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神さまのいない日曜日 Ⅵ

あらすじ

封印都市(オスティア)をタイムループから解き放ち、3年4組を助けることに成功したアイ。
しかし、同時にアリスの願いに反して彼を救ってしまったことで、2人はすれ違ってしまう。

「私にだけ見えていた夢が、なくなっちゃったんです・・・」

アリスへの想いと引き替えに失った、墓守としての夢。

ひとりぼっちで途方に暮れるアイだが、
突如、封印都市(オスティア)に魔女旅団(カヴン)と名乗る異形の集団が現れ―!?

「罪人を裁きに来ました―ここに魔女裁判を開廷する!」

世界を救う罪を裁くという魔女旅団(カヴン)。

彼らの狙いはアイなのか?
そして、すれ違ったアリスとアイの想いの行方は―?

感想

神さまのいない日曜日の6巻

今回も表紙は主人公であるアイ
それにしても・・・こう・・・こういう色使いは結構好き・・・
イラストのデザイン自体も好きなので表紙も毎回楽しみだ。

”みんなを救う”・・・それが世界を救うための信念だったアイ
仲間だから・・・想いを寄せる相手だからそれを曲げて・・・
アリスの・・・壊れたい(救われたい)という願いに反して彼を助けてしまった
そのせいで自らの夢を見失ってしまったアイ・・・というのが今回の話の焦点

結果だけを見ればみんな助かった上にアリスも生き返って万々歳・・・って感じだけど
アイが今まで頑張って見つけた信念を自ら捻じ曲げてしまったことは
なにより本人にとって致命的って感じですね・・・その状況下で色々と起こる・・・って感じです。

めんどくせー!アイ、めんどくせー!?

今回は終始こんな感じでしたね・・・ハイ・・・

夢を見失ってしまった事を・・・『失敗』してしまった事で落ち込みまくっていて
いつもの彼女らしく、だからどうした・・・と立ち上がる事もできず・・・
自分の『失敗』を自分の責任だと・・・誰のせいでもない・・・自分のせいだからこそ
誰かに優しくされたり、笑ったり・・・そして時間で癒されることも・・・忘れる事も自分自身で許さない
という・・・アイの頑固で生真面目すぎる部分が凄まじい悪循環を引き起こしている感じです。

そんな中でアリスをきちんと『壊して』・・・死なせてあげる夢を見れば
夢が壊れなかった・・・と安心する一方で、
起きてみればアリスがいなくなってしまったのでは?と不安に思う・・・

もうなんか・・・色々と orz って感じになってますね・・・

アリスが色々と慰めようとしたりするけど、そんな権利はないとorz
傷持ち(スカー)が大分人間っぽくなってセリカユリーと夫婦みたいなやりとりを見て
そしてそんな傷持ち(スカー)セリカと一緒にいて無意識に笑ってしまってorz

彼女にとって『”みんな”の世界を救う』という夢がどれだけのものであったか・・・
彼女の・・・本当に全てをかけて叶えようとしていた・・・って事なんでしょうけど・・・
その反動はかけていた想いが大きかった分、凄まじいって事なんでしょうけど・・・

面倒くさいな・・・オイ・・・

救いになりそうな事や、慰めになりそうな事、優しさ
冷たさや辛さすら、涙を流す事すら・・・アイを癒す事がある・・・
自分が救われそうになる事を全部拒絶しちゃってる感じがして周りからしたら
コレどうしたらいいんだよ・・・って感じですよね・・・

ディーがわざと発破をかけて元気にしようとすれば呼吸困難を起こして
倒れちゃうし・・・押しても引いても・・・ダメだこりゃ・・・って感じでした・・・

彼女が直面しているのは墓守と人間のハーフでもなく
夢もなく・・・ただ生きてるだけの普通の女の子・・・という現状

だけど生まれた時から特殊な環境にいた彼女には普通に生きるって事こそが
よくわからない事であり・・・それはとても辛い事・・・って感じみたい
なんかもう・・・色々と難儀すぎる・・・

そんな中で『黒面』・・・別の次元に存在”しているかもしれない”世界への入り口
前回の出来事の後に生じたソレの調査を続けるディー
その向こう側の世界を求める人々・・・

そんな中でディーを殺すために・・・『幽霊』『西方の魔女』と呼ばれ
目的のために国を滅ぼすことすらあった彼女を・・・『悪』を裁くために
『破壊拳』と呼ばれる男が現れ彼女を殺そうとする・・・

でも『破壊拳』にとって倒すべきは『幽霊』であったディー
力を失い、生身の・・・ただの少女になった彼女に力を向けるのは『正義』ではないと・・・
それでも祖国を滅ぼした彼女を許せない彼は『復讐』だとわかっていても
ディーに害意を向けることに・・・

だけどディーは助けようとするアイを押しとどめ・・・そして言葉を紡ぐ

『ごめんなさい』
『死ねない』


彼女の犯した罪を謝罪し・・・『破壊拳』の・・・マキアの怒りを全て受け入れ
彼に殺されるくらいの事をした事も理解している・・・
でも自分が死ぬことで悲しむ人がいるから・・・死ねない

マキアからしたら身勝手すぎる理由で・・・でもそんな彼女を・・・
すでに普通の少女になったディーを彼は結局殺すことはできずに・・・

なんていうか・・・色々とままならない世界ですね・・・本当に・・・

だけど事態は一転・・・
魔女旅団(カヴン)・・・世界を救う罪を裁く魔女裁判をする集団が現れ
ディーは最終的にアリスを生き返らせてしまったアイを訴えに来たと思っていたんですが
アリスが自ら呼び、そして自分を裁かせようとしていたと判明

アイはその展開にアタフタしてどうしていいかわからず
ディーアリスがそれを望むのなら・・・と新しい世界の可能性である
『黒面』の保護を最優先に動こうとするけど・・・魔女旅団の最優先事項は
死者を通すことがない・・・生者死者を区別してしまうソレを封印すること。

アイは裁判が一時閉廷した夜にアリスの元を訪ねるけど・・・
自分がなにをすべきかわからず・・・結局裁判は進むことに・・・

そしてなによりアリスが・・・町中の人が彼を助けようと・・・
魔女旅団と戦おうとする中で彼はそれを拒否する事に・・・・

ユリーを含めた・・・アリスを町そのものより大切だと思う大人達の決断とか
格好いいんだけどね・・・アリスが思いっきり意固地になっている感じ・・・
死ぬと記憶がリセットされる状況だった彼だけど・・・
周りの人間は彼との記憶を持ち続け・・・過去の彼への感謝も持っている
だからこそ助けようとするんだろうけど・・・今のアリスにその実感がない・・・
って感じがやっぱりちょっと悲しいですね・・・っていうか・・・

コイツはコイツで・・・やっぱり微妙に面倒くさい・・・

常に周りのことを考えて自分を犠牲にするという・・・思いっきり似た者同士なんですけどね・・・
この2人・・・だからこそお互いに思うところがあるって感じで・・・いい雰囲気なんでしょうけど。

でも・・・アイが最後の最後で・・・自分の気持ちに正直に・・・
そして今までの自分を全て破壊することで生まれた言葉が彼を動かし
そしてみんなで魔女旅団と戦う道を選ばせた・・・

この言葉については最後の一文で書きますけど・・・凄い決断だったと思う・・・
今までの自分も・・・そして夢も望みも全て捨て・・・
それでも生きると・・・そしてアリスに生きて欲しいと伝えた彼女は十分凄い

ってかアレですね・・・そこまで決断しちゃえるくらいアイアリスが好きなんですよね・・・
ディーディーアリスが望むなら彼の死すら受け入れる・・・
でも彼女はもう誰とも恋人になったりする気はない・・・それくらいアリスが好き

とりあえずアリスは自分を犠牲にとか考える前にこの2人についてのことを
深く考えるべきだな・・・うん・・・不幸にしたらダメだろ・・・

最終的にアイも・・・そして表面上は元気だったけどやっぱり無視してたっぽいアリス
どうにか立ち直って・・・なんかいい雰囲気になっていたわけだけど
魔女旅団の・・・施設そのものが体という異能者・・・マダム・エクスプレス・レギオンズ・ヘイヴは健在
そこに至る過程で何があったかはわからず学校後で増殖してる描写があった

裁判後、町の人々がアリスを救うために魔女旅団に挑んだ戦い・・・その結果
そしてその後、アイアリスが何をするつもりなのか・・・少し話が飛んでいる・・・
ってわけで次回に続く・・・って感じ

アイアリスが本調子に戻った感じだけど、アイはもう普通の少女
墓守の服も着ていなければシャベルも持っていない・・・
そんな彼女がどう生きていくのか・・・次の話が楽しみです。

今回の話ではディーの命を狙った異能者・・・『破壊拳』マキア
死者の国オルタスの独立大使である『塵(ダストビリーバー)』
生者の国フェルミゴーラの貴族ノイレフェーン

が登場して色々な国が関わってきそうな気配を感じられたりしたので
この物語そのものがどう展開していくかも期待

ちなみに本編ではなくあとがきに書いてあった作者さんと担当さんとの会話・・・ってやつで
この作品の略称について話し合ってる場面が書いてあったんですけど

担当「そういわれましても”神さま”か”日曜”しか呼びようがないですからね」

作者「まあ、そうですけど」

担当「だからせめて、現実味のある方を呼んでます」


って部分があるんですけど・・・この場面の直前に担当さんは
編集部でなんて呼んでいるかと答えているんですが

「普通に”神さま”ですね」

って言ってるんですよ・・・これはアレですかね・・・
出版業界では神さまよりも日曜日って存在のほうが現実味が薄いっていう・・・

最後に一文。

アイアリスに言った言葉・・・

ぶっちゃけ『お前が言うな』って言葉なんですけどね・・・アイにとっては・・・
それでもアリスを救うために叫ばずにはいられず・・・そして多分自分自身にも言っていた言葉

夢も望みも全部捨てて・・・今までの12歳までの彼女の生き方も全部否定して・・・
それでも生きていくと・・・そして彼に生きていて欲しいという少女の叫び

だからこそ・・アリスに届いたんだと思う・・・

「生きてください!アリスさん!」

「私も、生きますから!」


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神さまのいない日曜日VI(6)

前の巻でアイたちは封印都市が一年経つとリセットし、同じ一年を繰り返すというタイムループを解き放ちました。しかし、アリスの願いに反して彼を救ってしまいます。 この巻ではタイムループから解き放たれたオスティアの街の復興が進む中、アリスとアイはなんとなくすれ?...

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「神様のいない日曜日」の略称

最後のシーン(アイがアリスに言った言葉)にジーンときたⅥでした
でもアイ・アスティンとアリス・カラーはめんどくいというかじれったいというか・・・・
神様のいない日曜日のなかで一番好きなキャラクターは誰ですか?(俺はキズナ・アスティンです)
P.S.
友達との間では神様のいない日曜日の略称は神日です

Re: 「神様のいない日曜日」の略称

コメントありがとうございます

> 最後のシーン(アイがアリスに言った言葉)にジーンときたⅥでした
> でもアイ・アスティンとアリス・カラーはめんどくいというかじれったいというか・・・・
> 神様のいない日曜日のなかで一番好きなキャラクターは誰ですか?(俺はキズナ・アスティンです)

傷持ちですかね・・・
次がキズナ・・・ユリーと続く

この作品は大人達が妙に格好いい時がありますよね・・・
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