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花守の竜の叙情詩(リリカ) 3

あらすじ

「テオバルト。愛しているから、あなたを忘れる」

囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた王子テオバルト。
支配した者とされた者として出会った2人は、長い旅の果てに恋に落ちた。

だが運命は、二人が互いを守ろうとする気持ちすら弄ぶ。
アマポーラのため、テオバルトは人外のものに。
そんなテオバルトを救うために、アマポーラは彼の記憶を捨てた。

それでもなお平穏は遠く、アマポーラは命を狙われ続ける。
懸命に守ろうとするテオバルトだが、彼女はその存在すら拒むのだった・・・。

たとえ同じ時間を生きられなくても、たとえすべてを忘れてしまっても、君を守る―。
宿命の愛と冒険の三部作、ついに完結。

感想

花守の竜の叙情詩(リリカ)の3巻

正直感想は・・・

ハッピーエンドでよかった!!

これだけでいいような気がします。
なんかもうそれだけで満足だったんで・・・

今までずっとアマポーラ1人の表紙だったのが今回は
テオバルトアマポーラが2人で雛罌粟の花の中で・・・
いや・・・よかった・・・・本当によかった・・・2人が幸せになれて・・・

まぁこれだけだとさすがに少ないのでちゃんと感想を・・・

今回もやっぱり切ない話でしたけどね・・・

前回は会いたくても会えない2人でしたけど、
今回は会う事はできても前のように触れ合う事ができない・・・

これはある意味で前回の話よりも切ないですね

テオバルトを救うために彼に関するの記憶を消して
彼を人の姿にもなれるようにしたアマポーラ

でも彼等の娘であるエレンはちゃんとテオバルトの事を覚えているし、
アマポーラの記憶にしても、彼の記憶が抜ければ色々と辻褄があわなくなり、
それをきっかけとして忘れた”誰か”の事を考えてしまう。

でも自らの消えた記憶を探ればアマポーラは衰弱し、
悪魔を生み出すキャンディッドと同調したテオバルトの妹・ロザリーの憎悪が
彼女にも向いている為にテオバルトアマポーラを守らなくてはいけない。

テオバルトと同じ銀竜であるラシェルが常に付いていてくれるとはいえ、
自分のために記憶を差し出し、そしてその失った記憶のせいで苦しみ
なおかつ自分の妹に襲われるかもしれないアマポーラを見守らなくてはいけない・・・

なんか・・・すごいきっつい・・・

好きな相手に見知らぬ人の対応をされ、近づきすぎれば記憶を刺激して苦しめてしまう・・・
なんていうか本当に2人には過酷な運命が待ってるな・・・

でも1巻・2巻と体験した経験はアマポーラを本当に強く成長させていて、
失った記憶に向き合い、知らないはずのテオバルトともきちんと関わり、
そして娘であるエレンを一生懸命守ろうとする・・・

過酷な運命があったからこそ、何も知らない王女であった彼女はここまで強くなり、
そしてその強さが悪魔と同調していたロザリーの心を徐々に変え、
最後の最後に彼女が罪を認め、そしてテオバルトの妹として逝くことができたんだと思う。

ロザリーは唯一自分を一人の人間として扱ってくれた兄であるテオバルトに好意を寄せ。
ちょっとした嫉妬から彼の母親が死ぬ原因を作ってしまい、
そしてそれをテオバルトが何も知らずに許してしまったがゆえに
罪を償う機会を失ってしまい、彼女が歪む原因になってしまった。

悪魔であるキャンディッドも元々は月神フォスのために罪人の魂を取り込んでいた。
でも喜ぶ月神のために、罪人に”なりそうな”魂すらも誑かし始めてしまい、
そのせいで対立する事になってしまった。

そちらも好きな相手への想いが原因で暴走してしまい、
己の罪を償う機会がなかったり、罪に気づかなかった2人。
最後の最後にそれぞれ救済されてよかったです。

まぁキャンディッドに対しては、月神フォスが自分の力で本来の姿に戻し
改めて育てなおすという・・・罪を償ったとはいいがたい状況で
微妙に納得がいかないんですけどね・・・・

月神フォスのわがままっぷりと人間不信っぷりはちょっとあれでしたけど
彼女には彼女なりの悩みがあり、そしてやっぱり神として
人を救おうという心もあった。

最後の最後でラシェルテオバルトを人の姿に戻したのは
彼女なりの彼らへの償いと感謝の表れだったのかな?

そして最後はこのシリーズで何度も語られた花
アマポーラの名前の由来となった花

雛罌粟に囲まれた場所で再会するテオバルトアマポーラ

うん・・・本当によかった・・・

記憶を失いながらも、彼が自分が愛する人だと思い出し、
名前も思い出せないなかで、彼を『あなた』と・・・夫を呼ぶ妻の言葉で呼びかけ
彼が帰るのを待ち続けると誓ったアマポーラ

そして一度は人で無くなったがゆえに、『自由に生きろ』と彼女を置いて去った彼
でも今回の別れは一時の事・・・だからこそ『必ず戻る・待っていてくれ』
彼女に伝えたテオバルト

本当にこの2人の愛は深く、そして強いんだと思う。

1巻では別れなければならず
2巻では再会できたけど、それ以上に切ない事に

でも3巻ではより切ない事はあったけど、最後の最後・・・
共に生きていく事ができるようになった

本当に・・・ハッピーエンドでよかった・・・

幼いながらも一生懸命に母であるアマポーラを守ろうとし、
テオバルトとの約束を守って頑張っていた娘のエレン
今後は普通に幸せになって欲しいなぁ・・・

それでは最後に一文。

今回はセリフではなくこのシリーズで何度も歌われた歌の歌詞を・・・
あらすじの作者の書いたこの歌が生まれた経緯を読むと
本当に不思議な感じがします・・・

テオバルトに貰った石にアマポーラが名前を付け、
王女ではなくなった彼女に新しい名前を付けたテオバルト
それが全ての始まりだったように思えます。

あなたが石をくれました
星を拾ったんだと言って 私に石をくれました


それは小さく青く丸い 星を抱えた石でした
名前はあるの? と訊ねたら ないよと答えが返ってきたので
星飼いの石と名づけました
私が名前をつけました
これで石は私のものです


けれど私は気づきました
私に名前がないのです
石すら持っている名前を私は持っていないのです
とても悲しくなりました


欲しいのならば名前をあげる
僕が君に名前をあげるとあなたが私に言いました
私は名前をもらいました
私だけの名前をあなたが呼んでくれました


あなたは私に石と名前をくれました
石には私が名前をつけて
あなたは私に名前をくれて
石は私のものだから


これで私はあなたのものです

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(2010/12/18)
淡路 帆希

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