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影執事マルクの契約

あらすじ

ついに暴走を始めた“アルス・マグナ”は瞬く間にロックウォールを壊滅させ、
さらに周囲をのみ込んでいった。

“空白の契約書”は徐々に失われ、
契約者でなくなったマルクだったが、彼の求めることはたったひとつ。

「揺り篭に囚われた我が主、エルミナを救い出す!」

マルクの想いに仲間たちが応える。

その行く手を遮ったのは、“アルス・マグナ”が創り出した過去の自分たちだった!?

マルクとエルミナ、そしてそれぞれの想いがたどり着く未来は?
影執事、最後の仕事が幕を開ける

感想

影執事マルクシリーズの最終巻

ついに・・・ついに・・・

最終巻です!!

好きなシリーズだったので悲しいような・・・でも嬉しいような・・・
そんな感じです。

前回、お互いの想いを伝え合い晴れて相思相愛の仲になったマルクエルミナ

だけど最後にマルクが望んだ歌を歌った後、
揺り篭に囚われ双子の妹であるエミリオと体の所有権が入れ替わって
彼女はエルミナの消失を告げるという凄いやばい状況で終わっていたんですが・・・

総力戦!!

そして

ハッピーエンド

これでした・・・

《アルス・マグナ》揺り篭に囚われたエルミナ、そしてその浸食を受ける街を救うため
ヴァレンシュタイン家使用人一堂がそれに立ち向かうっていう熱い展開

まず最初は・・・アルバ

って使用人じゃねぇ!?

彼は空白の契約書が力を失い始めた影響で契約者としての力を失ったアイシャ
願いを叶えるために《アルス・マグナ》を止める為に精霊の器を未だ保つ《ヌー・アッド》の力を使い
挑むけど《アルス・マグナ》が生み出した最後の門番を相手に負けを悟り
一緒に来ていたグレリオ《ヌー・アッド》が宿る石を託し逃げさせ敗北・・・

自分の縄張りの為に・・・そしてなにより妹であるアイシャの為に危険に飛び込み
去り際のセリフは『セリアに注文して置いた料理を作りに来るように』という伝言

なにこの人・・・めっちゃ格好いいんですけど・・・

まぁギャングのボスまで成り上がり、その財力をつぎ込んで生き別れの妹を探し、
彼女が死んだと誤解すれば自身の力と《アルス・マグナ》を利用してまで生き返らそうとする
超絶シスコン野郎なんですけどね・・・

立ち振る舞いとかに信念があるというか・・・一本筋が通っている感じがして
格好悪いという印象は全然ない・・・いい奴だよな・・・コイツ・・・

そして次は・・・エルミナ《クフ・リーン》

あれ?主人と主人公の相棒がでてきた・・・

揺り篭の世界でマルク契約精霊である《クフ・リーン》によって目覚めたエルミナ
彼女も《アルス・マグナ》に抵抗を始めることに。

《クフ・リーン》・・・契約精霊の中でもマルクに話しかけたりと
結構特殊な存在であるっぽいんだけど・・・
エルミナを救うために力を尽くす姿がさすがマルクの相棒って感じでした

そして・・・使用人勢

マルクアイシャ契約者としての力を失いただの人間になったけど
マルクは圧倒的な技術で・・・アイシャは圧倒的な体術で敵を圧倒

それでも押し切れない《アルス・マグナ》が生み出す過去の軍勢

それに対抗するために契約者達が己の精霊が消える事を覚悟しつつも
道を開くために力を尽くす・・・

カナメが最後の《沙波》の力で揺り篭の領域を一気に消滅させ
エミリオが遠く離れた場所から歌う事で《アルス・マグナ》に干渉
そしてアーロンは最後の《ハヌ・マーン》の力で・・・
認識を操作するその力で敵に『死』を認識させる事で一時的に壊滅させる

カナメは能力を失ってもなお圧倒的剣技と体捌きを見せ
アイシャはその動きを学習しさらに体術を強化
アーロンはその恵まれた体躯から繰り出される攻撃

ここらへんが普通の契約者と彼らの・・・四強と呼ばれる契約者の違いなんだろうな・・・
契約者の能力すら手札の1つにすぎない・・・だから能力がなくなっても
それはそれで戦えなくなる訳ではない・・・半端ないな・・・

そして敵は性質を変えて・・・過去のマルク達を呼び寄せる事で抵抗

でも成長する前の・・・屋敷に来る前の彼らが勝てるはずもなく・・・
お互いよく知った能力ゆえに『自分VS自分』ではなく、相性のいい相手で対抗し
結構すんなりと勝利

セリアなんか本物じゃないからと超ノリノリで攻撃して楽しそうでしたしね・・・

でもまだ契約者になったばかりの頃、揺り篭の力で過去に来たエルミナ
別れた直後のマルクの・・・エルミナの為に戦う過去のマルクはやっぱり強く
セリア《ルー・グー》は力を失いピンチに・・・

でもあっさり勝利・・・

その勝利も精霊《憑黄泉》の消失を呼んだわけですが・・・
えっと・・・実は最初から同行していたオウマさんが止めをさしたんですがね・・・

さすが・・・としか言えませんね・・・敵だけじゃなくて味方にも認識されるどころか
覚えてすらもらっていたか怪しい状態だったので奇襲はお手の物だったみたい。
っていうかオウマの過去はでてこなかったのでぶっちゃけ《アルス・マグナ》も彼を忘れてたみたい。

これは・・・可哀想なの?それとも凄いって褒めるべきなの?

なんか存在感がそこまでないなんて凄いな・・・って言ったら逆に泣きそうな気もする・・・
一応、作者は覚えていて戦いに赴く人数とかは彼を含めた人数だったし
恋仲になったジェノバは彼をちゃんと認識してたみたい

そして・・・《憑黄泉》がなくなったので普通に顔見せ
うん・・・なんかコレだけで十分彼は報われたんじゃないかな・・・
そんな気がする・・・さすがヴァレンシュタイン家の真の切り札だ・・・

それでもまだ先が・・・という状況で・・・

燃える展開!!別行動の使用人達が合流!!

声が涸れて歌えなくなったエミリオの代わりに《アルス・マグナ》を騙し歌うために来た
エルミナと契約していた変身能力を持つ契約者リーン

義肢を得て駆けつけたリオン
元ヴァレンシュアイン家使用人であるペイン
その相棒であるミリエラ
彼らを集めるために奔走していたグレリオ
小間使いであるヨシュア(ラスボスっぽい立ち位置だったのにねー)
前回強制的に契約させられ取り戻した対価で妙な正義に目覚めたヨハエル

総勢14人の契約者が勢ぞろいしてエルミナ救出の為に行動を・・・
こういう展開はめっちゃ燃える・・・

っていうかこう考えるとエルミナの最初から味方の契約者ってアイシャだけで
マルクすら最初はエルミナ暗殺の依頼で彼女の元を訪れた訳だから
凄いといえば凄いな・・・この状況・・・

っていうか実はこの大陸の最高ランクの契約者のほとんどが実は使用人なんじゃないだろうか・・・
この14人が全員能力を持ったまま家を守ってたら国でも攻め落とせなそうだ・・・
全員が全員化物じみた能力を持ってるし・・・なんて危険な家だ・・・ヴァレンシュタイン家

まぁ集まったといってもそこまでの戦いでカナメは力を失い、
疲労と怪我で戦える状況ではなく増援メンバー+マルクで先に進む事になるんですが・・・

最強の門番・・・ドミニク(過去)登場

はい、でてきました・・・ただの人間だからこそ《アルス・マグナ》の力で眠りに落ちてしまった本物の彼
この偽物は過去のドミニクですけど・・・

かつてヴァレンシュタイン家を襲った軍勢をたった1人で・・・誰一人殺す事無く退けたという
なんか人間としてちょっとおかしい戦闘能力を持った相手と戦う事に・・・

マルク以外の6人でマルクを先に行かせる隙を作るのが精一杯って・・・どんだけだよ・・・
能力をまだ使える6人が圧倒される普通の人間って・・・それはもう普通じゃないよ・・・

ただここで再びかつて対峙したペインVSドミニク』があったのはいい演出

前は復讐の為にドミニクと戦い、彼に止められたペイン
今回は過去から呼び出され、結果的にエルミナの為に・・・
彼らの愛したヴィオラの娘達の為にならない行動をするドミニクを彼が止める

この件は凄くよかった・・・

そして1人・・・どうにか屋敷に辿り着いたマルクを待っていたのは
《アルス・マグナ》が呼び出した過去にこの街に存在した契約者・・・
マルクの知り合いもちらほらと・・・

ただし・・・エルミナを揺り篭から守っていた精霊《フォル・ウォレ》の加護を得て目覚めた
本物のドミニクが屋敷に入ってすぐの合流

まさに圧倒・・・ってかこの人って本当に人間なの?

なんていうか・・・凄いとしか言いようがないです・・・
登場したありとあらゆる契約者を圧倒する技術・・・どこの天剣授受者だってくらいの鋼糸の技
そしてそれを防がれてもマルクが苦戦した相手を一蹴する体術

マルクを・・・今まで『マルドゥーク君』と呼んでいたドミニクが名前で呼び
さらに『君のお嬢様を救い出せ』というセリフを言った場面とか色々考えさせられました。

マルクを真の意味で認めて、そしてかつて自分が救えなかった『自分のお嬢様』との対比で
『君のお嬢様』って言葉を選んだんでしょうけど・・・格好いいなぁ・・・

そして終端・・・

エルミナ《アルス・マグナ》の核ともいえる自分達の始祖と対話し
《アルス・マグナ》の力を得ることを・・・神になる事を拒否

そして《クフ・リーン》と共に色々な時代の『精杯の姫』と出会い、
最後の最後・・・眠りにつく直前の母・・・ヴィオラと出会うことに

ヴィオラエルミナの素性に気づいたらしく
娘には幸せになって欲しいと伝え
エルミナは彼女に自分を生んでくれた事を感謝

ヴィオラは今このときを感謝して幸せを感じつつ眠りへ・・・
彼女は・・・幸せだったのかな・・・?

成長した・・・抱きしめる事はできないはずの娘と出会い、
そして彼女から感謝された・・・それは母親としては最上の喜びだと思うけど・・・
やっぱりこの『精杯の姫』の運命はちょっと嫌ですね・・・

ここでエルミナを守ってきた《クフ・リーン》も力尽き、
相棒への・・・マルクへの伝言をエルミナに託し消滅

マルクの方はエルミナの血を採取する事で《アルス・マグナ》を鎮めようとしたけど
《ヌー・アッド》の力もむなしく、抵抗にあい気絶。

だけど《クフ・リーン》が消滅する寸前に目を覚まし、
消滅と共に唇を噛んで血を流したエルミナ
自身も契約のための血を口に含み口付けを交わすことでエルミナは目覚める事に・・・

眠り姫は王子様のキスで目覚める・・・

凄くガチで・・・王道な設定ですけど・・・やっぱり眠っている姫を起こすのは・・・コレですよね
2人は再会を喜び合い、だけどマルクにとっては相棒の消失を知らされるという苦い結果にも・・・

そしてエピローグ

エルミナエミリオ・・・肉体はそれぞれ交換する事になってしまったけど
元々瓜二つだったので対した問題はなかったみたい。

エミリオヨシュアアイシャを使用人として世界を見て周り
エルミナマルクと2人で新しい屋敷

カナメは2人の為に屋敷を出て、同じく役目を終えたと屋敷を出たドミニク
一緒に行動する事になり・・・なにか騒ぎに巻き込まれた模様

セリアアルバはいい感じでジェノバオウマも順調
アーロンは奥さんに引きずられて家に戻り
他の使用人メンバーもそれぞれの道を・・・という終わり方

最後に寿命が対価だったゆえに亡くなってしまったペイン
それでもミリエラのお腹に新しい命を残しており、
さらにもう1つ・・・彼が残りの短い時間で書き上げた
ヴァレンシュタイン家の当主姉妹とその使用人全員を描いた油絵を残しており
それはエルミナに送られることに

登場キャラみんなに活躍の場が与えられ、みんなが全力を振り絞り
そして最後はみんなが希望を持って終われた・・・そんな最終巻でした

カナメマルクエルミナの元を去ってしまったのは色々と寂しいですけど
流石に一緒にいるってのも・・・酷な話ですしね・・・

ドミニクカナメへの想いは本人もうまく認識してなかったみたいだけど
本物っぽいし・・・なんとかなるのかな?

カナメカナメで幸せになって欲しいですね・・・

《クフ・リーン》ももしかしたら・・・って描写もあっていいハッピーエンドでした。

あとがきで書かれていた短編・・・あったかもしれない日常で

使用人14人全員がいて、エルミナエミリオがいる・・・
そんな屋敷の情景が戦い、倒れていたアルバの夢オチって形で書かれてて
それはそれで・・・そんな未来があってもよかったなぁ・・・って思えました。

全員、能力を失わず契約者のままのようだったから
それはもう恐ろしい事になってたでしょうが・・・主に戦力が・・・

作者さんの次回作は一部世界観が共通した話で
人形使いの名門に生まれた少女と臆病で根性なしで不器用な少年の物語らしいです

タイトルは『黒の夜力神(ケルキオン)』

『夜力神』マルクの話の中で現四強である
マルクカナメアイシャと並び立つほどの契約者だったはず
これは・・・楽しみかも・・・

発売は12月らしいので今から待ち遠しい感じです。

最後に一文。

ヴィオラエルミナのセリフ・・・

上でも書いたけどやっぱりこの言葉が一番印象に残ってるので。

母親がただただ娘にそうなって欲しいという願い
そして娘がその全てを受け取って返す感謝

本来、話す事ができるはずのなかった2人が
危機的状況下で出会い、そして想いを伝え合う事が出来た・・・
とても印象深いシーンだったのでこれで・・・

「幸せに、なって」

「──私を産んでくれて、ありがとう」

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「契約」を読んで・・

「契約」読んだ後、しばらくぼーっとしてました。
とくにエルミナとカナメが抱き合うシーン、グッときました。
そして、オウマがやっと・・・・・・!!
意外と大人っぽかったですね。

Re: 「契約」を読んで・・

コメントありがとうございます

> 「契約」読んだ後、しばらくぼーっとしてました。
> とくにエルミナとカナメが抱き合うシーン、グッときました。
> そして、オウマがやっと・・・・・・!!
> 意外と大人っぽかったですね。

終わり方は満足なんですが・・・
やっぱりマルクとカナメも・・・なんとかなって欲しかった・・・個人的に・・・
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