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氷結鏡界のエデン 8 悲想共鳴-クルーエル・シャウト-

あらすじ

「シェルティス、思いだして。
 天結宮の錬護士であったあなたは三年前、穢歌の庭に転落していくユミィを庇って助けた代償に、
 自分が穢歌の庭に堕ちてしまったのですよ」

異篇卿イグニドによって告げられた事実に混乱する天結宮。

イグニドの企みを阻止すべく帰還したシェルティスだったが、
上層部によって身柄を拘束されてしまう。

そんな中、シェルティスとユミィの関係を知ってしまったモニカは、固く心を閉ざしてしまい…

生死不明のレオン、狙われる春蕾、バラバラになった部隊の思い、
そしてシェルティスに新たな試練が降りかかる―。

少女の選択が壊れた絆を取り戻す、重層世界ファンタジー。

感想

氷結鏡界のエデンの8巻

今回からエピソード2という事で状況が今までと大きく違ってます・・・
一番大きいのはやっぱり前回の話で起きた事・・・

シェルティスの正体と魔笛の事がバレた

これが大きいですね・・・それでもイグニドの企みを・・・巫女を狙うという彼の企みを知らせるために
天結宮に戻ろうとする。

でも上層部は保護しようとするユミィの力が及ばないうちに、自分の息がかかった人間を派遣し
シェルティスを捕縛・・・という流れに・・・

どんな世界にも・・・バカはいる・・・

シェルティス『魔笛』を宿した存在である事は確かだし、
『魔笛』の汚染などはこの世界の人にとっては大問題

でも明らかにイグニドの目的が混乱を起こす事であるのは明白なのに
それに乗せられて行動しちゃうのはどうなの?って感じです。

そもそも2年前にシェルティス『魔笛』は無害だって結論出したのは天結宮の人達で
追放って処分にした訳だし・・・
過去の自分達の結論を自分達で否定してるんじゃないか・・・コレ・・・

間違ってはいないんだろうけど・・・もうちょっと考えて行動すべきですよね・・・
まぁそれだけこの世界では『魔笛』は恐ろしい存在って事なんでしょうけどね。

ただそんな状況でも巫女千年獅は基本的にシェルティスの味方だし
いざとなったら『皇女』サラ『主天』ツァリもいるし
一般人でもエリエは彼の味方

候補生の中でもシェルティスと関係があった者達には冷静な者達もいるし
教官であるユメルダシェルティスを信じているみたい。

特にユメルダシェルティス巫女を庇って穢歌の庭に落ちた事について

『誇るべき名誉だ』

という事をシェルティスに伝えたりと・・・かなりいい人です。
ユメルダ教官・・・かっけーって感じです。

そして一番の問題である部隊の仲間・・・

シェルティスの事情を知っている華宮
見た目に反して色々と考えている上に、冷静であるヴァイエル

この2人は・・・事情を知ってなお部隊の仲間であるシェルティスを信用しているし
問題という問題はなかった・・・

だけど問題だったのは部隊長であるモニカ

前回、ユミィシェルティスへの想いについて相談したところに
シェルティスユミィの関係や魔笛の事を聞かされて精神的に追いつけられてしまう彼女

ユミィに事情を話すために話をされても彼女に怒りの言葉をかけてしまい、
ユミィシェルティス達が話してくれなかった理由は理解できるけど
それでも心の方が納得できなかったり・・・
そしてそんな自分に嫌悪したりと・・・ひたすら自分で自分を追い詰めてしまうモニカ

かつて憧れていた相手で、それが自分と一緒に部隊を立ち上げた相手であったこと。
さらに恋心を抱いたその相手が自分の可愛がっていた後輩と幼馴染で・・・
自分以上に深い関係であったこと・・・
そこに彼女の生真面目さとか重なって悪循環って感じに・・・

ユメルダ教官に無理やり立ちなおされた感じで引き篭もり状態からだっしたけど
上層部がシェルティスの粗探しの為にかなり危険な地域への巡回任務を言い渡され
部隊のメンバーで行く事になり、シェルティスはみんなに迷惑をかけた事を謝るけど
モニカは自分からシェルティスに話しかけることはせずに距離を置いてしまう感じ・・・

でもこの状況を変える事になったのはある1人の行動と言葉・・・

ヴァ・・・ヴァイエルさん・・・かっけー!!

なんか最近ラノベのキャラに『かっけー』って言ってるばかりな気もしますが・・・
それにしても・・・格好よかった・・・

シェルティスの事を知らされていなかったのは彼もいっしょだけど
最初から信じてたみたい(『魔笛』の心配はしたけど皆の為だったし)だし、
シェルティスがきちんと黙っていた事を謝ったのでそれについてもすぐに許していた。

極寒の地の巡回任務だったけど彼は持ち前の料理の腕で備蓄食料からご馳走を作り上げたりと
何気に戦闘以外の部分で彼が一番役に立ってた・・・
っていうか一家に1人、ヴァイエルが欲しいくらい・・・

口は悪くてもめっちゃいい人ですよ・・・この人・・・
さらに人の心の機微にも敏感らしく、モニカが今どういう精神状態かを早くから察し
無理しないようにつねに見守ったりしてた彼

もう、この人が隊長でもよくね!?

とか思ったり・・・こういう人は下手に隊長じゃなくて一歩離れた位置から見守るって
感じの方がいい気もする・・・いや・・・本当にいい人だ・・・

モニカシェルティスとちゃんと話をして彼が話さなかった理由、
そしてシェルティスユミィの間にあるもう1つの秘密・・・
『強い沁力』『強い魔笛』の間でのみ起きる『エルベルト共鳴』
2人の間に発生していて今は触れ合うことすら出来ない事を聞いても
モニカの気持ちは完全に晴れなかった。

でも体調を崩しているモニカヴァイエルが訪ね、そして彼の言葉によって
自分が・・・部隊長である自分がまずシェルティスを庇い、信じなくては・・・という事を言われ
翌日には前と同じように接する事ができるようになり、
そして巡回中にであった巨大な怪物・・・氷竜との戦いでは荷物によって動きが止まってしまった
シェルティスを庇い負傷・・・でも彼を庇った時の彼女の表情はとても明るいものだった

長々と仲間同士の確執みたいなのを見せられるのは正直好きではないので本当に良かった・・・
それにしても・・・やっぱりヴァイエルが格好よすぎる・・・

なんていうか今回の一件があってより一層部隊の信頼関係は強くなった感じがする。
イグニドの狙いであるシェルティスの人間関係を壊すって企みは
完全にはうまくいかなかったって事ですね・・・

シェルティスと和解したことでモニカユミィとも和解
正々堂々と恋のライバルとして戦う事を宣言した上で仲直りという
ちょっと複雑な関係になったけど・・・何気にこの2人は2人でお互い大好きだからな・・・
まぁよかった。

レオン春雷イグニドに浚われる直前まで探索していたおかげで発見され無事収容。
春雷の奪還に関しては彼に一任されることになったみたい。

失ったものはあったけど、それでも失われなかったものがある。
シェルティスに今後どんな事が待っているかわからないけどこれは強い力になりそう。

本筋とは関係ないところで統制庁の特務部隊の『第一』ゼアドール
異篇卿第三位『黄金のマハ』がかかり付けの医者の元へ行った時に遭遇

これだけ書くと緊迫した自体なんですが・・・

マハの素顔が白髪の美しい女性でゼアドールは正体に気づかず
具合の悪そうな彼女を助け、彼女も損得勘定抜きで助けてくれた彼にお礼を・・・

ってまさかの組み合わせでフラグが立ったー!?

ええ、はい・・・マハ・・・女の人だったのね・・・しかも病弱キャラ・・・
そしてよりにもよって巨漢のゼアドールとフラグが・・・

この後、仲間であるイグニドナタラーシャに通信で

『ゼアドール様は優しくて聡明な殿方』
『この胸の高鳴りはなんでしょう』


なんて送って2人に働きすぎで頭が・・・って心配されるシーンがあり
思わず笑ってしまった・・・ここだけコメディ感が凄かった・・・

ただこの時のイグニドの反応がちょっとした伏線になっていそうな予感

驚いて思わずだしてしまった声が女性ぽかった事、
春雷を浚ったのは沁力の形を見る事ができる彼女が自分の正体を見破れるからで
実際にイグニドとであった春雷はとても驚いていた・・・

現時点で怪しいのはイグニドユミィ説なんですけどね・・・
別々に存在しているのはなにか理由とかあるんでしょうか・・・
あくまで怪しいだけで確証はないんですけどね。

そして最後・・・禁断水晶の中の少女の力が衰え、一瞬にも満たない間だけ
結界が切れたその間に浮遊大陸に向けて浮上していった三体の虚像

異篇卿第五位と第六位の双子すら恐怖で動けなくなり、
イグニドですらその存在を感知して焦った様子を見せた存在・・・

次巻も色々と起きそうな予感です・・・どうなるのかな?

9巻はあとがきによると3月という事になりそうで色々とやきもきしそう・・・
でも12月に

『不完全神性機関イリス~落ちこぼれの機神少女と傭兵科の少年~(仮題)』

が刊行されるみたい。

シェルティスの相棒である機械水晶のAIが同じ名前であり、
1000年前は機神として活動していたみたいなので彼女が機神になるまでの話って事になるのかな?
前にユミィが見た1000年前のさらに前・・・その頃に何があったのかがわかるのか・・・
それはそれで楽しみです。

浮遊大陸オービエ・クレア穢歌の庭・・・どうして今のようになったのかが
描かれたりするんだろうか・・・?
それともあくまで機神になるまで・・・なのか・・・気になります。

最後に一文。

モニカのセリフ

氷竜の攻撃からシェルティスを庇った際に言った言葉・・・
ようやく本調子に戻り、そして彼女の中にあったのはやっぱり変わらない想い
この一言に彼女のシェルティスに対する想いがこもっている感じがしました。

「・・・・・・良かった。間に合った」

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(2011/09/17)
細音 啓

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