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竜と勇者(あいつ)と可愛げのない私 3

あらすじ

魔王退治の旅を続ける魔法少女のアンジュたちに、
セスタス城砦が魔王の娘に乗っ取られたという知らせが届く。

王宮魔術師として見過ごすことのできないアンジュは、
嫌がるヘタレ勇者レックスの尻を叩き、セスタス奪回へと向かう。

しかし道中出会ったのは、セスタスを乗取った姉を止めようとするもう一人の魔王の娘だった。

本来なら、彼女もまた倒さねばならない相手のはずだが、
彼女に協力して一緒に姉を説得するとレックスが言い出して!?

アンジュとレックスの関係もちょっと気になる、新感覚ファンタジー第3弾。

感想

竜と勇者(あいつ)と可愛げのない私の3巻

良い感じになってきた・・・

1巻で魔王討伐の旅にでる事になり、非道な魔王の娘であるロンブローゾを倒した。
この1件でアンジュレックス勇者としての資質を知り、
そしてレックスはたとえどんなに辛くても、誰かを守るために剣を振るう決意をした。

2巻でアンジュレックスの幼馴染であるウェルチと最初は張り合いながらも
最終的には大切な友人同士になり、そして彼女と死に別れる事に。
その経験で友の遺志を継ぐ為に、そして自分自身の意思でレックスに仕えて
魔王討伐を果たそうと決意したアンジュ

そして今回の3巻で2人がした決意は共に結構大変な事・・・

レックスは戦う決意を・・・自分がどんなに傷ついても、
そして相手を傷つける事がどんなに辛くても護る為に・・・
そして意思を相手に伝える為の・・・

アンジュレックスをただ信じる事を決意
彼がどんな選択をしてもそれを支える事に

なんていうか2人とも良い感じに成長した感じ。
2人の絆は今回の話でさらに近づいた感じがします。

レックスアンジュレックスの兄であるレイヴェンの話をすると不機嫌になったり
アンジュに励まされれば元気が出たりと、
明らかに彼女への好意が見えるようになってきてます。

アンジュアンジュで気になって入るようですが・・・自覚はないのかな?

そして今回の話でさらに色々と複雑な事になってしまった人間関係

新しく登場して今回の事件の中心となった2人の魔王の娘
アイネイアノェル

前回の人と魔人の戦争においても
その優しさゆえに戦いに加わることなかったアイネイア

彼女の敵であっても傷つける事を否定する部分は
レックスに似ているところが。

もう1人のノェルは末の妹であるがゆえに純真で
やっぱり戦いを嫌っている。

これは・・・別の意味で強敵というか・・・

魔界では男性だけが感染するといわれる黒死病という病気のせいで
男性の数が激減しそれが魔王・メイ=ヘムが人間の世界への侵略を決意した。

視点を変えれば魔王は自分の住む世界を、そしてその世界の人々を救うために
戦う事を決意し、娘達もその父親のために力を尽くした・・・

視点の変化による善悪の逆転はよくある事だけど・・・
これを理解してしまうとお互いに戦いにくくなるよね・・・

レックスノェルの姉であるロンブローゾを倒した事を気に病んで謝れば
ノェルの方は悲しいけど、姉がした行為がレックスを苦しめた事がわかっているから
謝ってくれた彼を許した。

そしてアイネイアも民のために戦う決意をしたけれど
なるべく最小限の犠牲で・・・ランドールフェブロニアの最強の戦士だけを
倒す事で両国の士気を下げて無力化しようとし、
でもその優しさを捨てきる事ができず、
嘘をついてでもレックスに自分と戦わせ死ぬ事で
魔界の王女としての責任を取ろうとした

ノェルはともかくアイネイアの方は圧倒的な力を持っているんですが
そことは全然別の意味で戦いづらい相手ですね・・・

レックスの力とアンジュの新しい魔法による連携でアイネイアを倒した2人。
でも彼女にトドメを刺す事はせずに、新しい道を示した。

侵略なんて強引な手段ではなく、協力する事で黒死病を克服する。
魔人であり、魔王の娘であるアイネイアノェルには厳しい道かもしれないけど
本当に優しい2人にはそれが一番相応しい道だと思う。

まぁ簡単な事ではないでしょうが・・・

そしてこの2人との出会いによってレックス魔王・メイ=ヘムと改めて戦う決意を。
でもそれは相手を倒す為ではなく話し合う為。

戦って自分の力を認めさせ、そして話し合う。
普通に戦うよりもはるかに難しい道を選んだレックス
でも彼にはこれが多分一番相応しい道

今回の話はアイネイアにとってもレックスにとっても
今後の為の重大な転機になった事になりそう。
この決意が今後どうなっていくか期待です。

そしてもう1人の新キャラ

前回登場したソーマと同じフェブロニア『恒久平和の実現者(ピースメーカー)』
であるジェイド

ソーマとは全然違う性格で結構気さくな感じ。
フェブロニアの女帝・ティアマリアにのみ命令する権限がある
彼の今回の任務はアイネイアをどうにかすること。

という訳で姉を止めようとするノェル
それを手伝う事にしたレックスと協力する事に

ソーマとは全然違いますね・・・

性格の方も暗殺を専門にしている割にはマトモで
戦う理由もティアマリアを愛しているためという凄くまっとうなもの。
なんていうか・・・いい奴です。

まぁやっぱり敵国の人間なんですが・・・
前回のソーマが性格的にも色々とアレだったために
フェブロニアに対する印象が悪くなっていたんですが
彼の存在と彼があそこまで愛するティアマリアが治める国となると・・・
一体どんな感じなんでしょうか?

だんだんと魔王勇者が・・・敵国をみんなで・・・
という勧善懲悪路線から離れていってますね・・・
それはそれで面白いんですが。

そして何気にジェイドの正体がレックスが探していた
四天竜の1体である黒竜・ヴリトラだったりと急展開がありましたが
最後は良い感じにおさまったのでよかった。
前回は悲しい終わり方だったからなぁ・・・

銀竜・ユランがいる場所に至る為の情報があるであろう
フェブロニア国内の施設への紹介をジェイドがしてくれる事。

ジェイドの・・・黒竜・ヴリトラ竜宝玉
フェブロニアの女帝ティアマリアが現在所持している事。

そして最後にレックスの前に現れたレックスの兄・レイヴェン

色々な伏線が残されていますけど・・・次回はどの方向に進むんだろうか・・・
楽しみに待っていようかと。

最後に一文。

アンジュが世界の人々全ての命運を背負う自身がないと嘆くレックスにかけた言葉。

たとえ勇者でも英雄でも自分の目の届かないところで傷つく人を救う事はできない
そして時には大を救うために小を見捨てる選択をしなくてはならない

でもそんな事をレックスにはできない。
だからこそ彼の優しさを・・・強さを知っているアンジュはこの言葉をかけたのだと思う。

目の前に困っている人がいたら救いの手を差し伸べ、
誰かの為に戦える・・・そんな勇者であるレックスにだからこその言葉

「私はもう、世界のために戦えとは言いません。
 国のために戦えとも言いません」


「レックス様、あなたはあなたの目に映る、
 あなたが守りたい人のために戦ってください」


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