽しみにしてようかと・・・

最後に一文

ちょっと長い神楽のセリフ。
シラクモヒメに作られ、白雲山から出る事もできずに
ただ雪姫を守る事だけを支えにしてきた神楽

でも榮一かすみ、他の仲間達のおかげで徐々に心を開き、
外に出られるようになって彼女は本当に変わったと思う。
本当に意味で彼女を変えたのは榮一
だからこそ彼女は今度は榮一を立ち直らせる為に動いたんだと思う。
そして神楽が自分を好きになれて本当によかったなと思う
なんていうか・・・本当に神楽がメインヒロインっぽかったな・・・今回・・・

「あたしはシラクモヒメから生み出された、ヒトとは違うなにかよ。

 雪姫を守るためにって、ただそれだけのために生み出された存在。

 ──でも、だからなに?

 あたしは今、こうして立っている。

 今のあたしは、雪姫のことが愛しい。

 あんたと一緒にいるのが楽しい。

 かすみだって、まぁちょっといけすかないやつだけど、嫌いじゃない。

 それでもって・・・あたしは、あたしのことが好き。

 大好き!

 生きていてよかった、って思ってる。

 本当に、心の底から、今こうしてここにいるあたしに拍手したいくらい!

 だから・・・今までいろいろあったけど。それも全部、よかったことだと思ってる!

 ──肯定するの!

 今までの自分を、あたしは肯定する!


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