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アンチリテラルの数秘術師(アルケミスト) 2

あらすじ

「私はまだ、“φ”のままなんだ。・・・こんなふうに思うのは、きっと君に出会ってからだ」

あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。

俺には少しずつ心を開いているものの、
ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。

そんな時、俺は再び“歪んだ無次元数”を見ることになる。
連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たち―─。

平和になったはずの東京に現れた、“集合”の災厄の数。
“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。

新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。
“数”の異能力アクション、第2弾開幕。

感想

アンチリテラルの数秘術師の2巻

表紙はメインヒロインである雪名
これじゃ・・・今回の話のラストバトルの時の姿かな?
いい感じです。

カラーイラストとか見ると雪名が印象よりも幼くなったって感じるな・・・
まぁ可愛いからいいけど。

今回は新キャラとしてツンデレキャラが登場します・
態度・見た目・言葉づかい・・・相手に怖いという印象を与えやすいキャラで・・・
でも根は熱くてまがった事が嫌いで・・・そして何気に優しい・・・

いや・・・まぁ・・・男ですけどね!

明津 憲剛・・・誠一雪名のクラスメイトでありながらほとんど登校していない
不良グループのリーダーとも噂される強面

最初はいかにも敵って状況・・・連続殺人事件が発生してる状況下で女性を襲ってたという出会い
あまりにも露骨過ぎる状況なんですけどね・・・
そして再会時には攻撃を仕掛けてきた挙句に雪名の心を傷つけるような・・・
彼女の両親が『東京内戦』という戦いを勃発させた原因でもあり、憲剛の両親も・・・
そして多くの人がそのせいで死んだ・・・という事実を突きつけるという・・・
典型的な悪役っぽさを見せてます。

まぁ・・・その怒りは雪名に向けるべきものではないけど・・・間違いともいえないんですけどね・・・

実際は街で起きている連続殺人事件の犯人であろう『災厄の数(アルへスト)』
『教団』の依頼で追っていた『傭兵』ともいえる『炎の符術士』

この性格・・・見た目で符術士・・・炎はいいけど・・・術士?

いや・・・うん・・・偏見はよくないけどね・・・某作品の風術師さんとか外道だったしね・・・主人公なのに

最初は嫌なやつって感じだったけど筋が通っている事ならちゃんと聞くし
冷静さも最低限持っている感じだし、誠一の言葉や雪名と接してみた事で
ちゃんと雪名個人と彼女の両親の罪は別である事を最終的にはちゃんと気づいてる。
物語の終盤では敵によって学校中に彼女の両親の罪が知らされてしまい、
ショックで動けなくなり、敵に捕らえられそうな彼女を助ける為に、
『犯罪者の娘』・・・を助ける事を戸惑うクラスメイト達に発破をかけて
誠一の言葉とあわせて説得を成功させ・・・それが事件解決の糸口になった。

事件終了後は何故か雪名に弟子入りしたらしく、彼女に対しては態度が下手になってたりと
なんか面白いキャラだった・・・
こういうキャラも一種のツンデレだよねー

ってか弟子入りした経緯がわからん・・・雪名の圧倒的強さに憧れた・・・とかかな・・・
出会った時は精神的にメタメタに痛めた上で炎をぶち込んだのにな・・・
いいのか憲剛・・・それで・・・

そして敵・・・来栖 真意

誠一雪名のクラスメイトである雛木 叶苗の親友であり
『集合』『災厄の数(アルへスト)』

本人は『器』であり捕食する事で相手の影響力や肉体そのものを奪い取る事ができ
さらに奪った影響力の影響下・・・部下や雇用してる人間などを操る能力・・・

ってかなんて恐ろしい・・・

簡単に説明するなら

校長を食べれば学園の教師&生徒を・・・
総理大臣を捕食すれば日本人を・・・
大統領を捕食すればその国の人間を・・・

と影響力のある人間を取り込むごとに影響力を増していく恐ろしい存在。
まさに『世界征服』を成し遂げえる力っていえる感じ。

ありとあらゆる攻撃ですら己に吸収して力とする事もできたりとまさに反則級・・・

まぁそういう意味では数秘術師でありながら
『無限』『災厄の数(アルへスト)』である雪名も反則なんですが・・・不死身ですし・・・
真意の場合は雪名ですら捕食する事ができるという・・・天敵状態・・・

でも前回の『確率』『災厄の数(アルへスト)』を相手に『新しく生まれる可能性』を信じて戦い
これに撃退した時と同じように誠一は自分ができる精一杯の力で・・・
ただ数式の異常を視認できるだけの自分にできる最大限の事をする事で未来を切り開いた・・・

真木が社会を形作る人間関係・・・”主従の写像関係”によって人を操り従わせた
だけど誠一が成したのは優しさが・・・誰かを思いやる気持ちから生まれる”優しさの写像関係”

たとえ雪名の両親が大きな罪を犯したとしても・・・自分の家族が失われる原因となったとしても
彼女自身に責任はないと・・・そして彼女がどんなに優しい娘か知っていたからこそ
誠一や・・・憲剛の言葉で雪名を救う為に協力してくれたクラスメイト達によって繋がれた
その”優しさの写像関係”が雪名に・・・自分を許してくれた”友達”を守る為に再び立つ力を与えた・・・

真意が使ったのが上下の関係だったとしたら、誠一達が構築したのは横の関係
誰かが特別ってわけではなく・・・誰もが誰かを助けえる関係・・・
どちらかというとそっちの方がやっぱりいいですよね・・・
上下関係が不要ってわけではないんですが・・・

こういう事に気づく・・・これこそが彼が『教団』や今回登場した教団の執行官であるタデウスから
『数の支配に屈しないもの(アンチリテラル)』と呼ばれる所以なのかも・・・

でも真意の事はちょっと切なくもある・・・
父が警視総監で母がキャリアウーマンで子供の頃から完璧を求められ
それを成しえない自分への両親の失望や自身への失望・・・
そしてそこから生まれた完璧な存在への欲求が真意『災厄の数(アルへスト)』に導いた・・

けれど孤独だった彼女の唯一の光・・・
いつも彼女に笑いかけ、一緒にいて笑ったり悲しんだりしてくれたたった1人の親友である
叶苗への憧れ・・・それが彼女の真の望みであり、だからこそ最後の時は
雪名の自分への攻撃に巻き込まれそうになった叶苗を無意識に庇い、
そして叶苗に本当の気持ちを伝え亡くなった・・・

彼女が本当に欲しかったものも皮肉な事に誠一達が気づいた”優しさの写像関係”・・・
誰かと心から繋がりあいたいと・・・友達になりたいというのは・・・ちょっと悲しい感じだった。
なんとか・・・ならなかったんだろうけど・・・やっぱ悲しいな・・・

許される事なんてないと思っていたのに・・・許され、友達と繋がる事ができた雪名
自分が“φ(から)”ではないと・・・・自分が誰にも影響を与えない存在ではないと
確信できるようになった事は純粋に良かったんだけどね・・・

憲剛が言っていたこの世の全ての真理を数式で記した『ラジエルの書』
真意『災厄の数(アルへスト)』にした『変革の石』の出所

って感じで伏線もまだまだあるし誠一の両親と雪名の両親の因縁を
まだ子供達は知らない事とか・・・
叶苗誠一に気があるような感じがする事とか・・・いろいろ気になる事もある。

今後の展開も楽しみ。

そして何気に・・・今回は話題にしかでてきていない前回の中心人物の1人であり
主人公の妹である愛架・・・前回はヒロインといっても差し支えなかったのに・・・
今回はまったく登場せず・・・ちょっと残念・・・

最後に一文。

誠一のセリフ

真意との最初の戦いの時、弱いのだから逃げろと憲剛に言われた時に彼が言った事。
勝つ見込みがない状況でそれでも無謀に戦いに挑もうとする憲剛を思いとどめ、
そしてこのセリフが憲剛が最終戦の時にクラスメイトを説得する事につながった・・・

自分が弱い事を十分理解したうえで、それでもその事は”逃げる”事への理由にはならない
格好いいな・・・こいつ・・・

「・・・俺はお前が言う通り、確かに弱いさ。だけどな。
 自分が弱い事を理由にすれば、
 お前を見捨てて1人逃げ帰った自分を、
 納得できる人間でもないんだぞ。
 舐めるなよ・・・・・・!」


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