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神さまのいない日曜日 Ⅳ

あらすじ

神様は月曜日に世界を作り、日曜日に世界を捨てた。
そして最後の奇跡と呼ばれる“墓守”が生まれた。
それが、15年前。

消えた傷持ちを追い、霧の街へ迷い込んだアイ。
人っ子一人、死者一人いない奇妙な街で、アイは雲を突き抜けて鎮座する奇妙な塔に遭遇する。

“世界塔”―人々の願いを、叶える場所。

アイは、アリスやユリー、ディーらと共に、傷持ちの手がかりを追いながら、
世界塔へと足を踏み入れるのだが―?

死者を埋められない墓守。
妹のために石を積む兄。
願いが叶うという塔で“最後の奇跡”墓守アイが願う夢は――

感想

神さまのいない日曜日の4巻

前回の話で自分にとっての『世界』『望み』を見出したアイ
今回は前回の続き・・・育児放棄していなくなった傷持ち(スカー)を探す話

舞台はそれを登るものの『願い』を何でも叶えるという世界塔
ある意味で人間にとっては抗う事が難しい場ですね・・・
天国を望めば天国が、地獄を望めば地獄が、
誰かを愛したいと思えば・・・食べたいと思えば・・・死にたいと思えば・・・
どんな願いでも叶える不思議な力を持つようになった塔と
その塔を作り続ける”兄”達

その塔の中でアイは・・・て感じなんだけど
今回はアイ以上に気になった3人がいるのでそれぞれピックアップ

傷持ち(スカー)、可愛い・・・

セリカと出会い、彼女を娘として・・・母親になった傷持ち(スカー)
でも彼女は人間ではなく墓守であり、自分が墓守であるという認識を強く持っていた
でもセリカとの触れ合いの中で徐々に墓守としての自分から変わっていく事に
恐怖を覚え、墓守としての自分を取り戻す為にセリカを置いて
死者を埋める為に世界塔に来た・・・

でも彼女は他の墓守が埋めるべき死者を埋める為に
もう戻ってはこれない境界を越えていったのに対して
そこで躊躇して立ち止まってしまった・・・

そこで躊躇してしまった時点で彼女はすでに墓守とは足りえず
人間と変わらないって事なんでしょうね・・・

アイ傷持ち(スカー)もそこから先には進めない
でも墓守は自分がどうなろうと埋めるべき死者がいれば進む
そこにすでに大きな違いがあるって事ですね。

アイはもちろん2巻以降の傷持ち(スカー)は表情豊かになってきてますし
今回の挿絵の不安そうな彼女の姿はかなり可愛かった。
今回の話で色々と吹っ切れた感じだしこれからの彼女の行動に期待

ディー・・・怖っ!

世界を救うために・・・今の死者が死なず、墓守が埋めるという不自然な世界を正す為に
人間を滅ぼす事で大きい視点での『世界』を救おうとする彼女。

前回の話で、その目的がアイとは敵対するという事で
アイを『敵』と認識した彼女。
でも何気に普通にアイ達に同行して、色々と楽しそうにしてたんですが・・・

マジで怖いわーー

魔女である彼女は囁く事で人を動かす。
でも今回の話で彼女の恐ろしさがよくわかった・・・

囁く時も直接ではなく、相手がまるで自分の意思で決めたかのように勘違いするように
相手の思考を考えきった上で囁く・・・

行ってほしい方向をあえて『行きたくない』『危険』と囁いたり
全てを語らず一部を語ることで相手を誘導する・・・

ある意味直接的な暴力以上に怖いですね・・・
気づいたらいつのまにか彼女の思い通りに、しかも自分で考えて行動したと錯覚している

今回の最後・・・人の願いを叶えるという世界塔
破壊するためにアイ達を利用しようとしたけど
途中から自分の手で・・・直接破壊する事にしてアイ達と対立。

どうにか破壊前に脱出したアイに・・・それでもディーを救う事を諦めない彼女に対して
自分の囁きで集めた者をけしかけ戦闘に・・・

ちょっと意固地になってる気もするな・・・

彼女のちょっとした反応から和解の可能性はなくもないと思うんだけど・・・どうだろ?

アリスが何かを・・・アイに決めた事にとてもショックを受けたりしてたから
ディーにとってアリスの存在が特別なのかもしれない事、
そして今回、彼女に協力した世界を救おうとしているらしい異能者達・・・
まだまだ彼女の周辺も色々とありそうでこれからが楽しみ。

小悪魔っぽくて嫌いではないし可愛いから・・・和解してくれるといいんだが・・・

そして最後・・・今回の最大の活躍をしたキャラクター・・・

あれ?ユリーがなんか・・・かっこよくね?

1巻でアイと出会い、彼女の世界を救うという旅に傷持ち(スカー)と共に同行する事になった
アイの父親であるキズナの友人

メンバーで唯一の大人で色々な伝手を持っている彼だけど、今まであまりパッとしなかった
でも今回の話では大活躍だった・・・

っていうかこのオッサン、テンションがおかしい事に・・・

アイに旅に同行した真意を聞かれ、彼が同行したのはアイの目的に賛同したからではなく
アイの夢が敵わなかった時にそばにいて彼女を救うため
まぁアイの夢はある意味で無謀なものですし、大人であるユリーらしいといえばらしい

でも望みが叶う世界塔で彼の願いも叶うかもしれないとアイに言われても
彼のアイのそばに居るという決意は変わらなかったし、
アイがそういう事で悩んでいるのを知って色々と思う所があったみたい・・・
そこで彼が出した結論は・・・

『俺はお前の、父親になる』

あれー?
何気にこの人も時として突飛です・・・
死んでしまった実の娘・アイセリカセリカの妹であるウッラ

彼女達全員の父親になり、アイに父と呼べと言って拒否されたりと
ちょっと面白かった

でも彼は彼でアイが悩んでいた事などを知って、覚悟を決めたみたい。
アイが夢をけっして諦めないあるように、

ユリーはアイ達をけっして見捨てない

なんか今回は本当にかっこいいです・・・この人・・・
揺れていた傷持ち(スカー)の気持ちを最終的に動かしたのも
彼の突飛な発言(最後の一文参照)だったし
今回は何気に大活躍だった・・・

傷持ち(スカー)への突飛な発言の事もあるし、
セリカを娘として考えているとも言った・・・

まさかのユリー傷持ち(スカー)の今後の関係に色々期待したくなった。
何気に今回は告白(?)、お姫様だっこを達成
さてこの2人・・・どうなる・・・

他にもアイ世界塔の力で叶えられた両親との再会のシーンもよかったですね。
アイにとって”都合のいい両親”などではなくまるで本物の2人のように
願いに囚われそうなアイを叱り、でも優しい言葉をかけてアイが先に進むように促した2人
少なくても彼らは”偽者”ではない気がしてちょっとよかった

最後はアリスアイに助けてほしい事がある事を告げて終了

次回はアリスの過去とかそっち方面の話になっていくのかな?
それはそれで楽しみ

ちょっと残念なのは挿絵
セリカ傷持ち(スカー)の方向を察知していたんだけど
塔の上にいる彼女を指し示す為に斜め上に向かってジャブを繰り返すって描写があったんだが
それが絵として見てみたかった。
だって・・・ジャブって・・・

最後に一文。

アイの旅の同行者にしてアイの父であるキズナの親友であるユリーのセリフ

墓守として塔の先に進む事ができず立ち止まってしまった傷持ち(スカー)
墓守には戻れない自分がどうすればいいかをアイに問い、自分で考えるように言われ
さらに娘であるセリカを前に大いに悩む彼女にユリーが言ったセリフ
自分で立ち上がれるように突き放したアイに対して
彼の言動は一直線・・・
今回はやっぱりかっこよかったけど・・・これを女性に言うのはどうなの?
思いっきりプロポーズじゃねーか・・・

「黙って俺に付いてこい!!」

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(2011/02/19)
入江 君人

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