スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あやかしがたり 4

あらすじ

いま、ひとつの世が終わりを告げ、新たな世が産声を上げようとしていた―。

友であり、好敵手であったふくろうを倒した新之助。

ふくろうが命を賭けてまで呪い、
この国への侵入を阻止しようとした最強最悪の存在と、
新之助との運命の邂逅は、
刻一刻と近づいていた。

あやかしの存在を拒絶し、人の心を吸い取り、
染め尽くす『神の子』とは何者なのか?

ましろ、くろえ、新之助たちの最後の闘いが始まり、
彼らの旅路は出会いの地、故郷の山手藩で幕を引く。

第3回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作、圧巻のシリーズ完結。

感想

あやかしがたりの4巻
最終巻です。

なんていうか・・・王道的展開・・・面白かった

ふくろうとの戦いを終えて、一段と成長した新之助
ふくろうの代わりに彼が命と引き換えにして呪おうとしていた異国から来る
『神の子』に対峙する事を決意。

でも、彼が最終的に選んだ道は『神の子を斬る事』でも
『神の子を封印する事』でもなく・・・

『神の子を救う事』

新之助と同じように、異能の力を持って生まれ、そのせいで孤独な生い立ちを持ち
そしてその力ゆえに、崇められ、敬われ・・・
そして彼女の『力』だけを見て育てられ、『神の子』として
まるで強迫観念のように人々を苦難から救おうとした神夕

最初の出会いから彼女に違和感を覚えていた新之助
でも彼女と実際に話をし、触れ合う中で彼女と仲良くなっていく。
ただやっぱり異国の人間で、さらに信仰自体が事なる彼女とは
どこか相容れない。

それでも彼女の中にある孤独からくる寂しさは、
かつて新之助が持っていたものと同じ。

彼には異能を持ちながらも精一杯愛してくれた家族、
そしてましろくろえなどの能力を持っていたがゆえに出会い、
仲良くなれた存在がいた。

でも神夕には彼女の『神の子』としての力だけを見て、
尊敬や崇拝はしても、彼女自身を・・・神夕を見るものはいなかった。

だからこそ、自分のもうひとつの可能性ともいえる彼女を新之助は救おうとし、
そして『神の子』としての力が暴走していた神夕も、自分を理解し、
そして止めてくれる存在である新之助を無意識に求めていた。

まぁ新之助に惚れたっていうのもあったんでしょうが・・・

そして一番燃える展開というか王道パターンというか・・・

ピンチに颯爽と現れるふくろう!!

前回のあの描写、そして新之助の態度・・・
どこにお前が生きてる要素があったと問いかけたいが、
やっぱり新之助の剣はあくまで彼の大切なものを守るためのものみたい。
彼の剣だったからこそ、ふくろうは生きていられたよう。

そして最後はふくろうと一緒に来たすくねくろえの力で神夕を押さえ込み、
ふくろうが対峙する事でその場で時間稼ぎし、
ましろを刀として、神夕の元へ向かった新之助

暴走する力の中でうずくまっていた彼女に新之助が伸ばしたのは剣ではなく手
その双つの手の中にはなにも無い・・『無双』の手
でもその手は誰かを救うことができる・・・

こういう風に『無双』って言葉を使うとは・・・なんか凄いいい感じ。
普通は『無双』って言葉は並び立つもののいないとか、そういう感じに使われる言葉。
でもこの作品の・・・新之助に使われる『無双』は誰かに差し伸べられるもの・・・
かなりこの部分は気に入りました。

神夕がこの国に来る発端となった飢饉がくろえに関わりがあり、
そしてそれ故、新之助の故郷が今回の舞台となり、
だからこそ新之助神夕を救うことができた。
色々な事が周りまわって最後にそこに収束した感じ。

新之助の家族もやっぱりいい感じだった。

新之助が一度、神夕に破れ、重症を負って、実家に担ぎ込まれた時、
普段は神仏に祈らない新之助の父が息子の無事を祈り、
兄は父の代わりにただ家族である新之助の生きる力を信じた、
そして母はましろの正体があやかしだと知っても態度を変えず、息子を信じた
そして家族は再び息子を送り出した。

やっぱり新之助は色々な人に支えられて今を生き、
そしてだからこそ未来を切り開けるのかな?

最後はましろくろえも・・・そして神夕も笑顔
ふくろうすくねもそして新之助の家族も笑顔

たとえその後、神夕が自分が戻るべき場所に戻り、
ふくろうすくねとも別れる事になったけど、
それは生きていれば当たり前のようにある事、
そしてだからこそ再会の約束もできる。
だからこの作品のラストは立派な

ハッピーエンドだった・・・

この後、新之助が悩まされそうな問題といえば女難ぐらいだけどね・・・

最後に・・・

今回は2つ・・・どちらも新之助のセリフ。
1つは彼の決意の言葉。
もう1つは孤独を受け入れようとしていた神夕にかけた言葉。
遠ければ近づけばいい、意思を交わしたいなら喋ればいい、
そして触れ合いたいなら・・・

「神様だって救ってみせる」

「手を伸ばせよ」

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへクリックして下さると嬉しいです。
あやかしがたり 4 (ガガガ文庫)あやかしがたり 4
(ガガガ文庫)

(2010/11/18)
渡 航

商品詳細を見る

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
03 ≪│2017/04│≫ 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
FC2カウンター
カテゴリー
<< 全タイトルを表示 >>
最近の記事+コメント
最新トラックバック
その他
にほんブログ村 小説ブログへ にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
応援バナー
アオイハルノスベテ応援バナー02

BaseSon最新作『真・恋姫†英雄譚』応援中!

プロフィール

kenkenMk2

Author:kenkenMk2
FC2ブログへようこそ!

生活費を削ってでもライトノベルを買いあさる読書中毒者です。 リンクフリーです!
うりゅー
リンク
グリムス
その他
あわせ読みたい
RSSリンクの表示
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。