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神さまのいない日曜日 Ⅲ

あらすじ

百万都市オルタスを脱出し、荒野に戻ったアイ。
青い車であてどない旅を続けるアイに、ユリーから思いがけない言葉がかけられる。

「学校に、行かないか」

学校―それは、かつて人食い玩具(ハンプニーハンバート)が通っていたという場所。

期待と不安の中、ゴーラ学園という生者の学校に転入したアイだが、
待っていたのは不思議な力を持つ級友たちと、鉄線に囲まれた奇妙な場所だった。

そしてアイはそこで、アリスという少年と出会う。
アリス・カラー―アイと“同じ夢”を見る少年と。

15年前の“あの夜”以来、人は生まれず死者は死なない。
これは、神様が捨てた世界で紡がれる、世界を救う夢を見る少女の物語。

感想

神さまのいない日曜日の3巻。

学園&異能モノになった・・・

あれ?おかしいな・・・買う本間違えたか・・・
というくらい唐突に舞台は学校に。

1巻は死者が暮らす村、『死者の谷』
2巻は『死霊都市』と呼ばれるオルタス

周りは死者ばかりの環境で、生者であるアイ達の方が異質だった。
ところが今回の舞台となるのは学校・・・
そしてそこに通うのはアイと同年代の少年少女・・・そして全て生者
そこでアイが再び色々な事を理解していく事になる話。

前回、傷持ちオルタスの姫・ウッラの姉で
生まれてすぎに時間が止まったように成長せずにいたセリカの母親に。
墓守である自分と彼女を娘と思い、人間と同じような感情が芽生え始めた自分に
戸惑いを持っている状況。

そっちがメインになると思っていたら、同行者であるユリーアイに学校に行く事を
勧めそのままとんとん拍子にゴーラ学園という学校に入学する事に・・・

なんていうかあいかわらず予想を越える方向に話が進んでいくシリーズだ・・・

実際は墓守と人間のハーフで、15歳以下の子供がいない世界で
唯一の12歳である彼女を無理やり学園側が入れたみたいですが・・・

そこでアイは父親である『人食い玩具』や『コロシオハケ』であるウッラのように
異能の力を持った少年少女と出会う。

特にアイと同じように『世界』を救おうとしている2人

アリスディー

ディーの目的は”世界を終わらせる事”

今の人類が死ぬ事無く死者として動き、墓守が埋めるという異常な世界を終わらせる事。
たとえ人類が滅亡しても『世界』は存続し、そして墓守死者のいない
”あるがままの世界”が復活するから。
その為に彼女は色々な人間に助言を与えたりして、人々の活動を加速させている。
それが西方の魔女とも呼ばれる彼女の世界の救い方。

彼女にとって『世界』は宇宙とか星とか・・・そういう大きい観点での『世界』

アリスの目的は”世界を壊す事”

ディーとは逆に小さな・・・人それぞれの”小さな共同体”
それぞれの『世界』を救う事・・・ただしそれは別の誰かの『世界』
壊す事になる事もある。
だから彼は”世界を壊す”と表現する。

この2人との出会いはアイにとってとても大きなもの。
この学園でであったターニャルン、双子、ヴォルラス、ハーディ、ギーギー
それぞれに自分にとっての『世界』があり、
それぞれそれをどうしたいかという望みを持っている。

アイは前回の話で世界の全てが救われたいと思っている訳でもないという事を知った。
そして今回、1人1人にとっての世界や望みの事を考えた・・・

その結果、彼女が見つけた自分の『世界』と『望み』
それはとても彼女らしい結論だったと思う。
アリスからしたらそれは味方でディーからしたらそれは敵と見なしてもいい望み
でもディーにとってアイの目的が望まぬものであっても、
アイにとってディーはすでに救うべき『世界』の一部。

あいかわらず、あっさりと凄い事を決める娘です。

そして学園を出る事を決めた仲間達と自分の本心を押し殺そうとしていた
ターニャの本心を語らせみんなと脱出。
この経験はアイにとって今後生きていくための大きな財産になるかと。

アリスの異能
狙ったものを狙った場所に飛ばす能力『拳銃喰らい(ブザービーター)』

とくに拳銃を使って相手の拳銃の撃鉄や弾丸に当てるという使い方は凄い。
まぁ多勢が相手だとちょっと厳しいようですが。
人間に当てる事が出来ないのは彼の性格からか、そういう能力なのかはわかりませんが。

でもそんなものも霞ませるアイの力
今までも何度か見せた、圧倒的な身体能力。
恐らく墓守としての超身体能力なんでしょうが・・・

スコップで弾丸を打ち落とせました

どうやら動体視力とかも人間離れしているみたいでし。
学園でもわけもわからずに周りの生徒に色々お世話してもらったり、
おもちゃのように扱われていたわけだけど、実際は十分強い。
まだ底が見えないし・・・どのくらい強いんだろう。

皆で脱出しユリーと合流。
仲間達とは別れたけど、アリスディーはそのまま同行する模様。
仲間も増えて次の話がどうなるかも楽しみだ。

次回は育児放棄して姿を消した傷持ちを追う話のよう。
さて・・・どうなるのか楽しみだ。

最後に一文。

アイがたどり着いた自分にとっての『世界』とそれを救う方法
なんていうかとても彼女らしい・・・
アリスディーの話はこの結論を得るために欠かせぬものでしたね。

「私は、”みんなを、救いたい”のです」

「私の世界は”みんな”で出来ています。
 みんなの世界がひしめき合って。
 響き合って。ずっとずっと続いていくような。
 そんな世界が、私は好きです。
 私はそれを手助けしたいと、思います。
 でもそれには、どうしても、みなさんの協力が必要なのです。
 ・・・なぜならみなさんの世界はみなさんのもので、私が救う、
 なんてことは、そもそもできないのですから」


「だからみなさん、どうか自分の世界を見捨てないで下さい。
 それ以外のいかなる害悪からも、
 私は世界(みんな)をまもります。
 ・・・でもそのひと本人が、自分の世界を壊すのを、
 私は止める術をもちません。
 その人が『もういいんだ』と諦めたものを、
 私は救うことはできません」


「だって、その人の世界を救えるのは、
 その人だけなのですから」


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入江 君人

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ちょっと追加

アリスが学園の脱出の為に穴を掘っていたけど、
それがディーのせいで女湯に繋がってしまい入っていた女の子達にフルボッコに。

その時の会話が面白かったので追記しときます。
これは・・・男にとっては恐怖でしかないよね・・・
特にヴォルラスの異能が『超握力』だと紹介された直後だしね・・・

「なにしやがる」(アリス)

「自分の胸に聞きなさい!」(アイ)

「俺の胸におっぱいなんかない!」(アリス)

「い、意味がわからない。あなたすこし最強ですか!?」(アイ)

「ええい!お前じゃ話にならん!委員長!
 言葉のキャッチボールしようぜ!キャッチボール!」(アリス)


「キャッチボールですか・・・・・・」(ターニャ)

「いいでしょう。アリス君。キャッチボールをしましょう。─ヴォルラス」(ターニャ)


「はいさ」(ヴォルラス)

「転入生。あなたにいくつか質問があります。正直に答えればよし。
 ・・・・・・だが答えなければ」(ヴォルラス)


「な、なんだよ」(アリス)

  ボールをキャッチする
  「もぐ」

「゜」

キャッチボールで何がもがれるのか・・・わかりますよね・・・

怖ぇよ!!!

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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