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棺姫のチャイカ I

あらすじ

目覚めればそこに義妹アカリの美しい顔があった。

「兄様。おはよう」

彼女は四つん這いで、俺―トール・アキュラの上に跨っていた。
枕には、アカリ愛用の鉄槌が深々と突き刺さっている。

戦乱の後フェルビスト大陸を兄妹で放浪し、その日暮らしをしてきたが、
とうとう食い詰めてアカリは俺に業を煮やしたのだ。

「働いたら負けだ」

とひとりごちながら、食料を探しに山林へ入ると、
何かが草むらに潜んで動いている。

凶暴な棄獣かと構えたが、現れたのは小柄な少女だった。

「お・・・襲う?」

黒い衣装をまとい、棺を背負った不思議な少女は、
大きな紫の瞳で俺を見つめる。

彼女―チャイカと俺はこうして出会い、世界は再び動き出した。

感想

富士見ファンタジア文庫の12月の新刊
榊 一郎さんの新シリーズ

あとがきによると『剣と魔法のファンタジー』・『旅もの』という感じに
原点回帰をしようとしたらしいです・・・

すてプリか!?

この作品の最後はメインメンバーが旅に出る事になるが、
王女と護衛2人(兄妹)という形に・・・
まぁ兄と妹という点が逆だし、血の繋がりもないんだが・・・似すぎだろ・・・
この設定でどう違う物語が描かれていくのか期待が持てる。

まぁ細かい設定は大分違うし、王女であるチャイカ自身の戦闘能力もあるので
別物といえば別物なんでしょうけどね・・・

メインメンバーは3人

乱破師(サバター)と呼ばれる戦場で色々な特殊任務を果たす訓練を受けた
トールアカリの兄妹

兄であるトールは・・・なんか色々と駄目なやつ
『働いたら負け』という・・・なんかもう駄目なセリフを言って、
妹であるアカリに養ってもらっているという体たらく。

妹であるアカリは・・・変・・・というか・・・
とりあえず兄であるトールが大好きであるという事はわかるんだが、
それを伝える手段や、いざとなったら剥製でも・・・というちょっと危ない娘

2人はあくまで同じ乱破師の一族の出身で、血の繋がった兄妹ではないようなので
問題は無いんですが・・・どうだろうね・・・

そして『魔王』『禁断皇帝』『大賢者』などと呼ばれ、
彼の死が戦争が終了する原因になるほどの脅威であった
ガス帝国皇帝の娘で魔法師(ウィザード)であるチャイカ

公用語が苦手らしく、言葉がカタコトな女の子
見た目は明らかに幼い感じなんですが・・・
父親であるガス皇帝は記録によると300年以上君臨していたみたい。
彼女も実際の年齢は・・・どうなんだろうね?

戦乱の中でこそ真価を発揮する乱破師として育てられ、
そして過去の悲しい別れが原因で自分の生きた意味を残したいと
強く願っていたトール

だけど戦乱が終わり、平和になって自らの能力を発揮する場を奪われ
生きる目的を失って無気力になっていた彼が、
ただまっすぐに・・・バラバラにされ、その強大な力ゆえに
強力な魔法の素材として使われている父親の遺体を捜し、
そして父を弔おうとするチャイカと出会う事で新しい目的を見つけていくのはいい感じ。

チャイカの存在、そして皇帝の遺体の収集は再び戦乱を引き起こしかねない事。
それでもまっすぐに自分のやるべき事を決めて努力する彼女を助けようと思った
トールの思いがこれからどうなっていくかが楽しみ。

まぁ戦乱が起こったら怒ったらで、自分の真価を発揮できる状況になるだけなので
どっちにしろあまり困らないと思うのですが・・・
彼がチャイカに協力するのはそれだけではないと思う。

主人公が戦乱を求めちゃっていいのかっていう疑問はありますがね・・・

アカリがそこまでトールを好いているのかはまだわかりませんが、
そこらへんはこれから語られるのかな?
なにはともあれこの3人がどんな旅をする事になるか楽しみ。

チャイカを追い、そして今回の話でトール達と戦う事になったメンバーも気になる。

騎士であるジレットにその従者であるヴィヴィズィータ
傭兵ニコライ魔法師であるマテウス

こっちはこっちで色々とありそうなメンバー。
特に最年少っぽいヴィヴィ暗殺者っていうのが気になるな・・・
こっちのメンバーの場合は過去とかが気になる・・・

色々と伏線があるので次回が楽しみ。

最後に一文。

子供の頃、知り合いの女性が山賊に殺され、
彼女が言っていた生きる意味を遺したいという思いを
そのせいで強く想い、乱破師として生きるために全てをつぎ込んだトール
でもその力を使う前に戦乱が終わり、無用の長物となってしまい
無気力になっていた彼。

でもそんな彼が・・・本来なら乱破師としてなんの特にもならない
身を挺してチャイカを助けるという行動をとった。
それは彼の中にその女性・・・ハスミンを助ける事ができなかったという思いが刻まれ
そして彼がその結果得る事ができた力があったからこそ実現した事。

だからこそ、トールが何も残せず死んだと言った彼女にも意味があり、
それはちゃんと今に受け継がれていた。

それを見抜いたチャイカのセリフ。
「ハスミンさん。意味あった」

「トール覚えてる。トール悩んでる。ずっと」

「哀しい事。でも」

「だからきっと。トール。助け。くれた。私──に」

「ハスミンさん──に。感謝」

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(2010/12/18)
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ジャンル : 小説・文学

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No title

kenkenMk2さん

お疲れ様です☆

私は王道ファンタジーはあまり読まないほうなんですが、楽しめました^^
とくに戦闘シーン等の文章力の安定感を感じる作品だと感じました。

失礼します(*- -)(*_ _)ペコ

Re: No title

コメントありがとうございます

> とくに戦闘シーン等の文章力の安定感を感じる作品だと感じました。

作者さんは王道ファンタジーになれているといえば
なれているでしょうからね・・・
アニメ化までしましたしね。

No title

確かに文章力をこの作品からは感じました。
しかし担当さんが凄腕じゃなくなってしまったのが気がかりです・・・
このまま順調に発展していけばいいのですが、M女史やたなぽん様じゃなくなりO様になったということは一抹の不安を覚えています

ではコメント失礼しました。 棺姫のチャイカに栄えあれ
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