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ヴァンダル画廊街の奇跡 3

あらすじ

「―四枚の絵が揃った時、世界に審判が下る」

絵画を掲げる事によって、混乱を振りまこうとするアンノウン。

ヴァンダル一行は、彼の目的を知るためのカギを
エナの母・イソラの研究内容にあると推測し、行動を起こす。

一方ゲティスバーグたちは、文化制定局局長アナベルに出頭を命じられ、
独自のルートでUMA― アンノウンの目的を調査していく・・・。

両者が最終的に行き着いたのは世界政府の構築と
イソラに関わる驚くべき真実だった・・・!

果たしてヴァンダルたちはアンノウンを止められるのか!?

第16回電撃小説大賞“金賞”受賞作、堂々完結。

感想

ヴァンダル画廊街の奇跡の3巻
最終巻です。

こういう短編形式の話は好きなのでちょっと残念

前回登場した反政府組織『DEST』の死んだはずのリーダー『UMA』を名乗る
『アンノウン』という少年が登場したんだけど
別に『DEST』とは無関係だった・・・

Σ(゚◇゚;)?! めっちゃ普通に信じてたよ?!

あくまで『DEST』の残党を動かす事で『世界政府』に対応させて
自分が動きやすくする為だったみたい・・・

今回の話はエナ『アンノウン』が何度も関わるのだと思っていたら、
関わったのは最後だけ

エナ『アンノウン』の狙いを探るために母親であり、科学者であったイソラの事を
探りつつ、『心の中の一枚の絵』を望む声に応えるいつもの行動

同じオペラ歌手だった母親の名声に押しつぶされそうになっている女性が
彼女自身の本当の歌声を取り戻した時に・・・

引退を考え故郷に帰ろうと考えていたフレアバーテンダーが
やっぱりこの仕事を続ける決意をした時・・・

世界政府が管理する『プロパガンダ撤廃法』によって回収された書物を管理する少女が
かつて自分を置いていなくなった母親への憎しみを許し、
それでも司書として母親と別の道を行く事を決意した時・・・

それぞれ彼らの『心の中の一枚の絵』を書いたエナ
絵が現れた事によりそれを望んだ人が救われるのではなく、
望んだ人がそれぞれの道を見つけた時に『心の中の一枚の絵』が現れる。
今回のこの展開は凄くいい感じだった。

2章はハルクが中心・・・まぁ活躍したってわけではないけど、
この話のゲストキャラがハルクの軍人時代の知人。
サイボーグになって老いる事がなくなったハルクは自分の事を語らずに
最後までいたんだけど、相手にはバレバレだったという・・・

もう数十年たって相手はハルクがサイボーグになった事情も知らなかったのに
彼が彼であるとわかった・・・
こういう友情の話は好き。
最後の友達らしい掛け合いはとてもいい感じだった。

『母の慈悲(ピエタ)』

1章と3章ではどちらも『母親』が話の中心になってたし
エナも母親であるイソラの足跡を追っていた・・・
そしてクライマックス・・・『アンノウン』が継ごうとしていたのも『母親の意思』だった。

途中にある『断章』・・・そしてエナ達の行動の合間合間に書かれる
インターポールゲティスバーグ、カッツェ、アナベルの話の中で
徐々に『アンノウン』の正体がわかるようになっていて、
最後の最後に『アンノウン』が世界を滅ぼそうとするその直前に
エナと彼は対峙する・・・

イソラ・ウィンズベルエナの母親、
そして世界政府が管理する中枢コンピュータ-『Aio─N』を生み出し
そしてその本体であるともいえる人型の人工知能を持った
ポストヒューマン『Aio─N9000』・・・『アンノウン』を生み出した女性

生まれ方は違うとはいえ姉と弟であるエナ『アンノウン』
『世界を変える』・・・お互い同じ事を考えながら手段が決定的に違ってしまった2人
でも2人の『心の中の一枚の絵』は同じもの

エナイソラが本当はなにを想っていたか、
そしてどうしようとしているかを思い出した時、
それこそが『アンノウン』を止める唯一の手立てで、彼の停止コードだった。
イソラは研究が終わった後、エナと夫、そして自分と『Aio─N9000』
4人でパリで暮らす事を望んでいた・・・

そして『アンノウン』が残していた最後の絵
『母の慈悲(ピエタ)』
彼には最初からこうなることが・・・
姉の手によって自分が止められる事がわかっていたのかな?

結局『アンノウン』は消滅してしまったけど、
彼との出会いとエナが思い出したイソラとの思い出と想い
そして『アンノウン』との会話は彼女にとってとても大切なものになったのだと・・・

そしてエナが一枚の絵を描く事で起こしてきた『奇跡』
それはいつか本当に世界を・・・人の心を変えていくのかもしれない。
と信じられるきれいな終わり方だったと思う。

好きなシリーズだったし、とても綺麗な終わり方だったので満足
まだまだエナ達の冒険を読みたかったけど、これはこれで良かった。

最後に一文。

たとえ物語が終わってもエナ、ハルク、ネーヴァ・・・彼等の物語は続いていく
だからシリーズの最後を飾るのに相応しいのはこれだと思うので・・・

           Der Kunst Ihre Freiheit!

・・・芸術に、その自由を!

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(2010/11/10)
美奈川 護

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