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バカが全裸でやってくるver.2.0

あらすじ

ついに僕はデビューした。

ずっと夢だった、憧れの職業。

小説家になった。

すべてがバラ色、これからは何もかもがいまくいく・・・はずだった。

デビュー作の『バカが全裸でやってくる』は、売れなかった。

それはもう悲しいほどに。

そして僕の小説家人生はまだ始まったばかりだった。

担当編集から次作に課せられた命題は、『可愛い女の子を出せ』。

まてまて。

なんだその意味不明な無理難題は。

好きなものを好きなように書くのが小説家じゃないのか?

業界を赤裸々(?)に描く問題作登場。

↓話題沸騰の問題作の続編に、著名小説家からも反響続々!

『オススメ小説』──橘川英次

『え、これ俺が推薦していいの?』──町高幸喜

『里見の謎を思い出しました』──伊香亜紀

『あいたたた』──芦原時計

『訴えられますように』──甲斐抄子

※この作品はフィクションであり、実在する作家・小説賞・団体とは一切関係ありません

感想

バカが全裸でやってくるの2巻

まさか・・・2巻がでるとは思ってなかった・・・
そしてあいかわらずの表紙だ・・・

一応、書いておきます・・・感想を読まない方がきっと面白いです・・・
なんもわからず読んだ方が絶対おもしろい・・・

くどいようですが・・・この感想を読まずにこの本を読んだ方がいい!
マジです・・・本気と書いて・・・マジです・・・







という訳で感想を・・・

だーまーさーれーたー!!

ってか気づかんかったー!

途中何度か違和感があったんですが最後の最後・・・『あとがき』を読むまで
この本がどういう形式で書かれているのか全然気づかなかった・・・

この作品はこの『あとがき』・そしてその後の作者の解説・・・全て含めて1冊の本になってる感じ。
そこまで読む事で初めて色々な事がわかるという・・・
なんとも変わった形式の1冊でした・・・

読み終わって感心してしまいましたよ・・・なんていうかこう・・・
1冊フルに使ったイタズラにあった気分で・・・

正直感想どうしたもんか・・・って感じです・・・

とりあえず話の内容は前回の1章で小説家を目指していた『僕』が最後に書き上げた原稿が
なんやかんやあって(賞は受賞できなかった)出版にこぎつけ晴れて小説家になったその後の話

『甲斐 抄子』と一緒に本の発売日に本屋に言って
ニヤニヤしたり(本のタイトル『バカが全裸でやってくる』

帰りに一緒にご飯食べたり・・・
同じ賞に応募して受賞した『伊次原幸子』に嫉妬したりライバル心を持ったり

前回登場の全裸『バカ』が来た時に
自分の買った自分の本にサインがしてあって逆に感心されたり

続編をだしたら売れずに、新シリーズを編集からのアドバイスを生かして書いてみたら
そこそこ売れた上に続ける気はなかったのに続きを求められ、
ネタを出すのに苦しみながら書いてたらアニメ化が決定してさらに引き延ばされ・・・
という自由にならない葛藤で胃を痛めたり

『甲斐 抄子』と夏祭りに行ったり、『甲斐 抄子』と大学で一緒に食事をしたり
『甲斐 抄子』が風邪をひいたら呼び出されて看病に行ったり
現実逃避の為に『甲斐 抄子』と一緒にラーメンを食べに行ったり

『伊次原幸子』と本の売り上げで勝負するために3月から年末まで連続刊行を目指し
彼女の本の売り上げメールが嬉々として送られてくるようになったり

『負けました』と負けを認めるメールを『伊次原幸子』に送った後に
『甲斐 抄子』の元を訪れて『勝ったら結婚してくれ』とボケたり

小説を書くのが楽しくなくなって、夢も見なくなって(夢は叶えたけど)
それでも小説を書いていく・・・って終わり方

そして最後の5章で唐突に一人称が『僕』から『オレ』に変更になり
1章で本を見に行く前の・・・本の発売が決定した頃の時期に逆戻り

大学の帰りに『甲斐 抄子』と出会い、晩飯を一緒に・・・となって
酒を飲みつつ小説家の先輩として彼女にちょっとしたアドバイスを貰いつつ
最後は編集に本のタイトルを『バカが全裸でやってくる』でとお願いして終了。

主人公である『僕』もしくは『オレ』がまさに小説に恋している・・・って感じです

ここまで延々と感想じゃなくて今回の本で『僕』もしくは『オレ』に起きた事
思ったことを羅列したわけですが・・・

読んでいてまず思ったことは

お前らもう付き合っちゃえよ!?

って事でした・・・

お互いに異性として意識していないだとか、会うごとに仕事で真っ青な顔で・・・とか言ってるけど
やってる事が普通の恋人同士とあんまり大差ねぇよ!って感じでした・・・

その上、『伊次原幸子』なんて同年代のライバルヒロインっぽいのまででてきて
なんか恋愛関係で進展があるのかな・・・とか思ってたんですけどね・・・

それが・・・それが全部・・・この話が全部・・・1章から5章+『あとがき』が・・・

それぞれ別の小説家が書いた短編集(って設定)だった!?

『あとがき』でそれぞれの章を担当した小説家の言葉・・・が載っているんですが
その小説家は群像劇だった1巻に登場した5人の小説家

『橘川英
『町高喜』
香亜紀』
『芦時計』


そして言葉が載っておらず、『あとがき』も担当しているらしい5人目

この5人が『バカが全裸でやってくる』を書いた『僕』の未来を書いたって体裁の作品
というのがこの本の正体

最初の方に書いたけど『あとがき』を読んで初めてそれに気づきました・・・
何気にこの本の帯に書いてある推薦文もひとつのヒントになってたんだな・・・

『あとがき』すらも作品の一部で5章と『あとがき』を書いたのが自分で
色々とミスリードもしている感じなんですけど何個かヒントも残している

ヒント1は『伊次原幸子』

これはそれぞれの作家が勝手に作り出したオリジナルキャラを
整合が取れるようにするために統合したキャラであり、
何気に登場する章によって性格が違ったりして違和感があった。

そして彼女の『名前』の由来・・・が5人目を推測するヒントになっている。

ヒント2は『僕』という一人称が5章では『オレ』になっている事

これを書いた人物だけがこの『僕』が普段は『オレ』という一人称を使っている事を
知っている人物であり、これだけが本当の1巻の続きだ・・・
というような事が書いてある・・・

これらから推測される5人目は・・・

『甲斐 抄

になるんですけど・・・さてどうでしょうか・・・

ヒント1は『伊次原幸子』がそれぞれの章を書いた小説家の名前から
1文字ずつ貰った名前・・・ってのが正解だと思われる。

そして余る文字は・・・『子』だけ・・・
名前が明らかになっているキャラでこの文字を使っているのは・・・彼女だけ

ヒント2に関しても『僕』もしくは『オレ』の師匠であり大学の同期生でもある彼女なら・・・
顔見知りで普段も顔を合わせている彼女だけが他の人と違って
彼の本当の喋り方を・・・一人称を知っている・・・という事

うーん・・・色々考えれて面白いな・・・これ・・・

何気に『甲斐 抄子』の師匠である『町高幸喜』が担当した部分が
彼女が風邪をひいて看病されるシーンだったのも笑える・・・
弟子の生態を書くところは筆が載ったらしい・・・オイオイ

それと『甲斐 抄子』の親戚のお兄ちゃん・・・『自称・殺し屋』って・・・
『探偵・花咲太郎シリーズ』木曽川さんなんだろうな・・・

web連載の『ちょっと無敵、だいたいこども。』の主人公が木曽川シュンって名前で
ショウコって従姉妹が毎年夏休みに絵日記を送ってくるので読んで感想を・・・ってシーンがあるので
多分間違いなくコイツがそうなんだろうけどね・・・

『橘川英次』『電波女と青春男』『僕の小規模な奇跡』でも名前が出てきたりするし・・・
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』でも登場してた

なんだかんだと・・・あいかわらず他の作品とのクロスが匂わされてるな・・・

それと『オレ』という一人称によって『僕』こと『オレ』が1巻の『バカ』
全裸で走っていたキャラと小説家を目指す『僕』と同じキャラで
別の視点で・・・というのは作品上の演出かも・・・って説が濃厚になってくる・・・

つまりこの本の主人公であり新人小説家『伊香亜紀』の息子で
『芦原時計』の従兄弟である・・・という事になるんだけど・・・
これもまだ確定じゃないんだよな・・・

読んだ後に読者が色々と考察できるのは楽しい・・・
まぁはっきりわからないモヤモヤもあるんですけどね・・・

上の5人目が『甲斐 抄子』ってのすらあくまで考察で事実とは明言されてない訳ですし。
今回のこのギミックというか・・・この仕掛けは面白い趣向だったと思う。

さらにこの未来が本当にあった事なのか、
それとも完全にフィクションなのかすらわからないんですけどね。

全部読み終わってもう一回色々と読み返し、その上でさらに感心する・・・
そんな作品でした・・・

まぁ・・・実際のところ・・・現実には全部『入間 人間』さんが書いてるわけですけどね・・・
それにしても・・・面白かった・・・

こういう・・・ラノベっぽくない作品で・・・独々な感じがあってこの人の作品は好き
何気に・・・既刊全部持ってるもんな・・・この人の作品・・・

そして前回に続いて作者自身の体験を語っているっぽい部分もチラホラ・・・
特にレーベルからだした2シリーズ目で

『水色の髪の自称宇宙人が登場する』
『1巻目でそのキャラが抱える問題が解決』
『2巻目で働き、夏休みイベントや文化祭』
『8巻くらいまで求められたアニメ化した作品』


をネタぎれやあまり書きたくないのに編集に書かされて胃が・・・という部分があって吹いた
いや・・・これって思いっきり『あの作品』の事だけど・・・
マジなの?っていうか書いちゃっていいの?
って感じでした・・・そうだったのかーって感じ・・・

なにはともあれ・・・マジ面白い1冊でした。

そして・・・何気に来月からこのシリーズがコミカライズ・・・え?マジで?って感じです
『アルティマエース』って雑誌みたいだけど・・・創刊なのかな?
とりあえず読んでみようかと・・・

キャラの外見がわかるだけでも色々と想像の幅が広がりそうだし。

それと文庫に挟まってた『MW文庫ヘッドライン』ってチラシで
『ドキドキするもの、見つけた』ってエッセイの7回目でちょうどこの作者さんだったんだけど
そのタイトルに本音がでまくっていて笑った

『なんで俺が7番目なんだよ』

1番目がよかったんですね・・・きっと・・・『甲斐 抄子』のように・・・

最後に一文。

5章の『甲斐 抄子』『オレ』の会話・・・
結局どっちも・・・小説バカなんですよね・・・この人達・・・

「小説書くの、楽しいですか?」

「思い通りにいかなくてちっとも楽しくねぇよ

「大好きだけどな」


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No title

1年半も前のレビューにコメントしてしまい申し訳ありません(><;)
でもどうしても意見交換したい考察があるのです・・・

私は前作の「バカが全裸でやってくる」を読んだときに不思議に思ったことがあります。それは1章と5章のタイトルが同じであったことです。読み終わった後もかなりモヤモヤしていました。
しかし、この〈Ver.2.0〉を読んだことでモヤモヤは晴れ、ある推論を思いついたのです。

その推論とは
『2巻作中に出てくる「オレ」の著書である「バカが全裸でやってくる」という本は1巻1章の「バカが全裸でやってくる」そのものではないか、そしてこの著書は「オレ」の実体験では?』
というものです。

その根拠の一つ目は1巻の描写の「新人賞は、指定したフォーマットで130枚まで」という言葉です。
実は1巻の1章の総ページ数は130ページなのです。

二つ目はやはり、1巻の「あとがき」の「『僕』なんて実在しない」と、2巻の甲斐抄子による「あとがき」の「『僕』がオレという一人称だった」という点です。

ここから先は以上のことを踏まえた私の憶測です。
私は1巻の1章における「僕」に向けて言った甲斐抄子のセリフはすべて「オレ」が実際に聞いた言葉。「僕」に語りかける「バカ」の言葉は作者である「オレ」の言葉なのではないかと思うのです。
そして1巻ラストに「オレ」が出会ったのは「僕」ではなく、甲斐抄子だったのではとも思うのです。
この2つの憶測が正しければ1巻の甲斐抄子の最初のほうのセリフの「あなたは確か、居酒屋から全裸で帰った人」というその場にいた人間ならまず間違えない勘違いにも納得いきます。

最後に私の出した結論です。
「僕」という人物は「オレ」の書いた本の「バカが全裸でやってくる」の登場人物であり、入間人間氏の「みーくん」や「丹羽真」などがいる世界には「僕」は存在しない。

長すぎる文章を書き込んでしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m
もし気持ち悪いと感じたら削除していただいてかまいません。

もしよければ返信をお願いします。
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